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2014年6月19日 (木)

荒野(3/4)

そのシェルターでは、女は奴隷のように扱われていた。
メイド服の下には荒縄が巻かれ、当然のように下着を着ける事は許されていなかった。
男には力があり、知識がある。女は養われているのだから、男に奉仕するのは当然である…という論理は「俺」の出現により瓦解するのだった。

シェルターの状況が解らなかった俺は、シェルターの入り口の近くで夜を明かすつもりでいた。
深夜になり、闇に紛れるかのようにシェルターの住人が俺を取り囲んだ。
何の警告もなしに(奴等は俺が寝込んでいると思っていただろう)槍状の武器に教われた。
俺は余裕で奴等の攻撃をかわし、槍状の武器の一本を掴んで奴等の動きを封じた。
「えらく剣呑なご挨拶だねぇ?」
俺の発した声に奴等の動きが凍る。
「お、女か?」
「女で悪かったわね♪でも、力の差は歴然でしょ?」
奴等はおし黙ってしまった。
俺が抑えていた武器を放すと、それを手にしていた男はフラフラとよろめき、その場に尻餅を突いていた。
「貴方たちのシェルターに案内してもらえないかしら?」
俺の申し出に奴等は顔を見合わせた。多分、奴等の中には決断できる者がいないのだろう。
「グズグズしない!!」
俺が奴等の一人の尻を蹴飛ばすと、ようやくシェルターに向かって歩きだした。

燃料も十分にあるようで、地下にあるにもかかわらず、シェルター内部は明るく照らされていた。
「こちらへ」
中から迎えに来た男が、応接室のような部屋に案内した。
ソファに腰掛けしばらくすると、このシェルターのリーダーらしき男が現れた。
男は俺に向かい合うように座った。
「ご用件は何でしょう?政府の方のようではないですよね。軍の方としても、我々に干渉する事はできないのでしょう?」
「軍関係と言えば、あながち間違っていないわね。尤も軍が機能していないのはそちらもご存じでしょう?」
「ならば、なおさら用向きをお聞かせいただきたい。」
「単に、観光に来ただけよ♪」
「観光…ですか?こんな何もない所に?」
「何だと思った?」
俺が問い返すと、男は一瞬思案した。そして、
「そう…観光…ですね。それでは、今日はもう夜も遅い。明日にはガイドを付けてあげましょう。」
「ありがとう。助かるわ♪」
二人は立ち上がると握手をした。

「こちらへ…」
メイド服を着た女性が現れた。
(何でメイド服?)と思いつつも、彼女に付いて寝室に入った。
「聞いても良いかしら?」
俺は案内が済んで出て行こうとする彼女を呼び止めた。
「はい。何でしょう?」
その時、俺は彼女のメイド服の下に何か不自然なモノが装着されているのに気付いた。
「その服の下、確認させてもらえないかしら?」
「いえ、これは…」
彼女が拒絶するのも構わずに、俺は彼女のスカートを捲った。
そして、その下に巻かれた荒縄と、彼女が下着を着けていない事を確認した。
「これは奴等に強制されて?」
「力のないあたしには何もできません…」
「ここの女たちは皆?」
「他の人たちは皆逃げてしまい、あたしだけが逃げられずに…」
俺は猛烈に彼女を助けたいと思った。

彼女がそわそわと時計を気にしていた。
「どうしたの?」
と聞くと
「ご奉仕の時間なんです。遅れるとまた酷いめに…」
「ご奉仕…って、夜の遅い時間に女が男たちに呼ばれるとなると、その内容は推して知るべしよね♪」
彼女は答えずに顔を真っ赤に染めた。

 

