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2017年4月28日 (金)

病気?

(こんなに膨らんでくるなんて…何か悪い病気なんだろうか?)

風呂から上がり、鏡に自分を写す。
胸が盛り上がっているのはボディビルディング等での筋肉の盛り上がりではない。
相撲取り等の肥満体型での脂肪のだぶつきに似てはいるが、俺自身そんなに太ってはいない。その脂肪の付き方だけを見れば、まるで女性の乳房である。
両脇を締め、腕を組むと、俺の胸に深い谷間が刻まれる。
プックリと膨らんだ乳首が(俺のモノだと思わなければ)かなりそそられる。
指先で摘まむと、むず痒い快感が生まれ、乳首が硬く勃起する。
(んあん…ぁあ~ん♪)
俺の頭の中にオンナの媚声が響く…

 

 
「これじゃあ擦れて痛いんじゃない?ブラジャー着けた方が良いわよ。」
病院で診察を受けた後、俺の担当らしい女性職員にそんな事を言われた。
「勿論、ブラジャーなんか持ってないわよね♪大丈夫、サポータの名目で処方されてるわよ。」
と、フリルの沢山付いたピンクの水玉柄のブラジャーが俺の目の前で揺れていた。
「着け方知らないでしょ?教えてあげるから覚えていってね♪」
と俺の診察着を剥ぎ取ると、俺の胸にブラジャーのカップを宛てた。
「ストラップを通したら、後ろでホックを掛けるのよ♪」
仕方なく、彼女の指示に従ったが、俺の体は硬く、背中に手が届かない。
「反則技なんで使いたくないんだけどね…」
と、彼女はもう一つのやり方を教えてくれた。胸の前でホックを止め、半回転させてからストラップに腕を通すのだ。
「って、何をするんですか?」
彼女はカップの隙間から手を入れ、俺の胸を揉み始めたのだ?!
「カップの中に周りのお肉を寄せてるのよ。形が良くなるわ♪」
「俺は男です。胸の形なんて関係ないですっ!!」
「あら、男の方の方が胸の形を気にしてるんじゃないの?特に大きさとか♪」
「それは女性の胸の事で、自分の胸の事ではありません!!」
そんなやり取りをしている間に、彼女の作業は終わったようだ。
鏡の前に立たされた。
そこに、ブラジャーを着けた「俺」が写っている。ブラをしていない時よりも一回り以上大きくなったように見える。
「どお?立派なもんじゃない♪」
俺は絶句するしかなかった。
「これじゃあ、外を歩けませんよ。」
「勿論、その上にはちゃんと着てもらうわよ。でも、そのデザインなら見せブラしても構わないわよ♪」
「誰が何を見せるんですか?それにこのフリルとか…ワイシャツの上からでも着けているのがはっきりと判ってしまいますよ?」
「そう言われると思って、スポーツブラも用意しておいたわ。これなら丈の短いランニングシャツに見えなくもないわよ♪」
「そ、そういうのがあるのなら、先にそっちをください!!」

 

 
翌日から会社だった。
スポーツブラの上に厚手のTシャツを着た。ワイシャツも生地の厚いものにしてブラジャーを気付かれないようにした。
勿論、上着は手放せない。
午前中は何とかやり過ごせた。
昼にはどこにも行かず、飯抜きで自席で狸寝入りをしていた。
午後も何とか誤魔化せそうだ…と思っていたが、3時を過ぎた頃に上司が声を掛けてきた。
連れられて会議室に入ると、フロア内でも発言力の高い女性社員逹が待っていた。
「その…何だ…」
上司が口を開く
「君は今朝から調子悪そうだったじゃないか?彼女逹はそれを肉体的なものではなく、精神的なものではないかと言ってるんだ。」
上司の後を一番のお局が継ぐ
「そのような趣味の方が居る事は知っています。が、それが私達の隣に居て、恥ずかしくもなく神聖な職場にまで持ち込んで来るのには耐えられません。」
「上着、脱いでください。確認させてもらいます。」
俺にはその指示に従わない選択肢は存在しないようだった。
「これ、ブラジャーですね?」
「まさか、丈の短いタンクトップとか言うんじゃないでしょうね?」
背中のバンドが掴まれ、引っ張られた。
「ご丁寧にカップまで膨らませていて…何を詰めているのかしら?」

