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2012年5月 6日 (日)

異世界にて…

そこはゲームの世界だった。
剣と魔法が日常のファンタジーの世界。そこには魔物や妖精が存在し、町中では亜人も人と同じに暮らしていた。

俺がこの世界に降り立ったのは、見通しの悪い路地とも言えない隙間だった。
少しふらついたが左右の壁に支えられ、立っている事ができた。そのまま顔を上げると、通りを行き交う人々が見えた。
彼らのファッションの異質さから、最初は外国に連れて来られたかと思ったが、その中に亜人の姿を認め、ここが異世界であるとわかった。
道は舗装されておらず、馬や牛車のような物が往くのは見たが、自動車の類は見えなかったし、エンジンの音も聞こえない。

「喧嘩だー!!」
と叫ぶ声がした。
それは俺の知るどんな言語とも異なっていたが、彼が何と言っているかは母国語のように理解できた。
人々の流れが声のした方に集まる。俺も路地を抜け出していた。
人垣の中心に二人の男がいた。距離をとって見合っている。
一方の男が呪文のようなものを唱え、手を突き出すと、その先から光の奔流が放たれた。
相手は複雑な文様が施された楯で躱す。所謂マジックアイテムなのだろう。
「そんなチンケな魔法でオレサマに勝てると思ってるのか?」
楯の男は卑しい笑みを浮かべて言った。魔法を使う男は無駄とはわかりながらも、次々と光弾を放ち続けた…

(ん?)
俺は魔法の男がポケットから何かを取り出すのを見た。楯の男から見えない場所で、グルグルと回し始める。
魔法の男が続けざまに光弾を打つ。それは楯の男の注意力を鈍らす。
魔法の男の手から、グルグル回していたモノが高く投げ上げられた。再び光弾を放つ。楯の男は余裕で防いだ。
が…「ゴン」と楯の男の脳天に何かが当たった。
楯が揺れる。
その隙を逃さずに光弾が叩き込まれた。

 
楯の男がその場に崩れ落ちる。
魔法の男は近づくと、楯の男の傍らから彼の脳天を直撃したモノを拾い上げた。
「魔法遣いが魔法しか使わないという縛りは存在しないんでね♪」
魔法遣いは楯の男の懐を漁り、いくばくかの金目のモノを失敬すると、その場を離れていった。
既に人垣は崩れ、倒された楯の男の事など誰も見ていなかった。
「く、糞が…」
楯の男の呟きは小さく、気が付いたのは俺しかいないだろう。彼は魔法遣いに向かって手を伸ばした。
その掌の中には銃のようなものが…
「危ないっ!!」

俺が叫ぶ
銃口が輝く
魔法遣いがシールドを展開する…

一瞬の出来事がスローモーションのように見えた。

銃口から放たれた光が魔法遣いに届く。展開中のシールドがかろうじてこれを防ぐ。
光は跳ね返され…楯の男には向かわずに、俺の目の前に迫っていた。

俺は身動きができなかった。
光が俺を包み…俺は気を失っていた。

 

 

 
ベッドの上で目を覚ました。
天井には電灯のようなものは見えない。明かりの元は壁の燭台だった。
火を燃やして明かりを得ているという事は、俺はまだ異世界に居るという事なのだろう。
「気が付いたか?迷惑を掛けてしまったな。」
声の主は魔法遣いの男だった。俺は上半身を起こした。
「迷惑だなんて、そんな…」
そう言った。が、そこに違和感を覚えた。
喋っている言葉がこの世界の言葉になっているという違和感はあったが、それとは別の違和感がある。
「わたしの代わりに奴の自棄攻撃を受けてしまったんだ。責任は取らしてもらう。」
「お、俺は何かされたのか?」
「あのアイテムは撃たれた者を性奴隷に堕す効果があるんだが…あんた男…だよな?」
「ああ、見れば判るだろ?」
「あんたはまだ気付いてないと思うが、今のあんたはどこから見ても女…なんだよ。」

それが違和感の正体だった。

俺の肉体は「女」に変えられていたのだ。俺の声はオクターブ高い女の声だった。
胸に手を当て、股間をまさぐる…
「あまり刺激しない方が良いぞ。その体も性奴隷にする為の副産物でしかないからね。」
との魔法遣いの忠告も間に合わなかったようだ。
一気に腹の中が熱くなる。子宮が疼いているとでも表現されるのだろうか?熱は股間に伝わり、しっとりと濡れ始める。
乳首が勃起し、その硬さに痛みすら感じてしまう。
「な、何だコレ?」
「もう夜だしな。スイッチが入り易くなっていたようだ。」
「スイッチって?」
「性奴隷になるスイッチだな。淫乱になり、男を咥えないと収まらない…それはわたしが責任をもって相手をしてあげるよ。」
「お、俺は男だ。男を抱く気も、男に抱かれる気もない!!」
「だが、アイテムの魔法力には敵わないのだろう?今、あんたの視線はどこに向けられている?」
俺は…最初は彼の顔を見ていた。が、体が熱くなるにつれ、胸へ、腹へと視線が下がっていった。そして今は…彼の股間に釘付けになっていた。
ズボンの上から、彼のペニスの形を想像していた。
(早くソレを咥えたい。いっぱいご奉仕して、自分も気持ちよくなりたい♪)
俺は自分からそんな事を願う筈もない。俺に浴びせられた魔法力がそうさせるのだ。
「あんたの魔法でどうにかならないのか?」
俺は意志の力を振り絞って彼を見上げた。
「魔法でできる事は意識を紛らわせて、自分が何をしているのか気付かなくさせるだけだ。結局、ソレを鎮めるには行為を行う事に変わりはないんだ。」

