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2016年9月24日 (土)

ネトラレ

出張から早めに帰宅した。
「ただいま。」
と玄関の扉を開けた。
(?)
そこには見慣れぬ履き古されたスニーカーが転がっていた。

「おっ、帰ってきたのか?」
と寝室から妻の声がした。
俺はもう一度「ただいま」と寝室のドアを開けた。
(!!)
ベッドの上に全裸の妻が起き上がっていた。
その脇には若い男が、これも全裸で転がっていた。
「ほら♪ご主人のご帰還だよ。」
と妻が若い男を揺り動かす。
「えっ?あ…、きゃっ!!」
若い男は女のように叫び、毛布を胸元に引き上げた。
「み、美里!! どういうことだ?」
俺が声を荒げると、
「あ、あなた…これは……っえ?何?」
と、俺に答えたのは若い男の方だった。
そして、
「悪いな。あんたの奥さんを寝取らせてもらったよ♪」
と、妻が意味不明な事を言う。
「あ…あたしのカラダ…」
その間にも、若い男は自分の身体を触りながら変な事を呟いていた。

「そうか。まあ、即には理解できないだろうな。だが、経験してみれば解るよ♪」
妻は立ち上がり、唖然としている俺に近付くと、俺の服を脱がせていった。
「へぇ、りっぱなモノ持ってるじゃないか♪」
と妻が俺の股間を持ち上げた。
(この女は妻の姿をしているが「美里」ではない)
俺はそう直感した。
その真相は程なく解明する。
俺は押し倒され、その上に妻が股がってきた。
股間に俺のモノを咥え、妻がヨがり始める。
条件反射のように、俺の股間も反応してしまう。
「んあっ、ああーーっ!!」
妻が達すると同時に俺も妻のナカに放出していた。

 

「どうだい?感想は?」
男の声がした。
いつの間にか俺は起き上がり、男を組み敷いていた。
「こうやって寝取るんだよ♪」
男は「俺」だった。
俺は股間に異物が挟まっているのに気付いた。
それは俺の膣に挿入された「俺」のペニスだった。
…そう。俺は今、妻の肉体の中にあった…

 

男=「俺」は唖然としている俺達を他所に、服を着直すと
「早速、このりっぱなモノを試させてもらうわ♪」
と外に出ていってしまった。

あたりは暗くなっていた。
「そうだ。晩御飯の支度をしなくちゃ♪」
と若い男=美里は立ち上がると裸エプロンでキッチンに立った。
(いくらセクシーなシチュエーションでも男の身体じゃ勃つモノも勃たない…)
と、今の自分にはその勃つべきものさえ無いのを思い出した。
「さ、ご飯にしよ♪」
妻のナイトガウンを着させられ、テーブルに着いた。
そこにはいつもの美里の手料理が並んでいる。
「食欲…ないの?」
と若い男が心配そうに俺を覗く。
「い、いや…そんなんじゃ…」
「そうよね。見知らぬ…それも男と二人だけっていうのは辛いわよね。…ちょっと待ってね♪」
と美里はクローゼットを漁り始めた。

しばらくして…
「これならどうかしら?」
と美里はサイズの合わないワンピースを着て、長髪のカツラを着け、元の顔が判らないくらいの厚化粧をして俺の前に現れた。
「っぷ。何だよそれは?できそこないのオカマか?」
「あっ、笑った?少しは緊張が融けたかしら?」
「わ、判ったよ。ちゃんと食べるから。」
と、見た目は女?二人での夕食が始まった。

 

数日後…
「俺」の死亡の知らせが届いた。
交通事故…即死だったそうだ。
俺は「妻」として、美里はその友人として俺に付き添い、葬式まで済ませた。
多分、死んだ「俺」は既に「奴」ではなかっただろう。
一時「奴」を探し出せば元に戻れるかも…とは思ったが「俺」の死とともに、それも不可能となった。

俺は「未亡人」として多額の保険金を手にし、当分は働かなくても良いようになった。
家事は美里が一切をやってくれる。
俺はただ一日をぼーっと過ごし、夜を迎える…

「んあん!! ああ~~ん♪」
「妻」の媚声が寝室に響く。
俺は快感に我を忘れる。
美里が俺を貫き、全身を責めたててゆく。
どこが感じるか…彼女は俺の肉体を熟知していた。
「ああん♪イッちゃう~~!!」
俺の淫声に美里が応じる。
「じゃあ、コレでイッちゃいなっ!!」
俺の膣に美里の精液が突っ込まれた。
「あ、あ、あああ……!!」
俺の意識は遥か高みへと放り投げられた…

 

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