「いてっ!!」
彼女が思いきり掴み、捻りあげたので、痛みに思わず叫んでいた。
「えっ??」
掴んだ彼女の表情が一瞬で固まった。
「…本物?」
「シリコンでも詰めてるんじゃないの?」
彼女等の威勢が弱くなる。
「き、聞いてくれ。このブラジャーは病院で着けるように言われたんだ!!」
「病院?」
「そう…しばらく前から、胸が膨らんできて…これ以上は隠しきれないし、もしかすると変な病気かも…と病院に行ったんだ。」
「病…気…なの?」
彼女逹は静かになっていった。
「肝臓が弱っているそうで、一時的にホルモンバランスが変調を起こしているらしいんだ。」
「伝染るの?」
「あぶないものだったら、医者が外出を止めるよ。」

彼女逹はどうやら納得したようだった。
しばし内輪で話しが続いた。そして…

「もう少し良く見せてもらえませんか?」
と言ってきた。
こうなったら「どうにでもなれ」とワイシャツを脱いだ。
彼女逹の視線が集まる。
「直接見ても良いですか?」
その言葉にガチャっと音がした。上司が机の上でコケていた。
彼女等も上司に気付く。
「ここから先は男子禁制です。報告は後でしますから席を外してください!!」
彼女等には上司も逆らえない。
彼が出て行ったのを確認し、俺はTシャツを脱いだ。

ブラジャーも外し、膨らんだ俺の胸が彼女等の前に晒された。
「これは男の人の胸には見えないわね。」
「確かにブラは必要だわ。」
「でも、何でスポーツブラなの?もっと可愛いの着ければ良いのに♪」
「男の人はそうそう一人でブラなんか買えないでしょ?」
「通販とかあるじゃない♪」
「この人が自分からそんなことできると思う?」
「じゃあ、あたし何か買って来る♪」
「っあ、ついでにガードルもお願い。下腹部が強力なやつね♪」

俺は再び彼女等の威勢に圧倒されていた。
「わたしたちは男性がブラジャーを使用している事に、大変な不快感を被っています。勿論、貴方が病気によりブラジャーが必要となっていることも理解しています。」
何やら一式が揃ったところで、彼女等が俺に指示を与えようとしていた。
「そこで、見た目が女性であれば、不快感はない筈と結論付けました。貴女には病気が治癒するまで、女子の制服を着てもらう事にします。」
多少はそのような予感はしていた。当然、俺に拒否権はない。
ズボンとトランクスを脱がされ、ガードルを穿かされた。
ストッキングは厚手の黒タイツが用意されていた。
「できれば脛毛を処理しておきたいわね♪」
今回は免罪されたが、いずれはそうなる事が予見される。
花柄のブラジャーに代えられ、ブラウスを着せられる。
ボタンが左右逆なので苦労したが、男物のワイシャツより胸の周りがゆったりしていて着心地が良かった。
スカートを穿かされ、ベストを着ると我が社の新しいOLが一名できあがった。

「次はお化粧ね♪」
「そこまでする必要があるのか?」
「会社のドレスコードって知ってる?女子はノーメーク不可なのよ♪」
「お、俺は…」
「見た目は女子社員♪って言ったでしょう?明日からは自分でして来てね♪」
「家で化粧して来いってか?男が化粧して通勤できるか?」
「なら、通勤中も女の子した方が良いかもね♪勿論、女物の私服も持ってないんでしょう?お化粧が終わったら、買いに行きましょ♪」
俺は為す術もなく、彼女等に連れ出されていった。
 

「経費で落としてくれるって♪」
「これなんか良いんじゃない?」
「あんたは喋っちゃだめよ。男だって判っちゃうから!!」
俺は彼女逹の着せ替え人形だった。
いつの間にか時間は定時を回り、俺は彼女等に連れられて居酒屋に居た。
所謂「女子会」というやつだ。
本日の肴…犠は当然の事ながら「俺」である。
彼女等の中では、俺は既に男性経験があり、工事も半ばまで進んでいる事になっていた。
勿論、俺に反論する隙など与えてくれない。話題が盛り上がる度、俺は胸や股間を弄られていた…

 

