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2015年5月 9日 (土)

敗者

最後の最後に俺達は魔王に破れた。

リーダーのホセが魔王の剣に貫かれ、塵となって消えてゆくのを見た瞬間、俺達の張り詰めた意志の力の糸はプツリと切れてしまった。

ダンジョンに突入していた兵士逹はあっという間に排除されていた。
残されたのは俺達。四天王と称される幹部の4人だけだった。
弓遣いのロン。
双剣のフェイ。
魔術師のコウ。
そして俺…
槍のサイレン。

縄で縛られてはいるが、既に俺達には抵抗する気力もなかった。
俺達は魔王の前に並べられた。
「お前逹。中々に良い資質を持っておるな。その資質が蓄積されれば、いずれ儂を倒す事も叶うであろう。」
「そうだ。俺達がだめだったとしても、息子や孫逹が更に鍛えてお前を倒しにやってくるだろう。」
コウが俺達の想いを代弁する。
「だが、儂とて何もせずに倒されるのを待っている必要もない。打てる手は打っておく。」
「何をする気だ?」
「そうだな♪…」
魔王はにやりと笑った。
「儂の遺伝子にお前逹の資質を組み込んでみるのも一興だな。」
「遺伝子に組み込む?」
「お前逹の資質を持った儂の息子を、お前逹の子孫と対峙させるのも一興であろう♪」
「…俺達の遺伝子で魔王の息子…お、お前、女だったのか?」
「早合点するな。ほれ、儂にはコレがあるぞ♪」
奴は俺達に憤り勃つ逸物を見せつけた。
「どうやってヤルかはこれから見せてやる。先ずはロンとかいったな?お前からだ。」
奴はロンを招き寄せた。
「皆にも解るように、服を脱いでこちらに背中を向けろ。」
ロンは暗示にでも掛かったかのように、何の抵抗もすることなく、服を脱ぎ、魔王に背中を向けた。
「では、始めるぞ♪」
奴の腕がロンを引き寄せ、自らの腰の上に落とした。
「あがっ!!」
ロンの叫び声が上がる。
「こうすれば良く見えるだろう?」
とロンの両膝に手を掛け、脚を開かせた。
その股間には魔王の逸物が深々と突き刺さっていた。
「こやつの胎に儂のタネを送り込む。タネはこやつの遺伝子を取り込み、胎の中に根を張る。胎児となり、こやつから養分を獲て成長してゆくのだ。」
ロンの股間の接合部から流れ出る血液の赤に白いものが混じり、赤い筋を飲み込んでゆく。
白いものはロンの胎から溢れ出た、魔王の精液なのであろう。
「くあっ。あうっ!!」
痛みに耐えるロンの呻き声に変化があった。
声が裏返ったように高くなっている。
「始まったかな?良く見とけ♪」
それがロンを裸にした理由でもあった。
元々肌の白いロンであったが、更に白さを増してゆく。
頭を振ると揺れる髪が更に長くなり、艶やかさを増す。
そして、胸に「膨らみ」が生まれていた。
「あん。ああん♪」
ロンの呻き声は、完全に男に弄ばれるオンナの嬌声に変わっていた。
首は細く、艶かしいうなじを見せる。喉仏は消失していた。
胸が豊かになるのと同時に、ウエストがどんどん括れてゆく。
ロン自身の逸物も失われている。その股間は彼自身が生み出した愛液に溢れていた。

そこにはもう、魔王と対峙した時の面影は、何も残っていなかった。
「あん、ああん♪あああ~~ん!!」
ロンはオンナとして快感を貪り、最期の淫声と共にイくと同時に意識を失い、魔王の上に崩れ落ちていた。
「どうだ?これなら儂の子を孕み、産み育てるのに何の支障もなくなるであろう?」
と魔王は次の贄を物色し始めた。
そして、魔王の腕が上がり、伸ばされた指は「俺」を差した。
「次は槍遣い。お前だ♪」

魔王に呼ばれ、俺は一歩足を踏み出していた。
「そうだ。良い娘だ。素直な娘は良いぞ♪」
「娘」と連呼されるが、俺はまだ「男」である。が、魔王の言葉に逆らおうとする気にならない。
(それに、俺もまたロンのように女にされるのだ)
諦めの意識の奥に、何故か…
(早く女になって愛されたい)
と思う気持ちが芽生えていた。
「どうだ?お前の素直な気持ちを現してみないか?」
俺は魔王の前まで来ると、そこに跪いた。
目の前にはロンの破瓜の血と愛液、そして魔王の精液にまみれた逸物が威容を保っていた。
(女として彼に愛される為にはどうすれば良い?)
自問する以前から答えは判っていた。
俺は舌を出すと、逸物の汚れを舐め取っていた。
…いや、「汚れ」などではない。今の俺には「甘露」でしかなかった…
それを舌で掬い口の中へ。そしてコクリと喉を鳴らして呑み下す。
それは、俺の胃の中に溜まってゆくと次第に熱を帯びてくる。胃の中だけでなく通過する口の中や喉も暖かくなる。
その熱は内側から俺の肉体を柔らかくし、粘土細工のように俺の肉体を変形させていった。

「どうだ♪美味いか?」
と聞かれた。俺は彼の逸物から口を離し、
「はい。とっても♪」
と答えていた。
その声は、既に俺本来の声ではなく、愛らしい娘の声になっていた。
「お前の方も準備ができたようだな♪ズボンを脱いでみな。」
そう言われ、股間を意識すると、既にそこはしっとりと濡れているようだった。
彼に言われた通りズボンを脱ぎパンツを外すと、そこには「女」の股間があった。
「さあ♪」
と手招きされ近づくと、そのまま彼の腕に抱かれた。
正面に彼の顔があり、近づいてくる。
唇が合わさり、息を吸われる。ボーッとなり、とろりと瞼が落ちてくる。
いつの間にか、俺は彼の脚の上に跨がっていた。
彼の腕が俺を引き寄せると、俺の股間…女陰に太くて硬いモノが侵入してきた。
さっきまで、俺が舐めあげていた逸物だった。
「んあん♪ああんっ♪」
俺は女のように喘いでいた。
「お前にも、たっぷりと注ぎ込んでやるからな。元気な息子を期待しているぞ♪」
そして、次々と俺の膣に、子宮に、彼の精液が送り込まれた。
俺はその度に、快感に悶え、嬌声をあげていた…

 

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