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2015年5月31日 (日)

花嫁のパパ

教会の鐘の音が響いてゆく。
バージンロードを純白のドレスに包まれた「あたし」が近づいてきた。

姿は「あたし」だけど、その中身はパパ=あたしの実の父親なのだ。
ついこの間まで威張りくさっていたパパだけど、今ではもう「可愛い女の子」になりきっている。
(そういう風に調教したのはあたしなんだけどね♪)

あたしは「新郎」として白いタキシードを着て、彼女の到来を待ちわびていた。

 

 
あたしとフィアンセの修司さんを囲んで、一家で食事に出ていた。
ママが運転する車で山の中の小洒落たレストランに向かっていた。
カーブの続く山道を快適に登ってゆく。
対向車はほとんどなかった。
助手席にはパパが座り、修司さんとあたしは後部座席にいた。

「あっ!!」
とママが叫んだ。急ブレーキにタイヤが軋む。
その直後、車は道路を離れ、谷底に向かって落下していった…

 

何がどうなったかわからなかったが、何か強烈な光に包まれたのを覚えていた…

ふと、気が付くとあたし逹は車の中にいた。
車は山道の路肩に止まっている。
(確かにここから落ちていった筈よね?)
と窓の外を見たが、別段変わった所はなかった。

(?)

確か、助手席にはパパがいた筈…なのに、そこの席はぽっかりと空いていた。
まるで、最初からそこには誰もいなかったかのように…

「パパ、どこ?どこにいるの!!」
思わず叫んでしまった。
「んん…。ああ。どうなったんだ?」
と、あたしの隣から女の子の声がした。
見るとそこには「あたし」がいた。
「ああ、修司君か。怪我はなかったかな?」
と「あたし」があたしに聞いてきた。
そして、あたしの事を「修司君」と呼んだ。
「どういう事?」
そう言ったあたしの声は、もう「あたし」の声じゃなかった。
オクターブ低い「男」の声だ。
視線を落とすと着ている服が目に入る。
(…修司さんが着ていた服だ…)

「あ、あなたは誰なの?」
恐る恐る「あたし」に聞いてみた。
「修司君、それはないだろう?君のフィアンセの父親の顔を忘れたとでもいうのかい?」
つまり「あたし」の中にはパパがいて、あたしは修司さんの中にいる。
(じゃあママは?)

あたしは運転席の背中越しにママの肩を揺すった。
「ねえ、ママ。起きて。気が付いて頂戴!!」
その刺激に反応して、ママは気が付いたようだ。
「ねぇママ。よく聞いて頂戴。あ・な・た はだれ?」

「えっ?」
とママが振り返る。その目は大きく見開かれた。
「な、何で僕がそこに?」

「何でか…なんて解る訳ないでしょ?整理すると、ママが修司さんであたしがパパ。あたしは修司さんになっていると言うこと。」
「ママと俺の体はどこに行った?」
「知る訳ないでしょ!!こんな超自然的な事に説明なんか付けれる人いないわよ。」
「探して来る!!」
とパパがドアを開けた。
「ダメ!!」
とあたしが止めるより先にパパは路肩に転がっていた。
「パパはスカートやハイヒールの経験なんかないでしょ?まともに動けないんだからじっとしててよ。」
あたしは車を出て反対側に転がっている「あたし」を抱え上げて車の中に座らせた。
「修司さんもよ。勝手に動きまわらないでね!!」
と釘を刺すと、あたしは車の回りを見てみた。

車には何の傷もない。あたし逹の肉体にダメージがないように、崖から落ちたとは考えられない状態だ。
車の後ろに回り、道路の路面を見てみた。
勿論、急ブレーキの跡もない。普通に休憩の為に路肩に止めたとしか見えなかった。
当然、路肩から乗り出して崖を確認しても何も見つからない。
そう。パパの肉体はどこにもないのだ。

 

「少し遅くなったけど、取敢えずはレストランに向かいましょう。」
あたしは捜索を打ちきり、車に戻った。
「修司さんは運転できるよね。念のため、裸足で運転してね♪」
「あ、ああ。」
とエンジンを吹かし、路肩から出るとレストランに向かって車を走らせていった。

「遅くなって済みません。ちょっと事情があってお義父さんが来れなくなってしまいました。」
「こんな山の中ですから、時間通りにいかないのは折り込み済みですよ。」
迎えにでてきたオーナーが笑顔でそう言ってくれた。
「それに、ご予約は3名様と伺っておりましたが?」
「3人?最初から?」
「いえ、当方の手違いかも知れません。確認してまいりますので…」
「良いよ。こっちの思い違いだと思う。それより、お腹が空いてきた。早く席に付こうよ♪」
「それでは皆様。こちらにどうぞ。」

テーブルには確かに三人分の用意しかされていなかった。
「パパ。それに修司さんも。貴方逹は今は女性なんだから、気を付けてね。足を開いて座らない。大口を開けて食べない。それくらいは守ってちょうだい!!」
「わ、解りましたわ。」
「修司さん。その女言葉、変よ。なるべく喋らないで笑顔で返すようにしてね。」
どこまで理解できたかわからないけど、静かなディナーが進んでいった。

一通り食事が終わると修司さんが囁きかけてきた。
「やはり、トイレも女性用なんだよね?」
あたしは二人を交互に見た。
「そうね。お化粧も直しておきたい所だけど、パパと二人で行ってきた方が良いわね。いい、パパ?」
二人をトイレに向かわせている間に、あたしは修司さんのカードで支払いを済ませておいた。
かなりの時間を掛けてトイレを済ませた二人を待って、車に乗り込むとあたし逹の家に帰っていった。

 

 

 

