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2021年7月11日 (日)

雨宿り

急に雨が降ってきた。
近くの軒下に駆け込んだが、かなり濡れてしまっている。
当然の如く濡れたワイシャツからは下着の輪郭が露わとなる…

否、着ているのはワイシャツではない。
これはもう、ブラウスと言わなければならないのだ。
そして、透けている下着の輪郭は…
ブラジャーのストラップと…カップ…の輪郭である。


僕は「男」なのだが、急速に肥大化した乳房を支えるために、ブラジャーが必要となっていた。
そして、ブラジャーに違和感がないよう、女子の制服を着ることを求められていた。
そう、今の僕は上半身だけが女物の衣服…ブラウスとなっているだけではなく…
下半身もズボンではなく、スカートとなっている。
幸いにも脛毛がほとんどなかったので、生足を出してもみっともなくはない。
足元は女子用のソックスにローファーで済んでいる。

第三者視点では、何の違和感も無いようだが「男」の僕がスカートを穿くことには最後まで抵抗させてもらった。
「この「乳」でどこまで「男」だと言い張るつもりよ!!」
と女子達に散々胸を揉まれて…
(けれど、男子が僕の胸に触れるどころか、僕の胸を見つめているだけで女子のだれかが割り込んでくるので、男に胸を揉まれる経験は…まだ…ない!!)
…説得に応じるしかなかった。
そして
「女子の制服を着ているのだから、トイレもちゃんと女子の方を使うのよ!!」
と、トイレも更衣室も女子用が解禁された。
(逆に、男子用に入ることは厳禁されてしまった…)
勿論、今の僕は乳房が大きいだけで男子用トイレの使用には何の問題もない!!
しかし、その事が習慣となってしまい家でも立って小便をする事はなくなっている…

 

とはいえ、この姿の僕は誰が見ても「女の子」でしかないのだろう。
用心深く傘を持っていた数少ない人がいて、目の前の道路を通り過ぎてゆく。
そんな中には男もいるし、その中の幾人かは僕のブラウスから透けて見えるブラジャーの輪郭を確認していた。

「よう、災難だな♪」
親友だった男子の声に顔を上げると、大きな黒傘の下に彼の顔があった。
「入るか?送ってやるよ♪」
と言ってくれた。
「ちょっと傘を持っててくれ。」
と傘の柄を渡される。
彼が空いた手でカバンの中をまさぐると…
僕の肩にバスタオルが掛けられた。
「行こう♪」
と僕の手から傘を奪い取る。
(僕はまだ何も返事をしていないぞ!!)
とは思っても、僕は彼の傘の下で歩き始めていた。
バスタオルが僕の胸元を隠してくれている。
(もし、僕が本物の女の子だったら、こんな彼に魅かれてしうのだろうな…)
僕は胸の奥がキュンとするのを感じていた…

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