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2011年12月 9日 (金)

境界を越えて…(4/5)

 
「おい!!大丈夫か?」
俺の目の前に奴の顔があった。
「済まない。私のミスだ。領域外での監視の隙を突かれたようだ。レイプ犯は既に逃亡してしまっていた。」
「レイプ?」
俺は「男」である。「レイプされる」など考えたこともなかった。しかし、体は女の子なのだ。その危険性は無視できないことに今更ながら気付かされた。
「多分、どういう状況だったかなど、記憶からは欠落しているのだろう?」
「ああ、俺がイク直前に領域内に戻ったのだろう。お前以外の男に犯られた ということは記憶にあるが、それ以外はな。」
俺は奴の車に乗り、屋敷に戻っていった。

「領域外での君は、本来の君から切り離されている所為か、結構素敵な女の子になっているんだよ。」
奴がそう言った。
「俺の記憶のない所で…か」
「オイオイ、さっきから女の子らしさがなくなっているぞ。アレをやるか?」
「さっき犯られたばかりなのよ。ソレって本当に効果あるの?」
俺は言葉に注意を戻した。
「確かに、効果があるのは最初の一回目くらいかな?日常生活の中で均していった方が効果があるような気もしている。」
「均すって?」
「領域外での女の子らしい君の状態が領域内でも維持できるようにするんだ。既に頻繁に境界を行き来していると一時的にだが、女の子らしさが維持されているのはわかっている。境界に

緩衝域を持たせれば…」
「あたしは女の子になりたい訳じゃないのよ。実験の都合で女の子らしくしてないと駄目だって言うからやってるんだからね!!」
「わ、わかってるって。だからと言ってはなんだが、明日は実験を休みにしよう。」
俺の強い口調に奴は慌てたようだった。
「明日は領域を最大範囲に設定しておくから、駅前のモールでショッピングでも楽しんでくると良い。」
「元の体には戻れないのか?」
「測定データの連続性が失われるからね。その分、試験期間を延長して良いのなら考えてやらないこともないが?」
「良いわよ。義体のままででかけるわ。」
「そうか♪」

 
ショックからか、俺は晩飯も作らずにベッドに潜り込んでいた。
しかし、朝になるともう習慣になってしまったのか、二人分の朝食を作っていた。駅前のモールに行けると言う事で気分も高揚していた。
ショッピング=買い物は食材の買い出しで近くのスーパーに行くくらいしかなかったのだ。たまに遠出して郊外のショッピングモールに行く事もあったが、実験で広い駐車場を歩き回るだ

けで建物の中に踏み込む事はなかったのだ。
それが、俺の意識を持ったまま駅前まで出れると聞いて、意味もなくウキウキしていた。
そこに何があるからと言う訳ではない。が、食材しか買っていなかった反動か、近くまでいってオアズケが続いた鬱積か、奴がくれた小遣いはかなりの金額があった。
「楽しんできなさい♪」
と奴に送り出されていた。

 

 
基本的にこういう所は女性客をターゲットに作られている。体は女の子でも、精神は男である俺がどう楽しめるのだろうか?
そんな危惧も建物に一歩踏み込んだ途端に霧散してしまっていた。
俺はふらふらと一軒のブティックに入って行っていた。

「色違いですけど、こちらなんかどうでしょうか?」
店員に声を掛けられ、今の状況を把握した。
俺はハンガーに並んでいた服の一つを手に、じっと眺めていたのだ。勿論、男の俺が女の服を買うつもりはない。
が、この服のデザインは俺の目を引いていた。
散々、奴に色んな服を着せられていた所為かどんな服が自分に似合うか判ってしまう。だからだろうか、俺はその服を手に取っていた。
別に買いたいと思っていた訳ではない。だから、手にした服のサイズなど気にしていなかった。
店員が別の服を持って来た。無下に断る事もできず、そのまま試着室に入ってしまった。
入ったからには試着しない訳にもいかない。着てきた服を脱ぎ、その服を着てみた。
思った通り、このデザインは俺をより可愛く見せてくれる。色違いと言われたが、こっちの方がピッタリくる。
(どうしようかな~?)
いつの間にか、俺の頭の中はこれを買うかどうかで悩み始めていた。
(奴も好きに使って良いとお金を渡してくれたし…)

 

