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2015年5月 9日 (土)

実験台

「右腕!!」
指示を与えると微かなモーター音とともに右腕が曲がった。

未だ試作段階ではあるが、人間型の遠隔操作ロボットの開発は順調であった。
駆動系などのハードウェアは既に十分な域に達していた。
問題は、どんな劣悪な状況でも「確実に」「遅滞なく」操作を可能とする制御方法だった。
電磁波は遮断されたり、ノイズに妨害されたりする。
有線はどんなに工夫しても操作域に制限が加わる。
既存の様々な手段が検討された。
「重力波」や「精神感応」、「呪術」の類いまで…実際に試験を試みることまでやってみた。
が、決め手となる手段は見付からなかった。

「いっその事、小人さんに操縦してもらおうか?」
と誰かが言った。
「それだっ!!」
と主任が叫び、立ち上がった。
「外から操作できなければ、内側からやれば良い。コアさえ核・化学的攻撃から保護できれば、対応は可能だ!!」

俺達は子供の頃に見たロボットアニメをイメージした。
動かなくなったロボットからコアが射出され、主人公が生還する場面は何度見た事だろうか?
が、アニメのロボットと我々の開発しているロボットは先ず大きさからして全然違う。

「問題ない♪」
の主任の一言で開発は始まった。
勿論、人を小さくしてロボットに搭乗させる訳ではない。
コア内のメモリに人格を複写し、回収したコアから稼働時の情報を復元し、操縦者の経験として蓄積させるのだ。
今はまだコアとリンクした状態を保ちつつ、ロボット体が確実に稼働する事を検証している段階だった。
俺の向かい側で上半身と下半身が分離され、コアを露出しているロボットを俺自身がコアを介して操作しているのだ。
俺の頭に被せられたヘルメットから延びた線の束がコアに繋がっている。
安全の為、口の中には唾液を吸引する装置と強制的に呼吸を継続させる装置が押し込められている。
視界も覆われ、今見えているのはロボットのカメラが捉えた光景であった。
つまり、今の俺にはロボットの姿は見えない。見えるのは、リクライニングチェアにぐったりともたれ、右腕を曲げている「俺」の姿だった。
今はロボットを動かすと同時に「俺」自身の体も動いてしまうが、本格運用に入る時には生身の「肉体」は冬眠状態に置く事になっている。不用意な動作で肉体を傷付けないためだ。

曲げた腕を少し上げると、ロボットのカメラに掌が映る。その映像を見ながら、一本づつ指を動かしてゆく。
俺の指示が遅延なく反映されるのが確認できる。
「じゃんけんをしてみるか?」
同僚の本郷が声を掛けてきた。
カメラに彼の顔が映り込む。適当な距離を置いて彼は椅子に座った。
「ジャンケンポン」
彼の合図で拳を突き出す。彼はパーで俺の負けだ。
「もう一回だ。」
と俺は言おうとするが、今はまだロボットの発声機能は組み込まれていない。
横にあるモニタに俺の意思が写し出され、それを確認した後藤が「じゃあ、もう一回。」と再びジャンケンをした…
今度はパー同士。「アイコデショ」と再戦する。

結局、30戦全敗となった。
「がっかりするな。実を言うとな、モニタにお前の出そうとする手が一瞬早く表示されるんだ。もっとも後半はチョキ以外なモニタに表示されなくなっていたけどね♪」
つまり、後出しされていた訳だ。
まあ、これも反射速度を上げる訓練と割り切ればどうという事もない。

「次は何をする?」
とモニタ経由で後藤に確認する。
「スケジュールの前倒しになるが、歩行訓練をやってみるか?」
「大丈夫なのか?」
「お前の方に問題は無ければな。」
俺はロボット体の各部位に異常がないか確認した。
「下半身が分離したままだが、下半身だけで歩かせるのか?」
「そうだな。バランスの問題もある。結合させよう。」
そう言って後藤の姿が視界から消えてしばらくすると、吊り上げられたロボットの上半身が移動を開始した。

