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2012年5月 6日 (日)

無題

「さあ、脚を開きなさい♪」

男の声がした。
俺はベッドの上に寝ているようだ。
俺は男の指示に従い、立てた膝を左右に開いていった。
「お前は相当に淫乱なようだな?お前のソコはもうグッショリと濡れているではないか♪」

(濡れる?)
この男は何を言っているのだろう?俺は「男」だ。男が「濡れる」なんてコトは…
しかし、俺の股間は確かに「濡れ」ている感触を俺に伝えてきた。
そればかりではない。「男」には在る筈の大切な器官の存在が感じられない。
ソコに意識を集中し、勃たせようとすればする程、俺の股間を濡らす結果となってしまう。

「右手を…」
男が再び言葉を発した。
「右手を股間に伸ばして、オナニーをするんだ。」
男の声に従い、俺は右手を伸ばしていった。剥き出しの下半身に触れる。
下腹部の茂みはいつものような硬さがない。更に形良く切り揃えられてもいるようだ。
その先に指を這わす。そこに在るべきモノはなく、代わりに肉体の奥へと誘うような切れ込みがあった。
指先が湿り気を捉える。更に奥へと指を送り込む…
「ふぁっ、あぁん…」
俺の口から女のような…その声は女の喘ぎ声そのものだった。
俺は腹の内に異物が侵入してくるのを感じていた。それが俺の指であることも判る。
が、侵入してきた場所は菊口ではなかった。
男には存在しない「穴」に侵入した指は、ねっとりと愛液に絡まれ、肉壁に圧し締められていた。

「そろそろ左手が寂しくなってきたかな?」
俺は喘ぎ声を漏らさないように唇を噛み締めていたので、彼の問いに答える事ができないでいた。
「では、左手を使う事を許してやろう。そうだな♪左手で乳房を揉んでみようか?」
俺の左手が胸に移動していった。そこにはたわわに実った乳房があり、その先端はプックリと膨れていた。
「んあんっ!!」
乳首からの刺激は、感電したかのように俺の体を貫いていった。
思わず甘声が漏れてしまう。
「淫声は我慢しない方が良いぞ。」
そう言われた途端、俺の口は堰を切ったように喘ぎ声を撒き散らしてゆく。
淫声を出す事で、更に快感が高まってゆく。
「んあん、ああん♪」

 

「そろそろ良いかな?」と男が言った。
「両手を外しなさい。」男に言われるまま、俺は両手を体の脇に置いた。
刺激を…快感を与えてくれていたモノが失われ、俺の股間がヒクついている。

男がベッドの上に上がった。
全裸で、股間には彼のペニスが硬く勃起している…何をしようとしているかは問わなくてもわかる。
今の俺の肉体は「女」そのものなのだ。M字に脚を開き、濡れた股間を男の前に晒しているのだ。
「男」としての俺の意識は嫌悪感に満ちていたが、俺の肉体はソレを欲して更に疼き、身悶えずにいられないでいた。
「ではいくぞ。」
男は俺の脚を抱え、腰を密着させてくる。
「んあん、ああっ!!」
淫声を止める事はできなかった。
俺のナカに指より太いモノ…ペニスが挿入されていた。
俺の意識は不快感を訴えるが、肉体は悦びに満たされている。
「んんっ♪あっああ~ん!!」
男が動くと更なる快感が沸き起こり、部屋の中が嬌声でみたされてゆく。
「ナカナカ良いぞ♪」と男
しばらくすると、男の動きに変化が現れてきた。
(射精するのか?)
俺の想像は男のうめき声とともに現実のものとなった。
膣の奥に精液が送り込まれるのを感じた。

「どうだい?肉体の中が精液で満たされる感覚は♪」
男が体を離すと、接合部からドロリとしたものがこぼれ落ちてくるのがわかった。
「ゆっくり眠ると良い。」
男の言葉に、瞼が重くなってゆく…

 

 

再び目覚めた時、そこはいつもの自分のベッドの中だった。
即に右手と左手を股間と胸に伸ばしていた。胸は平らで乳首もその存在が判らないくらいになっていた。そして股間には、俺の男性自身が存在している…

が、男に挿入された感覚が今も生々しく思い出される。
しばらくの間、俺の腹の内にはまだ奴の精液が留まっている気がしていた…

 

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