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2016年10月30日 (日)

彼女

TS病を発症して一ヶ月で、俺の身体は完全に女の子の体型になってしまった。
彼女の美穂は、ペアルックしよう♪と俺を連れ出すとお揃いのワンピースを買い、俺に着せた。
フリルのたくさんついたワンピースが美穂に似合うのは当然だが、鏡に写った俺もそれなりに可愛かった♪
「ほら、写真撮るよ♪」
と二人並んだ所をレンズが捉える。
「ほら、笑う!!」
と美穂に言われ、口元を緩めた。
カシャ
とシャッターが切られる。
「良い感じじゃない♪」
ディスプレイに写っていたのは、どこから見ても仲の良い女友達だった。

「俺と美穂は恋人同士なんだよな?」
俺がそう言うと、美穂は少し悩んだようだ。
「確認してみる?」
と俺達は病気になる前によく使ってたラブホテルに入った。

二人の裸体が重なる。
いつものように美穂を下にして、俺が全身を舐めあげるように前技を始める。
が、俺の股間が硬くなる事はなかった。
そこにはもう、ペニスは存在していないのだ。
「ねえ、あたしが調べてきたのを試して良い?」
と美穂が上下を入れ替えてきた。
「女同士のやり方っていうのがあるのよ♪」
と自らの指を唾液で濡らし、俺の股間を責め始めた。
快感に喘ぎ声が止められない。
次第に俺自身の愛液で股間が濡れていった。
「次はこう♪」
既に美穂の股間も濡れ始めていた。
松葉を組み合わせるように互いの脚を絡ませると、ビタリと膣口が合わさっていた。
美穂が腰を動かすと、チュパチュパとそこから卑猥な水音が聞こえてきた。
擦れ合う肉襞から、新たな快感が沸き起こる。
その快感を堪能しきる前に、美穂は次の体位へと移っていった。

「やはり、女の子同士ならコレを試したいわよね♪」
彼女が取り出したのは双頭のディルドウだった。
先ずは彼女が装着し、次にもう一方を俺に挿入してくる。
「あっ!!ああああーーっ♪」
快感に淫声をあげたのは俺の方だった。
俺の下で美穂が悶えていたように、今は俺が美穂の下で悶えさせられている。
立場が逆転してしまったみたいだが、快感に翻弄され続けている俺には、それを気にする余裕はなかった…

 
「凄い乱れようだったわね♪そんなに良かった?」
俺はイき過ぎて失神してしまっていたようだ。
気が付くと、俺は美穂に頭を撫でられていた。
いつもは俺が美穂にしていた行為だ。
別に、そうされているのが嫌という訳ではない。逆に、してもらっているのを嬉しく感じている。
「乱れ…てたか?」
「あたしでも、あんな風になったコトないわね♪元オトコには刺激強過ぎたかしら?」
俺はどう答えて良いかわからなかった。

 

再びお揃いのワンピースを着てホテルを出た。
まだ股間がじんじんして、膣の中にディルドウの感覚が残っている。
「もうちょっとゆっくり歩いてくれないか?」
と美穂に言うと
「は~ん♪あそこにまだ挟まってるように感じてるんでしょ?」
したり顔で応える。
「ち、違う!!こんな踵の高い靴なんて履いたことないから…」
と女物のサンダルの所為にしておく。
「可愛いんだから♪」
と一蹴されてしまった。

「夕食はいつもの所で良い?」
夜も大分遅くなっていた。
俺としては一刻も早く家に戻りたかったが、お腹が空いているのも事実だった。
「いつもの店」は隠れ家的なイタリアンのお店で結構遅くまで開いている。
「こんばんわ♪」
と美穂が扉を開けるとマスターがこちらを見た。
「今日は随分可愛い娘を連れてるね♪」
「良いでしょ。あたしの彼女なの♪」
「そっちに走っちゃったのかい?彼氏が可哀想だね。」
「実はね…」
と美穂が俺の正体を明かそうとするのを、俺は彼女の腕を引いて止めた。
今の自分の姿で「俺」であることを知られるのは、かなり恥ずかしいのだ。
「その話しはまた今度ね♪」
と美穂は奥のテーブルに向かった。

