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2012年9月30日 (日)

自動航行の間に…(1/4)

光の速度を超えて、宇宙艇は星々の間をすり抜けてゆく。
「どうだい?順調か?」
俺の背後から声が掛かった。この艇のオーナーであり、唯一の乗客であるカノウ氏だ。
「用もないのに操縦室には入って来ないでもらえませんか?」
「お前がなかなか降りて来ないから心配になったんだよ。自動操縦に任せても問題ないのだろう?」
確かにこの艇には自動航行装置が搭載されている。カタログ通りであれば、無人運転も可能である。
が、完全に無人にするにはリスクが高すぎる。この艇のログを確認しただけでもちょくちょく「事故」を起こしていた。
(あんたも何度も痛い目に合っているのだろう?)
と言いたいのを我慢する。
「事故になっても、この艇は頑丈にできている。問題はないよ♪」
(そのイイカゲンさは後で災いとなるぜ。願わくば、それに俺を巻き込まないでくれ。)
「わかりました。もう少し微調整をしたら、降りていきます。」
渋々ではあるが、オーナーには逆らえない…と諦める。コース設定を最短ルートからリスクが最小となるルートに変更し、自動運転モードに切り替えた。

「お待たせしました。」
と客室に降りてゆく。
「何だ?まだ着替えてないのか…」
とがっかりした声。
(金の為でなかったら…)
悔しさに圧し潰されそうになる…いや、既に圧し潰され、俺のプライドは粉々に砕け散っていて何も残っていなかった。
「少し時間掛かりますが?」
「素のお前なんか相手にしたくなどない!!」
彼の回答を「時間が掛かっても良い」となったと解釈する。俺は、一旦自分の船室に戻った。

 

「着替え」は用意してある。紺色がベースの…所謂「メイド服」だ。
勿論、ズボンではなく、スカートである。これは、女性が着るものであり、本来「俺」が着るものではない。
(両親から受け継いだ「童顔」と「女のような名前」で、彼が俺の事を「女性」と勘違いしたのは、決して俺の所為ではない!!)
が、オーナーは俺を雇う条件として「平時の身の回りの世話を所定の制服を着用して行うこと」としていた。
俺は「ヘルパー」のようなものかと思っていた(「執事」もイメージしたことはあった)が…彼の要求は「メイド」であった。
その事が発覚したのは、艇が出港した翌日の事であった。

 

 
「では、契約の付帯条項を遂行してもらうとしようか。これが制服だ。」
と「メイド服」が差し出された。
「男」の俺がこれを着れるか!!とは言ったが、契約を履行しないのであれば、即に出て行け!!と脅された。
つまり、今、この場で船内服のまま宇宙空間に放り出される…死ねと言っているようなものだ。
「わたしを満足させられたら、ボーナスを乗せてやろう♪その為にも、お前は男である事を忘れるんだな。」
再度メイド服を突きつける。
俺がそれを手に取ると
「メイドとして…女として、わたしに尽くせ。悪いようにはしないからな♪」
そう言って下卑な笑みを浮かべるのだった。

 

 
俺はメイド服を身にまとった。勿論、下着もすべて女物だ。
その上で鏡に向かい、入念に化粧を施してゆく。やがて、鏡の中には(どことなく「俺」に似た)美女が出現する。

(これは「俺」ではない)
(あたしはご主人様に奉仕する「メイド」…)
(鏡の中の「女」の事は何も知らない)
(あたしは「女」♪ご主人様に奉仕する…)
(「俺」は存在しない)
(あたしはあたし…)
呪文のようにいつもの言葉を繰り返した後、あたしは立ち上がるとご主人様の待つ客室へと向かって行った。

「お待たせしました。ご主人様♪」
あたしは深々と頭を下げた。
「気にしてないよ。ハニー♪今日も可愛いね。」
ご主人様はソファから立ち上がると、あたしをギュッと抱き締めた。
そのまま、ご主人様の顔が近づいて来る。
(ヤメロ!!気色ワルイ)
どこかで誰かが叫んでいるみたいだけど、あたしはご主人様のなさる事に従うだけ…このままキスしてくださるなんて、何て嬉しい事でしょう♪
ご主人様の舌が、あたしの唇を割って入り込んでくる。あたしの舌に舌を絡め、あたしの口の中の唾液を吸い込んでゆく。
あたしは幸せで、頭がボーっとなってゆく。

「では、いつものをやってくれるか?」
ご主人様の唇が離れ、そう言われる。ご主人様はドッサとソファに座り込む。
あたしはご主人様の脚の間に座り、ズボンのチャックを下ろすと、中からご主人様の分身を引き出した。
ありがたく、それを口に咥えると、ご主人様の「元気」が復活する。更に、舌と口蓋で刺激を加える。
やがて「う、うむっ」と唸り声をあげ、口の中に甘いシロップが撒き散らかされた。
ゴクリと喉を鳴らして呑み込むと
「どうだ?美味しいか♪」とご主人様。
「はい♪」とあたしが答えると、次の行為に誘導される。
ご主人様に背を向け、床に手と膝を着ける。お尻をご主人様に突き出す格好になる。
ご主人様はあたしのスカートを捲り、ショーツを引き下ろす。
「まだ、全然濡れてないな…」
とご主人様は自らの指を舐めると、あたしの股間を唾液で濡らした。…そしてご主人様の指があたしのナカに入ってくる。
「あん…ああぁん♪」
艶めかしい吐息があたしの口から漏れだしてゆく。
ご主人様の指があたしの入り口を揉みほぐすように動く…あたしの全身から力が抜けていった。
胸を床に着け、高々とお尻を突き上げている。ご主人様の指が抜かれた股間に、今度はあたしがご奉仕ご主人様の分身があてがわれた。
「んあん、ああ~ん♪」
媚声をあげながら、ご主人様の分身を受け入れてゆく…あたしはご主人様とひとつに繋がれていった。
「良い締まり具合だ。即にでもイッてしまいそうだ。」
そんな事を言うご主人様だけど、いつも抜かずに3回は射精してくれる。
「ああん♪イイ~ッ!!」
あたしが大きく喘ぐと、あたしのナカでご主人様が硬くなるのが解る。
「では、いくぞ♪」
とご主人様が腰を動かし始める。
あたしは雌獣のように、快感に喚き、何も考えられなくなっていった…

 

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