« ヤッてみたい事 | トップページ | 俺の仕事(後編) »

2011年11月 6日 (日)

エクステ

道路に髪の毛の束が落ちていた。
若い女の子が使うエクステンションという付け毛なのだろう。

何の気まぐれか、俺はそれを拾い上げた。そして、辺りに人影がないことを確認して、それを鞄の中に入れていた。

何でそんなことをしたのだろうか?
後になって省みても、結論は出て来ない。鞄の中にソレが有るという事実がけが俺の気に掛かり続けた。

夜になり、自宅に戻った。独り暮らし…誰に気兼ねする必要もない。
鞄の中から髪の毛の束を取り出す。拾った時は鮮やかな金髪だと思ったが、部屋ね中で取り出してみると、栗色に褪せて見えた。
(今時の女の子はこういうのを付けるのか…)
しげしげと眺める。
そして、自分の頭に近付け、耳の後ろから長い栗色の毛先を垂らしてみた。

パシッ!!

指先に静電気が飛んだ。痛みに手を放す。が、栗色の毛先は依然と俺の肩に垂れていた。
もう一度、髪の毛の束を掴んだ。外そうと引っ張るが、自分の髪と絡んでしまったのか、頭皮が引っ張られる。
(どうなっているんだ?)
俺は立ち上がり、洗面台に向かった。毎朝髭剃りの時に向き合う鏡に映す。
(?!)
お、俺の髪の毛全体が栗色に染まり始めていた。そればかりか、栗色に染まった部分が着け毛と同じ長さに伸びてゆくのだ!!
何がどうなっているのか?見る見るうちに俺の髪の毛の全てが栗色に染まっていた。
そして、長く伸びた髪の毛は女の子のような髪型になり、俺の顔を被っていた。

(顔…)

これは「俺」の顔なのだろうか?一瞬前までは確かに「俺」自身の顔であった。
ただ一回の瞬きの間に俺の顔が変わっていた。肌が白くなり、目の周りが強調されている。睫毛が長く伸び、瞼に色が付いている。
基本は「俺」の顔に違いなかった。が、その顔には女のように化粧が施されていた。
テラテラと輝く唇は、塗られた口紅によるものだ。白い肌もファンデーションが塗られていたからだった。
眉毛は大幅に抜き取られ、替わりに黒い顔料で描き足されている。長く伸びた睫毛も付け睫毛に違いない。

気が付くと、服も替わっていた。
胸を締め付けているのはブラジャーなのだろう。パットが挟み込まれてかなりのボリュームで胸が突き出されていた。
シャツはレースの飾りの付いたブラウスに代わり、ズボンはスカートに代わっていた。スカートは腰の所が畳まれ、ミニ丈となっている。
その下から覗く太股には、醜悪な黒い体毛は綺麗になくなり、白くむっちりとした姿を見せている。膝上まである靴下との間の絶対領域が、自分のモノであるにも拘わらず、思わず欲情してしまう。

「あっ…」
それは、欲情したことによる当然の反応であった。
本来は体中の血液が一点に集中し、威様を誇る筈なのだが、集中した血液は下腹部を熱くしていった。スカート下…ショーツの中に熱気がこもり、湿度が上昇してゆく。
そして…
身体の中から染み出た体液が、たらりと股間を落ちていったのだ。

「な、何?」
スカートを捲り、ショーツの中に指を這わす。指先が濡れる。そしてそこに、縦に刻まれた溝を見つけた。

脚から力が抜け、ペタリと尻を床に着けてしまう。
そのまま指を溝の奥へと送り込んでいった。

 

ジンジンと乳首が痺れを訴えていた。もう一方の手を胸に向かわせる。
ブラウスのボタンを外し、ブラの下に掌を潜り込ませる。指先が乳首に届く。触れただけでは痺れは納まらない。指で挟み痛いくらいに摘みあげて、ようやく痺れが納まった。

が、今度は下半身が疼いていた。
(とにかく挿れて…)と肉体が訴えている。
溝に挟まれた指の向きを変え、内側に潜り込むようにさせた。
体液にまみれた指が、肉体の内部に填まり込んでいった。
そこが排泄器官でない事は十分に理解していた。ソコに異物として自らの指の存在を確認していた。指を動かせば、そのナカで指が動くのが感じられた。
「あん、あああん♪」
艶声が漏れる。
快感を感じた。それと呼応するように、胸への刺激が再開される。
快感が高まってゆく。膣の中で指が蠢く。快感を発するポイントを見つけ、執拗に責めたてる。
「ああん、ああん!!」
艶声は嬌声に代わり、その声に更に快感が掻き立てられる。

「ああ、イクゥ、イッちゃう~~♪」
強烈な快感の波に襲われ、一瞬後には意識を手放していた…

 

