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2020年4月29日 (水)

カタツムリ

蝸牛(カタツムリ)は雌雄同体の生物である。
互いに精子を交換して子供を造る。
物陰を好み、じめじめした場所でのんびりと生きている。
 
 
部屋に閉じ籠り、食事さえも部屋に運ばせる俺は家族からもカタツムリのようだと揶揄されている。
いじめからヒキコモリとなったのだが、部屋から一歩も出ずに生活する事も苦にはならなかった。
たまにトイレには出る。更に頻度は低いが風呂にも入ることはある。
とは言え、家族とも極力顔を合わせないようにトイレも風呂も皆が寝静まった深夜に入ることが多い。
孤独が好きだから…という理由で納得してもらっているが、それには別の理由があった。
寝ている以外はパソコンの前に座り続けていた所為か、痔になったようで時々尻に血が付くようになっていた。
家族に気付かれないようにパンツを処理するには深夜の風呂やトイレは丁度良かった。
そう、痔からの出血…そう思っていたが、それは痔ではないもののように思えてきた。
血の出てくるタイミングが毎月のような決まった周期となっているのに気付いた。
それは女性の「生理」みたいだ。と連想し、よくよく出血してくる場所を確認すると、
それは肛門ではなく、玉袋の下側に出来た裂け目から滲み出ている事が判った。
 
出血が治まっているときに、そこに指を這わせてみた。
指先が裂け目の中にめり込んでゆく。
第一関節…第二関節…
どこまで入ってゆくのだろう?
それは、指を根元まで咥え込んでしまっていた。
(俺は何をやっている?)
これは女の自慰みたいではないか!!
取り敢えず、快感のようなものはないみたいなので「女の自慰」とは言えないが、
割れ目が本物の女性器のように思えてくる…
もし、これで胸が膨れでもしたら俺は自分が「男」であると言い切れなくなるようで不安になった。
 
 
胸…確かに膨らんではいない。
が、乳首が異様に突出していないか?
「んぁっ…」
触れてみると、痺れるような快感のようなものに思わず声を漏らしていた。
(な、なんだよ…コレ…)
指先で摘まんで弄ってみると、そこから伝わってくるのが確かに快感であると確認できた。
ジッ…
腹の奥に疼きが生まれた。
女性であれば子宮が疼いたとでもいうのだろうか?
股間が熱を帯びる。
股間がぬるぬると湿り気を帯びてゆく。
俺は右手で乳首を弄りつつ、左手を股間へと伸ばしていった。
股間を濡らすものを指全体に纏わらせ、その奥へと差し込んでいった。
(足りない…)
指一本だけでは疼きを抑えることは無理のようだった。
俺は二本の指を揃えて突き入れていった。
「んあ…あぁん…」
俺の喉から喘ぎ声が漏れる。それはどうしようもない快感だった♪
「…っ!!」
指の腹がある場所に触れた時、衝撃のような快感が俺を貫いていった。
重点的にそこを攻めたてると、どんどん快感が押し寄せてくる。
「んあん、あぁあ~んっ!!」
俺は嬌声をあげ、快感の中に意識を失っていた。
 
 
(俺は何をしていた?)
それは完全に「女の自慰」ではないか?
ペニスは性的快感に精液を放出することもなければ、硬く勃起することもなかった。
(俺は…「女」ではない!!)
慌ててペニスを刺激した。
ペニスは俺の意志に従い硬さを増した。
ほっと安堵の吐息が漏れる。
更に刺激を与え続けると、いつもの感覚が戻ってきた。
やがて精液が放出される。
(俺はちゃんと「男」だった♪)
 
でも…
と別の思いが浮かんで来る。
このペニスを割れ目の中に入れたらどうなるのだろう?
この精液が中に入ったら…
もし、俺の胎の中に本物の子宮と卵巣があったら、俺は俺自身の精液で妊娠してしまうのだろうか?
俺は吐き出した精液の一部を指に纏わらせると、再び割れ目の中に挿入していた…

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