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2020年7月25日 (土)

リモート○○○

遠距離恋愛も様相が変わってきた。
どんなに遠くてもネットで繋がっている。
VRゴーグルを使ってではあるが、顔が見える。声が聞こえる。
「ねえ、アレしてみない?」
彼女が言ってきたのはリモートSEXの事だ。
彼女が送ってきた専用のオナホを使うやつだ。
それに繋がったケーブルがVRゴーグルが音と映像をその場にいるかのように伝えるように、そこから発生する快感を彼女に届けるのだ。
VRの感覚共有の為のコネクタが彼女の首筋にもあり、ゴーグルから伸びるケーブルを接続すれば、ゴーグルの音と映像とともにオナホからの快感がダイレクトに感覚神経に送り込まれるのだ。

が…
「き、今日はちょっと止めておきたいんだ。」
と今は断らざるを得なかった。
今夜はちょっとした実験を計画していたからだ。

先日、オナホからの信号を記録する事に成功したのだ。
感覚情報はその性質から厳重にプロテクトが掛けられていて、記録・再生が一切出来ないようになっている。
が、このリモートSEX用のオナホは用途が用途だけに純正品ではなかった。
だからバックドアが完璧に潰されている訳ではない。
試行錯誤の末にオナホからの信号を記録し、再生することが出来た♪
オナホ情報の再生…それは、彼女が感じていた情報…つまり、侵入してきたぺニスが肉襞を擦りあげる快感などを彼女の立場で経験する事が出来たのだ。
だが、それだけでは不満が残ってしまった。
それは、あくまでも「記録」されたもの…自分のぺニスが彼女に与えた…というだけのものだ。
受動的といえば、女性の性役割自体が受身であるのだから仕方ないのだが、それだけで済むようなものではない。
お互いの意識の交流がその中にあってこそ、SEXが成立するのだろう?
そこで、「記録」ではなくリアルタイムで感覚情報をフィードバックさせる事を思い付いた。
今夜はソレを試そうとしていたのだ。


形式的にVRゴーグルを装着する。
自分の部屋の中を写しても味気ないので映像を切る。
音声もハウリングしないように切っておく。
暗闇の中で自分自身の息遣いだけが殊更に大きく感じてしまう。
これから得られ快感を想像して、股間はガチガチに硬くなっていた。
オナホを起動する。
憤り勃つぺニスの感覚に重なって、それを受け入れようと待機する膣の感覚がそこにあった。
ごくりと唾を飲み込み、そこにオナホを被せていった…

ぬっ…とソレが押し入ってきた♪
愛液を絡めてナカに入ってくる♪
「あん、あぁん♪」
彼女がそうであったように、自然とオンナの喘ぎ声が漏れ出てゆく。
ぎゅっと膣を締めると、ぺニスが圧し包まれるのを感じる。
「んっ?!」
膣の中の敏感な所に触れた。
(これってGスポットっていうやつ?)
突く方と突かれる方との両方のタイミングを合わせて確実にその場所を捉えた♪
「っあ!! ああああん!!!!」
物凄い快感が脳髄を突き抜けていった。
(たまんないっ!!)
膣の奥に何かが打ち付けられていた。
それがぺニスから放出されたザーメンであると理解するまでには時間が掛かった。
オンナの快感に男としての行為の感覚が消し飛ばされてしまっていた。
(もう一度…)
と思っても、放出後のぺニスは萎えきってしまっていた…



