« BLUE | トップページ | WHITE »

2016年7月11日 (月)

RED

久しぶりに下腹部がシクシクと痛み始めていた。

久しぶりとは言っても毎月の事だ。
俺以外の男には解る筈もないが、女子は毎月こんな生理の痛みに耐えているのだ。
そう。俺は男なのだが、毎月のように生理の痛みに耐えているのだ。

 

そもそも、俺は「男」であるが、その肉体の中に「女」が共存しているのだ。
勿論、生まれた時は男だったし、戸籍も「長男」と記されている。
男として育ち、小さい頃は男友達と小便飛ばしを競ったし、中学に入ってからは夢精もあり、オナニーも覚えていた。
普通の男子学生として高校の入学も決まった…
その合格発表の日、おめでたいと赤飯が出たその晩、急にお腹が痛くなった。
食あたりかとトイレの便座に座った。
が、肛門からは何も出て来ない。
(この痛みは何なんだ?)
と思っていると
ピチャリ
と便器に滴が跳ねる音がした。
(何っ?)
それは小便とも大便とも違った。
そして、血の臭いがした…

便器の中を見ると、そこは血に染まっていた。
(何で突然出血?)
俺はまだ、腹の痛みと出血が結び付いていなかった。
そう、血の出ている箇所には痛みがないのだ。
トイレロールを千切って、尻を濡らしてゆく血を拭き取った。
その上で、血の出所を確かめた。
指先で血の滴りを追ってゆくと、金玉の袋が破けた…止めてあった縫い目が解けて、隠されていた穴が現れていた。
血はこの穴から出ていた。
その穴はまるで女性の膣のよう…
だとすると、この血は径血で、腹の痛みは生理痛?
(俺は男なのに…)

俺はトイレロールの紙を重ねてパンツの間に挟み、トイレを出ると母親を呼んだ。
父には聞こえないように
「かあさん…救急車を呼んでもらえない?」
と言った。
「どこか痛いの?ぶつけたの?切ったの?」
「切った訳じゃないけど、血が出て来るんだ…」
「かあさんに見せて。」
「ここじゃ無理だ。僕の部屋で良い?」

僕はベッドに転がり、ズボンを脱ぎ、パンツをずり下げて股間を見せた。

「ちょっとそのままで待っててね。」
母は一旦夫婦の寝室に戻るとがさごそと何かを取り出し、台所で水を入れたコップと一緒にトレイに載せてきた。
「まずは血を止めるわね。ナプキンは使えないようだから…ちょっと変な感じするかも知れないけど我慢してね。」
と、その穴に何かを突っ込んだ。
それがタンポンだとわかったのは後の事だった。
「血さえ止まれば慌てる必要はないわ。明日、かあさんと一緒に病院に行きましょう。市内だとあなたも恥ずかしいでしょうから、かあさんの知り合いに相談しとくわね。」
そして、母から渡された生理痛の薬を飲むと、しばらくして痛みは収まったのでその晩は何とか眠る事ができた。

 

翌日、病院で下された診察結果は「真性半陰陽」との事だった。
つまり、俺には男性器の他に正常に機能していると思われる女性器が存在していた。
「本来であれば、君の意思で男性または女性に確定させるよう、手術をしてもらう事になるのだが…」
「本来であれば?」
「ああ、君のように女性器が正常機能しているのは、大変珍しいのだよ。できれば女性となる事を選択してくれると嬉しいのだ。」
俺はこれまで「男」として生きてきたのだ。
それをいきなり「女」になるのは…
「…最終的には、俺の意思次第なんですよね?」
「これについては強制することはできないのだよ。」
「では、考えさせてください。」
「手術は早い方が良い。良い答えを待っているよ。」
そう言って病院を離れた。が…

 

 

高校の入学式までの間に、俺は何度が高校に行く事になった。
勿論、この肉体の事は学校側には知っておいてもらう必要があったのだが…
「君が最終的にどちらの性を選ぶにしろ、性が確定するまでの間は女子として登校してもらいたい。」
と言うのが学校側の要求だった。
まだ、正式には入学手続きは終わっていないのだ。その要求を呑めない限り…今更、別の高校を受験し直すなど時間的に無理である…僕は高校浪人する事になる。
「たぶん、他校でも同様な要求が出ると思いますよ。君には女性としての機能も備わっているのだから、学校側としては万一の事故を憂慮するのだよ。」
「それに、生理の時にはどう処理するの?男子トイレの中では好奇の目は逃れられないわよ。」
と母の援護もあり、俺は三年間を女子高生として過ごす事となったのだ。
流石に大学生になってからはスカートを穿く事もなくなった。胸は思った程膨らまなかったので、メンズ服をそのまま着れている。
(水着は胸を晒す訳にもいかないが、そもそもプールや温泉などは行かない事にしている)

 
俺は「男」として生活を続けているが、月イチで生理に悩まされる女性器をまだ持ったままにしている。
何でかっ…て?

勿論、女としてのSEXが気持ち良いからに他ならない。
俺の事を理解してくれる彼女とはレズみたいな関係だ。
俺は男として彼女を満足させてやると、今度は彼女にタチになってもらい「あたし」の女性器を責めてもらうの♪

「んあっ!!あん、ああ~ん♪」
あたしは快感を堪えられなくて、盛大に淫声をはりあげ、悶え狂っちゃうの♪

« BLUE | トップページ | WHITE »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: RED:

« BLUE | トップページ | WHITE »

無料ブログはココログ