視界には依然として「俺」の姿が映っていた。
カチッ、カチッと音がする。その度に「俺」の体が痙攣する。
その音がコアと「俺」を結ぶ線が外される音だと気付いた時には既に全ての線が外されていた。
つまり、俺の人格がコアの中に取り残されてしまった事になる。
《合体完了》のメッセージが視界の端に映る。
その直後、俺はロボットの脚で立っていた。

「大丈夫だよ。戻しも巧くいく筈だよ。それより今は歩くのに集中すべきだ。」
今は彼の言葉に従うべきなのだろう。俺はロボットの体で歩いてみた。
意外とスムーズに脚が動いた。楽々とバランスが取れる。
立ち止まり、片足立ちをしてみた。
両手を広げなくともピクリともぶれることはなかった。
「軽くジャンプしてみるか?」
との後藤の声に従う。
俺は足を軽く曲げ、ぐいっと伸ばしながら飛び上がった。
軽く飛んだつもりが、頭が天井近くまで届いた。
そして、そこから落ちてゆく…

ピンッ!!

着地と同時に何かが弾ける音が聞こえた。と同時に、俺の意識は途絶えた…

 

 

 
コアとの接続部分に不具合があったのだろうか、俺が意識を取り戻すと幾人かの作業員に囲まれていた。
どうやらコアはロボット体と切り離されているようだ。コア本体が持っている圧感センサーが空気の振動を辛うじて音声に変換できるだけだった。
当然、こちらからの意思を伝える事はできないし、こちらは聞く事が精一杯で、映像情報は何も得ることはできていない。
作業員はコアをケースに収納しようとしているところだった。
「そっち押さえて。」
「ケースの蓋は?」
「降ろせ。ゆっくりと…そうそう。」
「ケースに固定して。」
そして蓋が閉じられたのか、音が遠くなった。
加速度を感じる。
コアを収納したケースを移動させているのだろう。揺れを感じる。

何も見えない状態で、時間だけが過ぎてゆく。
俺がコアの中に取り残されている事に気づいている者はいるのだろうか?

長い時間が経過した。
それが一日なのか一年なのか、俺には知る術がなかった。
自意識を保っていられたのが不思議なくらいだ。

 

 

 
「これがコアね?」
女の声がした。
「起動してみますか?」
「ボティは?これを組み込んで動かすのでしょ?」
「勿論そうですが、起動デモならカメラだけでも可能ですよ。」
そんなやりとりがされる中、ケースからコアが取り出される。
コアに接続されたカメラのスイッチが入り、俺の視界が復活した。

正面にはリクライニングシートがある。
「俺」が横たわっていたのと同じ仕様のようだ。
若い女性が現れ、シートに腰を降ろした。
「そのヘルメットを被らなければいけないの?」
さっきの女の声が彼女から発っせられた。
「デモ用に新たに作っている時間がなかったので。」
「デモは見た目も重要よ。検討してちょうだいね♪」
そう言いながら彼女がヘルメットを装着した。

「何?これって見るだけなの?」
「これは視覚信号を同期させているので、ビデオ画像を見るのとは根本的に異なります。稼働部品との連動があれば、解り易いですかね。」
「勿論よ。これだけだと何のアピールにもならないわ。」
と、彼女はヘルメットを脱ごうと手を伸ばした。
「待ってください!!」
慌てた声が響く。
「外すのは回収操作をしてからにしてください。」
「それもまた面倒ね。」
と女が愚痴る。

視界の隅に《回収開始》と表示が出た。
すーっと意識が遠くなり、次の瞬間、俺は再び手足のある肉体に戻っていた。
ヘルメットが外され「自分の目」で外界を見た。

(?)