あたしは彼…彼女等に「女」としての立ち居振舞いを特訓した。特にパパには「あたし」としてあたしとの結婚式が控えている。
様々な人の視線に晒される訳で、「あたし」として恥ずかしくない行動を取ってもらわなければならない。
が、そこは何十年も「男」として生きてきたパパには到底乗り越えられそうもない壁がそこにあった。
その「壁」を打ち破るにはかなりの荒療治が必要なようだった。
パパが自分が「男」だった事を思い出せなくなるくらい「女」である事を思い知らせるのだ。

「先ずは言葉よ。自分の事を俺とか僕とか言ったら、即オシオキだからね。自分の事はアタシって言う事!!」
「でも、女の子でボクとか言う娘だっているんじゃないのか?俺だって筈かしいんだ。せめて私って…」
「口答えは却下。あたしのキャラでボクなんてあり得ないの。それに今俺って言ったわね。オシオキよ。お尻を出して膝の上に乗りなさい!!」
「お…お尻って?」
「女子供を仕付けるにはスパンキングが一番なんでしょう?」
それはあたしが小さい頃、パパが言っていた事だ。
真っ赤に腫れたお尻の痛みに泣き叫んでいた幼い自分を思いだしていた。
「さあ、スカートを捲ってこっちに来なさい!!」
あたしはパパを膝の上に抱え、身動きできないようにした。
「貴女はもう女の子なの。自分の事をあたしと言えるまでオシオキが続きますよ。」
あたしはパパの穿いていたショーツを降ろし、可愛いお尻を剥き出しにした。

パシンッ

乾いた音が響く。
パパは声を出さないようにキュッと口を閉ざしていた。
パシッ、パシッと二発目、三発目が鳴る。
「貴女が解るまで続けますよ。」
パパはあたしから逃れようと身動きするが、成人男性の力を振り切る事は到底できなかった。
痛みと恥ずかしさにパパの目に涙が浮かんでいる。
「女の子みたいに泣いているの?いえ、もう女の子だったわね♪だから、早く自分が女の子だと認めてしまいなさい。」

「…だ、誰が…」
あたしは一際大きくお尻を叩いた。
「ヒッ…」
「早く認めないと、どんどん辛くなっていくわよ。さあ、言ってご覧なさい。あたしは女の子ですって♪」

パパのお尻から血が出るんじゃないかと思えるくらい、彼女なお尻は真っ赤に腫れていた。
そろそろあたしの掌も限界かと思ったころ、彼女の口が弱々しく言葉を紡いだ。
「…ぁ、あたしは女の子です。女の子だと認めます。だからもう止めるん…だ…」
「何?止めて?」
あたしは語気荒く聞き返した。
「…止めてくだ…さい…」
彼女が正しく言い直したのであたしは叩くのを止めた。
「そうね。もう夜も遅くなってしまったわね。貴女は早くお風呂に入って自分の部屋で眠りなさい♪」
「自分の?」
「そうよ。大好きなぬいぐるみ逹に囲まれて気持ちよくお休みなさい♪あたし…ボクはママと寝させてもらうから♪」
あたしはママの手を引いて夫婦の寝室に向かった。


「み…翆ちゃん。お義父さんにあんな事して大丈夫なの?」
修司さんが心配げに聞いてきた。
「聞き分けのない子にはこうした方か良いってパパが言っていたのよ。問題はないわ。」
二人になった所で、あたしは修司さんを抱き締めた。
「それに、翆はあの娘の名前だよ。ボクは修司だ。間違えるんじゃないよ♪」
あたしは修司さんにキスをした。
それはいつものキスとは違い、男として女に与えるキスになるように気を付けた。
修司さんも、肉体の反応に従っているようで「女」として、あたしのキスに応えていた。
「肉体は変わってしまったけど、ボク逹はこの先もずっと恋人同士だよ♪」
あたしは修司さんをベッドに押し倒した。

女が感じる所を女のあたしが間違える筈もない。
修司さん…いや、涼子はボクの腕の中で悶え痴れていた。

熟れきったオンナの肉体。パパとママが最近ご無沙汰なのも充分に承知していた。
そこに、若い牡の肉棒を与えてあげれば、堕とすのも簡単な事だった。

あたしは毎日のように、パパを「可愛い女の子」に、修司さんを「淫らな娼婦」に調教していった。

 

 

当初の予定通りに「修司」と「翆」の結婚式が執り行われることになった。
「翆」はあたしの望んだように「可愛い女の子」そのものになっていた。
生まれた時から女の子だったように、憧れのウェディングドレスに身を包み、幸せの絶頂にいるみたいだ。
「涼子」は清楚な和服姿で席に着いている。
大人しく座っているが、その顔には淫らな悦びの表情が浮かんでいる。
今日は一日中ディルドウを填めたままなのだ。勿論バイブのリモコンはあたしの手の中にある。
スイッチを入れると涼子は涙ぐんで快感に耐えるのだ。
参列者には、嫁いでゆく娘を想っているのだと思われていることだろう。

「翆」が近付いて来た。その手を取って引き寄せる。
あたしは彼女の耳元に囁いた。
「今夜からは夫婦のベッドで一緒に寝よう♪」

あたしはとっくに処女ではなかったが、今の「翆」は精神的には処女なのだ。
パパは「男」としてのSEXの経験はあっても「女」としては未経験だ。
自分を「女」と認めてからは女の肉体にも興味が出てきている。
男としての経験から自らを慰める事もしていたみたいだが、まだイクまでには至っていないようだ。
今夜からは彼女に、本物の「男」というものを教えてやるのだ。
勿論、涼子と一緒にね♪
本来の「妻」の目の前で「女」として恥態を見せることに、どれだけ耐えられるか楽しみだわ♪
当然、これは今夜だけではないわよ。
これから毎日、酒池肉林の日々が待ってるわ♪

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