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2019年10月 3日 (木)

処女航海

新造船テラ・ステラⅣ号のドックには満々と海水が満たされていた。
既に閘門も開かれている。
「出航」
と声が掛かると、自動的にエンジンが出力を上げていた。

そう、この船は完全自動航行であり、目的地を告げてしまえば船長も不要となってしまう。
その処女航海に何故か同乗することになってしまった。
「頼めるのが亮ちゃんしかいなかったのよ♪」
そう声を掛けてきたのが、この船の船長であり、俺の大学の先輩である日野三香子女史だ。
彼女が開発したAIを搭載した同型船は既に三隻が就航していた。
が、そのどれもが自動航行で目的地には予定通りに到着したものの、処女航海に限って船長が行方不明となっていたのだ。
そこで先輩は四隻目の処女航海に船長として乗船する事にしたのだった。

とは言え、完全自動のこの船では出航してしまうとあとは何もする事がない。
単なる同乗者でしかない俺など本当に何もないのだ。
船室のベッドでぼーっとしていると、船の揺れも手伝ってか、俺はいつの間にか眠ってしまっていた。

「やはりこうなるのか…」
船長室で船内モニタを覗いていた三香子はそう呟いた。
亮の部屋は白く煙っていた。
それは三香子の部屋にも侵入していたが、まだ部屋に立ち込める程ではなかった。
三香子は自室の白煙には動じることはなかった。
それは前回の航海で自ら経験していたし、前回に取り込まれたナノマシンの一部はまだ彼女の体内に残っていた。

そう、立ち込める白煙はAIが造り出したナノマシンであった。
彼女は亮の部屋の監視を続けながら、自らの肉体の変化も確認していた。
「こっちは終わったようね♪」
三香子の部屋の白煙は跡形もなく消え去っていた。
元々全裸でいた彼女は、自身の股間に指を這わせた。
「ちゃんと再生しているみたいね♪」

ナノマシンは肉体を改造する。
もっとも、彼女の場合は肉体の一部が変化するだけで済んでいる。
が、彼女の監視している部屋の中では劇的な変化が進んでいた。
ナノマシンは亮の着ていたものを分解し、全裸にしてしまう。
体内に侵入したナノマシンは肉体改造の間に意識を取り戻さないよう、脳をブロックした。
さらに、改造を促進するよう快楽物質を大量に発生させ、全身に送り込むように仕向けた。

次第に亮の肉体が変化してゆく。
肉体を包む筋肉が減少し、柔らかな脂肪に変わってゆく。
全身を覆う黒く太い体毛が、淡色でしなやかなものに生え替わる。
皮膚に溜まった色素が抜け落ち、肌目も細かくなった。

三香子は特別に設置したカメラの映像に注視した。
それは亮の股間を捉えていた。
その変化だけは見逃したくはなかった。
快楽物質の影響か、亮の股間は激しく憤り勃っていた。
陰嚢の中で精巣が限界まで活動していた。
ビクビクとペニスを震わせ、精液が放出されるが、即にナノマシンに分解されてしまう。
そして最後の一滴まで分解されると、陰嚢は収縮し、中の精巣は胎内に取り込まれていった。
その跡は筋になり、深く切れ込まれていた。
その上端ではペニスがその形を変えていった。
鈴口が閉じると同時にペニスの根元に小さな穴が穿たれていた。
ペニスの全体が縮んでゆく。
陰嚢部の筋が肉襞を造り、縮んだペニスを包み込んでいった。
亀頭の成れの果てが肉芽のようにその端に露出するだけとなっている。

それは見るからに「女性器」に他ならなかった。
亮の肉体もまた女性のものに近づいていった。
骨盤が広がり、腰が括れてゆく。
胸には豊かなバストこそないが、明らかにそれはもう男の胸ではなかった。
うっすらと脂肪が集まり、乳首がその上に存在を主張していた。
喉仏も消失している。
さくらんぼ色の唇からは、さぞや愛らしい声がこぼれ落ちてくることだろう。

「んあっ!!」
興奮してか三香子は股間に痛みを感じた。
堪えられず指を挿入しソコを掻き回していたのだ。
その内股に紅い筋が落ちてゆく…
「破瓜の痛みなんて、そう何度もするもんじゃないわね♪」
しばらくすると再びナノマシンが活性化し、彼女の処女膜か再生されていた。
「処女航海…」
呟きとともに、彼女は自身の作りあげたAIの愚かさ加減にうんざりしていた。
そう、AIはその処女航海に乗船したものをすべからく「処女」に造り変えてしまうのだった。
(まあ、無人で航海できるのだから、女性しかいなくても問題はないわよね♪)
と楽観する事にした三香子は、立ち上り亮の部屋へと向かっていった。

俺はくすぐったいような不思議な刺激に目を覚ました。
「三香子先輩?」
傍らで俺の身体に触れ、その「刺激」を与えていた。
俺は自分が裸で何も着ていないことに気付いて慌てたが、傍らの三香子先輩もまた全裸となっていた。
「な、何で?」
と、その声がいつもの自分の声とは違う事に気付いた。
「楽にしていて♪あたしが気持ちよくしてあげるから♪」
と、指に唾液を纏わせると、俺の胸…乳首を弄り始めた。
(何?)
様々な疑問が沸き起こってくる。
何で俺の乳首が彼女が弄れる程に突出しているのか?
胸毛がなくなり…そこはふっくらと…まるで少女の胸のように…
(ジュッ…?)
与えられる快感に呼応するかのように、股間から滲み出てくるものがあった。
「俺」の股間?
そこには本来あるべきモノの感触がない!!
性的な刺激を受ければ当然、熱を帯びて大きく、硬くなる筈なのだが…
確かに熱は帯びているが、それは股間を潤してゆくものを分泌する助けにしかなっていない。
それよりも、その奥…腹の中で何かが疼いていた。

