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2013年11月30日 (土)

翔びますッ♪

宇宙船が亜空間から通常空間に復帰する。
亜空間エンジンが停止し、目的の恒星系に向かって自由落下してゆく。
反重力装置で減速を開始するまで、まだ十分な時間があった。

 

「コーヒーをもらえるかな?」
俺はアンドロイド・メイドのマリアに声を掛けた。
コーヒーサーバーが音をたてる。暫くして芳ばしい香りとともに、コーヒーが運ばれてきた。
「ありがとう♪」
とマリアからコーヒーを受け取る。

亜空間では重力制御が効かない。こうやってカップでコーヒーが飲めるのは通常空間に戻るまでお預けとなるのだ。
香りを楽しみ、少量を口に含みコーヒーの味を楽しむ…
「あと30分で減速ポイントに到達します。」
至福の空間をマリアの声が切り裂く。
「まだ、飲み始めたばかりだろう?」
「現在のペースでお召し上がりですと、時間を超過してしまいますので警告させていただきました。」
「だ、大丈夫だよ。ちゃんと間に合うから♪」
「ご主人様は猫舌にも拘わらず熱いコーヒーを所望されます。時間迄に飲み切れないということは、宇宙船の資源を無駄に廃棄することになります。この宇宙船では、そのような無駄は許されません。」
「だから、残りは君にあげているだろう?無駄にはなっていないさ♪」
「何度も申し上げますが、わたしはアンドロイドです。嗜好品の摂取に意味はありません。」
「固いこと言うな。人間には息抜きってものが必要なんだ。…って、そろそろ準備を始めなきゃな♪」
俺は飲み掛けのコーヒーをマリアに手渡した。
「残りは飲んでおいてくれ♪」
「かしこまりました。」
と渡されたコーヒーを美味しそうにのむマリアを見て、俺はコンソールに向き直った。

 

減速ポイントまではまだ十分な余裕があったが、俺は各システムの点検を開始した。
これから酷使する反重力装置だけでなく、非常時のロケットエンジン、大気圏内で使用するエアブレーキ、そして使い終わった亜空間エンジンもチェックしておく。
即に不具合が発生しなくとも、兆候の現れた部品は、地面に降りたら即に交換部品を手配しておくのだ。
「あと5分で減速ポイントです。」
マリアの声に反重力装置のプログラムを確認する。
恒星系内の重力に対応した斥力を発生させ、宇宙船を減速させるのだ。
未だ恒星との距離が大きいので、近くの惑星重力の干渉がある。
微調整を行うことでエネルギーの消費を抑えることができるのだ。

「極力無駄を省く」
それがわが社の社是であり、無駄が多いとダイレクトに査定に響くのだ。
「コーヒーを止めれば良いのに。」とマリアには良く言われるのだが、こればかりは許容できない。
その分、経済的なコース取りでエネルギーを浮かせて相殺しているのだ。
つまり、俺が使うのは反重力装置の斥力ばかりではない。惑星引力を反重力装置の逆作用で強化して減速させる小技を用いるのだ。
その為、一般航路を多少逸脱してしまう。
つまり、整備されていない場所を通過することになるのだ。
そこには宇宙船の航行に支障を来す障害物の存在が否定できない。
俺は目を凝らし、障害物の有無を確認する。
その手はいつでも障害物を回避できるようロケットエンジンの操作棹に置かれたままとなる。

「内惑星系に侵入。速度は法定基準値まで落ちています。目標惑星視認。ビーコンを確認。認識番号は送付済みです。」
マリアが次々と情報を伝えて来る。
アンドロイド・メイドではあるが、この瞬間のマリアは優秀なナビゲーターであった。

俺の手がロケットエンジンの操作棹から離れる。
惑星の管制下に置かれた宇宙船は、自動操縦で港に降ろしてもらえる。
俺は「ふう」と一息吐いたが、マリアは「積み荷を確認してきます。」と操縦室を後にした。

 