お昼もショッピングモールの中で済ませ、俺は半日をモールの中で過ごしていた。
帰る時には、最初に買った服以外にも、ブーツといくつかのアクセサリー、そして下着の類も買い込んでいた。
(勿論、それだけじゃなくて晩ご飯のおかずも買ってきてるのよ!!)
と頭の片隅で言い訳している声がした。

「どうだった?」
夕食の席につくと、早速奴が聞いてきた。
「ありがとう。とても楽しめたわ♪」
「それは良かった。毎日実験ばかりだと息も詰まるだろう?これからも時々休みの日をつくろう。」
「本当?うれしいわ♪」
俺の頭の中には、今日立ち寄れなかったショップやもう一度試着してみたい服のリストが積み重なっていった。

ウキウキした気分のまま、食後の片付けを済ませ、風呂に浸かっていた。
義体は疲れを知らない筈なのに湯舟の中で漂っていると、どこか癒される。腕や脚をマッサージすると気持ちが良い。
これまで感じた事はなかったが、お風呂が好きになっていた。これも、体が女になった所為なのだろうか?

ベッドに戻り、寝ようとしたがなかなか寝つけなかった。
眠りに就くまでの間…と、俺は奴の寝室のドアをノックした。
「どうした?」
奴はまだ机で調べ物をしていた。
「…あ、ああ。今日のお礼がしたくてね。」
俺は自分でも何を言い出したか解っていなかった。
「休みをもらった上に、金を使わせてしまって…」
「それで君が可愛くなるのなら、無駄な事じゃないよ。」
「か…可愛いって…」
「その寝間着も今日買ってきたやつだろう?似合っているよ♪」
そう言われて、俺は「ネグリジェ」を着ているのに気が付いた。思い出せば、それは今日俺自身が下着類と一緒に買ってきたものだった。
(何でこんなモノまで買って…そして、それを着ている?)
そんな疑問も、何故か「似合っているよ」の一言で薄らいでしまう…
「で、でも…何かお礼がしたくて…」
椅子を回し、俺に向き合っている奴の前に進み出ていた。
多分、奴を見下ろしているのが不自然と思ったのだろう。俺はそのまま床に座っていた。
「お礼って、何かしてくれるのかい?」
今度は奴を見上げる形になる。がその前に、奴の股間が俺の目の前にあった。奴のズボンの前面が大きく膨らんでいる。
(何をする?ナニを…)
女の子が「男性にお礼をする」のうちに、ある行為が存在する事に思い至った。

ポッ!!と顔が火照るのを感じた。
「嫌な事を無理に頼むことはしないよ♪」
奴の言葉が引き金になった。
俺はズイッと上体を乗り出していた。奴のズボンのベルトを外し、チャックを下ろし、圧し包んでいた布地の下からソレを解放してやった。
俺の目の前にあるのは奴のペニスだった。
(今の俺は女の子なのだから、こういうお礼もアリなのだ!!)
俺は自分に言い聞かせ、奴のペニスを口に咥えた。

 
俺の口の中には奴のペニスがあった。
喉の奥でその先端を刺激してやるて、ビクビクと反応する。
(可愛くて、何だか好きになりそう)
俺は頭を前後させてソレに刺激を与え続けた。
「凄いよ。気持ち良い。即にでも射してしまいそうだ。」
(射しても良いのよ。全部飲み込んであげるから♪)
口が塞がれているので言葉にできない代わりに、更に刺激を与えてあげた。

ドクリ!!

ペニスの中を塊が昇ってくる。精液に違いない。喉の奥に隙間を開け、それを受け止めた。そして、それをゴクリと喉を鳴らして飲み込む。
更に残っていたものを舐め取り、吸い上げ、再び舌と口で活力を取り戻させた。

「場所を変えよう。」
そして、抱き上げられる。そのまま、お姫様だっこでベッドに運ばれた。
「ああん♪あ~~ん!!」
即に嬌声が上がる。
一瞬で着ていたモノが剥がされ、憤り勃ったペニスに貫かれていた。
快感に揺さぶられ、淫声は抑えようと思う間もなく溢れだす。
「ああん♪イイ…もっと激しくシて頂戴!!」
快感の坂道を一気に駆け昇ってゆく。
「ああ…イ、イくゥ。イっちゃう~~♪」
精液が膣壁に激しくぶち当たる。
その刺激が最後のひと押しとなった。
「あぁ………」
全てが白い靄に包まれていき、あたしは意識を失っていた。

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