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2013年5月26日 (日)

選択(C)

(とにかく、こいつに何をしてやろうか?…)

俺の目の前に転がっている物体…「俺」の肉体をどうするか迷っていた。

 

確かに俺はドジを踏んでしまった。
その家の厳重な監視の死角を探し出し、まんまとお宝を手に入れた所までは良かった。
その家からの脱出の直前に、あろうことか、この家の幼い娘とばったり出会ってしまったのだ。
(半分寝ぼけている。お前の顔なんて覚えてはいないさ。)
と囁く声と
(見られたのなら殺してしまうしかないぞ。)
との二つの声の間で俺の心が揺らぐ。
しかし、今即決しなければ、リスクはどんどん高まってゆく。

俺は…

 

そこで時間を使い過ぎてしまったようだ。
「さて、君はココで何をしているのだね?」
俺と娘の間に男が割って入ってきた。
この家の主人である。
「パパ?」
と娘が見上げると
「お前は部屋に戻ってなさい。」
と優しい声を掛けた。
勿論、俺に対しては正反対の威圧的な口調になる。
「もしかして、口封じに娘を殺めようと考えていたか?ゲスが…それなりの仕置きが必要だな。」
男はにやりと笑った。
「今日はもう夜も遅い。明日から、じっくり相手してやる。」
と、空いていた部屋に放り込まれた。
窓はなく、ドアには鍵を掛けられていた。
部屋の中にはベッドがあったが、眠れる筈もなかった。

 

ガチャリと鍵が外されドアが開かれた。
「何だ、寝ていなかったのか?」
入ってきたのはこの家の主人だった。
「これに着替えるんだ♪」
彼から渡されたのは「メイド服」だった。
勿論、女物でひらひらのスカートになっている。下着も女物で、ブラジャーまで揃えてあった。

にやにやしながら見守る彼の前で着替える事になる。当然、下半身も履き替えることになるが、今の俺に拒否権がある筈もなかった。

「ふーむ。着れたようだな。しかし、体毛が気になるな。特に脚はストッキング越しにはっきりと見えてしまう。食事が済んだら脱毛しよう。」
そう言って、彼は部屋を後にし、再びドアに鍵を掛けた。

 

彼が食事を終えると(後でわかるのだが、俺の食事は夜一回であり、その中身も残飯でしかなかった)俺は外に連れ出された。
勿論メイド服のままである。車に乗せられ、小綺麗な建物の前で降ろされた。
建物の奥へと連れていかれると、看護士のような服を着た女性スタッフ達に服を剥ぎ取られ、髪の毛を除く全身にクリームを塗りたてられ、全身脱毛の作業が始まった。

いつの間にか寝てしまっていた。
目が覚めた時には、再びメイド服を着せられていた。さらに、顔面が少し突っ張る感じがしたのは脱毛の影響だけではなかった。
俺の顔には化粧が施され、指の爪にはマニキュアが塗られ、耳にはピアスが下げられていた。
「メイドにしてはケバ過ぎるな。戻ったら別の服を用意してやる♪」
奴はにやつきながら、再び俺を屋敷に連れ戻した。

 

渡されたのはチャイナ服だった。
スリットから覗くスベスベの太股がセクシーだろう♪…って、何を俺はポーズなんかとっているんだ?!
「ふーむ。着れたな。しかし、胸がナイのはいただけないな。」
俺は手近なものを丸めてブラカップに詰め込んだが、奴は納得できないようだった。
「それは明日にするか…」
と、俺はその日は解放された。が、部屋の中から俺の着ていた服が消えていた。
つまり、着替えることができない。裸になるか、このままチャイナ服を着ているかだった。

誰かに見られる訳でもない。俺はチャイナ服のまま、夕食を食べ、眠りに就いた。

 

「何だ、その顔は?」
朝になり現れた奴は、俺を見るなりそう言った。
鏡に顔を映すと、化粧が崩れ酷い事になっていた。
「その裏にシャワーがあるから、先ずは綺麗にしてこい!!」
目立たないように設えられた扉の裏には部屋付きのユニットバスがあった。
言われるがまま、服を脱ぎ、シャワーを浴びた。

