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2016年9月24日 (土)

転生者(5)

東京まではあと2日は掛かるという事で、俺は病室から新しく割り当てられた船室に移動した。
一人で艦内を出歩く事は許されていなかったので、その部屋で時間を潰す事になる。
「暇潰しにどうぞ♪」と彼女が差し入れてくれたのは数冊のムックだった。
だが、どれもが女性向けのファッション誌だった。
当然「男」の意識の俺は見向きもしなかった…が、ぼーっとしている内にページを開き読み耽っている「あたし」がいた。
この服…あたしが着たらどんな感じだろう?
あたしなら別のスカーフを合わせるのに♪
あの若い参謀さんとオシャレして銀座でデートなんかできたりしてっ♪
路地の木陰に入ってあたしを見つめている。
(アナタの好きにして良いのよ♪)
肩に手が廻されて…あたしがゆっくりと瞼を閉じる…彼の息を感じる…そして
彼の唇があたしの唇と重なる。
彼の舌が割り込んでくる。
あたしは自分の舌を彼のに絡める…
頭がボーッとしてくる。
足元がふらつくが、彼がしっかりとあたしを抱き締めてくれる。
「疲れたかい?どこかで休もうか?」
と近くにあった高級ホテルの一室に…
(あたしはそんな身軽なオンナじゃないんだけど…)
気が付くと、あたしは服を脱いでベッドに寝ていた。
胸が愛撫される。
「ああん♪感じ過ぎるわ…」
あたしの甘えた声に彼も見事な裸体を晒す。
その股間には逞しい勃起が存在していた。
「きて♪」
あたしが誘うと、彼は身体を重ねてきた。
広げた股間に彼の先端が触れる。
そして…

胎の内に異物が侵入して来るのを感じた。
「ああん♪イイっ!!」
あたしは淫声をあげる…
(否ッ!!)
何が「イイ」だ!!
違和感・不快感以外の何物でもないだろうがっ!!
そもそも、何で「俺」が男に抱かれ、女みたいに貫かれなければならないんだ!!

これが「女」の肉体の記憶から再構成された「白昼夢」であると認識はした。
が、俺はまだ男に貫かれたまま身動きがとれない。
金縛りにあったように、自分の意思では指一本うごかせない。
抵抗しないどころか、積極的に腰を振り始める女に、彼も興が乗ってきたようだ。
突き入れる激しさを増し、捻りを加えてくる。
「んあん、あああん♪」
肉体は勝手に淫声をあげ、昇り詰めてゆく。
肉体の記憶にある「快感」を俺に押し付けてくる。
「ああん♪イクぅ、イッちゃう~!!」
俺は強制的にアクメを体験させられた。
頭の中が真っ白になり意識が飛んでいった…

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