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2015年3月17日 (火)

覚悟

「ごめんね。」
彼女はそう言った。

それが、僕の肉体に起こった異常事態に関わるものだとは、即には気付かなかった。
「あたしのココ、触ってみてくれる?」
彼女は僕の掌を、彼女の股間に圧し付けた。
今まで女性のそんな場所に手を触れた事はないが、ゴリッと縦に存在する棒状のモノは、決して女性の股間には存在しない筈のモノに違いない。
「コレ。多分貴方のだと思うの。」

(僕の?)

彼女の言っている事は普通の状態では理解することは難しかっただろう。
しかし、今現在。僕の股間からおちんちんが消えているという事実と併せると、それもアリなのかと合点してしまう。

 

確かに昨夜までは、僕の股間におちんちんは付いていた。
その日、意を決して彼女に告白し、OKがもらえた嬉しさで、その後の未来がああなったりこうなったりと妄想しながらマスを掻いていたのは確かだ。
彼女を抱いて…だが、あっという間に昇り詰めてしまい、硬くなった息子の先端から、白濁したモノを放出したりもしていたのだ。

そんな快感と共に僕は寝入っていた。
そして、夢の中でも彼女と抱き合っていた。
「そんなにもわたしを愛してくれているのね?」
夢の中で彼女は言っていた。
「あたしを愛すると、貴方はとても辛い思いをする事になるのよ。それでも良いの?」
「僕は貴女と一緒になれたら、他には何もいらないよ。」
僕はそう答えていた。
「貴方のこれまでの人生を失ってしまう事になっても?」
「もちろんだとも♪」
「じゃあ、試させてもらうわ♪」
そう言うと、彼女は僕を積極的に責め始めた。
僕が彼女を抱いていたのが、いつの間にか僕が彼女に抱かれる形になっていた。
「ああ…良い♪」
彼女から与えられる快感に、僕は女の子のように喘いでいた…

 

その朝は意外とスッキリとした目覚めを迎えていた。
あんな夢を見ていたにも拘わらず、その前に出すものを出していた所為か、パンツを汚してもいなかった。
いつものように起き抜けにトイレに向かう。飛沫が跳ねるのが嫌で家では座ってするのが習慣になっている。
パンツとズボンを一緒に下ろして便座に座った。
(?)
何かいつもと違うと感じたが、そのまま放尿を開始した。
(!!!!)
小便が直接股間から噴出し、内股に飛沫が掛かる。雫がお尻に滴ってゆく?
(?!)
股間を覗き込むと、おちんちんが消えて無くなっていた。

「どうしたの?ごはん出来てるわよ。」
母の声に慌てて濡れた股間を拭き取りトイレを出た。
おちんちんが無くなった以外は体にはどこにも異常はないようだ。とりあえず2~3日様子を見て、どうにもならないようなら病院に行こう。と、その後は普段通りに支度をし、朝御飯を食べて学校に向かったのだった。

 

「放課後に会いにきてくれない?」
昼休みに彼女にそう言われた。
昨日の返事は無かった事にしてくれ、とか言われないかとビクビクしながら午後の授業を受けていた。
最後の授業が終わると同時に僕は教室を飛び出していた。
彼女の教室の前に着くと同時に、ドアが開いて彼女が出てきた。
「こっちへ…」
と校舎を出た。
その先には旧校舎があった。鍵が掛かり立ち入り禁止になっているのだが、彼女の手には鍵束があり、難無く入る事ができた。
旧校舎の最上階には昔の生徒会室があった。
中に入る。
他の部屋はどこもうっすらと埃が積もっていたが、この部屋だけは綺麗に手入れされていた。
「ここなら誰にも邪魔されないわ。」
そう言って彼女は僕を見た。

「ごめんね。あたしのココ、触ってみてくれる?」
僕か彼女の股間を確認したのがわかると、彼女はこう言った。
「コレ。多分貴方のだと思うの。」
「僕の?」
「違う?」
彼女の手が僕の股間に押し当てらた。
「…っあ♪」
突然の事に、僕は何もできなかった。
彼女は更に指を突き立てるようにした。
「ああ…」
昨夜の夢の快感が再現される。
全身が痺れて立っていられなくなる。
「力を抜くと良いわ。あたしに身を任せて♪」
いつの間にかズボンのベルトが外されていた。
ストンとズボンが落ちてゆき、パンツも下ろされていた。