「これを貼り付けるから、裸のままベッドに横になれ。」
奴が持ってきたのは人工乳房だった。
胸全体に接着剤が塗られ、その上に人工乳房が貼り付けられた。
奴は人工乳房の接着状態を確認した後、俺に今日着る服を渡してきた。
それはアイドルが着るような裾が広がったヒラヒラスカートのワンピースだった。
その日は部屋で化粧の練習をするように言われた。

 

奴は毎日違った服を俺に着せた。と同時に、毎日一つづつ女に近づくアイテムを追加していった。
ロングヘアのカツラであったり、ペニスを胎内に隠す前貼りだったり、女の声を出すために喉に填める器具だったりする。
そして女の仕草、女の喋り方を強要された。

 

粗末な食事の所為か、体はみるみる痩せてゆく。腕や脚は脱毛しているため、より女みたいに生白くなっていった。
腹回りは特に顕著に贅肉が落ち、女の腰の括れのように細くなっていた。
人工乳房などのアイテムにより、俺の外観はほとんど「女」になっていた。

その日、寝ているうちから下腹部に鈍い痛みがあった。
股間がぬるりとする。トイレで確認すると、そこが紅く染まっていた。
(な、何なんだ??)
俺の頭はパニックに陥ったが、何とかシャワーで洗い流す事には思い至った。
が、紅く染まった下着を奴に隠す事はできなかった。
奴は俺をベッドに寝かすと、俺の股間を覗き込んだ。
「ふーむ。順調にいっているようだな♪」
と、俺のペニスを胎内に押し込んで固定していた前貼りを剥がした。
「後は家内に任せるとしよう。2~3日は体がだるくなるから、休んでいてよいぞ。」
と出ていった奴に代わり、奴の奥さんがやってきた。
「貴女もあのひとの道楽に付き合わされて大変ね♪」
とベッドの脇に座った。
「まあ、大変なのは俺のした事への罰ですから。で、道楽って何です?」
「あら、まだ気付いてないのかしら?あのひとは若い男性を生娘に変えて、その処女を召し上がるのが趣味ですのよ♪」
「処女?」
「ほら、貴女もまだ男性経験はないのでしょう?」
「男性…って、俺はホモじゃないですよ!!」
「ね♪貴女は身も心も処女よね。でも、女の子になりたてだから、生理も初めてでしょ?」
「生理?」
「この袋にナプキンとか入っているわ。使い方も紙に書いてあるから読んでみてね。」

 

俺は頭の中を整理するのにしばらく時間がかかった。
先ずはベッドを立ち、股間を映せる手鏡を持ってきた。
股間を広げ、そこを映し出してみる。
前貼りによりペニスを押し込められ、女のような谷間ができていたが、それは前貼りの所為と深くは考えていなかった。
しかし、今そこを押し広げると、その先には肉襞が連なり、その奥に胎内に続く穴が穿たれていた。
(ペニスは?)
と押し込められた辺りを探ってみたが、胎内から戻って来る気配さえなかった。
…いや、俺は鏡の中、肉襞の手前に…俺のペニス…ペニスの痕跡と思われるものを見付けてしまった。
女性でいうところの陰核である。
触れてみると、確かにこれはペニスの名残であった。
奥さんが言ったように、俺は奴に完全な「女」にされてしまったと考える他はなかった。

その夜の食事は、残飯ではなく。温かな赤飯が用意されていた。

 

 

「さあ、そろそろ良いだろう♪」
「こ、今度は何をするんですか?」
「ふーむ。その怯えた表情が良いな♪最近の生娘だと、そうはいかない。」
つまり、奥さんが言っていたように、女となった俺を抱く…俺の処女を召し上がろうとしているのだろう。
奴は俺の着ていた服を脱がした。
奴は裸になり、俺に伸し掛かってきた。
奴の硬くなったペニスが、俺の股間に押し当てられ…グイと突き込まれた。
引き裂かれるような痛みに、俺は女のように叫び声を上げていた。
「生娘の裂声は何度聞いても良いのぉ♪」
余裕たっぷりの奴の声に、悔し涙が溢れてきた。
奴は上機嫌で腰を振る。
俺は痛みにのたうちまわる。
その俺を見て、奴の機嫌が更に良くなり、動きが激しくなる。
その動きで、痛みが更に増してゆく。その痛みは限界を越えていった…