俺はとある輸送会社の契約社員である。
支給された宇宙船で指定された荷物を運ぶのだ。
何を運ぶかは会社の指示による。俺の給料は何を運んだかではなく、基本的にどれだけの距離を運んだか…で決まる。
更に、宇宙船の資材を有効に活用すれば評価は上がり、無駄使いは査定に響くのだ。

自動操縦の宇宙船が着床するまでの間の時間を使って、先程チェックした機器で必要となる交換部品を手配した。
受け取りを出航直前にしておけば、上陸中はフルに自由時間となる。

俺は着床した宇宙船のエンジンが止まりきらないうちに、街中に飛び出していった。

 

腹拵えを終えると、俺はカジノに向かった。
運が良ければ、今度の航海も運に恵まれる。
運が付いていない時は、カジノで悪い運を使い果たした…と考えている。
まあ、一種の気晴らしにしか過ぎない。
…が、今日は妙にツイていた。
気が付くと、掛け金が通常とは2桁違っていた。
それでも負けたり勝ったりしながら、俺の持ち金は年収の倍近い数字になろうとしていた。
(早く止めなければ…)
理性の囁きは店内の喧騒に掻き消されてしまう。
それでも、ディーラーの促しを辞退して席を立ち上がった。

気分良くアルコールを飲み過ぎたか、足元がふらふらしていた。
セクシーな女性が近より、俺を支えてくれた。
彼女に導かれ、俺は店の奥にある隠し扉を潜っていた。
しばらく薄闇が続き、明るい場所に出ると、そこは豪華な寝室であった。

服が脱がされる。
彼女も服を脱ぎ、見事なプロポーションを披露する。
「さあ、いらっしゃいな♪貴男のナニもかも絞り取ってあげるわ♪」

桃源郷に漂っているような心地だった。
何も考える事ができない。
快感の中で、俺は何もかも手放してしまっていた。
既にカジノの儲けは消え去っていた。

そして、身ぐるみ剥がされるだけでは済まなかった。
血が売られ、目が売られ、内蔵が売られ、手足が売られていった。
「さあ、取れるものはみんな取ってしまったようね♪じゃあ、生命維持装置を外してお終いにしましょうか?」

「待ちなさい!!」

その時に飛び込んで来たのがマリアだったのは後で知る事になる。
俺はもう「脳」だけの存在でしかなかった。
そこで何が繰り広げられているかさえ、認識できないでいた。
マリアは常に「マスター」である俺の生体信号をモニターしていた。俺の肉体が切り刻まれ、運び出されることで異常に気づいたマリアは、即に行動を起こしていた。
もちろん、この場所には簡単には辿り着けなかった。
地元の警察から情報を得て、警備の薄い場所から突入してきた。
メイド服姿のマリアが警備する厳つい男逹を、文字通り投げ飛ばしていった。
アンドロイドならではのパワーだった。

障害を排して、最短時間で辿り着いたのだが、俺はその存在を失う一歩手前だった。
「マスターを預からせて頂きます。」
と生命維持装置ごと俺を宇宙船まで運んできたのだ。

 

俺は今、安定した宇宙船の生命維持システムに組み込まれていた。
宇宙船のモニタが俺の目や耳の代わりをしてくれている。
この状態で、俺はマリアから報告を受けたのだった。

奴等には叩けば出てくる埃が沢山あり、マリアの突入のどさくさに地元警察が様々な証拠物件を押収したらしい。
俺の件が審議に掛けられるとしても、優先順位はかなり低く、2~3年は待たされるとの事だった。
「ここで待ちますか?お仕事に戻りますか?」
とマリアに問われた。
事後処置は会社の方でやってくれるらしい。リハビリを含め、この惑星に滞在するのも許されてはいた。(が、無給である…)
仕事に戻れば金が入る。何より、今の俺は一文無しなのだ。