「どうしました?」
と男が聞いてきた。
その声の主は後藤ではない。さっきまでコアの中で女に説明していた男の声だ。
俺は部屋の中を確認した。そこは元の研究所ではなかった。
目の前にはロボット体はなく、むき出しのコアしかなかった。
「ちょ、ちょっと待て…」
と、俺の発した声は女のように甲高かった。
「大丈夫ですか?」
と男が俺の顔を覗き込む。
俺は掌を胸に当て、それが女の体である事を確認した…

 

 
その部屋には、後藤と「俺」がやって来ていた。
「歩行実験の時に俺の意識が回収しきれずにコアに残留していたという事か?」
と後藤と「俺」に聞いた。
「歩行実験」というキーワードは「俺」よりも後藤の方に効いたみたいだ。
「あの時の歩行実験は下半身だけで…」
「後藤。正直に言え。あの時、俺は一瞬意識が飛んだように記憶している。」
「俺」が後藤を問い質した。

「俺」にはコアを切り離しての歩行訓練の記憶は存在しなかった。
後藤はジャンプ後にロボット体がフリーズしたため、俺の意識を回収しないままコアの強制再起動を行ったようだ。
今の俺はそこから分岐した「もう一人の俺」という事になる。

正論でゆけば、今の俺は存在しない筈の人格であり、早々にこの女の意識をコアから回収して、俺の存在は闇に葬られる。
…が、彼女の意識の回収はことごとく失敗に終わった。
どうやっても、コアの中に彼女の意識の存在が確認できないのだ。
コアの記録を解析した所で、既に彼女の意識は回収されているとしか表すことができなかった。
結論としては、この体に俺の意識が取り込まれた際、彼女の意識を塗りつぶしてしまった…となる。

俺は存在を許された。が、条件として「彼女」の代役を任されることになった。

この事故は公にされる事はない。人一人の人格が失われたのだ。殺されたと言っても過言ではない。
技術の進歩に犠牲はつきものであるが、このような事故が頻発すると社会秩序に乱れが生じる。
外見と中身の意識が異なっているのだ。故意に事故を起こすやからが出て来ないとも限らない。
公になれば、開発は中断…最悪の場合、中止となりかねない。
遠隔操作ロボットは、その完成が目前に迫っているのだ。
極秘裏に優秀なスタッフが集められ、本来の開発と並行して同じ事故を発生させないようにコアの設計変更が行われていた。

勿論、後藤も俺も優秀なスタッフではないので、秘密厳守を命じられた上で本来の部署に戻された。
もっとも、戻ったのは「俺」の方で、俺は現場から遠ざけられ、そこで「女」としての立ち居振舞いができるよう、特訓を受ける事となった。

 

 

この体は間違いなく「女性」であった。
誰が見ても「俺」ではない。俺が「女装」している訳でも「性転換」した訳でもない。
元から「女」なのだ。だから、無意識のうちに女らしい仕草が出てしまうのは、その体…骨格等に由来するものに違いない。
勿論、女の衣服も仕草を女らしくする手助けとなっている。踵の高い靴では、これまでのように大股ではあるけない。短いスカートを穿くと、自然と脚を閉じるようになる。

 
「よう♪調子はどうだい?」
俺との接触は極力避けるように言われている筈なのだが、後藤はちょくちょく俺の所に立ち寄る。
「いつもと同じよ。退屈で暇を持て余してるわ♪」
ようやく慣れてきた女言葉で応える。
「そうやっていると、中身がむさいおっさんだとは思えないな♪」
「見た目は大事だからね♪誰が見てもあたしは女なんだから、それなりにしておかないとね。」
「十分女らしいよ。中身を知らなければ、即にデートに誘ってるよ♪」
「デート…ね。よくこっちに顔を出すけど、付き合ってる女性とかいないの?」
「都合により、現在フリーだ。」
「ふーん。」
「そうだ。デートじゃないけど、これからドライブに行かないか?お前、ずっとここに籠っていたんだろう?」
「まだ、外に出る自信はないわ。」
「車の中にいれば他人に見られる事はないよ。たまには気分転換も必要だよ。」
「…やっぱり、それってデートって言わない?」
「外見はどうであれ、俺逹は男同士だよ。親友として、お前の事が心配なだけさ。」