くちゅり♪

僕の股間が卑猥な音をたてていた。
彼女の指が僕の股間に直に触れている。
そこを中心に快感が広がってゆく…

「こうなる事を恐れて、あたしは男の子と付き合わないようにしていたのにね…」
彼女は僕の股間を弄りながら語ってくれた。
「あたしの一族はご先祖様が純潔を望んだ為、変な呪いのようなものが掛かっているの。一族の女は本当に愛した男としか交わる事ができないって。」
彼女の指が僕の股間に潜り込んでゆく。
そこは、男には存在しない筈の胎内に続く路だった。
「一族の女は皆、妊娠することができなくなった。唯一、本当に愛した男性と性器を交換する事でのみ子供を授かる事ができるんです。」
そう言いながら、彼女はスカートの奥から硬く勃起したペニスを露にした。
「あたしが男性を愛すると言う事は、その男性と性器を交換し、その男性を孕ませる事になる。その男性の人生が本来望んでいたものとは異なってしまう事になる。そう思って、あたしは自ら恋愛の対象を女の子だけにしていたのに…」
彼女が体を重ねてきた。
彼女のペニスが僕のナカに挿ってくる…
「あたしは貴方の申し出を断る事ができなかった。貴方には運命的なものを感じたの。これまで付き合ってきたどの女の子よりも愛しく思った…抱き締めてぐちゃぐちゃにしたかった…」

「ああっ!!」
と僕は喘いだ。
僕の膣の中で彼女のペニスが一層硬く、大きくなったのを感じた。
「僕はどうなろうとも貴女を愛しています♪」
僕はようやく、それだけを彼女に伝える事ができた。
「嬉しいわ♪」
そう言って彼女は腰を動かし始めた。
「んあん♪イイ…!!」
僕は女の子のように喘ぎ、彼女を受け入れた。
次第に昇ってゆく。
そして…彼女が僕の奥に放出すると同時に、僕は女の子としてイッてしまっていた♪

 

 

「お父さん、お母さん。僕をここまで育ててくれてありがとう。」
月並みな台詞だが、こう言わない訳にはいかないのだろう。
「何だか娘を嫁に出すみたいだな。」
と父。
「子供が産まれたら見せにきて頂戴ね♪」
と母。
父はともかく、母は僕が妊娠している事に気付いているに違いない。
僕がタキシード、彼女がウェディングドレスを着てはいるが、実際には僕が彼女の一族に嫁入りすることになるのだ。
女性の周期などの知識のない僕に「安全日」や「危険日」などという概念はなかった。
スキンも着けずに性行を繰り返していれば、妊娠するのも当然である。
悪阻も彼女に指摘されるまで、単に体調不良だと思っていたくらいだ。
彼女の一族の配下にある病院で診察を受け、妊娠している事が判明してからは、事態は雪崩の如く展開していった。
僕達は大学に通っていたが、このまま僕が出産・子育てをする訳にもいかない。
周りには彼女が妊娠した事にし、僕が婿入りする形で結婚する事になった。
僕は彼女の実家に入り、そこで出産する事になる。
僕達は大学を中退することになる。
お腹が目立たないうちに結婚式を挙げる事になったのだ。

 

(別エンド)

「大丈夫かなぁ?」
もう何度目になるか彼女に確認する。
今日は彼女とプールに行く事にしていた。が、これまで何度となくSEXをしているうちに、僕の体は腰がクビレ、胸が膨らんできていた。
この際だから女物の水着を着てみては?という事で彼女の家で水着を借りる事になったのだが…
「その格好で更衣室に入る訳にはいかないでしょう?」
と、彼女の服…ワンピース…を着させられる事になった。
髪の毛も大分伸びていて、最近では男の服を着ていても女の子に間違えられる事がある。
が、はじめての「女装」である。どこかで男とバレないか気が気ではなかった。
(ちなみに彼女は女装サイトで見つけたタックなる手法で見事におちんちんを隠している)

「何度も言わせないの。時間がなくなるわ。大丈夫だから、とっとと出掛けましょう♪」
そう言われ、女物のサンダルを履いて外に出た。
プールへの道を歩いてゆく間、誰か知り合いに会わないかとびくびくしていた。
(誰かに訊かれたとき、僕の事は彼女の親戚の娘だと紹介される事にはなっていた。)

そしてプールに到着する。それでも、やはり「女子」更衣室に入るのは躊躇した。
「悩まないの。後ろがつかえちゃうわよ。それにこの間、ちゃんと生理もあったでしょ?貴方はもう十分に女の子なのよ♪」
と背中を押されて更衣室に入った。
彼女はセパレートタイプの水着なので、下は家から穿いてきている。服を脱ぐとさっさと上だけまとって終わりになる。
僕のはワンピース=競泳用の水着だ。
まずはスカートの中に手を入れてショーツを脱ぐ。
(勿論これも彼女からの借り物だ。ココで男モノのパンツを脱いで他の人の目に触れたら、どんな騒ぎになったことか…)
水着に足を通して腰まで引きあげる。そしてワンピース等の服の残りを脱ぎ去って、肩紐に腕を通してゆく。
男にはこのような着方をする服などないので、かなり恥ずかしい。
水着がぴたりと体に貼りついたようになった。
「ちょっと良い?」
と彼女にお尻の所を直された。
「さあ、行こう♪」
とプールに飛び込んでゆく。
水の中ではもう男だとか女だとかは関係ない。僕はキャアキャア言って水遊びを楽しんでいた…

 

「焼けたね♪」
と彼女が僕の背中を見てそう言った。
そこにはくっきりと(男では有り得ない)水着の跡が残されていた。

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