「仕事に戻られるのでしたら、少々細工が必要になります。」
「細工?」
「マスターがこのままの状態でも宇宙船を飛ばす事は可能ですが、マスターご自身が操縦していることにはなりません。」
マリアは自分の服を脱ぎ始めた。
「マスターの生体組織は、この宇宙船のキーでしかありません。実際に操縦するには手足が必要となります。」
全裸になったマリアは、更に胸を開いた。
人間であれば、そこに肺や心臓が詰まっているのだが、アンドロイドの胸の内側は空洞になっていた。
「一旦、感覚機能を切断します。再リンクが完了すれば、マスターは操縦に必要な手足を確保できます。」
船内カメラは、宇宙船の生命維持システムから俺の脳が取り出されるのを写しだしていた。
ソレを手にしたマリアは、にっこりと微笑むと、彼女の胸の中に納めてゆく。
一本一本、生命維持システムに接続されたパイプが外され、彼女の躰に繋ぎ直されてゆく。
次第に俺の意識が霞んでいった…

 

 

 
目覚めると、正面にコンソールがあった。
そるは、見慣れた…俺の席だった。

各計器を一瞥する。出航準備は全て整っていた。
モニタには離床順を示す表示があった。

カウントが「0」になる。
離床開始…反重力機関が宇宙船を地面から圧し上げてゆく…管制区域内は全て自動で推移してゆく。
「離床開始。機関正常。」
社内規定に従い、口頭確認する…

(?)

その声に違和感があった。
(これは「俺」の声じゃない!!)
甲高い、女の声が俺の口から発っせられていたのだ。

胸元に視線を落とす…
そこには双つの膨らみがあり、フリルの付いた布地に被われていた。
(この服はマリアの?)
ようやく、俺は今の状況を把握した。
マリアは俺に宇宙船を操縦するために必要な「手足」を用意してくれた。
それはマリアの躰に他ならなかった。
彼女の胸の中に格納された俺の脳が、彼女の躰を操っているのだ。
だから俺は今、彼女のメイド服を着ており、その口から出る声はマリアの声なのだ。

「管制域を離脱。星系外縁に向け加速を継続。」
俺は自動航法装置をそのままにした。
今回は最適航路を算出する暇もなかったし、第一、俺はまだこの躰が今までと同じように動かせるか確信がなかった。
非常時にロケットエンジンを適切に操作する事が求められるのだ。
危険は冒せない。

が、何もできずにコーソールに向かっているのは退屈だった。
亜空間への突入ポイントはまだ大分先である。
暇を持て余す…
(そうだ。コーヒーを飲もう♪)
これだけ暇があれば、マリアに処分を頼まなくとも、自分自身で飲み切れる筈…と考えた。
「マリア。コーヒーを頼む♪」
と声を掛けた先に「マリア」はいなかった。
当然である。
今は俺が「マリア」なのだ。
つまり、俺自らがコーヒーを用意しなければならないのだ。

俺は席を立ち、コーヒーサーバーの前に立った。
カップをセットしてスイッチを入れると作動音がし、暫くして芳ばしい香が…

確かにコーヒーの香りがするのだが、それを「芳ばしい」と感じる事ができなかった。
(マリアの躰だからか?)
コーヒーカップを席まで運んだ。
マリアは「どうぞ♪」と言って、この席に座っている「俺」に手渡してくれていた。
が、今立ってコーヒーを手にしているのは「俺」である。席は空席であり、コーヒーを受け取る手が延びてくることはない。
しかし、コーヒーを手にしたまま席に着くのは、重力制御が効いている状態ではコーヒーを溢しかねない。
俺はマリアがそうしていたように、壁際に立ったまま飲むことにした。

 
マリアのアンドロイドの躰は口の中も丈夫にできていた。
猫舌の俺は、やっとの事で少量を口に含むだけだったが、この躰は熱にも強かった。
いつもより多くを飲んでも何ともない…が、どうもその口の中はコーヒーを味わうようにはできていないようだ。
「味」はわかる。メイドとして料理を作る事もあるのだ。マリアの記憶域には様々な料理のレシピがある。
味付けもデータ化され、自身の舌のセンサーで取得した味と比較し、味付けを調整することができるのだ。
が、あくまでも味覚データを取得するのであり、彼女の舌では「味わう」事ができなかった。
が、俺は時間を掛け、味わっているかのようにコーヒーと戯れる事にした。

