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2014年4月22日 (火)

海外支援

わたしが学校に行けない理由は、「女の子だから」。
アフリカ系女の子のドアップの写真とこんなコピーの入った広告があった。

 
小さな文字で、貴男の支援が必要です。と続いていた。
30才の男性なら、10才の少女3人を男の子にして学校に通わせることができます。貴男の支援が必要です。性の対価交換をしませんか?

海外支援機構とあったが、連絡先などは何も書かれていない。
何かの冗談かとも思ったが、女の子だからって学校に行けないって事には憤りを感じていた。

 

《ご賛同いただけるのでしょうか?》
どこからともなく声が聞こえた。辺りを見渡したが、それらしい人物の姿は見えなかった。
《貴男の脳に直接語り掛けています。返事も声に出さなくて大丈夫です。》
SFか何かにあるテレパシーってやつか?幻聴の一種かも知れない…
《貴男方からすれば信じられない技術ですが、我々はこれを日常的に使っています。
 話を戻しますが、少女逹の望みを叶える手助けに協力してもらえないでしょうか?
 貴男も憤りを感じていたでしょう?》
確かに、彼女逹が可哀想だとは思う。しかし、性を交換するなんてこと本当にできるのか?
《問題ありません。これも、我々が日常的に使っている技術です。試しにやってみませんか?》
試しか…なら、やっても良いかな?
《ご協力感謝致します。早速、性を交換させていただきました♪》

 

 

あたしは、まだその広告を見ていた。
何をそんなに好き好んで学校に行きたい訳?それより遊んでた方が楽しいじゃん♪

って、何であたしはこの広告の前に立っていたんだろう?
何か引っ掛かるモノを感じたが、あたしは女の子の広告から視線を引き剥がした。
あたしはその広告に背を向けて歩き出す。ハイヒールを鳴らし、雑踏の中に紛れてゆく…

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