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2015年3月17日 (火)

先輩♪

彼の言動に疑問を持ったのはいつの頃だっただろうか?
練習で汗をかいた時に、即にタオルを手渡してくれていた。親切な奴、重宝な奴と思っていたが、それが自分だけに向けられたものと知ると、彼の言動の不可解さが目につくようになった。
これが、可愛い女の子にサービスされるのであれば、恋人に推挙するのにも何の異存もない。
が、相手は「男」だ。これ以上彼の奉仕を受けていれば、いずれ「ホモ」のレッテルを貼られてしまうだろう。
俺は彼に言った。
「もし、俺に恋愛感情をもって接して来るのであれば、俺には迷惑なものでしかない。」
彼は硬直したように動きを止めた。
「俺は男と付き合う気はない。」
一気に彼の目から涙が溢れ落ちた。
これが女の子なら可愛げもあるのだろうが…
俺は彼を残し、その場を立ち去った。

 

 
それから、プツリと彼は俺の前に現れなくなった。
いなければいないで寂しく感じる…否、便利な小間使いがいなくて不便を感じていた。
それを原因にするのも憚られるが、俺の成績も伸び悩んでいた。
ご多分に漏れず、俺の生活も荒れ始める。練習にも出ずにゲームセンターで時間を潰す。
遊ぶ金がなくなると、街をぶらついて過ごす。
「ねぇ♪遊ばない?」
ケバいお姉さんに声を掛けられる。金がないと言うと途端に冷たくあしらわれる。
か、中には若いオトコを漁ってるような女もいた。
俺はどさくさに紛れ、童貞を卒業する事になった。
頑張れば小遣いをくれる女性もいた。
金が手に入ると再びゲームセンターに舞い戻ってくる。
このサイクルがしばらく続いていた。

 

 
「ダメ。貴男はこんな所にいてはダメよ!!」
見知らぬ女の子が俺の前に立ちはだかった。
「君は?」
という俺の問いには応えず、
「ずっと貴男を見ていたのよ。貴男はこんな所でくすぶっていてはいけない人なのよ!!」
そして、その女の子は俺の前から消えた。

どこかで彼女が見ている。彼女には良い所を見てもらいたい。
そう思った俺は、再びフィールドに立っていた。

汗をかく。タオルを手に取る。
そのタオルは自分で取り上げたにも関わらず、彼女から手渡されたように感じていた。

 

「どうしたの?ご無沙汰じゃない♪」
声を掛けてきたのは、俺に小遣いをくれていた女だった。
「俺はもう、あんた逹と関わる事はないんだ。金輪際、声を掛けないでくれないか?」
「あら、そんな事言って良いのかしら?」
含みのある笑顔に不吉な思いが過る。
「な、何があるんだ?」
「この娘に会いたいんじゃないかと思ってね♪」
彼女が差し出した写真にはあの娘が写っていた。
「なぜあんたが彼女を知っている?」
「この娘はあたしが調教してあげたんだからね♪あんたになら、この娘とSEXさせてあげるよ。」

俺は頭の中が真っ白になっていた。
彼女と再会できるどころか、彼女を抱ける?
俺はこの女逹にSEXの快感を教えられていた。彼女もまた…て思うと、彼女の清純さは崩壊し、悦感の奉仕者としての彼女を想像する。
俺はフラフラと女の後に付いていった。

 

 
「んあん♪」
「あああ~ん♪」
オンナ逹の淫靡な声にその部屋は満たされていた。
気が付くと、俺は裸にされ、手足を縛られていた。
目の前では彼女がオンナ逹に奉仕していた。
それは手や口だけでなく、彼女の股間のモノまで動員していた?!
「男の娘って言うの?ペニスを持った女の子ね。女装した男の子とも言うけどね♪」

彼女が「男」?