「遅いぞ!!」
扉を開けるなり、怒号が降り注いだ。
「お待たせしてすみません…」
俺はか細い声で謝り、男の股間にひざまずいた。
男のズボンの前を広げると、むっとした芳香が立ち込める。俺の肉体が反応し、フェロモンの分泌が始まる。
勃起したペニスを手に取り、指を絡めて刺激を与える。俺は即にでも咥えつきたい衝動を必死で抑え込んだ。
「お、お前!荒縄はどうした?」
漸く、俺がメイド服の下に荒縄を巻いていないのに気付いたようだ。
「リリスじゃないぞ?!誰だ?」
男たちは慌て始めたが、彼らは既に俺のフェロモンを大量に吸引してしまっていた。
「慌てないの♪ちゃんとイイ事はシてあげるからね♪」
俺はメイド服を脱ぎ去った。
「貴男たちも脱いでちょうだい♪」
俺は最初に準備を終えた男に跨がり、硬く勃起したペニスを俺の膣に咥え込ませた。
次の男は俺の両脇に立たせ、手で弄ってやる。もう一人を呼び寄せ前に立たせると、俺はそいつのペニスを咥え込んだ。
俺の技で、四人が同時にザーメンを放出する。そして俺は次の四人の相手をしてやる。
一晩ヤリ通しただけで、男たちは腰が立たなくなってしまった。

 

部屋に戻ると彼女=リリスが待っていた。一睡もしていなかったのだろう、目は真っ赤に腫れていた。
「今日は朝の支度はしなくても大丈夫よ。お昼までゆっくり寝てなさいな♪」
俺は俺の部屋のベッドにリリスを眠らせると、シェルターの中を確認してまわった。
確かにリリスが言ったように、以前は彼女以外にも女たちがいたようだ。今は使われていない部屋に、リリスのものではない女物の服などが大量に残されていた。

リリスが目覚めると、俺は彼女と一緒に男たちの食事を作った。
リリスはいつもリーダーの男から与えられた食材のみを使って調理していた。彼女はシェルター内の食材の備蓄がどのくらいあるのかも知らないでいた。
「大丈夫なんですか?勝手に材料を持ち出して来て。」
「男たちはお肉メインにしか考えないからね。使われてなかった食材もあるし、何より栄養のバランスを考えてあげないとね♪」

俺はリーダーを始めとし、男たちに言い渡した。
「彼女の人格を認める事。それから、常に彼女を補助する人を何人か選びました。三日間、あたしが集中して訓練します。その間はあたしもリリスも夜のご奉仕はなしです!!」
「三日間なら…」
と渋々合意させた。

「好きな服を着ても良いのよ。」
と言ったが
「何かこの方が動き易いし、気が引き締まる感じがするから♪」
とリリスはメイド服を着たまま、家事に勤しんでいた。(勿論、服の下には荒縄はなく、下着もちゃんと着けていた)
「訓練が終われば、貴女も楽になると思うから、しばらく我慢してね♪」
「ありがとうございます♪」
と彼女は笑顔を見せてくれた。

逆に、暗い顔をした男が二人、俺の前に並んでいた。リリスの補助をさせるために俺が選んだ内の最初の二人だ。
俺はこの肉体に秘匿されている機能を発動させた。
二人を部屋に入れると服を脱がせた。
「これから三日間、貴方たちには食事はありません。必要な栄養はあたしの体液で補充していきます。」
男たちの顔には諦めの表情しか浮かんでいなかった。
「先ずは少しリラックスしましょう♪」
俺も裸になると、フェロモンを放出しながら、彼らのペニスを弄り始めた。

 

昨夜の狂宴で尽き果ててしまった男たちであったが、まだまだやりようはある。昨夜はまだまだノーマルなSEXだったのだ。
「こうすれば…ほら♪硬くなったでしょ?」
俺は男の尻の穴に指を入れ、直腸側から前立線を刺激したのだ。
初めての刺激に、男たちはどう対処して良いかわからないようだ。
「快感には素直になった方が良いわよ。喘ぎ声を上げるのが女だけなんて決まりはないんだから♪」
フェロモンの効果に加え、暗示・洗脳のスキルを加味してゆく。
「んあ…、あああ…」
野太い声での喘ぎ声は聞くに耐えられるものではないが、今が我慢のし所だ。
「喉が乾いたでしょ?でも、普通の飲み物を与える事はできないの。もちろん水も飲んじゃだめよ♪」
俺は男の頭を俺の胸元に寄せた。
「この三日間、口にして良いのはあたしの体液だけって言ったでしょ?先ずはこれからね♪」
と、俺の乳首を男の口に咥えさせる。俺の体内で合成された薬液が男の喉を鳴らした。

