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2011年4月29日 (金)

無題

それが始まるまでに、何も気付かなかった俺も俺だが…

それが「生理」だと誰が思い至るだろうか?とにかく、俺は産まれた時から正常な男子であり、股間を勃起させるだけではなく、マスを掻けばちゃんと白い奔りも出してきた。
だから、俺の股間に本来男には存在する筈のない「穴」があり、その奥に成熟した女の器官が存在しているなど…

 
最初は「痔」かと思った。切れ痔などで肛門から血が出てくる事があると聞いていた。
しかし、その紅いものは肛門から出てきたものではなかった。トイレで股間を綺麗にしてベッドに戻り、鏡に股間を写してみると、玉袋のあわせ目が解けて裂け目ができていた。更にその奥に紅いものを吐き出している穴が存在していた。
それはまるで女性の「膣」のように俺の胎の中に続いていた。何故か俺はその奥にある「子宮」の存在を疑えなくなっていた。

そう、これは「生理」なのだ。俺が男であろうがなかろいが、子宮が正常に活動していれば、月に一度は生理が訪れるのだ。
とりあえず、ポケットティッシュを股間に挟み、近くのコンビニに向かった。生理用品を買うためだ。
ナプキンかタンポンを買えば良いと思っていたが、生理用ショーツなるものが並んでいたので、タンポンと一緒にこれも買う事にした。

部屋に戻り、早速タンポンを装着してみた。
思った程の違和感はない。女性はSEXの際これより太い男性自身を受け入れるのはもとより、この穴を通じて赤ん坊を産み落とすのだ。それを考えれば小指程の物体などいか程のものであろうか…

しかし、生理があるという事は、俺も男とSEXすれば妊娠し、子供を産むことになる可能性があるということだ。男となど…と嫌悪感が押し寄せる一方で、SEXのときの女の快感は男の十倍、百倍とも聞いている。

 

悶々とした日々が過ぎ、いつしか俺の中で好奇心が勝る事となった。
俺は親友の勝也を呼びつけた。
「な、なんの用だ?」と言うが用がなくても勝也はやって来てくれる。
「女を抱きたくはないか?」と俺。奴も俺と同様、この才まで童貞である事は判っていた。
「だ、抱けるなら、それに越した事はないが、俺達にそんな事を頼める女性の知り合いなんていないだろ?」
「まあ、それは置いておいて、先ずはお前のチンポを見せてくれないか?」
「み、見せるのか?」勝也は躊躇したが、萎えたペニスを俺の前に晒した。
「硬くできるか?」
「不能じゃないが、男同士で硬くさせて何の意味があるんだ?…って、何をしてるんだ?」
俺は無意識のうちに勝也のペニスを掴み、優しく刺激を与えていた。
状況がどうであれ、ソレが無節操なモノである事には変わりはなかった。俺の与える刺激に反応して、ピクリと脈動する。その変化に俺は夢中になってしまった。
勝也のペニスは硬く勃起してゆく。独特な牡の匂いが俺を包むと、ジュクッと俺の女の器官が反応した。
男同士としてみれば、それは異様な光景だった。しかし、俺の内の「女」がソレを欲していた。
俺はズボンのベルトを緩め濡れたパンツと一緒に脱ぎ捨てた。
そのまま勝也の上に跨った。

ヌペリ…

俺の膣に勝也のペニスが収まった。
「な、何をするんだ?俺はオカマを掘る趣味はないぞ!!」
「オカマじゃないよ。ちゃんと濡れているだろう♪正真正銘のオンナノコに突っ込んでいるんだよ。」
「お、お前…性転換したのか?」
「別に手術とかした訳じゃない。いつの間にか、俺の股間に女性器ができていたんだ。」
「お前…女…になるのか?」
「どうだろう?チンポは付いたままだし、胸が大きくなってゆくようにも見えない。ココ以外は男のままみたいだ。」
「じゃあ、しばらく女のフリでもしてろ。俺は女を抱かせてもらえると期待していたんだ。いくらソコが変わっていても男を抱いているとは思いたくない。」
「そんな簡単に言うなよ…」
「じゃあ黙っていろ。そして俺の言う通りに動くんだ!!」
俺は床に四つ這いにさせられた。勝也が背後から突っ込んできた。
「んあん!!」
それは女の快感なのだろう。男のものとは違う強烈な刺激が俺を貫いてゆき、俺は女のように声をあげてしまった。
「黙ってろと言ったろ?男の声で喘がれても興ざめするだけだ。」
俺は快感に漏れそうになる声を必死で堪えた。
その分、頭の中に響く俺の声は完全に女の声になっていた。
(あん、あああん♪)
(頂戴♪モット激しくぅ!!)
(イく?イッちゃうの?)
(あ、あ、あ、あああ~~~!!)
俺は頭の中を真っ白にして気を失っていた…

 

