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2012年3月31日 (土)

憧れたものは…(2/3)

「女性化完了の手続きはしておいてあげるよ。ここ数日はシャワーも毎日使えるよ。新しい船内着が届いたら最初に見せてもらえると嬉しいよ♪」
そう言ってカイトは俺を部屋に戻した。
俺はぼーっとしながらブリッジを降りてゆく…股間に若干の違和感を覚えつつ…
(俺がオンナ…)
いまだ実感が湧かないまま部屋に戻るった。
見ると、部屋には真新しい船内着が届いていた。

広げてみる。
即に気付くのは船内着の色だ。ピンク色で「女」である事を識別する。
ひらひらのスカートが外見的特徴となっている。
下着も用意されていた。ブラジャーにパンティ…
これらを「俺」が着なければならないのだ。

上半身をはだけ、手にしたブラジャーを胸に巻いてみた。
これまで、乳首の大きさに気を取られていたのか、俺の胸は平らとはいえ女性的な脂肪の厚みをもっていた。
それがブラジャーを着けることで、胸に谷間のようなものを作り上げていた。
当然の事だが、カップの中には寄せ集められた肉が詰まり、釣り鐘型とは言えないまでも、しっかりとした「バスト」を形作っていた。
船内着は体のラインがもろに出てしまうので、俺の「胸」も白日の下に晒されることになる。

一気にボトムも穿き替えた。
タイツを下に穿いているとは言え、スカートが捲れれば、タイツの布地越しにパンティが丸見えになってしまう。
この会社の女性達が、皆この心許ない服で平然としていられる事に感心してしまう。

 

 
(最初にこの姿を見てみたい)とカイトが言っていたのを思い出した。
部屋のドアを開け、左右を確認する。通路にはだれもいないようだ。急ぎ足で船の中心に向かう。
まだ、誰にも会わない。そのままブリッジに上がる…

「カイト?」声を掛けると、
「見せに来てくれたんだね♪」とシートから立ち上がった。
「可愛いよ♪」と言って俺の額にチュッとキスをした。

思いもよらない行動に、俺は固まったまま…顔を赤くしていた。
(何を俺は…男にキスされて顔を赤くしてるんだ?)
「こっちにおいで♪」と彼に言われ、俺はぼーっとしながら彼の指示に従っていた。
「ここに座って。もう女の子なんだから、お化粧はしておかないとね。」とポーチから取り出した化粧道具を並べる。
俺が椅子に座ると、俺の顔にいろんなモノを塗りたてていった。
「さあ、できたよ♪」と鏡を渡された。
鏡の中には、ぱっちりと大きな目、長い睫毛、艶々の唇、愛らしい頬…
これほど間近では見たことのない可愛い女の子の顔があった。
「…これが…俺?」
そう気付くまでにはしばらくの時間があった。

「どうだい?」とカイト

「な…何と言って良いか…  とりあえず、ありがとう。」
「じゃあ、次はご奉仕の練習だな。これができないと離着陸時にブリッジに入れてもらえないからね♪」
「ご奉仕…って?」
「いろいろあるけど、解るだろ?最初だし、アノ日だから口でやる練習だね。」
カイトは再びシートに戻った。
俺はカイトの指示に従いコンソールの下に入り込むと、カイトの脚の間に身を潜ませた。
彼のズボンのベルトを外すと、自分にもあった見慣れたモノの筈のペニスが現れる。
見慣れてはいたが、こんなにも間近で見た事はなかった。
「さあ♪」とカイトに促される。
解っている。俺はこれから「フェラチオ」をするのだ。

「女」なら「男」を悦ばすために、彼のペニスを口に咥えてあげるのもあたりまえの事なのだ。
今の「カイトと俺」は「男同士」…ではないのだ。
俺はもう一度自分に言い聞かす。「俺は女なのだ」と…

 

 

数日後、当直の筈のカイトが持ち場を離れて俺の部屋にやってきた。
俺は、お化粧の練習をしていたところだった。
「大分上達したじゃないか。これなら皆に気に入ってもらえるよ。」
「カイトか?何か用?」
「ああ、船長がお前を呼んでいる。仕上げをしたら船長室にいってきな♪いっぱい可愛がってもらえると良いよな。」
「可愛がってって…俺が?」
「そうさ。お前が女になったから呼びだされるんだ。彼等には男の我々は用がないからね。」とカイトはブリッジに戻っていった。

俺は船長室のドアを開けた…
「こっちだ。」奥から船長の声がした。
生で…それも俺一人に向けて発せられた彼の声を聞くのは初めての事だった。緊張にまみれて奥へと進んだ。
「来なさい。」との声に従う…

船長の姿が見えた。と同時に、俺は動けなくなってしまった。

船長はベッドの端に「全裸」で座っていたのだ。股間を隠す事もせず、悠然としていた。
最初は、男の意識でいたため、その異様さに身動きが取れなかった。

次に自分の立場を思い出す。
俺は彼らに奉仕するのだ。奉仕が受け入れられれば、離着陸の時にブリッジに居られる…
奉仕…それは言わずもがな、性的なものである。
船長が全裸でいると言う事は「女」の俺を抱く…SEXしようとしているのに他ならない。
俺の目の前に晒された彼のペニスが、俺の女性器に挿入される…
頭では理解しているつもりだが、その未知なる行為を前に体が恐怖で動かなくなっていた。

が…

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