« 落とし前(中編) | トップページ | オジサンち(4) »

2015年10月12日 (月)

落とし前(前編)

「ああん、あ~~ん♪」
女が俺の腕の中で喘いでいる。
(お前にも最高の悦楽を味わせてやるよ♪)
俺は女の股間に逸物を突き挿れる。女は再び喘ぎ声を上げた。

 

俺がこの特殊能力に目覚めたのはいつの事だったか?記憶が曖昧になっているようだ。
俺が抱いた女は皆、良いように感じて果ててゆくので、それが当然のように思っていた。
しかし、後日再会した女逹には、俺に抱かれた記憶が欠落しているのだ。
勿論、最高の悦楽に酔い痴れていた事も忘れていた。
それはそれで、もう一度、二度と悦楽を味わせてやれば良いと思っている。
(逆に警戒される事もないし、後腐れもない♪)

 

だが、そんな事は俺の能力の一端にしか過ぎないのだ。
ある日、俺が抱いた女の情夫だという男が俺の前に現れた。
女の方には俺に抱かれた記憶はないのだが、この男は女に盗聴器を仕掛けていて、ようやくのこと俺を割り出したようだ。
「落とし前を付けてもらおうじゃないか!!」
物凄い剣幕で俺に詰め寄ってくる。
勿論、俺は暴力沙汰には慣れていない…
「落とし前…って、俺にどうしろと?」
「そんなのは考えりゃ判るだろ?二度と俺の女に手を出せないようにしてやるんだよ!!」
男の剣幕に俺は「殺される」と思った。
男が少し表情を和らげる。
「とは言え、命までは取ろうとは思ってないさ。まあ、お前の男性器をチョン切るだけでよしとしてやるか?」

男性器…ちんちん…ペニス…
これが無いと女の子逹の悦ぶ顔が見れないじゃないか!!

その時の俺はソレを切り取られる痛みよりも、そっちが心配になっていた。
(それは、お前が彼女逹の悦びを知らないからだろう?)
怒りが込み上げてくる。
(お前も彼女逹と同じ悦楽を味わえば、そんな事は言えなくなる筈だ。)
奴の表情が、変に歪んで見えた。
(一度はお前も女として俺に抱かれてみるんだな!!)

「お、おい…」
奴の声が裏返っている。
「貴様…お、俺に…あたしに…何をしたのよ!!」
奴の声は裏返っていたのではない。
それは女の声に変わっていたのだ。

俺の前で奴の姿が変貌を遂げてゆく。
背が低くなり、手足が細くなってゆく。
刈り上げの髪がふんわりとしたボブカットに変わり、前髪が額の所で綺麗に切り揃えられていた。
顔も、厳つい男の顔から、愛らしい女の顔に変わり、美しく化粧が施されていた。
ズボンが短くなり、綺麗な脚を覗かせてゆく。
足元は真っ赤なハイヒールのサンダルで、足の爪も紅く塗られていた。
短くなったズボンは腿を剥き出すようなショートパンツに変わっていた。
シャツも丈が短くなり、形の良いお臍が見えている。
お臍にはピアスが飾られ、無駄毛はなく、すべすべな肌を露出している。
ウエストはきゅっと引き締まり、更に目を上げると形の良いバストがセクシーなブラジャーに包まれていた。
「早くぅ~♪あんたのおちんぽ、あたしに頂戴よ~!!」
本人は
〔早くしろ。貴様の男性器をチョン切って寄越すんだ!!〕
とでも言いたかったのだろうか?
しかし、本人の意図とは別に「女」の肉体がしとどに股間を濡らしていた。

「場所を替えよう。そこのホテルに着くまでは我慢できるよな?」
俺がそう言うと、彼女は待ちきれずに俺の腕を引いてホテルに駆け込んでいった。

ホテルの廊下に着ていたものを脱ぎ散らかしてゆく。
部屋のドアを開いた時には彼女はもう全裸になっていた。
「早くぅ~♪」
と俺のズボンのベルトを外す。
トランクスから溢れ出た俺の逸物に、早速しゃぶり付いていた。
その間にも、俺はシャツ等着ているものを脱いで、彼女と同じ全裸になった。
甲斐甲斐しく俺の逸物を弄っていた彼女にご褒美として、濃い一発を彼女の口の中に放ってやった。
彼女は一滴も余すまいと、一気に飲み込むと、亀頭の周辺に残った滓を丁寧に舐め取っていた。

「さあ、本番にしようか♪」
俺は彼女を抱え上げてベッドに運んだ。
彼女の体重は男だった時の半分もないだろう。
俺=男に「お姫様だっこ」される事にも嫌悪感は抱いていないようだ。
俺の首に腕を廻し、しきりにキスを要求してくる。
俺がそれに応えてやる度に、彼女はうっとりとして催眠状態をどんどん深めていった。

 

彼女は焦点の定まらない目をして股間を広げて「俺」を待っている。
彼女の肌に触れただけで
「ああん、あ~~ん♪」
と喘いでいる。
「お前にも最高の悦楽を味わせてやるよ♪」
俺は彼女の股間に逸物を突き挿れた。
彼女の嬌声が部屋の中に谺していた。

« 落とし前(中編) | トップページ | オジサンち(4) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 落とし前(前編):

« 落とし前(中編) | トップページ | オジサンち(4) »

無料ブログはココログ