「ねえ、今日はいつもと違う感じ。どうかしたの?」
数日後、彼女とのリモートSEXを再開していた。
「ごめん、何か変な事していた?」
「別に悪い事じゃないの。いつもより気持ち良いもの♪ソコにキテって所にピタリと填まっちゃう感じだもの♪♪」
当然だ。
彼女が感じているのと同じものを感じているのだ。
キテ欲しい所は同じなのだから、そこにぺニスを誘導していけば良い♪
言ってしまえば、ぺニスは単なるディルドゥでしかなかった。
一本のディルドゥが二人のオンナを悦しませている…レズSEXと言えないこともなかった。
「っあ、く、来る♪」
言われなくてもわかっている。
あと少しで二人とも絶頂に達するのだ。
「そう…ソコッ!!」
最後のひと押しでアタシ達はイッてしまう♪
「一緒にイこう♪」
ぎゅっと膣を引き締めると、限界を迎えていたぺニスは一気にザーメンを迸らせてゆく♪
「あ、ああ~っ!!」
二人のオンナの嬌声がVRゴーグルを越えてハモっていた…

 

渡された物

「これは?」
渡された紙袋には布…何らかの衣服のようなものが入っていた。
部屋に戻ってから開けるようにと言われたので、僕はその紙袋を手に家に戻っていった。

そして、今紙袋は僕の机の上にあった。
誰から渡されたのか、記憶があやふやになっていたが、僕は何かに駆られるように、紙袋の中のものを取り出していた。
「?」
それが女性用の衣服の一式であることは即に判明していた。
僕が躊躇したのは一瞬であった。
僕は立ち上がり、今着ていたものを脱ぎ去ると、その女性用の衣服を身に着けていった。
勿論、下着…パンティやブラジャーもだ。

不思議な事に、パンティを穿いてもその股間には不自然な膨らみは生じていない。
それどころか、薄布の下にはうっすらと縦筋の存在が窺われていた。
ブラジャーを着けると、胸の肉が盛り上がりカップを充たしてゆく。
それを僕は異常な事であるとは認識できていなかった。
ブラウスを着る。
男物とは袷が逆なのに戸惑うことなくボタンを嵌めてしまう。
スカートを穿くとキュッとウエストが締まり、女性らしい身体のラインが完成した。


いつの間にか鏡の前に化粧品が並んでいた。
否…鏡自体、この部屋には存在していなかったものだ。
そして…
鏡に映っているのは、誰だ?!
それは「僕」ではない!!
僕がこんな…
その顔はどう見ても「女の子」でしかない。

その「女の子」は鏡に向かうと、化粧水を手に取り、顔に塗り込んでいった。
プルンとした肌にしっとりと染み込んでゆく。
そこにはチクチクとした髭の剃り跡など一切ない…
乳液、ファンデーションと下地を整えると、アイメイクに取り掛かる。
鏡の中の「あたし」が徐々に仕上がってゆく。
最後に口紅を乗せて完成した。


…って、何であたしはお化粧なんかしたんだろう?
さっき部屋に帰ってきたんじゃなかったっけ?

その時、ドアチャイムが鳴った。
誰?
時計を見る。
やだ、もうこんな時間っ!!
彼だ♪
「彼」って?
彼はあたしの彼氏…恋人じゃない♪
そう、これからデートだった♪
あたしはカーディガンを羽織るともう一度鏡で身だしなみを確認する。
OK、今日も可愛わよ♪
あたしはハンドバッグを手に彼の胸に飛び込んでいった。

認識

認識を改竄する…
暗示を掛け、本来とは異なる状況をあたかも正常であると認識させる。

「おはよう♪」
あたしが宏樹に声を掛けると宏樹からも
「おはよう。」
と返事が返ってきた。
宏樹はあたしの暗示で自分が「女の子」であると認識している。
だから、同性のあたしには何の躊躇いもなく挨拶を返してくれる。
同性の気安さから宏樹はあたしと手を繋いで歩き始めた♪


宏樹はどこまで正常に認識できているのだろうか?
ほんの遊び心で掛けた暗示に完全に呑み込まれてしまっている。
自分が「男」であった事など意識の片隅にも残っていない。
実際、その肉体には「男」の痕跡は一切残っていない。
このあいだは生理も経験したようだ。

この責任は全てあたしにある。
だから、あたしはとことん宏樹に付き合ってあげる。
なんなら結婚しても良い。
そう、今は彼にはあたしを「女の子」と誤認識させているけど、
あたしは自らを「男」として認識の改竄を行っている。
このまま、女の子同士として仲良しな関係を続けても良い。
誤認識を解いて男としてあたしが宏樹の恋人になるのも良い。


