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2015年3月17日 (火)

ET

「オマエタチニンゲンノコウビヲミセナサイ。」
突然見知らぬ場所に転送され、目の前に現れた宇宙人がそう言った。
拐われてきたのは、俺と親友のヒロの二人だけだった。
「コウビって何だ?」
とヒロが耳打ちする。
「平たく言えばSEXだ。だが、俺達男同士では成り立たない。」
俺達がコソコソと話していると
「ハヤクシロ!」
と宇宙人が機械を操作した。
俺達にスポットライトが当たり、まぶしさに目が眩む。
光が消えた後には、全裸の俺達がいた。

(?!)
次の瞬間、俺は慌てていた。
「ヒロ!!お前、その身体は?」
「あ…女になってる。」
「って、冷静すぎないか?」
「これならカズとSEXできるんじゃない?」
「お前なぁ、そんな簡単に受け入れてしまうのか?」
「カズになら抱かれても良いよ♪」

「マダカ?」と宇宙人。また機械を操作する。
「あっ、ベッドがでてきた。ここでシよ♪」
とヒロが俺の腕を引っ張った。
俺はバランスを崩し、ヒロに折り重なるようにベッドに倒れ込んだ。
「ああ~ん♪」
ヒロが甘い声をあげる。相手が「ヒロ」だと意識しているのだが、目の前の可愛くて全裸の女の子に俺の股間ははしたなくも反応してしまっていた。
「良いよ♪」
とヒロが股間を広げる。
そこにはしっとりと濡れた女性器があった。

「オオウ。」
宇宙人が感動の声をあげた。
俺は理性を抑えられず、ヒロの股間に挿入してしまっていた。
「ああん♪カズ大好き!!」
ヒロが俺を抱き締める。
二人の密着度は増し、俺のペニスは更にヒロの奥に届いていた。
「射しても良いよ。ボク、カズとの赤ちゃんが欲しいな♪」
「ち、ちょっと待て。離すんだ。それはヤバイって!!」
「駄目っ!!射してくれるまで放さない♪」
そう言って、ヒロは自ら腰を振り、俺に刺激を与えてくる。
(何て気持ちが良いんだ…)
背徳の行為であることは解っていたが、俺は快感に圧し流されていった…

 

「いっぱい射たね♪」
ヒロの声に漸く我に返る。
「コウビハカクニンシタ。スグニシュッサンスルコトハデキナイノダッタナ。」
「胎児が成長し分娩可能になるまではかなり時間がかかる。第一、今の一発で受胎できたなんて思えないぞ。」
「ソレハモンダイナイ。ココニアラカジメセイチョウサセタタイジガアル。コレヲシュッサンシテモラエバヨイ。」
「予めってなんだよ。これは料理番組か?」
「マア、チカイモノデハアル。ジャア、コンドハオマエニヤッテモラオウ。」

 
俺の腹が突然痛み出した。
見ると、俺の腹は妊婦のように膨らんでいた。
いや、腹だけではない。乳房も膨らみ、生まれてくる赤ん坊に飲ませるためのミルクが湛えられているみたいだ。
「カズのおちんちんも無くなっちゃったね♪カズはこれから赤ちゃんを産むの?」
「どうやらそうらしい。陣痛が激しくなってきた。」
「大丈夫だよ。ボクが付いてるから♪」
「お前じゃ何の足しにもならないぞ。…う、産まれるっ!!」
俺はベッドの上で足をM字に開き、大きくいきんだ。
胎児の頭が股間に現れる。
「あっ、出てきた♪」
ヒロは宇宙人と一緒になって俺の出産を見物していた。
胎児の全身が外に出た。
「臍の緒を切ってくれないか?」
そう言うと
「ワカッタ」と宇宙人。
赤ん坊は「おぎゃあ、おぎゃあ」と景気よく泣いている。
俺は胎盤を排出して、ようやく落ち着きを取り戻した。

 

「ナカナカオモシロカッタゾ。ヨカッタラジカイモヨンデアゲルガドウスル?」
「ボクは結構面白かったよ♪カズは?」
とヒロ。俺は
「誰が二度と来るか!!」
と言い放つ。
「ソレデハゴキゲンヨウ。」
宇宙人の声と共に、俺達は再び転送された。

 

そこは俺達が拐われた元の場所だった。
「ボクもカズの赤ちゃんを産みたかったな♪」
服も元通り、肉体も男に戻っているのを確認した。
「男同士で赤ん坊ができるか!!それに、俺は男のお前など抱く気にはなれないぞ。」
「じゃあボク、女になる♪」
「あれは宇宙人の超科学による現象だ。普通は簡単に性別が変わることなんかないんだ!!」

とは言ったが…
しばらくしてヒロの妊娠が確認された。
あの一発が見事にヒットしていたようだ。
ヒロの肉体はみるみる女性化してゆく。法的にも「女性」と認められた。
「これでカズとも結婚できるね♪」
と甘えてくるヒロは、もう「女」そのものだった。

 

*** タイトルは Extended Trouble の略です ***
 

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