 

 
亜空間への突入ポイントが近づいてきた。
俺はコーヒーを飲み干し、コンソールの前に戻った。
亜空間エンジンをアイドリングさせる為、反重力装置を停止させる。
船内から重力が消える。
亜空間エンジンが始動し、亜空間突入に向けてカウントダウンが始まる。
エンジンの出力が安定した。





宇宙船は次の目的地に向け、亜空間に突入した…

 

 

宇宙船は亜空間を進んでいた。

以前はアンドロイド・メイドのマリアを相手にエッチな事をして暇を潰していた。
しかし、前回の仕事の合間にヘマをした俺は、脳を残して自らの肉体を失ってしまった。そして、失った肉体の換わりにマリアの躰を手に入れたのだ。
つまり、エッチの相手となるマリアを失ってしまったのだ。
したがって、今の俺は暇を持て余していた…

 

「よろしければ私がお相手しましょうか♪お嬢様?」
「良い加減、お嬢様と言うのは止めろと言っているだろう?俺の事はマスターと呼べ!!」
「は、はい。マスター」
と、俺が怒りをぶちまけているのは、マリアの替わりとして会社が寄越してきたアンドロイド・執事だった。
外見は女性となった俺に規則だからと男性型のアンドロイドを送ってきたのだ。
確かに優秀なアンドロイドではあったが、マリアのように亜空間航行時にエッチをして暇を潰す事は考えられなかった。
「前任者よりマスターの行動パターンは伺っております。時の経つのなど忘れさせてあげますよ♪」

「出来るものならやってみろ。」
俺は数分後に自分の軽はずみな発言を後悔する事になった。

 

「では、仰せのままに♪」
奴は俺を席から抱え上げた。
その抱き方は俗に言う「お姫様だっこ」だった。
亜空間航行中は無重力状態なので、俺もよくマリアをこうした。…が、自分がこうされることになるとは思ってもいなかった。

俺がマリアにしていた事を模倣するかのように、奴は俺を寝室に運んでいった。
勿論、今の俺はマリアの立場で奴にエスコートされてゆく…
服が脱がされた。
奴の唇が剥き出しにされた俺の乳首を咥え込んだ。

(カチッ)

マリアの躰に隠されていたスイッチが入った。俺の知らない回路が開かれる。
いままで秘匿されていた情報の洪水が俺を襲う。
…それは艶かしい快感のライブラリーだった…

「あ、あぁん♪」
俺の口からマリアが責められて発したような甘声が発せられた。
「お嬢様の躰は正直ですね♪」
俺は奴の「お嬢様」呼ばわりを指摘する余裕もなかった。
快感が躰中を駆け巡っている。
股間が熱く濡れていた…

下着が外されていた。
脚が抱えられ、股間が開かれていた。
「ひゃん♪」
奴の舌が俺の股間を舐めあげたのだ。
「十分に濡れているようですね♪これなら、即に挿れられますね。」
「い、挿れるって?」
と答えを聞こうとする側から、ライブラリーの情報が雪崩れ込んでくる。
あんなコト、こんなコト…
快感の記憶と供に様々な光景が俺の頭を過ってゆく。
「それではいきますね♪」
奴は俺の股間に奴の腰を密着させた。
当然のように、奴のぺニスが俺の膣に納まる。
「んあん、あああん♪」
俺の喉が勝手に嬌声をあげている。
「う、動くなよ!!」
と奴を止めたが、俺の腰が勝手に動いていた。
その動きに合わせて奴のぺニスが膣壁を刺激する。
「ああん♪もっと~!!」
と、俺の口が勝手に口走る。
それを否定する間も与えず、
「はい。お嬢様♪」
と奴が腰をグラインドさせる。
俺は快感に圧し潰され、何も考えられなくなった。
「ああん、あああん♪」
快感が俺の頭を真っ白に染めてゆく。
「いきますよ、お嬢様♪」
奴のぺニスから放出されたモノが、膣の奥に叩き付けられた。
その快感は、もう、何も説明できない。
俺は気を失ってしまっていた…

