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2014年10月 5日 (日)

before/after

CM にStoryを付けてみました
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「あの~、コレ間違いではありませんか?」
受付の娘が確認する。
「おたくの広告は嘘なんですか?」
と俺。俺の指した広告には「理想のボディを手に入れられます」と書かれている。男性コースならムキムキのマッチョマンに、女性コースならボッ、キュン、ボンのナイスバディのbefore/afterが掲載されていた。
そして、申し込み書には男性コース、女性コースの選択欄がある。つまり、男性が女性コースを選択する事も可能な訳だ。
つまり、受付の娘は俺が提出した申し込み書の「女性コース」にチェックしているのを指摘してきたのだ。
「お客様こそ、本当によろしいんですね?」
彼女は逆に俺を脅すように言った。
「あ、ああ。」
少したじろぎながらも肯定する。
「申し込みは受理されました。係の者が案内しますので、そちらのソファでしばらくお待ちください。」
(って、本当に申し込みが通っちゃったよ♪)
俺は内心のドキドキを隠せずにいた。

 
係の人に更衣室に連れて行かれた。
「今回は初回なので、標準のトレーニングウェアとなりますが、個室に移られたら専用のロッカーもありますので、運動に支障がないものであれば選択は自由になります。」
そう言えば…個室レッスンを謳い文句にしていたと思い出す。更衣室も各々の個室に付属しているのだろう。
当然、共用の更衣室はあまり広いものにはなっていなかった。
次に基本的な身体測定が行われ、最後に上半身裸の状態で写真が撮られた。
「申込書で同意されていると思いますが、この写真は弊社の広報活動に使用される場合があります。問題ありませんね?」
つまり、俺が見た広告のbefore/afterに使われる可能性があるという事なのだろう。
「構いませんよ♪」
と俺は答えていた。

 

「先ずは余分な体脂肪を削ります。その後で理想的な体型に近付けるよう調整していきます。」
専属のトレーナーに言われるがまま、脂肪の燃焼効率を高めるためと、特別に調合されたドリンク剤を飲みながら、エアロビクスに明け暮れていた。
確かに、体重はどんどん落ちていった。
特に食事制限を指示されていないので、飲み食いはいつも通りだった。
(それでも体重が落ちるというのは、如何に運動不足だったという事か)

運動をする事で筋肉が解れ慢性的だった肩凝りが取れた。間接周りも動くようになり、体の柔軟性も増したようだ。
前屈で床に掌が着いたどころの話ではない。180度の開脚や女の子のぺったんこ座りも苦もなくできるようになっていた。

「大分絞り込めましたね。それでは仕上げの体型の調整を行います。」
トレーナーがそう言ってきた時には体重は50kgを切るまでになっていた。余分な脂肪は根こそぎ搾り取られている。
筋肉を強化することはしなかったので、腕や脚はかなり細くなっている。
ウエストに至っては女性モデル並みにまで絞り込まれていた。
「貴方の頑張りのおかげで調整のプログラムは随分楽になりましたよ。」
と、新たに調合されたドリンク剤が渡された。
軽めのエクササイズの後に入念なマッサージが行われた。
骨格を矯正し、脂肪の蓄積場所を移動させるという。
実際、骨盤が広げられると、ウエストから腰のラインはかなり女性的なものになっていた。

更に、エステで全身が磨かれ、無駄な体毛が消し去られるとともに、栄養を補給された肌はモチモチと触り心地も良くなっていた。
「夜、寝る時にはコレを着けておいてください。」
と渡されたのはスポーツブラだった。エステの揉み上げ効果で胸に脂肪が集められているが、微かに膨らんでいるがブラを着ける程ではない。が…

 

翌朝、目が醒めると胸に違和感があった。着けていたスポーツブラを押し上げるように立派なバストが出来上がっていたのだ。
ブラの中を見てみると、愛らしい乳首も飛び出ている。いつものように直にワイシャツを着ると生地に乳首が擦れ、痛みがある。
(女性にはブラジャーは必需品なのだな)と理解できたが「男」の俺にはブラジャーの買い置きなどある筈もない。
一晩着けていたスポーツブラを再び装着してワイシャツを着た。が、今度はバストが邪魔をしてボタンが止められない。
大きめのティーシャツなら問題ないが、これで仕事にでかける訳にもいかない。
取敢えず今日は休むと連絡した。が…
「ご家族の方ですか?えっ、本人?!大分喉をやられているようだね。ゆっくり休んで早く直すんだよ♪」
と、最初は「俺」とは認識してくれなかった。喉がおかしいと言われても俺自身に風邪等の症状は出ていない…

「あ、ああー」
俺はようやく、自分の声がいつものものでない事に気付いた。意識して低い声を出しても「男」の声には聞こえない。
普通に声を出せば、それこそ「女」の声そのものだった。
慌てて鏡の前に立ってみた。
(…)
そこには寝乱れた髪の見知らぬ「女」が映っていた…

 
その「女」が俺自身である事は疑いようもない。辛うじて顔の造作の中に「俺」の痕跡を見つける事ができた。

俺は全身を映せる鏡の前に立った。
ブラを外し、上半身裸になる。
どう見ても男物のパジャマのズボンを穿いた「女」だ。
更にズボンに手を掛け、パンツと一緒に引き下ろした。
鏡に映っているのは全裸の「女」以外の何者でもなかった。

 

 

「これで全てのプログラムは終了です。良くがんばりましたね。おめでとう♪」
と、トレーナーからbefore/afterの写真を手渡された。
「男」だった俺と「女」になった俺…
とても同一人物には見えないけど、これは現実に起きた事だ。

 
俺はスカートを穿き、女として仕事をしている。
時には俺に声を掛けてくる男もいる。俺は快く付き合ってやる。
勿論、男と女の関係に発展するのだが、どんなに俺を悦ばせてくれた男でも、俺が男であった事を告げると、二度と声を掛けてはくれなかった。

今も、ベッドの上で俺の膣に熱い迸りを注ぎ込んでくれている男がいる。
「あん♪あああ~ん!!」
快感に俺は淫声をあげる。
この快感を得られただけでも、俺は女になって良かったと思っている♪

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