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2011年11月 6日 (日)

お遊び(2/3)

「晃がそんなに恥ずかしいと思うなら、昔みたいにあたしに成りきっちゃったら?湊としてなら恥ずかしい事は何もないでしょう?」
「何を突然に…」
「大丈夫だよ♪ボクが晃なんだから、湊は湊らしくするだけで良い。」
「む、無理があり過ぎるよ。その声、その胸…」

「声なんかどうにでもなるぜ。」
と言った湊の声は完全に「男」のものだった。本来の僕の声よりも更に低く、心地よく響いていた。
「胸だってホラっ♪」
彼女が胸に手を入れ、腕で締め付けると浮き輪のようにシューと空気が抜けてゆくかのように、彼女の胸が萎んでいったのだった。
「ど、どうなってるの?」
「精力付ける為に男性ホルモンを使ってるんだ。その副作用で声は太くなるわ、胸はなくなるわ…」
「き、気付かなかった。」
「そりゃあ、気付かれないように頑張ったんだぜ。前と同じ女の子の声を出せるようにしたり、胸の膨らみを元に戻すギミックを埋め込んだり。あんたもヤレばできるよ。」
「な、何をやらせるのよ!!」
僕は変な細工を仕込まれるかと思い、咄嗟に胸を庇った。
「その声、その仕草♪十分女の子で通用するぜ。」
湊はハハハッと、豪快に笑ってみせた。

 

湊に庇われるように、駅の階段を昇り、電車に乗って家に向かった。
「ただいま。」と湊の抑えた声は、本当に僕そっくりだった。
「おかえり♪」とママが迎えてくれた。
「湊ちゃん?元気ないわね。どこか具合でも悪いの?」と、僕に向かって声を掛ける。
今は僕が「湊」なんだ。
「大丈夫よ。何ともないわ♪」と僕は「晃」を伴って二階の僕達の部屋に上がっていった。

「さあ、早く着替えよう!!」と僕のタンスを開ける。
「間違えんなよ。湊のタンスはあっちだろ?」と僕が開けた扉が抑えられた。
「ママも気付かなかったね♪もう少し続けよう!!」
今日の湊はいつも以上にオシが強かった。
僕は湊のタンスを開け、部屋着に着替えた。湊も同じように着替える。湊がブルーで僕がピンク。いつもと逆だけど、いつもと同じ「湊」と「僕」がそこにいた。

夕食を終え、皆が居間でテレビを見ていたりする。パパもママも僕達が入れ替わっているのに一向に気付かない。
「お風呂沸いたわ。湊ちゃん、先に入っちゃいなさい♪」とママ。
「は~い♪」と返事をする僕…
立ち上がり「湊」として風呂に入るのだ。湊が着るネグリジェを持って脱衣所に向かう。
そこには大きな姿見があり、「湊」の姿の僕の全身が映し出される。が、服を脱いでしまえば、そこに映るのは「晃」でしかない。
けれど今、居間にも「晃」が存在している。だから、今の僕は「湊」であり、鏡に映っているのも「湊」なのだ。
本来の湊…胸の膨らみがなくなった湊は、股間の造作を除けば、本当に僕そっくりなのだ。女性らしい腰のくびれの目立たなくなった彼女と、男にしては微妙な腰のラインがある僕…
試しに股間の突起を股の間に挟み込んでみた…。確かに鏡に映ってたのは「湊」だった。

「晃。パット入りのブラを置いとくから、お風呂出たら、それを着けておいてね♪」
湯舟に漬かっていると、脱衣所から湊の声がした。
わざわざ用意してきたのだろうか?確かにスケスケのネグリジェでは胸が潰れているのが即に解ってしまう。あのギミックを入れる前の湊は萎んでゆくバストをごまかす為にも、そういうのを使っていたのだろう。

女の子みたいに体に巻いたバスタオルを胸元で止める。女の子らしく湊のショーツを穿き、バスタオルを外した。
ショーツの前が異様に膨らんでいたので、原因となった突起物を股間に挟み込むとすっきりした。
パット入りのブラをして湊のネグリジェを被る。乱れた髪の毛をブラッシングすると、鏡の中にはいつもの「湊」がいた。
「晃、お待たせ♪」と居間の湊に声を掛けた。
「じゃあ、僕も入っちゃうね。」と「晃」がパパ、ママに言う。
二人とも何の疑問も持たなかったようだ。
「先にベッドに行ってるね。」と風呂場に向かう湊に言って、僕な二階に上がっていった。

二階の部屋にはタンス、ベッド、机がそれぞれ二つづつ置かれていた。同じデザインで色だけ変えてある。
今の僕は「湊」なので赤いベッドカバーがしてある方のベッドに乗った。

並べて置かれているので、どちらに上がろうが大した違いはない。時には互いのベッドを行き来して抱き合ったりしているのだ。湊だって異議は唱えないとは思うが、今は僕が「湊」なのだから「湊」らしく…
…頭を晃のベッドに、下半身は湊のベッドにと言う形で転がってみた。

「早速?ホテルのだけじゃ物足りなかったかい?」
「ち、違うよ。ちょっと転がってみただけだよ。」
湊にはそう答えたが、湊の一言で僕の肉体がアノ快感を思い出してしまっていた。
「あん♪」肌に触れられただけで感じてしまう。
「や、止めてよ、湊~。」
「湊はお前だろ?俺は晃だぞ。間違えんなよ♪」と湊が執拗に僕の体を触りまくる。
「あん、ああん、ああ!!」
僕はベッドの上で悶えまくっていた。

「じゃあ、湊♪良いかい?」
いつの間にかネグリジェが脱がされ、ブラとショーツだけ。全裸の湊…晃が伸し掛かり、ショーツを脱がそうとしている。
それは、いつもの「僕」の行動…今は僕が「湊」だから、僕は彼女がやっていたように腰を浮かし脱がし易くした。
そして、湊がするように、ゆっくりと膝を開いてゆく…
「キテ♪」と晃に囁く。

晃の肉体が僕…あたしの上に降りてくる。互いの胸の間に、あたしのバストが挟まり、圧し潰されている。
晃があたしを抱き締める。
「湊…スキだよ♪」と晃
「あたしも♪」
そう応えると、晃の腰があたしの股の間に割り込んできた。
晃の指があたしの股間を撫であげた。
「もう、準備はできてるね♪」
そう言って、晃のペニスがあたしのナカに入ってきた。
「んん…ああん♪」あたしが喘ぐと
「感じるかい?」と晃。
あたしはそれには直接答えずに、
「ああん♪もっとォ~~♪」と喘いでいた。

それは不思議な感覚だった。
多分、あたしは「イッた」のだろう。快感の波に翻弄され、突き上げられ、頭の中が真っ白になった。
そして、そのあとに続く不思議な浮遊感。
精液を吐き出す一瞬の快感とその後に続く虚脱感しかない男とは比較にもならない。あたしは今「女」として性の快感に浸っている。
確かにあたしの股間には男性のシンボルがあるが、この快感はソレによってもたらされたものではない。晃に貫かれ、晃のペニスでイかされたのだ。
あたしのペニスは既にクリトリスと同じモノだと言っても良いだろう。勿論、ソコから分泌されたものがない訳ではない。が、精液が放出さるたのではない。先走りの雫…それはあたしの愛液だった。

 

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