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2011年6月10日 (金)

並行世界

俺の前に「俺」がいる…
有り得ない事態に、俺は何もできずに固まったままだった。

「で、こいつも「俺」だと言うんですね、博士?」
そいつが、俺の視界から外れた所にいる「博士」という人物に声を掛けると、
「そうよ。並行世界の貴方が呼び出されてるわ。」と、女性の声が返ってきた。
「意識も戻っているから、あたし達の会話も聞こえている筈よ。」
女性の声が近づくと、その姿が俺の視界に入ってきた。俺好みの美人である。(もう一人の俺の嗜好も同じなのだろうか?)
「おい、お前。博士を見て欲情してるんじゃないのか?まあ、俺の股間も興奮しっぱなしだから無理もないと思うがな♪」
「あたしの前で、堂々と何言ってるのか…」
そう言いつつも、彼女はブラウスの胸元のボタンを外し、深く刻まれたバストの谷間を見せつけるように屈み込んできた。

「なぁお前。博士とヤッてみないか?」
唐突な提案に、俺は呆気に取られた。
「ヤ、ヤルっ…て?」
「勿論SEXだよ。まさかお前、未だ童貞だったか?」
(わ、悪いかッ!!)とも言えず
「良いのか?」と返すと
「良いのよ♪」と博士…
「こっちにいらっしゃい♪」と俺を立ち上がらせた。

あまりの展開に、俺の思考は殆どついていく事ができなかった。ただ、言われた通りに身体を動かしてゆく…
「じゃあ、そこに寝てちょうだい♪」
と、ベッドの上に上がらされた。その脇で、彼女が服を脱いでいった。
俺は脱がなくて良いのか?と思ったが、俺は最初から何も着ていなかったようだ。
博士はスカートを床に落とし、ストッキングを脱ぎ終わっていた。ブラも外しているので、身に着けているのは肌色のショーツのみ…
(?)
こころなしか前が膨らんでません?
「貴方も準備は良いかしら?」
その一点を除けば見事なプロポーションに興奮しない筈はない。実際、心臓はバクバクしているし、全身が火照っている。が、股間にはいつもの緊張が感じられないのだ。

彼女がショーツを降ろすと、その股間には俺のより立派な息子が屹立していた。
(な、何なんですか?ソレは!!)と抗議するより先に、彼女?は俺の上に伸し掛かり、俺の股間を撫であげていった。
「っん?!!」
思わぬ刺激にうめいてしまった。
「準備は良いようね♪」と彼女
俺の片足が持ち上げられ、彼女が腰を割り込ませてくる。憤り勃ったモノの先端が、俺の股間に接する。

ヌ"ッ!!

それが俺の胎内に入ってきた。
尻の穴ではない所から…彼女のペニスが動く度に快感のようなものが沸き上がってくる。
「んあん、ああん♪」
俺は女のような喘ぎ声をあげていた。

 
「どうだい?SEXは気持ち良いだろう?」
「俺」が俺の顔を覗き込んで言った。
(何で俺が犯られる方なんだ!!)と抗議しようとするが、俺の意識はあっという間に快感に流されてしまう。
「俺も博士とヤりたかったが、お互いが凸同士じゃな?流石に尻の穴を使う気にはなれなかったんでね♪」
俺はアンアン喘ぎながら奴の言葉を聞くしかなかった。
「折角、博士がSEXを可能にする肉体を作ってくれたが、いきなり自分自身で試すのもナンなんで、君に使ってもらう事にしたんだ。」

「ほら、大分馴染んできたでしょう?」と博士が俺の胸の膨らみの先端にある突起を甘噛みした。
「ふぁん♪」新たな快感に、俺は身を捩った。
「感じる所はまだまだあるわよ♪」と俺の肉体を本格的に責め始めた。
「ああん、ダメッ!!イっちゃう~~♪」
俺の意識はフッと消し飛んでしまっていた…

 

 
ギシギシとベッドが軋んでいた。女の淫声と肉体の擦れあう音が部屋の中に充満していた。
が、俺自身は捨て置かれている。床の上に転がされ、二人の情事の音だけを聞かされていた。
「ぁあん、博士♪その太いノを突っ込んでくれ!!…んあん、あああん♪」
「俺」は高々と尻を上げ、博士に向け股間を晒していた。そこには俺が持っていた筈の男性器はなく、愛液にまみれた膣口がパックリと開いていた。
そこに、博士の逞しいペニスが挿入されてゆく…

(俺も…)
不意に沸き上がる淫らな思い…
無意識のうちに俺は自らの股間に手を伸ばしていた。クチュリ。愛液の溢れた股間に俺の指が這いまわる。
「あん♪」
敏感な所に触れ、快感が全身を駆け巡る…
「俺も…俺にも、博士の太いノを突っ込んでくれないか?」
とうとう俺は快感に負けた。が、自分達のコトで夢中の彼等には、俺の欲求は届いていそうにはなかった。

ふと見ると、床にペニス状の棒が転がっていた。コードが伸び、電池BOXにつながっている。俺は躊躇うことなく、それを自らの膣に挿入していた。
スイッチを入れると俺の胎内で蠢き始める。再び快感の階段を昇ってゆく…

 

 

「じゃあな。」と「俺」
スカートを穿いているのは、いつでも博士とヤることができるようにとの事だった。
「それでは。」と博士
彼女の服は最初に会った時から変わっていない。

機械のスイッチが入れられ、俺は元の世界に戻ってゆく。

視界が戻ってきた。
そこは、あいも変わらない俺の部屋だった。
俺はベッドの上にいた。「夢」にしては生々しい記憶が残っている。博士、そしてもうひとりの「俺」。
博士に貫かれた時に感じた快感が甦る。「俺」は再び博士に貫かれ、悦びにうちふるえているのだろう…

ジゥ!!

俺の股間から溢れ出るモノがあった。
俺はソコに手を伸ばした。そして、あの出来事が夢ではなかった事を確認する。
ソコには「俺」と同じモノがあり、挿入される事を待ち望んでいる。博士の代わりに、俺は自分自身の指を入れてやる。
指を曲げ、感じるポイントを探す…

「んあ…ん…♪」

快感が再び舞い戻ってきた。
俺は悦びに艶声を漏らすのだった。

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