 

三日目には男たちは従順になっていた。俺だけではなく、誰の命令にも素直に従ってしまう筈だ。
お尻の方も十分に開発してやった。リリスの代わりに男たちを受け入れ、自らも快感を得られるようになっていた。
俺の体液の効果はそれだけではない。俺は彼らの肉体さえも変容させていた。
栄養分をぎりぎりで制御し、二人の体重をそれぞれ30kgは落としている。スレンダーな肉体ではあるが、一部の贅肉だけは残し、逆に肉厚を増やしてやっている。
そう。二人は見た目には「女」だった。胸には立派な膨らみがあり、太くて濃い体毛は抜け落ち、肌は白く艶やかになっている。
ペニスは残されていたが、既に「男」としては使い物にならなくなっていたし、二人ともペニスから以上の快感を得る方法を身に付けていた。
更に、喉仏も焼失させているので、「女」の喘ぎ声を出せるようにもなっていた。これで化粧を施し女の顔を作れば、彼らが二人を抱くのにも殆ど抵抗はない筈である。

俺はリリスに二人を預け、次の二人を呼び込んでいた。
リリスには、二人に逃げていった女たちの服を着せ、化粧をしてやるように言っておいた。
従って、次の二人は三日後の自分たちの姿を想像することはできないでいた。

 

更に三日後に「女」となった二人をリリスに引き渡した。
リリスによると、前の二人はリーダー以下に好意的に迎え入れられたようだ。リリスの負荷も少しは軽減されたらしい。

二人をリリスに預けた後、最後の二人を呼び寄せた。が、その二人はなかなか来ようとしなかった。
当然であろう。
今まで男の奴隷でしかないと思っていた「女」に自分が変えられてしまうのだ。
容易に受け入れられるものではない。

だが、俺の計画では6人の「女」が必要だった。6人が揃えば、リリスに自由を与えることができるのだ。
是非ともあと二人を「女」に変えたかった。

喚き声が近づいてきた。最後の二人が4人の「女」に引き連れられてきた。
「大丈夫、何も怖くないわよ♪」
「貴女も即に「女」の素晴らしさを知ることになるのよ♪」
「女」たちは二人を安心させようと声を掛けているが、二人の耳には一切入って来ないだろう。
だが、俺のフェロモンの配下に入ってしまえば、洗脳も容易になる。
最後の二人が裸にされ、俺の前に差し出された。俺の手が二人のペニスを握った。
「さあ♪男としての最期の快感を味わわせてあげるわね♪」
俺は二人の精液を最後の一滴まで絞り出してやった。
「でも、これで終わりじゃないのよ♪これから、もっと凄い快感を味わわせてあげるわね♪」

 

 

さすがに、一気に6人もの改造を行うと肉体が休養を欲してきた。
俺はリリスと抱き合って眠っていた。
久しぶりの受け身のSEXだった。それも、相手が女の子だ。
男に抱かれる経験は数限りなかったし、男として女を抱いたこともあった。が、女として女に抱かれるのは初めての経験だった。
リリスは同性として「女」の感じる所を熟知しており、的確にその場所を責めたててくる。俺は何もできず、ただ喘ぎ悶え狂うだけだった。
男は性的な快感で射精する。萎えたペニスが復活するまでのインターバルがある。そして、放出する精液も無尽蔵にある訳ではない。
が、女同士ならそのような制約は一切ない。互いの体力が尽きるまで、繰り返しイき続けることができるのだ。
俺はこれまでになく、快感に意識が朦朧としていた。ただ、快感にのみ支配され、快感の渦に呑み込まれていった。

 
俺はリリスのシェルターを後にした。
勿論、リリスに別れを告げてはいない。が、これ以上このシェルターに俺が居ると何らかの問題が起きそうな予感がした。
今だ体力は十分とは言えなかったが、皆が寝静まっている時に、俺はここに着いた時の服に着替え、そっと抜け出していった。

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