テーブルの上にはいつもと同じくらいの料理が並んだが、女になった事で胃も小さくなったのか、かなりを残してしまった。
それ以上に、ワインの回りが早い。
病気の事もあって、この一ヶ月の間アルコールを絶っていたとはいえ、想像以上に弱くなっていた。
「イチから肉体が造り直されたようなものだからね♪あたしも最初は戸惑ったものだわ♪」
「…あたしも…って?」
「言葉通りよ。TS病になる前は、あたしも男だったのよ♪」
「美穂が…男?」
「昔の話よ。でも、今日は久しぶりに男に戻った気分だったわ♪」

すっかりワインの回った俺には、美穂の言っている事がほとんど理解できていなかった。
「今日はあたしん家泊まる?イロイロと愉しいモノを揃えてあるのよ♪」
俺は何か判断できる状態ではなかった。

 

「ほら♪こんな可愛い女の子のアソコなんか見て、もうビンビンじゃない?」
鏡に写されているのが自分自身だとは到底思えなかった。
一ヶ月前であれば美穂が言うように、俺の股間は抑えきれなかったに違いない。
「ああ、ゴメンね。貴方のペニス、無くなっちゃったのよね♪」
と美穂は鏡に写る女の子の股間を更に広げた。
「貴女の股間は、今や濡れ濡れのオマンコちゃんになっちゃったのよね♪」
美穂は手にしたバイブを彼女の股間に近付ける。
「ほら。コレが欲しくてヒクヒクしてるわ♪」
バイブの先端を膣口に触れるか触れないかの位置まで近付ける。
「ねえ、どんなのが欲しい?真珠が埋め込まれたイボイボのやつ?黒光りする硬くて長いやつ?挿れるだけで膣口が張り裂けちゃうくらい太いやつがイイ?」

「お…俺は…」
「そっか♪女の子に成りたてだものね。いきなりこんなんじゃハード過ぎたわね♪じゃあ、スタンダードなコレで犯りましょうね?」
と最初に手にしていたバイブをぐいと俺の膣に挿入した。
「コレね、専用のベルトが付いているの♪これを腰に巻いてしまえば、あたしの両手が空くの♪空いた手で貴女のオッパイを責めたててあげるわね♪」
ベルトが締められた。
スイッチが入れられると、バイブは俺の膣の中で複雑な動きを始めていた。
「ああん…」
俺の口から出てゆくのはオンナの喘ぎ声ばかりだった。
美穂の手が胸を責め始めた。
俺は一気に快感の高みに放り上げられる。
「まだまだ、こんなもんじゃないぜ♪」
男に戻ったような声…美穂は「男」に戻っていた。
俺は「女」として美穂に組み敷かれ、喘ぎ悶える。
「ああん!!イクゥ♪イッちゃう~っ!!」
何度も昇天させられる。
「ほらイけ、やれイけ!!」
美穂は段々と凶悪なバイブに装換を繰り返す。
「これ以上は壊れちゃうわ!!」
あたしが悲鳴を上げる。
「オンナノコはそう簡単には壊れないよ。なんせ、そこから赤ん坊を産み落とすんだからね♪」
「でも…」
「壊れるなら精神の方が先だよ♪大丈夫。即に俺なしではいられない身体にしてやるから♪」
と丸太のようなバイブがあたしに突っ込まれた。
それだけであたしは快感に意識を手放してしまう…

 
美穂の中の「男」が復活した。
都市伝説にTS病を伝すと元に戻るような話があったが、実際、美穂の股間にはペニスが復活していた。
あたしも誰かにTS病を伝すと元に戻る…
ううん。あたしは今のこの状態が一番良いの♪
美穂の「彼女」として、美穂に抱かれるのがイイ!!
なんたって、美穂は「男」なのにオンナの感じるトコロを知り尽くしているものね♪♪♪

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