 

結局、俺は後藤の車の助手席に座っていた。
車窓から綺麗な景色を眺めていると、これまでの様々な事から意識が離れ、純粋にその美しさに惹かれていた。

お腹が空いたな…と感じた頃合いが判ったのか、後藤はハンバーガーのテイクアウトを買ってきていた。
「これなら、誰にも見られずに食事ができるだろ?」
確かにそうであるが、できればちゃんとした食事の方が良いな…と思っていた。
が、後藤が持ち込んだ袋を開けた途端に立ち上った芳香に、俺の腹が我慢できずに声をあげていた。
「あぁ、美味しい♪」
俺はこれまで何度か食べた事はあったが、これ程美味しいと感じた事はなかった。
…と感じている一方で(この美味しさは変わらないわね♪)とも感じていた。
それは、この女の肉体の記憶なのだろう。

 

湖の駐車場で落ちてゆく太陽を見ていた。
「ああ、こんな景色見たのは何年ぶりかなぁ…」
俺は小さい頃、両親に連れられて旅行に行った事を思い出して呟いた。
(いつも変わらないようで、同じではないから自然の美しさって素敵なの♪)
と、最近も何度か見たようにも感じる。これも肉体の記憶が紛れ込んできているのだろう。
「じゃあ帰ろうか?」
と博司が言った。
「うん。でもその前に…」
と俺はドアを開け車の外に出ていた。
向かった先には公衆トイレがあった。
別にまだ尿意もなかったのに、何でトイレに行こうとしたのだろう?それに、迷わずにトイレに来れたのは何故だろう?
回答は肉体の記憶が持っていた。帰りの車の中で突然したくならないように、今の時点で済ませておく必要があると。

 
俺は女として振る舞うことには大分なれてきた。が、いざ人前で女として行動しようとしても、なかなか体を動かす事ができなかった。
ましてや、女性のトイレになど自ら入れるものではない。
が、無意識に行動していれば今のように車を降りる事ができる。
であれば、俺は何も考えないように肉体にその行動を任せてみた。
俺の肉体は躊躇わずに女性用に入っていた。
そこから先はもう慣れた手順である。スカートをたくしあげて便座に座った。

用が済み、博司の待つ車に戻りながら、肉体の記憶を確認する。
俺は…この女はこの場所にも何度か来ていた。それも、この車で博司とだ。
博司とは、以前から付き合っていたようだ。

…?

俺はいつから後藤の事を「博司」と呼んでいた?
それは、女の…肉体の記憶なのだろう。彼とは「博司」「美登里」と呼び合う仲だったのだ。
恋人同士…勿論、大人の関係である。デートの最後はホテルで体を重ねるのが習わしとなっていた…

 
俺が乗ると博司は車を発進させた。
「今日も楽しかったわ♪」
俺は(肉体が覚えている)いつもの様に博司の左手に指を絡めた。
「み、美登里?」
「なぁに?」
俺は博司にしなだれる。
「…いつもの所で良いか?」
博司は少しおどおどした感じで俺に聞いてきた。
「博司に任せるわ♪」
俺は股間が少し濡れ始めているのを感じていた。