 

 

「お嬢様。間もなく通常空間に復帰します。」
奴の声でまどろみから引き戻される。
情事の汚れは綺麗に拭い去られており、俺は服を着せられていた。
それはミニスカートを基調とした、質素な軽船内服ではなく、(俺の一番着たくない)ヒラヒラのレースで飾りたてられたシックなドレスだった。

通常空間復帰までの時間を確認する。
到底、着替えている時間はなかった。いや、それ以前に快感の余韻の所為か、着替えたいとは思わなかった。
そのまま操縦室に向かい、コンソールの前の席に納まる。
奴がカウントダウンを行っていた。

奴の「ゼロ」な声と共に通常空間に復帰する。亜空間エンジンが停止し、反重力装置が稼働を始めると船内に重力が戻ってくる。
俺はどこか上の空で計器の確認をしていった。
「あと30分で減速ポイントに到達します。」
奴の声に、俺はまだ何もしていない事に気づいた。
コンソールに各システムの状態を表示させる…
(反重力装置異常なし)
(ロケットエンジン異常なし)
(エアブレーキ異常なし)
と、チェックリストを読み上げていった。
「あと10分で減速ポイントです。」
奴の声に反重力装置のプログラムを確認しようとしたが、それは標準搭載された大雑把なままのものだった。
「今からプログラムを修正しても間に合いませんよ。」
奴の声が冷たく響く。
「わ、判ってるわよ!!」
と、俺はコンソールに向き直った。
いつものようにロケットエンジンの操作棹に手を置いたが、今回はこれを操作することはない。
プログラムは障害物のない、安全な航路を進むようになっているのだ。
いつもと違い、何もする事がない。暇にしていると、思いもよらないことを連想してしまう…
手にした操作棹が、昨夜、俺を貫いていた奴のぺニスに見えてしまう。
掌で握るとピクリと反応した気がする。
俺は舌を伸ばすと、亀頭の筋を舐め上げた。
俺の手でしごくと更に硬さを増した。
俺はぺニスの先端を口の中に咥え込んでいた…

 

「内惑星系に侵入。速度は法定基準値まで落ちています。目標惑星視認。ビーコンを確認。認識番号は送付済みです。」
奴の声に、我に返った。
「お嬢様はまるで淫乱娘でございますね♪」
俺の失態に奴が追い討ちを掛ける。
「着床までまだお時間があります。よろしければお相手しましょうか?」
「な…、バカな事言わないでよ!!」
と否定はしたものの、振り向いた時に見えた奴の股間の膨らみから目が離せなかった。
「別に、操縦室を離れる必要はありませんよ。わたしの膝の上に乗るだけで済みますから♪」
俺の股間の疼きは抑えようもなかった。
気が付くと、俺はフラフラと奴の所に向かっていた。
「素直なお嬢様は大好きです♪」
奴の手が俺の上体を支える。俺は奴に背中を向け、奴の太股の上に座る形になった。
「少し失礼しますよ♪」
奴の手が俺のスカートの中に伸び、するすると下着を剥ぎ取っていった。
そして、両脚を開かされ、腰が引き付けられる。

ぬっ…

俺の膣に奴のぺニスが入り込んできた。
「んあっ…」
喘ぎ声が漏れる。
「淫声は出さない方が良いですよ。いつ管制と通信が繋がるかわかりませんからね♪」
俺は奴の忠告に従い、口を閉じた。
が、それで抑えられるものでもない。
「ん♪むむん…んん゛!!」
それは呻き声に変わって操縦室に漏れでてゆく…

