« 最強を目指して…(1) | トップページ | あしたの花嫁(3)  »

2016年8月15日 (月)

あしたの花嫁(4)

二体のロボットボディが筐体に戻された。
俺の使っているロボットボディはそのまま…ウェディングドレスは脱いで美穂の服に着替えていた。
一段落し、三人で夕食を囲んだ。
「俺の分も?」
「食べても毒にはならないよ。尤も栄養にもならないけどね♪」
「気分の問題よ♪今日はあたしと正樹が夫婦になった日だからね。」
「とりあえず、乾杯しよう♪」
博士の音頭でささやかな宴が始まった。

「今夜は家に居るんだろう?」
「ええ。式を挙げたことで一段落したからね。」
「美穂にはすごく迷惑掛けてしまったね。俺がこんな…にならなければ、もっと普通の結婚式ができたのに。」
「これはこれで楽しかったわ♪一度に三役ができたもの…新郎として誓いのキスをするなんて、なかなかできるものではないわね♪」
「俺も博士とバージンロードを歩くなんて思っても…」
「どうしたの?」
「何か、以前同じシーンを白昼夢に見たような気がした…」
「正樹君が花嫁になるのは運命だったのかな?」
「パパ?彼女は今はもう〈美穂〉よ。間違えないで♪」
「な、何だよ突然に?」
「貴女は神様の前で〈佐江戸美穂〉としてあたしの妻になる事を誓ったのでしょ?今日からはあたしが夫で貴女が妻よ♪」
「はは~ん♪さては家事を全て正樹君に押し付ける気だな?」
「そ、そんなコトな…ぃ…」
「良いですよ、家事くらい。この体では俺が働きに出る事はできないのでしょ?元の肉体が回復するまでは家事一切を引き受けますよ。」

 

 
「…で、初夜…なのよね♪」
俺達はキングサイズのベッドの前に立っていた。
既に服は脱がされ、二人とも全裸である。
「美穂…」
俺は彼女を抱き締め、ベッドに押し倒そうとしたが、以前のような体格差がないので要領を得ない。
「やはりロボットはご主人様の命令に従うものじゃないかしら?」
「ご主人様?」
「妻は夫に従うものって言った方が良いかしら?」
「誰が妻だよ…っあん♪」
俺の抗議は一切届かず、俺は美穂に押し倒されてしまった。
(それに、っあん♪て女みたいな声を出して…)
「貴女はハジメテでしょうけど、あたしはこの肉体を熟知してるのよ。悪いようにはしないわ。全てあたしに任せて♪」
「しかし、俺の立場は…」
「貴女はあたしの妻の美穂。結婚したての新妻。初夜…貴女は初めてオンナとして抱かれるの♪」
頭の奥で「カチリ」と何かのスイッチが入ったような気がした。
その途端、俺は何も考えられなくなっていた…

 
「んあん♪何かクる。これがイクって事なの?ああーん、イクゥ…イッちゃう~~!!」
俺は美穂の責めに耐えきれず、あっと言う間に昇天させられてしまった。
「気持ち良いでしょ?夜は長いわ。まだ何度でもイかせてあげるわ。男と違って打ち止めなんてないからね♪」
再び彼女の指で股間を弄られると、さっきとはまた違った快感が込み上げてくる…
「いひゃっ!!それ以上はダメ!!」
口では拒絶しようとするが、身体は快感を追い求めるように美穂の動きに服従してしまう。
やがて…
「んあん、あああ~~ん♪」
オンナの嬌声を止めることもできずに喚き散らしている。
快感に支配され、再び昇り詰めてゆく。
「貴女はこの快感の虜になるの。でも、貴女はあたしの妻なのだから、いつでもこの快感に浸ることができるの♪」
「いつでも?妻だから?」
「この快感は手放したくないでしょ?」
「はい…」
「なら、認めることね♪言ってご覧なさい〈あたしは美穂。あなたの妻です。〉って♪」
お…あたしは…
そう…あたしは神様の前で誓ったじゃない。
そう…あたしは今日からこの人の「妻」なのだ。
「はい。あたしは美穂。あなたの妻です♪」
「良く言えました。忘れないでね♪」

あたしは再び歓喜の渦に巻き込まれていった…

 

« 最強を目指して…(1) | トップページ | あしたの花嫁(3)  »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: あしたの花嫁(4):

« 最強を目指して…(1) | トップページ | あしたの花嫁(3)  »

無料ブログはココログ