 

 

 

「少し良いかしら?」
と奴が居ない時に奥さんが独りでやってきた。
俺はほぼ毎日奴に犯されていた。彼女が来たのは奴の来る数時間前だった。
「あのひとの道楽も、やはり行き過ぎていると思います。でも、あたしから止めろと言っても聞くようなひとではありません。そこでひとつ貴女に協力してもらいたいのです。」
「協力?」
「はい。あのひとは相手の同意も得ずに、勝手に男の人を娘に変えて悦んでいます。たまには自分か娘に変えられてみると良いんだわ!!」
「そ、それは…」
あまりの過激な発言に、俺は言葉を失った。
「まあ、一時的なものですけどね。このお札を貴女とあのひとの体に貼ると、入れ替わりが起こります。」
「入れ替わりですか?」
「そう。貴女があのひとに、あのひとが貴女になるの。そしてあのひとに女としての辱しめを与えてあげてください。」
「つまり、俺に女となったあんたの旦那を犯せと言ってるのか?」
「まあ、そう言うことね♪協力してくれたなら、貴女をここから解放してあげます。」

俺はその夜、お札を手に奴がやって来るのを待っていた。
そして、俺を組み敷こうとした奴の額にお札の一枚を貼り、俺の額にも残りの一枚を貼った。
一瞬、意識が遠くなるが、即に回復する。
すると目の前に「女」の裸体があった。意識はないようで、ぐったりしてる。入れ替わりは成功したようだ。
(とにかく、こいつに何をしてやろうか?…)

俺の目の前に転がっている物体…「俺」の肉体をどうするか迷っていた。
「俺」の内には奴の意識があり、俺は今、奴の肉体の中にある。
奴の肉体は、目の前の「俺」=女の裸体に反応していた。
俺は即にでも犯りたい衝動に駆られたが、それでは奥さんの要求には応えていないと思われた。
俺はシーツを切り裂き、女の手足を縛りあげた。
「おい。いつまで寝てるんだ。さっさと起きないか。」
軽く頬を叩くと、奴の意識が戻ってきた。
「だ、誰だ!!お前は??」
女は目を見開き、叫ぶ。
俺は余裕で答えてやる。
「俺は貴様だ♪これから、貴様がやったように女となった貴様を犯ってやる♪」
と奴の乳首を捻りあげた。
「な、何?!わたしが女だと?」
「そうさ♪もう、生娘ではなくなったが、可愛い艶声は聞かせてもらえるだろう?」
俺は娘の敏感な股間を撫であげてやった。
「やめろ!!わたしに触れるな!!」
娘らしからぬ口調で抗っている。煩いので口を塞いでしまいたかったが、それでは愛らしい媚声を聞くことができない。
「やめて良いのかい♪それはあんたに開発された肉体だろう。我慢できるのかな?」
奴は返す言葉もなく、腰をもじもじとくねらしている。
その股間は洪水状態となっていた。
「まあ、俺の方も我慢できなくなっている。一気に挿れてやるぜ!!」
俺はそれが「俺」の肉体であることも忘れ、雄の本能のままに娘を犯しまくっていた。

 
「さあ、今のうちよ♪」
奥さんが俺の手足の拘束を解いてくれた。服とバッグが渡された。バッグには着替えと化粧道具、そしていくばくかの現金が入っていた。
俺は闇に紛れて、裏口から屋敷を出ていった。

 

 

 

「信じる・信じないは貴方の勝手よ。」
あたしはベッドの上であたしを抱いている男にそう言った。
「つまり、俺が今抱いているのは男だと言うのか?」
「萎える?」
「どうだろう?たとえばお札での入れ替わりを体験したら信じるしかないね♪」
「やってみる?」

 
「んあん♪あああ~ん!!」
あたしの責めに彼=彼女は媚声をあげることしかできなかった。

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