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2018年1月 7日 (日)

遭難

パラパラと音がした。
ヘリコプターが近付いてきたようだ。
しかし、彼等には僕の姿を見つけることはできないだろう。
既に僕の肉体は深い海の底に沈んでいる。
ここに在るのは「魂」と呼ばれる幽体だけである。

しかし、問題はない。
彼等が僕を見つけられなくとも、僕が彼等の所に行けば良いのだ。
肉体の枷のない幽体は空を飛ぶこともできるのだ。
(ただ現在位置が不明なので闇雲に飛ぶよりはと救助を待っていたのだ)
目標が定まれば、移動は一気に行える。
ヘリコプターの正面に浮かび、中の様子を窺った。
勿論、彼等には僕の姿は見えない。

よく見ると、オレンジ色のツナギの中に白衣を着た若い女性がいた。
女医さんか?
もっと良く見ようと機体の壁をすり抜けて中に入った。
…が、勢い余って彼女にぶつかって…

気が付くと、僕は「彼女」になっていた。

(憑依っていうやつか?)
男にはない胸の膨らみを見おろす。
その胸を締め付けるブラジャーの感触。
その質量を支える肩紐。
下半身の感触も違う。
ズボンではなく、皮膚に密着するストッキング。
太腿に触れているのはスカートの裾か?
そして、靴も踵が低いとはいえ男物よりは不安定に感じる。

「これ以上探しても無駄よ。戻りましょう。」
僕は彼女の声を使ってそう提案した。
僕は彼女専用のスペースとおぼしき所に坐り込み、他の乗組員からは見られないようにして、女体の神秘の探究に突入した。
先ずは胸元のボタンを外して生乳を覗き込む。
間近で見る谷間に生唾を呑み込む。
更に胸元を押し広げ、ブラジャーのカップの中に肉薄する。
が、このままでは尖端を確認することはできない。
もう一方の手を挿し込み…

始めて触れるオッパイの感触!!
だが、それ以上に自分のオッパイが掴まれるという感触に戸惑う…
そらでも、カップの中からオッパイを掘り出すことは成功した♪
尖端を間近に拝む。
それだけではない。
僕は今、これに触れ、摘まみ、弄ることができるのだ!!

「っんぁ…」
思わず声を漏らしてしまった。
快感…と思われる感覚が、その先端から全身に広がっていった♪
と同時に、ジッ…と股間が潤んでいた。
そう♪今の僕の股間には女性器が存在しているのだ!!
そろそろと片方の手をスカートの下に向かわせた。
ピタリと股間に貼り付いたレース飾りの布地が指先に触れた。
そこには余計な膨らみは存在しない。
この下には熱く濡れたクレバスが存在するのだ!!

僕はショーツの隙間から指を挿し込み、直に触れてみた。
「ハウッ!!」
強烈な刺激が全身を貫いていった。
僕の指が女性の敏感な所を突ついたようだ。
今度は慎重に優しく触れてみる。
(ふぁっ!!)
これまで経験したことのない快感がそこから拡がってゆく。
僕はソコを刺激することに夢中になっていた。
「んあん…ぁあん♪」
僕は無意識のうちに艶かしい喘ぎ声を漏らしていた。

「お楽しみのようじゃないですか。俺達も混ぜてもらえませんか?」
そう声を掛けられたが、僕にはどう反応したら良いかわからなかった。
僕に明確な拒否の態度がみられないことを合意と解釈したようだ。
「では遠慮なく、お相手させていただきます♪」
とオレンジ色のツナギを脱ぎ捨て、僕の上にのし掛かってきた。
ショーツが剥ぎ取られ、M字に開かされた脚の間に割り込んでくる。
いつの間にか男の逸物が僕の膣に填まり込んでいた。
彼が腰を動かすと、さっきとはまた別の快感が生まれてくる。
「アアン♪イイ~ッ!!」
僕の淫声に男も僕も興に乗ってゆく。
「っお、おおう!!」
男が呻き、熱い迸りを僕の中に打ち射していた。
快感に一瞬意識が途切れる。
(これがイクってことなの?)

別の男に入れ替わっていた。
僕は何度もイかされた。
それはそれで気持ちいいのだが、やはり上手い男と下手な男がいる。
今、僕を抱いているのはそれこそ絶倫だった。
彼は射精することなく、何度も僕をイかせた。
そして…
「これがフィニッシュだ♪」
と最高の一撃が送り込まれた。
僕は嬌声を発する間もなくイかされていた…

気が付くと、僕は機内の天井近くを漂っていた。
と同時に、眼下に横たわる全裸の女性が意識を取り戻した。
ヘリコプターのローター音を掻き消して女の悲鳴が響き渡った。
彼女には僕が憑依していた間の記憶はないのだろう。
気が付いた時には輪姦された後の自分がそこにいたのだ。
彼女は半狂乱に暴れた。
手当り次第に男達めがけて物を投げつけた。
彼女にはそこが空を飛んでいるヘリコプターの中であることなど意識できる筈もない。
グラリと床が傾いたかと思うと、ぐるぐると回り始めた。
僕が壁をすり抜け外に出た途端、ヘリコプターはキリモミ状態で海に堕ちていった。

(…知~らない!!)
と、僕はその場を離れて遠くに見えた島影に向かって飛んでいった♪

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