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2011年9月 5日 (月)

無題

俺が今いる所は「仮想世界」と呼ばれる場所だ。
本来の俺自身の肉体はベッドで眠っている。額に貼られた電極が、俺と仮想世界を結んでいるのだ。
ベッドに寝ている「俺」にとっては「夢」を見ているだけだが、仮想世界はそこぬつながっている人達全てがこの「夢」を共有しているのだ。

仮想世界は夢みたいなもので「何でもアリ」みたいな所ではあるが、皆がこの場を共有しているために、ある一定のルールがあった。
その一つがアバタと呼ばれる「姿」を持つ事である。基本的には、現実世界の自分自身を反映させるのだが、いくらかの自由はある。
容姿にコンプレックスがある人はそれなりに修正を加える。中には年齢や性別を変えたり、人外のものになる人もいる。
(人外とは言っても人間型ていう制約はある。犬猫や蝶などになる事はできない。耳を尖らせたり、おしゃれな尻尾を生やすなどのレベルだ)

 
俺はコンプレックスはあるものの、現実世界の姿をそのまま使っている。
が、親友の槇則夫はかなりな変更を加えていた。

 
「仁~!!」と俺を呼んで近づいてきたのが、その本人だ。
年齢を10歳近く若返らせ、性別を反転し、猫の耳と兎の尻尾を付け、更には妖精の羽まで装着している。
(何でもアリの世界なので、当然だがその羽で飛ぶこともできる)
「よう、則夫。元気だったか?」
「仁ったら、いつになったらあたしの事を理緒って呼んでくれるの?」
と脇腹に肘鉄を送り込んできた。

そう。仮想世界では現実世界とは別の名前を名乗る事が多い。
俺はまんま「武藤仁」と名乗っているが、奴は「牧野理緒」と言う名を使っている。
しかし、現実世界の「則夫」を知っていると、なかなか仮想世界での名前を使えるものではない。
いかに、その姿が現実世界のものとかけ離れていようとも…だ!!

肘鉄が容易に外されることを見越していたのか、奴はそのまま流れるように腕を絡めてきた。
体を密着させると、奴のバストが俺の腕に押し付けられ、変形する。
俺の肉体が奴の「女」に反応し掛けるのを必死で堪える。
「またぁ♪我慢してるんでしょう?」見透かしたように奴が言う。
「バカな事言うなよ。俺には男を押し倒す趣味はない。」
「あたしは、いつだって良いのよ。あたしがSEXしたい相手は仁だけなんだからね♪」
と、空いた手で俺の股間を撫であげる。
そこが俺の意思に反して大きく膨らんでいりのは、触らずとも明らかであった。
俺は現実世界の則夫の姿を思い出し、何とか鎮めようとするが、なかなか思うようにはいかない。
「んもう♪意思が強いのは認めるけどね…でも、今日こそはあたしの望みを叶えさせてもらうわ。なんてったって、最高のアイテムを手に入れたんだからね♪」
と、人気のない薮の中に俺を引きずり込んでいった。

 

 
そこだけがポッカリと空いていた。
ご丁寧に、クッションに丁度良い長さに生え揃った芝がその空いている場所を覆っていた。
「じゃあ、やるわね♪」と則夫。
「言ってるだろう。俺はお前を抱くつもりはないぞ。」
「良いわよ♪仁はそのままでも。でもね、このアイテムを使うとね?」

辺りが光に包まれる。アイテムが発動したようだ。
まぶしさに立っているのが辛くなる。
「な、何をしたんだ?」
そう言った途端、猛烈な違和感を感じた。
その声は「俺」の声か?