ホテルに着くと服を脱ぐのももどかしく、あたしは宏樹を抱いた。
宏樹にとっては女の子同士のレズ行為だと思っているけど、
あたしの憤り勃ったペニスはちゃっかりと宏樹の股間に収まってしまう。
「愛してる♪」
あたしが囁くと
「あたしも♪」
と宏樹が応えてくれる。
あたしは全身で宏樹を愛するのだった。

勇者へのご褒美

西の果ての魔王を仕留め、王都に帰還した俺は真っ直ぐに王城に向かった。
勿論、この国の姫を俺の物とする為だ。
だが、俺には王位を継ぐなどという野望はない。
姫の兄が王太子としてこの国を継ぐのに十分な器量を備えていることは確認済みだ。
俺が変な野望を持てば即座に闇に葬ることも躊躇しないし、それを可能とする力も持っていることも確かである。
俺は姫の夫として離宮で怠惰な生活に明け暮れていれば何の憂いもないのだ。
ましてや姫の愛らしさはこの上もなく、俺の腕の中で淫らに喘ぐ姿を想像するだけで俺の逸物は収まりが付かなくなってゆく…


婚姻の儀を終え離宮に落ち着くと
「勇者様♪わたくし達は晴れて夫婦となりました。」
と姫が改まって言った。
「兄は未だ独り身。この先不慮の事態が起きないとは限りません。王家の血筋を絶さない為にも、早くわたくし達の御子を授かることが必要です。」
俺は「では、何をすれば良いか解ってるのか?」と聞いてみた。
「やり方は聞いております。が、なにぶん初めてなもので巧くできるかは自信はありません。」
「そこは俺も協力してやる。即にでも始めるか?」
と抱きしめようとした俺の腕をすり抜け
「先ずは湯浴みで浄めてまいります。」
と、とっとと部屋を出ていってしまった。

お預けをくった形の俺は、姫が戻るのをベッドで待つことにした。
勿論、即座に対応できるよう、服を脱いで全裸となっておいた。
しばらくして一枚布に包まれただけの姫がやってきた。
「よろしくお願いします。」
姫はベッドの脇で立ち止まってそう言うと、ハラリと裸体に巻き付けていた布を擦り落とした。
(?)
初めて見る姫の一糸纏わぬ裸体であった。
瑞々しく…それでいて高貴な淫蕩さを醸し出した美しい裸体…
だが、姫の下腹部に見慣れぬ紋様が描かれていた。
「それは?」
聞かずにはいられなかった。
「御子を授けるためのお呪いです。」
やはり王家…血筋を残す為にはこんな事もするのか…と感心などしていた。
「さあ、始めましょう♪」
と姫もベッドに上がった。
そして俺の上に跨がると、屹立していた俺の逸物を一気にその股間に突き立てていた。
「くっ…」
痛みを我慢するように姫の表情が歪む。
「お、おい。無理するな。初めてなんだろ?」
俺が声を掛けた時には既に俺の逸物は姫の中に収まってしまっていた。
湯浴みの所為かその内は熱いくらい温かかった。
「受胎の儀を始めます。動かないでくださいね。」
そして姫が呪文を唱えると、下腹部の紋様が紅く輝きだした。
(このままではいけない!!)
俺の直感がそう告げたが、俺の反応は遅きに失していた。
動くなと姫は言ったが、呪文の効果のか今は指一本も動かせなかった。
恍惚とした表情で姫は呪文を続けた。

姫の膣が最上の快感を俺の逸物に与え続ける。
そして高まりとともに、精を放出する。
…否、放出させられている。
いつもであれば貯まっていたものが尽きればそこで放出は終わるが、どういう訳か止まることなく放出が続く。
俺の内にある精の全てを搾り取るかのように姫の膣に送り込まれていた。
余すことなく最後の一滴まで放出し終えると
「では孕ませますね♪」
との姫の言葉とともに、今度は紋様が蒼く輝きだした。
それに呼応するかのように、俺の下腹部が紅く輝く。
いつの間にか俺の下腹部にも姫と同じ紋様が浮き出ていた。