 

家に戻り洗面台の鏡を見ると、そこには「女」の顔があった。
石鹸を泡立てて化粧を擦り落とした。疲れ果て、十分に落としきれていないのが判っていたが、適当に切り上げる。
服を脱いでハンガーに掛けた。やはりブラウスのボタンが巧く扱えない…
背広を会社に置きっぱなしにしてきた事に今になって気付いた。財布や携帯、定期等はいつの間にか手提げ袋に移されていたようだ。
風呂が沸いているのを確認して風呂場に向かった。
洗面台の鏡に下着姿の女が写っていて、一瞬ドキリとしたが、その「女」が自分であると再認識させられた。
ガードルで股間の膨らみが分からなくなっているので、見ただけの体型は本当に「女」そのものだった。
が、化粧をしていない首から上と密生している脛毛が、俺が男である事を示していた。
(脛毛を剃って、化粧をしてしまえば分からないってことか?)

ウィッグを外し、ガードルを下ろすと、俺が「男」である証が現れる。
(逆にここまでしないと、俺は男として認めてもらえないという事か?)

 

湯船に浸かっていると、次第にリラックスしてくる。
と、同時に余計な事まで頭の中に蘇ってくる。
(男性経験…かぁ)
俺が本物の女だったら、格好良い男になら肉体を許していただろうか?
手慣れた手つきで胸を愛撫され、それだけで始めはイッてしまうのだ。
彼の手が股間に延びてくる。そこは既にぐちょぐちょに濡れていた。
肉襞を掻き分け、彼の指が侵入してくる…
「あっ…」
彼の指がクリトリスに触れ、全身が電気に打たれたように感じる。
艶やかな喘ぎ声が漏れる。その媚声に彼の指は気を良くして、更になかへと進めてくる。
膣口から彼の指が膣内に侵入してきたのがわかる…子宮が期待に疼きだしていた。
「ああん…」
二本目が入り、喘ぎ声も大きくなる。
膣の中で指先が探し求めているのはGスポットなのだろう。
ソコを責められた時はもう、何も考えられず、ただ「あんあん♪」と嬌声をあげ続けていた…

 
「俺」は湯船の中に居た。
女がオナニーするように、片手で乳首を弄り、もう一方の手を股間に伸ばしていた…
(?)
俺の指は今、どこに挟まっている?
指がしっとりと濡れた穴の中に収まっているのはわかる。その指が俺自身の股間に突き立てられ、挿入されているのも感じられる。
…が、
それはドコだ!!
真っ先に思い浮かぶのは尻の穴だ。
ホモはケツマンコと言って女陰の代用にしていると言う。が、ソレでない事は即にわかった。
では、コレは何だ?
ペニスの裏側にバックリと裂け目ができている。
この濡れ方は女性の膣と寸分の違いもない…

(俺の股間に「膣」ができている?)

この「乳房」に「膣」…ペニスだけが、かろうじて俺が「男」であると証明してくれる。
が、常にペニスを見せびらかす訳にもいかない。
とにかく、明日はもう一度病院に寄るしかないだろう。
俺は風呂から上がると上司に連絡を入れておいた。

 

「これは完全に子宮の形に出来上がっているなぁ。」
腹にエコーを宛てながら、医者はそう言った。
「か、肝臓が悪いだけじゃなかったんですか?」
「肝機能は正常値に戻りつつあるよ。それは心配ない。君の胎内に生じた器官も正常に活動しているよ。」
医者は何事もないかのように告知してくれた。
「今の君の肉体的性別は紛れもなく女性だよ♪」
「何故なんですか?元に戻れないんですか?」
「元…と言うが、君は元々女性だったとしか言い様がないね。所謂仮性半陰陽だ。肥大した陰核をペニスと錯覚して、君は男性という性役割を刷り込まれたと言うのが常識的な回答だね。」
「肝臓を診た時にはちゃんと男でしたよね?」
「その時はそういう切り口で診ていなかった。と言うだけだね。数日で人間の性が反転したなんて誰も信じないよ。性別の再判定を受けたいなら紹介してあげるよ。」