光が収まる。
俺は地面に座り込んでいた。
「どうなっているの?」

目の前に足が見えた。則夫は立ったままでいられたようだ。
則夫?…そこにいるのは則夫の筈だ…が、その足はズボンに包まれていたか?
則夫は艶めかしい太股をむき出しにした短いスカートを穿いていた筈だ。

俺はスボンから上に視線を上げていった。上半身も違っている。
則夫は豊満な胸を強調するように、胸元が広く開いた服を着ていた。
今の彼が着ているのは、俺と同じ地味なワークシャツである。胸の膨らみなど判別がつかない。
…いや、彼の胸は先程まであった膨らみが消え、平らになっている?更にその上に乗っている顔は

…「俺」…だった。

「どうだい仁♪女の子になった気分は?」
「あたしが女の子?」
違和感の正体はこの声だった。
女の子の様に甲高い声…そして「俺」と言った筈なのに「あたし」と言っている。
「則夫なの?」俺は「俺」の姿をした男を見上げて言った。
「そうさ♪僕と仁の身体を入れ替えたんだ。仁がなかなか姦ってくれないんで、僕の方から姦ってあげようと思ってね。」

「姦る」と言う言葉に俺の肉体が反応していた。
ジュン♪と体の内側から染み出した体液が、俺の「女」の器官を潤してゆく。
「な、何をスルのよ…」俺は則夫から離れようとしたが、脚が言う事を聞かない。
「何で動けないの?」
「それは、仁が女の子だからさ♪」そう言って則夫の手が俺の胸元に伸びて来る。
上着に手を掛け、引き下ろすと、形の良い乳房が露となった。
無意識に胸を隠そうと腕が上がったが、半端に脱ぎ掛けの上着に邪魔されて目的を達する事ができないでいた。

「キャッ!!」
芝の上に転がされ、女の子のように叫んでいた。
則夫が…「男」が伸し掛かってくる。俺の意識は拒絶しようとするが、肉体は期待に奮えている。
スカートが捲られ、ショーツが剥ぎ取られた。則夫が濡れたショーツを見せつける。
「仁美ちゃんは淫乱なのかな?」
「仁美?」
「その姿で仁はナイだろう?僕が書き換えておいてあげたよ♪」

俺は慌てて自分のプロフィールを呼び出した。確かに名前が変えられている。
それ以外にも性別や性癖など、何箇所かが変えられていた。
「な、なによ!!この淫乱娘っていうのは?」
「そうか?今のこの状態にこそふさわしくないか?」
そう言って俺の胸の先端にある乳首を捻りあげた。
「あ、ああん♪」俺の意思に反して、甘い喘ぎ声をあげてしまう。
そして、その後から快感の疼きが全身に広がっていった。
「その肉体は、僕に抱かれたくて我慢しきれない位になっているんだ。抵抗なんか無駄だよ♪」
ズボンを下ろしてゆく則夫の股間に、俺の目は釘付けになっていた。
(早く、それを頂戴♪)俺の肉体からの「声」が痛いくらいに俺の脳にぶつけられる。
則夫がパンツを下ろす。
「あ、ああ…」無意識に声がでてくる。
「さあ、仁美ちゃん♪最初は何をするんだったかな?」
最初に?と俺が何をすべきかを思い出そうとするより先に、肉体が動いていた。

むっくりと起き上がり、自分の顔を則夫の股間に近づけてゆく。
そこには太いが、いまだ勃起していないペニスが垂れ下がっている。
俺は手も使わずに、そいつを咥え込んでいた!!

うっとりと快感に浸っている自分をどうする事もできなかった。
則夫のペニスは俺の口の中で硬さを増していった。
その間、俺は舌と口で刺激し続けていた。どうすれば良いかは肉体が知っていた。
俺は肉体の指示に従えば、快感が得られる事を刷り込まれていくように感じていた。

「良いぞ、仁美ちゃん♪それじゃあメインイベントといこうか?」
俺の口からペニスが外され、俺は再び芝の上に寝かされた。脚が抱えられ、股間が広げられる。
「仁美ちゃんの娘は、待ち遠しくてピクピクお口を震わしてるぞ。」
「ああん♪それより、早く頂戴♪♪♪」
俺は則夫にそう言っていた。俺自身が則夫ねペニスに貫かれたいと願うようになっていた。
「じゃあ、いくよ♪」