今度は俺の腹の中に精が逆流してきた?!
俺の逸物が反転し、俺の股間に差し込まれている。
姫の内に貯えられた俺の送り込んだ精が、一気に俺に戻されてくる。
俺の股間は姫の逸物を受け入れ、その奥ではその精を受け入れる準備が出来上がっていた。
精はその本能で俺の胎の奥に創られた子宮に向かう。
我先に、そこにある唯一の卵子と結ばれようと押し寄せてくる。
卵子を見つけると、推進機を切り離し、その内に侵入する。
どうやら、先頭を死守した精が卵子との結合したようだ…


「巧くいったようですね。」
姫が俺の上か身体を離した。
ズルリと俺の股間から抜け落ちてゆくモノがあった。
ソレはそのまま姫の股間にぶら下がっていた。
「…ど、どういう事だ??」
俺は股間に空虚を感じていた。
そればかりではない、
俺の股間を満たしていたソレの感覚も未だ消えずに残っている…
「貴方がちゃんと受胎できたという事です。」
「俺が?俺は男だ、勇者だ!!」
「男…ですか?それなら貴方の股間にあるものは何でしょう?」
そう…俺の逸物は抜き取られ、そこには精を受け入れた穴があった。
「その穴はわたくし達の御子が産まれ出てくる産道となります♪」
「俺が産む?」
「どちらにしろ、もう勇者としての務めはやらないことにしていたのでしょう?それなら御子の成長の役にたつことくらいはしていただいても良いでしょう?」
「ほ、本当に…俺が産むのか?」
「はい♪本によれば女性と同じように腹が膨らむとともに乳房も発達して母乳も出るようになるそうです。」
「…」
「そうですね、貴方に合わせてドレスも作らせましょう♪」
「ドレス?」
「妊夫がお胎を締めつけるようなズボンなど穿く訳にはいかないでしょう?それに乳が膨らめば胸も保護する必要がありますよ♪」
「お、俺が…ブラジャーを着ける事になるのか?」
「似合うと思いますよ♪可愛らしいデザインを考えましょうね♪」

その日以来、俺の股間からは逸物は消え失せ、医師によると胎児も順調に育っているという事だった。
屋敷の外に出ることもないので他者に見られることもないと、仕方なくマタニティードレスを着て過ごす日々が過ぎていった。
俺の腹は膨れてゆき、その内に別の命が存在していることも思い知らされる。
「っあ…」
「どうしたの?」
俺の小さな喘ぎに姫が俺を見つめる。
「中で動いている…」
俺達の御子が身動ぎをするのを感じられるようになっていた。


そして、臨月。
俺は分娩台の上にいた。
「息を吸って、吐いて…」
助産師の合図に合わせて息をする。
陣痛の痛みが最高潮となる。
「いきんで!!」
「!!!!!!」
俺は咥えたタオルを噛みきるかのようにして痛みに耐える…
ふっとひと息が吐けた時
赤ん坊の泣き声が遠くに聞こえた。
「姫様にございます♪」
その声を聞いたとともに、俺は意識を失っていた。

結局、その後も俺は三人の娘を産んだ。
その間に義兄も妃を娶り、嫡男にも恵まれた。
俺は国政や跡目争いに関わることなく、姫と娘達と一緒に幸せな余生を手にしていた♪


(余談)
三人目の娘は正しくは俺と姫の娘ではない。義兄の所に二人目ができた時、妃に相手をしてもらえず貯まってしまった義兄が、思惑の外、予想もできなかった流れの中で俺を抱いてしまった時に授かったものだった。
勿論、俺達は三人目の娘も他の娘達と変わりなく愛し、義兄達との関係も破綻することなく、国も家族も平和の中にあった。

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