俺は紹介状を書いてもらったが、医者からは「一週間。自分を見つめ直してから訪ねた方が良いよ」と言われていた。
いずれにしろ、今日はもう何もする気力がない。肉体的には動けるので、一週間のうちにそう何日も会社を休む訳にもいかない。
俺はそのまま家に戻って行った。

 

 
結局、翌日は女の服を着て会社に行くことになった。
ちゃんと化粧もした。(いつもより一時間以上も早く起きたのだ)
満員電車に揺られている間、俺の尻をもそもそと触りまわる手があった。
男を痴漢する物好きもいるんだ…と思って好きにさせていたが、今の俺は見た目は普通の女性と変わりがないのを後になって思い出した。

「お早うございます。」
とフロアに入る。
皆の視線が「この娘だれ?」と言っていた。
俺が自席に着くと、ようやく納得したようだ。
「どうしたんだよ、その声。女子の制服を着せられるってことは聞いてたけど…」
隣の席の同僚が声を掛けてきた。
「俺の声?何かおかしいか?」
「おかしいって事はない。その姿に十分合っている。でも、その声で男言葉はないんじゃないか?」
彼に指摘されるまで、俺は自分の声が高くなっているのに気付かなかった。
「あ、あ…」と小さく声を出してみたが、彼の言う通り、それは全くの女声だった。
しばらくして、上司からも「少なくとも、電話応対の際は女言葉を使うように。」と釘を刺された。

定時も近づき、仕事も一段落していた。俺は隣の同僚と雑談モードに入っていた。
「そう言えば俺、今朝、痴漢に会ったんだ。」
「どんな奴だった?」
「顔までは見ていないよ。しつこく尻を撫で廻してくるので不快に思いながら、下車駅まで我慢してたんだ。」
「痴漢なら、その場で押さえないとな。キャーとか叫べば周りの人が何とかしてくれるよ。」
「そん時は俺も痴漢だとは思わなかったんだ。こんな成りはしていても、俺は男だからな。」
「そ、そうだよな。お前は男なんだよな? …なら、ひとつ頼みを聞いてくれないか?」
「頼み?」
「そう、その胸…触らせてく…」
パンッ!!と奴の頭が叩かれた。
上司の手にあった書類で叩かれたのだ。奴の手は俺の胸に届く事はなかった。
「勤務時間内に変な事をするな。最近、セクハラ・パワハラが煩いんだ。」
「頭を叩くのは良いんですか?」
「状況による。」
「もうひとつ、勤務時間内はわかりました。業後なら問題ないんですよね?」
「むふんっ。大人の対応を期待する。」
咳払いの後、そう言って上司が席に戻ると終業のチャイムが鳴った。

 

 

 
その晩は、同僚と飲みに行った。
いつもの店だが、マスターは俺の事が判らないようだ。
「女の子連れなんて珍しいじゃないか。」
とカウンターの中から声を掛けてきた。
俺が正体を明かそうとすると、同僚は口に一本指を充てた。
「今度、新しくうちの所に配属になった娘なんだ。これからもちょくちょく来ると思うのでよろしくな♪」
「そうかい?ご贔屓に願いますよ。これはサービスだ。」
と可愛らしい付け出しが俺の前に置かれた。
俺は初対面を装い、「よろしくお願いします。」と頭を下げた。
今日一日、電話の応対の中で、丁寧語を使っていれば、男言葉にならない事を会得していた。
(流石に自分の事を「あたし」とは言えないが、「私」であれば何て事はなかった)

お酒の量は大分セーブしていた筈が、途中から記憶が無くなっていた。
覚えている限り、俺は終始「女の子」として扱われていた。
俺もそのノリで同僚の話しに女の子っぽく相槌を打ったりしていた。
カウンターに並んで座っていたが、少しサービスするつもりでふたりの距離を縮めてゆく。
尻が触れ合う所までゆく。もう少しサービスしてやっても良いかな?などと考えていた記憶がある。
が、最終的に俺はどこまで許そうとしていたのだろうか?

 

目が覚めたのは自分の家のベッドの上だった。
お化粧も落とさず、服も着たままベッドの上に大の字になっていた。
服には大きな乱れはなかった。(って、俺は何を確認しようとしたんだ?)