「準備は良いようね♪」
と、三香子先輩が添い寝するように俺の隣に横になった。
彼女の乳房が直に俺の胸に触れ、豊かな肉塊が二人の胸の間で押し潰される。
「先輩、何を…?」
「良いから、あたしに任せて♪」
と、彼女の脚が俺の両足の間に割り込んできた。
俺の股間の分泌物がその太腿を濡らす。
大腿はそのまま俺の股間を圧し、ぐりぐりと刺激を与えてくる。
(何?)
その刺激は快感となって俺の喉を震わせた。
「っあぁん…」
それは女の子の喘ぎ声のように聞こえた。
「可愛い声ね♪我慢しないでもっと聴かせて頂戴♪」
股間を刺激され、乳首を刺激され…更に、彼女の舌が俺の耳の穴を刺激し始めた。
「ぁあ、あっ…」
我慢しきれずに声が出る。
出始めた声はもう堪えることができない。
その声のリズムに先輩の与える刺激が同調し、更に快感が増してゆく。
「ああん、あああっ、ああ~っ!!」
あまりの快感に、俺の頭の中が一瞬で真っ白になっていた。


「ちょっと痛いかも知れないけど我慢してね♪」
気が付くと先輩は掌で俺の股間を覆い、刺激を与えていた。
股間の分泌物は出続けていて、クチュクチュと卑猥な音をたてている。
そして、彼女の指が俺の股間を割って入り込んできた。
本来であれば、そこに指の入り込む場所などないのだが、俺ももうその事を認めざるを得なかった。
(俺の肉体が「女」になっている…)
俺の股間に存在しているのは女陰であり、充分に濡れたソコはすんなりと彼女の指を受け入れていた。

「んあ、ああん♪」
自然とオンナの喘ぎ声が漏れてゆく。
俺は快感を求めて腰を振り、三香子先輩の指を更に奥へと誘おうとする。
が、不意にその指が抜き取られた。
「ふぇ?」
俺は彼女の指先を追って腰を突き上げたが追いつけなかった。
「ちょっと待ってて。良いモノをあげるから♪」
と、三香子先輩が手にしたものが目に映った。
それは男の…ペニスを模した…ディルドゥだった。
本来、男である「俺」に対してそんなモノが使われることはないのだが…今の俺には、ソレを受け入れる器官が存在していた。
「アナタのハジメテをこんなもので散らすのは偲びないんだけどね♪」

三香子先輩の指とは比べものにならないくらいの太さがある。
多分、元々俺が持っていたものよりもふた回りも大きいかも知れない…
ソレが俺の股間に、強引に押し込まれた。
切り裂かれるような痛みに襲われる。
まだソレの先端しか入っていない。
先輩はかまわずにソレを押し入れてくる。
痛みと同時に、ソレがゆっくりと侵入してくるのがわかる。
そして…
「奥まで入ったかしらね♪」
その先端が俺の膣の奥に当たるのを感じて、俺は先輩に頷いた。
多分、その先には子宮が出来上がっているのだと思う。
俺は腹の中に本来は存在しないものの存在を感じていた。
カチッと音がした。
「アガっ!!」
強烈な刺激で、俺は一瞬で意識を失っていた…


気が付くと、俺は三香子先輩に優しく抱きしめられていた。
「ハジメテの娘には刺激が強すぎたわよね♪ごめんなさいね。」
「これって、どういう事なんですか?」
俺の問に、三香子先輩はナノマシンの説明をしてくれた。
実際、俺の股間は癒されていて痛みもほとんどなくなっていた。
「しかし、処女航海だからって男女の別なく処女にするって…て、三香子先輩も今は処女になってるんですか?」
「そ、そういうことになるわね。」
「じゃあ、俺が先輩の処女を戴いても良いですよね?」
「いやとは言えないわよね。でも貴女みたいにハジメテではないわよ♪」
俺は彼女の上に跨がると、俺の処女を奪ったディルドゥを手にした…

「もうすぐ港に着くわ。処女航海もこれで終わりね♪」
先輩の腕の中で俺は快感の余韻に浸っていた。
彼女と交わり続けていた俺は、もうこのオンナの快感から逃れられなくなってしまっていた。
「港に着けば、元に戻ってしまうんですか?」
「ごめんなさいね、ナノマシンがなくなると処女膜の再生ができなくなるってだけなの。変わってしまったその肉体を元に戻すことはできないのよ…」
「って、俺はもう男に戻れない?」
「ごめんなさいね。責任は取るわ。新しい戸籍も用意するし、衣食住とも不自由させないわ。」
「そうです。責任取ってもらわないと困ります。だから、俺と結婚してください♪」
「結婚…って、あたしは貴女より歳上なのよ。」
「だから、俺の方がお嫁さんになります。」

そして、結婚式
バージンロードに白い煙が足元を覆っていた。
(これは?)
式台の上でタキシードを着た先輩がニヤニヤと笑っていた。
歩みを進めると、煙はウェディングドレスに包まれた俺の脚に絡み、這い上がってくる。
先輩の前に辿り着いたときには、俺の股間の再生は完了していた。
(ちょっとしたサプライズよ。ナノマシンは貴女にしか働かないようにしてあるから♪)
先輩が耳元で囁いた…


その晩、俺は久々に処女喪失の快感を堪能したのだった♪♪♪

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