則夫のペニスが俺の肉体に侵入してくる。
俺の膣が則夫のペニスに満たされてゆく。
「ああん、あ~ん♪」
俺は肉体と同化し、快感をむさぼるように身悶えする。
「ああ、仁美ちゃんのナカは最高だ!!」
「あ、あたしも…イ、良い…カンじちゃう~♪」

俺の膣内で則夫のペニスが暴れまわり、何度も精液を放出し、膣口から溢れさせた。
それ以上に俺はイき続け、幾度となく快感に意識を失っていた…

 

 
「仁~!!」
と手を振って則夫が駆け寄ってきた。
「あっ理緒♪」と俺も手を振り返す。
「でも、この姿のときは仁美って呼んでよね!!」
俺はアバタの姿をまるっきり変えてしまっていた。
女の快感の虜になった俺は「女」として最も快感を得易い姿に変えたのだ。
「理緒は今日も元気ね?」と腕を絡めた。
理緒はスカートのお尻の穴から飛び出た尻尾がプルプルと震えている。
そして、スカートの前はペニスの形に膨らんでいる。
それん見た俺の肉体は即に反応し、俺の「女」の器官を一気に潤す。
「仁美ちゃんも準備OKのようね♪」彼女の嗅覚はそれこそ動物並みだった。
「ねえ、即にシよ♪」二人ないつもの薮の中に向かう。

「あん、ああん♪」
スカートを捲り、ショーツを下ろして四つ這いになると、理緒のペニスが入って来る。
彼女もまた、スカートを捲っただけで股間の逸物を露出させていた。
俺は高々と尻を上げ、理緒を受け入れる。胸の双球が悶える度にむき出しになり、芝の葉先でくすぐられる。
「あ、あ…イくよ♪」理緒の声と共に精液が俺の女性器を満たしてゆく。
「あん、ああ~~ん♪」俺もまた絶頂に達する。

「今度は仁が抱いてよね?」と理緒が下になる。
俺はバックからアイテムを取り出した。
「またそれ?」と理緒は良い顔をしないが、それも一時のこと。即に艶声をあげてゆく。
アイテムとは言っても特別なモノではない。女同士が結ばれるための双頭のディルドウだ。
これであれば理緒を姦ると同時に、俺も女の快感を得ることができる。
互いの性感帯を責め合って、快感の坂道を一気に駆け上がってゆく。
「「あ、ああ~~!!」」二人の嬌声がひとつになって響き渡る。
理緒は萎えていたにもかかわらず、ペニスから精液を撒き散らしていた…

 

「そろそろ戻りましょうか?」理緒の頭を撫でながら耳元で囁いた。
「嫌。ずっとココにいたい。こうやって仁と一緒に…快感に溺れていたいよォ♪」
「仮想世界に永遠に留まる事はできないのよ。」
「でもゥ…」
「良い事を教えてあげるわ。明日、現実世界のあたし…武藤仁の部屋にいらっしゃいな。良いものを見せてあげるから♪」

理緒が戻ると、俺も現実世界に戻っていった。
現実世界に戻れば「現実」が舞い戻って来る。股間の痛みは続いている。それでも則夫に見せられるようにはなっている筈だ。
風呂に入り、汚れを落とし身を清める。則夫が来た時にと決めていた服に袖を通す。じっくりと時間をかけて準備を済ませる。
後は則夫が来るのを待つだけだ。

もう一度鏡を見る。

そこには仮想世界の「仁美」が完璧に再現されていた。
そう。この肉体は女性そのものだ。やがて則夫が現れ、俺は現実世界でも「女」になる…
そう考えただけで、もうショーツがぐっしょりと濡れてしまっていた。

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