 
車はホテルの地下駐車場に止まった。
入り口のゲートで受け取ったカードでエレベータが動き出した。
俺は博司にエスコートされてホテルの一室に入った。
俺には始めての場所だが、肉体が覚えている。
「シャワーを浴びてくるわ♪」
と俺は服を脱ぎ、シャワー室に入った。
「美登里」の裸体はもう何度も見る機会があった。が、こんなに性的に興奮している状態は始めてだった。
股間が濡れているのはさっきから感じていた。
乳首が硬く膨らんでいた。
(これが乳首の勃起っていうやつか?)
シャワーを浴びると皮膚がいつもより敏感になっていた。
(こんなだと、博司に触れられただけで変な声がでちゃいそう♪)
俺はバスタオルを体に巻いてシャワールームを出た。
「俺も汗を流してくる。」
いつものように博司がシャワールームに向かっている間にバスタオルを外してベッドに上がる。
薄布で裸体を隠すが、俺の陰部が透けて見えるようだ。
「お待たせ♪」
と博司が出てきた。
腰に巻いたタオルは大きくテントを張っていた。
「男」の意識ではおぞましいと感じるが、肉体の感情に従い自分が「美登里」であると意識すると、ソレは愛しいモノにしか見えなかった。
この肉体はこれまで何度もソレに貫かれ、言葉にできない快感を与えてもらったことを記憶していた。
その快感を今度は「男」の俺が享受するのだ…
(いえ、快感に浸れるのは「女」のあたしでなければ駄目よ!!自分を「女」であると認めない限り、この快感は得られないわ♪)
「博司、来て♪」
と彼を誘う。
「あぁ、美登里…本当に美登里なんだな♪」
「ええ、あたしよ…もっと強くだいてっ!!」
「俺は、お前が永遠に失われてしまったんだと思っていた…」
「あたしはここにいるわ♪」
博司のあたしを抱き締める腕に力がこもる。
彼の唇があたしの口を塞ぎ、舌が差し込まれる。
あたしは(いつものように)それに応じていた…

互いの唾液を吸い合っていると、彼の腕が解かれ右手があたしの太股に触れた。
掌が太股の内側を伝い上がってくる。
彼の指にあたしの愛液が触れる…
「きて♪」
あたしは脚を広げ、彼を迎え入れる態勢になった。
「美登里…愛してるよ♪」
博司が肉体を重ねてくる。
彼の硬くなった先端が股間に触れた。
少し腰を揺らして彼を誘導すると、先端が濡れた秘口を捉えた。
「いくよ♪」
彼の声に視線で応じる。
ヌッ…
と先端が潜り込み、ペニスが膣を満たす。

これまで経験したことのない感覚に俺の意識が呼び覚まされた。
「あんっ…」
俺は女の声で軽く喘いでいた。
(これが挿れられる感覚なのか?)
「動くね♪」
彼はそう言うと腰を振り始めた。
俺の膣の中を彼のペニスが行き来している。カリ首が膣壁を擦り、先端が奥を…子宮口を突く。
更に愛液が溢れ、クチュクチュと淫靡な音をたてる。
「ああっ!!」
快感をもたらす場所に触れられ、俺は無意識の内に媚声を上げていた。
その声に応じて彼の動きが激しさを増す。
俺の中では快感がどんどんと積み重なってゆく。
それは快感の高みに向かって駆け昇っていくよう…
「あん、あん、あんっ!!」
俺は叫び、彼が突き上げる。
目を閉じると、その先に真っ白な快感の頂きが見え始める。
(これがイクッてことなのか?)
(そうよ。何も考えずにイッてしまえば良いのよ♪)
「あぁ、イッちゃいそう♪」
「お、俺もだ。一緒にイこう♪」
俺の膣の中で彼のペニスが一瞬膨らみ、次の瞬間、先端から何かが放出された。
子宮口に叩きつけられた奔流が最後のひと押しとなって、俺は快感の頂上に放り投げられた。
俺は何か叫んでいたようだが、薄れゆく意識の中に落ちていった…

 

 
いつものように、博司が頭を撫でていた。
(いつものよう?)
何か記憶が混乱しているみたい。
俺と博司は男同士なのだから、ベッドで一緒に寝ることなんてないわ。ましてや頭を撫でられるなんてありえない。
でも、頭を撫でられていると妙に落ち着いて、いつも幸せな気分になるの♪
そうかぁ、撫でられていたのは俺ではなく「美登里」だったわね。
でも、今は俺が「美登里」なのだから、こうやって博司に頭を撫でられて幸せを感じていても良いのよね?

だから、俺は「いつものよう」に彼に囁くの…
「ねぇ、もう一度シて♪」

 

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