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2011年8月11日 (木)

ホレ薬(3/3)

僕には拒否する選択肢は見つからなかった。女同士は嫌だが、それ以上に男に犯られる等とは考えられなかった。

しかし、今の僕は女なのだ。僕が望んだのは綾香さんとの男女の関係だ。だから綾香さんが男ならば、何の問題もない?
僕の頭が不毛な堂々巡りをしている間に、僕は綾香さんに簡単に押し倒されてしまった。
「三野さん…」僕が言おうとすると、
「綾香…この姿の時は綾人と呼んで下さい。」そう言われ
「綾人…」と言うと、僕は益々「女」として「男」に抱かれるんだ…と意識してしまう。

「お姉ちゃん♪大好きだよ!!」綾人が伸し掛かってきた。
綾人があたしの胸に顔を埋める。互いの下半身が密着し、彼の突起があたしの股間を刺激する。
見た目は女の子同士…だけど綾人のスカートの下には立派な男性自身が存在している。綾人の前戯に悶えていると、互いのスカートが捲り上がってゆく。
「お姉ちゃんも準備万端だね♪」綾人の指があたしの股間を撫であげていた。既に、あたしの愛液でクロッチが濡れているのを指摘したのだ。
そのままショーツを剥ぎ取られる。脚が抱えられ、広げられた股間が綾人の前に晒される。
「いくね♪」の声と供に、あたしの膣に綾人のペニスが侵入してきた。
張り裂けるような痛みに襲われる。なんとか叫び声をあげるのは抑え込んだが、意識が遠くなる…
「お姉ちゃんて処女だったんだ♪」と指に絡む赤い筋をあたしに見せた。
「大丈夫。即に気持ち良くなるからね♪」あたしは既に、痛みと伴に彼のペニスからもたらされる快感に気が付いていた。

昼間と同様に、あたしは綾人に責め続けられた。綾人のペニスからもたらされる快感に何度もイッてしまう。
意識が遠退き、本能だけで快感を追い求めていた。自分が発している声が発情した雌の嬌声でしかない事にも気付かずに、あたしは綾人の腕の中で翻弄され続けていた。

 

携帯が鳴っていた…
あたし…僕の携帯だった。手を伸ばし引き寄せる。いまだ鳴り止まない。
画面には奴の名が示されていた。
「あんばいはどうだい?俺も効果の程を確認したいんでね。もし、お楽しみを邪魔したなら謝るよ。」
「ぼ、僕は今…三野さんと一緒にいる。当初の予定とは違うが、効果は確認できた。」
「どうした?声が変だぞ。」
「だから、お前の薬は失敗作なんだよ。僕以外にあの薬は使っちゃ駄目だ。絶対にだ!!」
「あ、あぁ。とにかく、一度会って直接話が聞きたい。落ち着いたら連絡をくれ。待っている。」
と電話は切れた。

「誰から?」と綾香さん
「親友からだよ。」
「男の人?お姉ちゃんはもう僕だけのモノだからね。これから先、絶対に男の人とは会わないでよね!!」
綾香さん…綾人の目が異様に輝いていた。
「帰さないよ。ここに一緒に住もう。この先ず~っと♪」と綾人が言うなり、再び抱き絞められた。
「あん、ああん♪」返事をする代わりに、あたしは快感に喘ぎ声を漏らしていた。

 

 
「とにかく、あの薬は問題があり過ぎるのよ。あたし以外に被害者を出さないようにして頂戴ね!!」
多分この人と会うのはこれが最期だと思う。綾人は、あたしが男性と同席する事を極端に嫌うのだ。
「女性化で済んだだけでも幸運だと思うわ。相手の嗜好によっては人間でなくなってしまう可能性もあったのよ。あたしはこうして綾人と一緒になれたけど、たまたま上手くいったに過ぎないんだからね。」
あたしはそれだけ言うと席を立った。そして、少し離れた所で待っていた綾人の下に戻る。

あたし達はお揃いのドレスに身を包んでいた。綾人は赤であたしは白を基調としたデザインだ。
このドレスは、あたしが「女」である事を強調するとともに、綾人との関係が確かなものであることを示している。
「さようなら…」
それは親友への別れの言葉であると同時に、「男」だったあたしの過去との決別でもあった。

 

 

あたし達は街を歩いてゆく。
見た目には仲の良い女友達?確かに、肉体は女同士だが、あたしにとっては綾人は男性そのもの。
あたしはあたしの望み通りに綾人と男女の関係にどっぷりと填まり込んでいた。

 
足を止め、綾人を見つめる。
あたしの突然の行動に、彼が微笑みを見せる。
そのまま、瞼を閉じると、彼の唇があたしの唇を被っていった…

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コメント

いわれてみれば「相手の嗜好」って千差万別ですよね。
「デブ専」「オヤジ専」「ハゲ専」とかだったら最悪かも?

よしおか様

毎度コメントありがとうございます。

一般の人には「TS専」も最悪かも…

「僕」が綾人との関係を容認しているのであれば、「僕」の組織から惚れ薬を作って綾香に使用すれば綾香が男性化して万事丸く収まる、なんて事は

くろきちさん

コメントありがとうございます。
このホレ薬は二度と作らせませんので、あしからずm(_ _);m

それに、既にこの関係に満足してしまっているので、これ以上の変化は期待できないと思いますよ♪

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