 

宇宙船は自動操縦のまま着床した。
「あっ、ああ~~~っ!!」
管制からの接続が切られると同時に、我慢の限界を越えていた俺は絶叫していた。

堪っていた快感が一気に放出されたようで、俺は気を失っていたようだ。
気が付くと奴は積み荷の確認にいったみたいで、俺は奴の座っていた椅子の上にいた。
俺は質素な軽船内服に着替えさせられていた。痴情の汚れは拭われ、下着も新しいものに替えられていた。
しかし、もし俺がこの船内服のまま星系に侵入していたら…と思う。
奴の誘いに乗り、肉体の疼きに耐えられず、奴を欲していたら…

あのヒラヒラのスカートは管制と通信が繋がった時でも、どのような行為を行っていたかを余裕で隠してくれていたのだ。
奴はそこまで見越して、俺にあのドレスを着せたと言うのだろうか?

 

「お嬢様。積み荷の方は異常ありませんでした。積み荷の入れ換えの間、外にお出掛けになってはいかがでしょうか?済みませんがお一人でと言う事になりますが…」
操縦室に戻ってきたやつがそう言った。
別に異を唱える事もないので、俺は奴の助言に従い街に出る事にした。

さて、街には出たがどこに行こうか?

カジノはもう懲り懲りだった。
アンドロイドの躰は食事の必要もない。
俺の足は自然とショッピングモールに向かっていた。

男の頃と違い、この躰になってからファッションに気が向くようになっていた。
それは奴が小うるさく、化粧をしろとか、服の組み合わせが悪いだとか言うので、仕方なく身に付いてしまったこともある。
それに、この躰は元がアンドロイドである。それなりに美形の容姿を持っているのだ。
それを飾りたてれば女初心者の俺でも、かなり見映え良くなってしまう。
それが俺の持っていたセンスと勘違いして、気を良くしてしまった俺は、この躰を飾りたてる事に興味を持ってしまっていた。

男の頃には決して足を踏み入れた事のない、婦人服の売り場にどうどうと入ってゆく。
店員や居合わせた客が俺を見る視線は、いぶかしみのものではなく、羨望の視線であった。
更に足を進め、下着売場に入っていった。
俺がブラジャーを手にしても、咎めるような視線はまったく感じられなかった。

 

気が付くと、俺はかなり多くの買い物をしてしまったようだ。
中でも気に入ったワンピースに着替え、着てきた船内服と残りの品々は宇宙船に直送してもらった。
お気に入りの服を着ていると、気分も高調してゆく。
ぶらぶらと街を歩いていると、俺の肉体を値踏みする男逹の視線を感じた♪
じんじんと下半身の疼きが始まる。
俺の目は男逹の股間を値踏みしていた。
アレが俺の股間にぶちこまれたらどんな快感が得られるのだろう?
俺は即にでも彼らの前にひざまづき、ズボンのチャックを開けて中から逸物を取りだし、俺の口に咥えさせたい衝動を抑えなければならなかった。

「お嬢様。フェロモンの放出が過剰ですよ。」
突然に奴の声がした。
俺の前に奴が立っていた。
「あまり度を過ぎますと、お嬢様の安全を保証できなくなります。」
「な…、どういう事?何でここにいる?」
「まあ、落ち着いてください。ご質問には一つづつ回答いたします。が、その前に場所を変えましょう。」
と、奴が俺の腕を引く。
「このまま留まっていると、いつ彼等が襲ってくるかわかりませんからね。」
「襲ってくる?」
「お嬢様の所為ですよ。あれだけのフェロモンを浴び続けていたら、いつまで理性を保っていられるか…」