俺の手は無意識のうちに彼のズボンのベルトを外していた。
「い、厭だ…」
ズボンから手を離す。
が、ズボンが落ち、彼の下着を目にすると、再び手がそこに伸びてゆく。
「慣れるしかないんだ。魔法力に抵抗しても無駄だ。無理をすればあんたの心が壊れてしまう。だから、少しづつで良い。慣れるんだ。」

慣れろと言われても、俺にはどうする事もできない。俺の手は彼の下着を下ろし、俺の目の前には勃起した彼のペニスが存在していた。
「先ずは私を見ない方が良いね?反転してベッドにうつ伏せになり、尻だけをこちらに向けなさい。」
彼の指示に俺の肉体が勝手に動いてゆく。これが「奴隷」の効果なのだろうか?
俺の視界からはペニスは消え、シーツの表面しか見えなくなった。
と同時に、俺の置かれた状況が曖昧になる。疼きはいまだ俺の肉体わさいなんでいるが「男」を相手にしているという感覚は薄らいでいた。
腰が掴まれる。俺の股間は期待に淫汁を滴らせている。彼の指が尻たぶをかき分ける。
ヌッ!!
と俺のナカにペニスが突き立てられていた。

「あ、ああん♪」
オンナの喘ぎ声が漏れる。
(今のは俺の声か?)
それを否定しようとするが、考えるより先に「快感」が襲ってきた。「女」としての性的な快感以上に「奴隷」として主人を満足させているという充足感が性の快感を倍増させている。
「ああん、あん♪」
俺は快感に身を委ね、更なる快感を求めて腰を振っていた。
「そろそろイクぞ。」
と彼。そして俺のナカに彼の精液が放たれていた。

 

 
「どうだ。疼きは鎮まったか?」
その激しさに息を荒げていたが、彼の言う通り、あれ程高ぶっていたのが嘘のように鎮まっていた。
彼が呪文を唱えると、股間の汚れが綺麗になくなってゆく。
「ありがとう。」
「特に夜は刺激を与えない方が良い。このまま、このベッドで寝ておきなさい。これからの事は明日に相談しよう。」
「お前は?」
「あんたは気にしなくて良い。何とかする。じゃあな♪」
彼は俺を残して部屋を出ていってしまった。俺は彼に言われた通りにベッドに横になると、即にも寝息をたててしまっていた。

 

 

 
朝、目覚めると着替えの服が用意されていた。体形が変わってしまったので、俺が着ていた服が着れなくなったからといって…
「これは女の子の服じゃないか!!」
「今のあんたは中身はともかくも、体は女なんだ。体に合った服を着るべきだ。それに、無理に男物の服を着ていると胸が擦れてスイッチが入り易くなるぞ。」
スイッチ…それが入ることは何としても阻止したかった。
仕方なく彼が用意してくれた「服」を手に取った。
「…下着…も、なんだよな?」
彼を見るとゆっくりと頷いた。

鏡の中に写っているのは紛れもなく「女の子」だった。
彼の服を選ぶセンスも良いようだ。鏡の中の女の子をより可愛く見せている。…これが「俺」自身でなければ申し分ないのだが…

支度を終えると外に連れ出された。
彼は宿の支払いを済ませ、旅仕度を整えていた。そのまま町を離れてゆく。
「悪いな。奴が私への復讐を考えている可能性があったんでな。あの町に留まっているとロクな事にならないんだ。」
「俺は…まあ、別に良いかな?来たばかりで、この世界の事は良く知らないんだ。知っている人が近くにいると心強いな。」

 

こうして、俺と魔法遣いの旅が始まった。
俺は彼から、この世界の事を教えてもらう他に、魔法の使い方も教えてもらった。
俺は体の内にかなり強い魔法力を持っているらしく、単純な攻撃魔法なら彼を凌いでしまう程だった。

が、強力な魔法を使うと、その反動が夜になってやってくる。
…性奴隷のスイッチが簡単に入ってしまう…のだ。
確かに慣れてはきた。誰彼なく「男」に抱かれる…ということは無理だが、彼になら抱かれても良いと思うようになってきた。
いや、彼からもたらされる快感を心の片隅では望んでいるふしもある。その事を考えただけで「スイッチ」が入ってしまう事もあった。

「ああん♪あ~~ん!!」
嬌声をあげる「俺」は仰向けに寝ている彼の上に跨り、自ら腰を揺らしていた。既に一度お口でシてあげたのに、彼の硬さは一向に衰える事はない。
(これなら、疼きが鎮まっても2~3回は愉しめるかも♪)

俺は淫声が部屋の外に漏れないよう、結界を強めると思い切り叫んでいた。
「あん、ああ~ん♪イク、イクゥ。イっちゃうのォ~!!」
俺の膣の奥に彼の精液が放たれると同時に、俺は快感の頂きに達していた。

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