 
洗面所の床の上に俺は倒れていた。
何が起こったのかを理解する事は難しかった。

床の上に栗色の付け毛が落ちていた。
それを手に取り立ち上がる…

洗面台の鏡には、いつもの「俺」が映っていた。
「直也。ちょっとウチに来れないか?」
俺は拾ってきた付け毛を手に、親友の川井直也に電話を掛けていた。
「な、何なんだよ唐突に?」受話器の向こうで直也の戸惑った声が聞こえた。
「面白いアイテムが手に入ったんだ。酒の肴にでも見せてやりたいと思ったんだ。」
「ゲームの話だったらネットででもできるだろう?まあ、酒もそっちモチなら行ってやっても良いぞ。」
「ああ、待ってる♪」と俺は電話を切った。
どうやら直也はRPG(ゲーム)のアイテムと勘違いしているようだ。それならそれで良い。とにかく来てくれるのだ。
俺は酒の用意をして直也が来るのを待っていた。

ガチャリてドアが開く音がした。
「弘樹~、来てやったぜ♪」直也だ。
「こっちだ。」と呼び寄せる。
「えっ?!」と直也が驚くのも当然だ。
いつもは大画面モニタのある居間に呼ぶのだが、今日は寝室から声を掛けたからだ。当然、俺の目的はアイテムの効果を確認するためだ。居間の床の上よりは、クッションの効いたベッドの上の方が良いに決まっている。
だが、直也の誤解を解いてやるのもしゃくだったので、酒の支度のついでにノートPCも用意しておいた。

「へえ、珍しいな。こっちを使うなんて。」と俺と並んでベッドの縁に腰を下ろした。
「ちょっと気分を出したいんでね♪」
「18禁か?」
「まあ、そんなもんだ。先ずはこれを見ろや。」とノートを起動すると、用意していたDVDが回り出した。
「あん、あああん♪」
と女の声が部屋に充満する。
「アイテムってコレか?単なるレズの絡みじゃないか。」と直也
「アイテムはこれじゃないよ。でもね♪これを見て何か感じるものはないか?」
「正常な若い男であれば女のHな姿に反応するのは当然だろう?」
「それ以外にさ。例えば女の方が気持ち良さそうだとか、女はどう感じてるだろうかとか…」
「何か例えが偏ってないか?」
「良いんだよ。コレを使えば、彼女達に感情移入しやすくなるからね♪」と、俺は付け毛の束を直也の後頭部に近づけた。
「な、何なんだよ?」と言う直也
付け毛はしっかりと直也の髪に絡み付いていた。髪の色は栗色から黒に変わっていた。俺の時のように劇的に髪の色が変わるような事はなかったが、別の所で劇的な変化が起きていた。
俺の時は精々肩に届く位の長さだったが、直也の髪は一気に腰の所まで達していた。
艶やかな黒髪が纏い付いた身体はどんどん「女」に変化していった。俺の時以上に透き通った白い肌。化粧もしていないのに紅に輝く唇。柳の葉のように細い眉毛…
肉体の凹凸は良くは確認できなかったが、真っ黒なセーラー服に包まれた肢体は、少女のモノに違いなかった。

「どうだい♪女の快感を試してみたくないか?」俺は直也をベッドに押し倒した。
「あ、ああん♪」
DVDの女と同じ声が直也の口から零れる。その口に俺の口を押し当てた。舌を伸ばし、彼女の中に押し入っていった。
「うむ…、むむん♪」彼女もまた舌を絡めつかせてきた。
俺は彼女の制服の胸に手をあてた。見た目では判らなかったが、その下には十分に発育した乳房が存在していた。それを揉みあげると、直也は「ああん♪」と甘い吐息を漏らす。
「どうだ♪感じているようだな?」俺の問いに直也は左右に首を振る。
「それじゃあ、もっと感じるコトをシてやろう。女の快感の凄さが判るぜ♪」俺はスカートの中に手を入れ、彼女の股間を責めに行った。
ソコは想像以上に濡れそぼっていた。俺の指先が秘部に触れただけで直也は見悶えする。
「何だよ。充分に感じているじゃないか?」直也は今度も首を左右に振ったが、既にそれは否定の意思表示には見えなかった。

 

 
「いくよ♪」
俺は彼女を四つ這いにさせスカートを捲りあげていた。ショーツを剥ぎ取られた股間には彼女の女陰が露となっていた。
その中心に俺は自らのペニスを突き立てた。彼女の吐き出す愛液にまみれながら、その奥へと呑み込まれてゆく。
「あ、あん♪イイ~~!!」と直也は腰を左右に振り、快感を貪る。
俺はあっという間に精を放出させられていた。

 
直也は全裸で俺の上に跨っていた。
萎えたベニスを咥え、精液の残りかすを舐め取ってゆく。流石に続けざまに射精した後では、どんな刺激にも勃つものではない。
ぐったりとしている俺とは対照的に、直也は今も快感の余韻を感じているのだろう…

「何を考えているの?」気が付くと「女」の顔が目の前にあった。
それが直也であることは十分に理解していた筈だが、その淫らさにドキリとする。
「女の方が良いって解ったよ。今度は弘樹もッ♪」と直也の手が俺の耳の後ろに伸びる。

パチッ!!

あの音が聞こえた。
俺の胸が盛り上がってゆく…

« ヤッてみたい事 | トップページ | 俺の仕事(後編) »

コメント

変身シーンから、その後の展開。
ツボにはまりました(^^)

これからも楽しみにしています!!

一読者さま

コメントありがとう
これからもヨロシク♪

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エクステ:

« ヤッてみたい事 | トップページ | 俺の仕事(後編) »

無料ブログはココログ