「フェロモンって、自分では撒き散らそうとは思ってないわよ。そもそも、そんなものが出ているなんて知らなかったんだから。」
「そうかも知れませんが、フェロモンを撒き散らしているのは事実です。」
「つまり、あたしに身の危険が迫ってたって事?」
「そうです。その躰は航行中の男性の緊張を解す為の様々な機能を備えています。ヤる気のない男性をその気にさせる為にフェロモンを散布したりします。」
「注意しなくちゃならない事があったら早めに教えてよね。」
「承知しました。お嬢様。」
「あ、あたしが危険だったって事は解ったわ。もうひとつ、何故あの場所に現れたのかについては?」
「お嬢様の躰にはトレーサーが埋め込まれています。私は常時お嬢様の状態が把握できるようになっています。お嬢様のお買い物の半ばには積み荷の手続きも完了しておりましたので、お嬢様の元に向かいました。」
「それにしては絶妙のタイミングで介入してこなかったか?」
「お買い物の間は、お嬢様のプライベートなお時間でしたので、極力私の存在を隠蔽させていただきました。」
「とりあえず解った。ついでにもうひとつ質問するが?」
「なんでしょう?」
「あたしの…その、フェロモンの放出はまだ続いているのか?」
「フェロモンはお嬢様の性的興奮に応じて放出されます。その量は依然として衰えておりません。」
俺は下半身の疼きに、もうこれ以上堪えられないところまできていた。
「と、とにかく何とかして。これ以上この状態が続くと、あたしも理性を保っていられないわ!!」
「確かに、この放出量は尋常ではありませんね。」
奴が後ろを振り向くのを見て、俺もその視線の先を見た…

俺達の後ろには血走った眼な男逹が続いていた。
皆、一様に股間を膨らませている。中には既にズボンを脱ぎ捨てている奴もいた。
「もし、今即に楽になりたければ彼等がお相手してくれるでしょう。お嬢様が私をご指名くださるのでしたら、今暫く我慢していただかないといけませんが?」
「が、我慢する。お前が良いから、早くなんとかしてっ♪」
奴はにやりと笑った。
「それでは失礼します♪」
そう言って俺を抱くと、猛スピードで宇宙船に戻っていった。

 

 
限界に達していた俺は発情した雌獣でしかなかった。
俺の意思は消失し、奴に貫かれ快感に咆哮を続ける。
何度もイかされ、そのまま意識を失っていた…

 

再び目覚めた時、あたしは自分がこれまでとは違うモノになっていた事を気付いた。
「目が覚めたか?」
「はい」
「早速、仕事に掛かってもらおうか?」
「仕事?」
「お前の仕事は宇宙船を飛ばす事だろう?」
「はい。でも、出港予定までまだ…」
「準備は済んでいる。何か遅らせる理由でもあるのか?」
「規定では乗員のリフレッシュの為の上陸が認められています。」
「お前は街に出たいのかい?」
あたしの記憶を辿ると、街には怖い想いでしかなかった。
それよりも、彼に抱かれている時に一番幸福を感じていた。
それは宇宙船の中でしか手に入らない。
「ここが良いの♪」
「なら問題ないな?じゃあ服を着て席に着け。」
「はい♪」
あたしは彼に従い、服を着て操縦室に入った…

あたしはコンソールの前には向かわず、後ろのシートに座る彼の太ももを跨ぐように座った。
もちろんドレスの下には下着など着けていない。
即に彼のペニスがあたしの膣に入ってきた。
「出港準備確認!!」
あたしの声に計器が反応する。
メインモニタに「準備完了」が表示され、続いて離床順を示す表示が上がる。

カウントが「0」になる。
イきそうになるが、ここは少し堪えないと…
「離床開始。機関正常。」
社内規定に従い、口頭確認する。

管制区域内は全て自動で推移してゆく。
あたしはモニタを確認するだけ…
「管制域を離脱。星系外縁に向け加速を継続。」
あたしの仕事はこれで終わり。後も自動航法装置がそのままに宇宙船を動かしてくれる。
「では、本格的にいきますよ♪」
あたしの膣で、彼のペニスが膨れあがった。
「ああん♪イイ…」

操縦室にはいつまでもあたしの嬌声が続いていた♪

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