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2012年6月18日 (月)

レイヤー(後)

「ハルナちゃーん♪」
と声が掛かる。
ボクはそちらを向いてポーズを決める。
途端にシャッター音の洪水に見舞われる。

「さすがに露出度が高いと男の子が集まるね♪」
と秋人に声を掛ける。
「俺には露出度なんて関係ないぞ!!」
ポーズを変えるとこちらもシャッター音が絶えない。

あの日から、ボクの体は急速に女性化していった。翌日には何の細工もせずに谷間ができる程、バストも成長していた。
だから、今は女装するのに何の制約もない。胸に詰めモノをしたり、腰の太さをごまかしたりする必要がないのだ。
「アキト♪ハルナと絡んでくれない?」
そんなリクエストが上がった。
ぐいっと秋人の腕がボクを抱きよせる。
「「ふゅ~♪」」
と喚声が起こる。
「んあぁん♪」
ボクの口から艶めかしい吐息が漏れる。秋人がボクを抱き寄せた際に腕がバストに掛かり、乳首に軽い刺激が走ったのだ。
(わざとでしょ?)
と視線で追求するが、秋人はそ知らぬ顔をしていた。

ボクは体勢を立て直してカメラたちの前に立った。
露出度の高い服を着ている所為か、なんの躊躇もなく官能的なポーズがでてしまう。
そんなボクに秋人も火に油を注ぐように乗ってくる。
女の子たちのキャーキャー言う声が聞こえる。が、ボクらはもう自分たちの世界に入り込んでいた。

コホン!!
と咳払い。ボクらの背後にスタッフが立っていた。
「それ以上はお家に帰ってからにしてくださいね。いくら夫婦でも、限度はわきまえて下さいな?」
「「す、すみませんm(_ _)m」」
ボクらは声を揃えて謝っていた。

一応、ボクらは「夫婦」という事になっている。
女性化したボクの体は元に戻らない事が判ると「責任は俺が取る!!」と秋人がボクの実家まで押しかけてきた。
彼が最初に発した言葉が「お嬢さんを俺に下さい」だった。

両親も薄々はボクらの関係を判っていたようで、意外とすんなりコトが運んでいった。
結婚と同時にボクは戸籍上も「女」となった。
既に「女」でいる事があたりまえに感じていたので、あまり大きな感動はなかった。
それよりは正式に秋人の「妻」になれた事の方が何十倍も嬉しかった。

 

「ただいま♪」
二人で家に戻ってきた。
シャワーを浴びると、再び今日のコスチュームに着替え、しっかりとメイクも施した。
部屋に戻ると、そこには「勇者アキト」が待っていた。

「来なさい。」
と促される。
ボクは彼のパートナー「ハルナ」だ。自らの艶めかしい肢体を、彼のためだけに見せつける。
「待たせたな♪」
彼の腕が伸び、ボクを抱き寄せる。
「んあぁん♪」
ボクの口から艶めかしい吐息が漏れる。
先ほどは偶然を装っていたが、今は明らかな意図を持ってボクの乳房を刺激する。
ボクは体勢を立て直すことも儘ならず、そのまま秋人に身を預けていった…

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