俺はむっくりと起き上がり、シャワーを浴びるため服を脱いだ。洗面台の鏡に写る半裸の女が自分自身である事にも慣れ始めていた。
ブラを外し、ガードルを下ろす。
昨夜は即にペニスが飛び出してきて、俺が「男」であると確かめられ、内心ホッとしたものだが、今夜のペニスは何の動きもなかった。
まさか無くなってしまったかと焦ったが、そいつは縮まったまま、股間の割れ目に隠れていた。
俺はそいつを指先で堀り起こした。印象がいつもと違う感じがした。確認してみると、ペニスの裏側の袋が無くなっていた。
勿論、袋の中身も無くなっている。ペニスは刺激を与えても、痛いだけで硬くなる事はなかった。
焦る一方、こうなることを予感していた自分もいた。

シャワーを浴びた後、パジャマを着てベッドに潜り込む。もう一度、ペニスを弄ってみたが変わりはない。
(これでは、女を抱いてもなぁ…)と思ってみても、胸の膨らんだ男など相手にされる筈もないだろう。
逆に男から「女」として見られている?その証があの痴漢…
(もし、同僚が俺を「女」として見ていたら、俺は彼に抱かれていただろうか?)
そう思うと、ジュンと股間に溢れ出るモノがあった。俺の膣が即にでもソコに男性自身を咥えられるように、愛液を出しているのだろう…

もし、同僚が俺を抱いていたら、俺はココに奴を受け入れていたのか?

酔い潰れずに、奴とホテルに入り、服を脱ぎ、全裸になる…
俺を見て「綺麗だ♪」と言ってくれた♪
俺は奴の前に座り、彼のズボンを下ろしてやる。トランクスを外すと目の前に彼のペニスがある。
硬く勃起したペニスに触れる。指で…そして掌で包み込む。そのまま、俺は口を開き彼を咥え込んだ。
口の中で更に硬くなる。俺の口全体で刺激を与えると、溜まっていたようで、彼は即にも射精に至った。
「今度は君をもらうよ♪」
俺は小娘のように素直に彼に従っていた。ベッドに仰向けになり、脚をM字に開いて彼を待った…

 
俺は妄想を断ち切った。その妄想が俺の「願望」だと言うのだろうか?
しかし、妄想は俺の肉体のスイッチを倒していた。俺の「女」の肉体が掻き立てられる。子宮が疼き、早くソコを充たしてと叫びだしている。
妄想の続きを要求する。それが現実のものでない事などお構い無しに焚き付ける。
立てた脚の間に、彼が伸し掛かってくる。彼のペニスの先端が入り口を探している。俺は腰をくねらせ、彼を誘導する…
濡れた膣口に、ペニスの先端が潜り込んだ。彼の目が俺に最終確認を求めている。俺は小さく頷き、瞼を閉じた…

が、妄想は妄想でしかない。
経験した事のない感覚を再現しきれるものではない。
が、スイッチの入った肉体はそれを求めて止まない。俺はペニスの代わりに自らの指をソコに咥えさせた…

 

 

その朝の目覚めは尿意によるものだった。
小用のみであれば立ってしていたが、スカートを穿かされている間は小用でも座ることになる。
その時も、便座に座って、股間の溝からペニスを掘り起こし放尿を待った。
シャーっと股間から小水が放出されてゆく。が、その感じがいつもと違った。小水はペニスの中を通らず、その根本辺りから放出されているようだ。
ペニスを確かめる。徐々に縮んでいたのは判っていた。が、皮を剥いてみると鈴口が塞がっているみたいだ。
これではもうペニスではなく、肥大したクリトリスとしか言い様がない。そして、ペニスの成れの果てを割れ目に戻すと、そこはもう、女の股間以外の何物でもなかった。

既に、ガードルなしでいても邪魔な膨らみが露見することもなくなっていた。
ショーツにパンストだけでスカートを穿いていた。
もう、それが当たり前になっていた。
俺が「男」だと言えたのは、まがりなりにも「ペニス」が残っていたからだ。

変化は一気に進んでいった。
昼にはもう、クリトリスと化したペニスは小指の先もなくなっていた。
そう、俺の「ペニス」は完全に消え去ってしまっていたのだ。
同時に、俺は「男」だと主張する気力も失せていたのに気付いてしまった。

 
その夜。化粧を直した俺は同僚を飲みに誘っていた…

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