「綺麗になったでしょ?これも皆、あんたの為って言ってたわよ♪」
女の言葉に彼女の顔が一人の男の顔とだぶった。
(まさか…「彼」か?)
俺は「彼」の名を呼ぼうとしたが、口枷に阻まれ声が出ない。
「ごめんなさいね。今、あんたに喋らせる訳にはいかないの♪でも、ちゃんとSEXさせてあげるから大人しくしてて。」
そう言うと女は彼女=彼を呼んだ。
「こっちにもご奉仕してあげてね♪」

「ハ~イ♪」と彼女=彼がやってきた。
「こういうの初めてですか?」
可愛らしく問いかけられたが、俺は何と答えれば良いのだろう?
それ以前に、俺は身動きも取れない状態なのだ。
「じゃあ、お姉さまにも気持ち良くなっていただきますね♪」
と彼女=彼が伸し掛かってきた。
(お姉さま?)
その違和感が更なる違和感に塗り込められる。
「もうこんなに勃起させて♪では始めますね。」
チュパッと彼女=彼が俺の胸に吸い付いた。
その胸は、大きく膨らんでおり、その先端で硬くなっていた乳首が責められた。
(何だコレは!!)
と思うより先に快感が押し寄せてくる。
もし、口枷がなければ、俺は女のように喘ぎ声をあげていたに違いない。

(俺の肉体が「女」になっている?)
快感に翻弄されながらも、今の状況を分析してゆく。
「あら?もうこんなに濡れているのね♪」
彼女=彼に床に転がされ、股間を撫であげられた。
そこには女性器があり、愛液が溢れ出していた。
女は彼女とSEXさせてくれると言った。だが、彼女=彼は「男」でその股間には立派なペニスがある。
彼とSEXするには、俺の方が「女」になってソレを受け入れるしかないということか?
「じゃあ、挿れるね♪」
彼が身体を重ねる。押し開かれた股間に、彼の腰が近づく。
ペニスの先端が濡れた股間に触れ…そのままズブズブと、俺のナカに没していった。
「女」の俺は快感に悶え狂っていた。口枷で喘ぎ声を封じられた分、肉体の動きで発散させるしかなかった。
俺はオンナの快感に支配され、更なる高みへと誘われてゆく。
「さあ、コレでイッちゃいな♪」
彼の熱い塊が俺のナカに打ち付けられる。
(イクッてか?)
頭の中が真っ白に染めあげられ、俺は意識を失っていた。

 

 
「どうだった♪あの娘とのSEXは?」
女が俺の身体の拘束具を外してゆく。
ここは先程の淫声に満ちていた部屋ではなかった。そこには椅子に拘束具で縛られた俺しかいなかった。
改めて自分の身体を確認した。そこにあったのは俺本来の「男」の肉体だった。
「あれは何だったんだ?」
「夢でも仮想現実でもないわ。あんたは実際にオンナとしてあの娘とSEXしてたのよ。」
「…」
「あの娘、良いモノを持ってたでしょう♪でも、あんたとSEXしたいから切ってしまいたいって言ってるのよ。」
「切る…って?」
「おちんちんよ♪切り落として本物の女になりたいんだって。」
「…」
「あんたもあの娘の良さを知る事ができたでしょ♪本当に勿体ないと思わない?」
俺の頭の中にあの快感が再現される。
「だから、あの娘がこのままであんたとSEXできるように、あんたの方で対応してもらいたいの♪」
「俺が?」
「あの娘とのSEX、最高だったでしょう?あんたがうんと言えば、いつでもあの娘とSEXできるのよ♪」
「あの娘と…」

 

 

 
「先輩♪ハイ、タオルです♪」
練習で汗をかいた俺に彼女がタオルを手渡してくれる。
誰も彼女の正体を知らないので「ホモ」だとか言われる事もない。
まあ、成績は伸び悩む…というよりか、一時期よりも落ちてはいる。が、彼女=彼と一緒にいられるだけで俺は幸せなのだ。

練習が終わると、彼女=彼と俺の部屋に向かう。
俺は服を脱ぐと下着を着け替える。その間に彼女=彼はタックを外す。
「先輩。可愛いです♪」
股間を憤り勃たせた彼がやってくる。
俺の今日の下着にはレースの花模様があしらわれていた。
ピタリと股間を覆うショーツ。お揃いのブラのカップの中にはシリコン製の人工乳房が入っている。
既に、俺の股間は潤み始めていた。
「先輩とこうしてSEXできるなんて夢のようです。」
彼の手が俺のショーツを剥ぎ取ってゆく。
「それはあたしもよ♪」
彼を抱き寄せると、股間が触れ合う。
「早く挿れて頂戴♪」
彼は首を縦に振ると、逞しい肉棒を突っ込んできた。
「あんっ♪ああ~~ん!!」
部屋の中はオンナの嬌声にどんどん包まれていくのだった。

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