「おお、気がついたか?」
勝也の声に自分が何をしたのかを思いだした。
股間には今だ勝也のペニスが挟まったままのように感じていた。
「…お、俺…イッたのか?」
「まあ、そう言う事だが、もう少し色っぽく言えないのか?」
「色っぽくすれば、もう一度シてくれるの?」(…って、俺は何を口走っているんだ?)
勝也も何か考えているようだ。
「俺に考えがある。夜になってもう一度来てやる。それまでに、もう少し女っぽくできるようにしておいてくれ。」
勝也はそう言って出ていってしまった。

 

 
夜はあっという間にやってきた。
(勝也がいなくなった後も時間を忘れて一人で慰めていたのだ)
勝也が来るまでの間に、何とか身の回りを整える事はできたが、彼に言われた女らしさを身につける事など何もできていなかった。
「まあ、そんな所だと思っていたよ。」幾つもの紙袋を抱えてやってきた勝也には、いきなりそう言われてしまった。
「じゃあ、先ずはこれからだな♪」と紙袋から取り出したのはブラジャーだった。手に取るとずっしりと重い。
「カップにシリコンパッドが付いているんだ。本物並の手触りと質感が得られるそうだ。」
「他にもあるが、もしかして俺に女装させようとしているのか?」
「形から入った方がやり易いと思ってな♪ほら、ストッキングもガーターベルトで止めるやつだぞ。」と紙袋の中から様々なアイテムを取り出していった。
「俺とヤりたいんだろう?」の一言で、俺は勝也の言いなりになるしかなかった。

 

「ど、どこまで行くんだよ?」
俺は慣れないハイヒールにふらつく体を勝也に支えてもらいながら歩いていた。
あたりは暗くなっていたので、俺の事を女装した男だと判別するのは困難であるが、少なくとも俺の女装した姿は既に何人かに見られていた。
「言葉に気を付けろよ。」と勝也が俺の耳元に囁く。
俺はなるべく女の声に聞こえるようにして言い直した。
「ねぇ、ドコに行くのよ。」
「おお、やればできるじゃないか♪行き先はそこの公園の先にあるネオン街だ。」
「って、ラブホ?」
「嫌なら、そこの公園のベンチでシてやっても良いぞ♪」
「い、意地悪ッ!!」
俺は勝也が止まらないように、しっかりと腕を絡めて公園の前を通り過ぎていった。

 

ラブホテルの部屋に着くなり、勝也が俺を抱き締めた。
「な、なにするのよ!!」
「良いじゃないか。これからエッチするんだろ?やっぱり、揉み甲斐のある胸があると違うな♪」
「でも偽乳だから、いくら揉んでも感じないわよ。」
「じゃあ、感じてるふりでも良いからしてみろ。」
「って…ああ~ん♪」不意に耳の穴に息を吹きかけられ、喘いでしまった。
耳からのくすぐったさと同じモノが胸からも感じられ、俺は勝也の責めに喘ぎ続けていた。そして、そのままの体勢でベッドに押し倒された。
勝也の手の一方が胸を離れた。その掌が俺の太股を撫でている。ストッキングの上を滑らせてスカートの中へ…
「イヤン♪」スカートが捲り上げられ、俺は無意識にそれを阻止しようと手を伸ばしていた。が、俺の抵抗はあっさりと突破された。勝也の手が内股に回り込んでいった。
「おや?」
嫌でも気付くだろう。俺の顔は赤く燃え上がっている筈だ。
「もうこんなに濡らしているのかい?」
俺の股間は愛液でヌルヌルになっていたのだ。
既に部屋を出る時から愛液の分泌は始まっていたのだ。パンツを穿く事を禁止され、俺はノーパンのままココまで来ていたのだ。
その間に人目に晒され、勝也の言葉にも刺激されて、愛液は留まる事はなかった。

「じゃあ、一気にイくか♪」と、勝也はズボンを脱ぎ捨てた。
憤り勃ったモノが現れる。俺のスカートを更に捲り上げ、両脚を開かせると、グイと俺の胎に突っ込んできた。
「ああん!!」俺は快感に喘いだ。
勝也のペニスが更に奥まで突っ込まれる。
その先端が子宮口にまで届いているようだ。
「正解だね。服を着せたままだと、本物の女とヤっているようだ。なぁ、もう少し膣を締め付けられないか?」
俺は勝也の指示に従い、下半身に力を入れてみた。
「うほーっ♪良く締まるぞ!!」と勝也が動くと
「あん、あはぁ~ん♪」とこれまでにない快感に、俺も艶声を上げていた。
「良いぞ、良いぞ♪」と勝也の動きは激しさを増す。
「あん、はあん♪」
俺は快感に何と叫んでいるかもわからなくなっていった。快感に支配され、勝也の動きに合わせて自らも腰を振っていた。
「あぁ、来たぞ。キタ~~~!!」
ドクリと勝也のペニスが脈動する。
何が起こったのか、その瞬間には俺は理解できていなかった。
俺の奥にソレが打ちつけられた事をトリガに雪崩のように快感が広がってゆくと同時に、俺の意識を更なる高みへと放り投げていった…

 

 
ゆったりとしたリズムで、俺の胸が揉まれていた。
「んんあん…」甘い吐息が俺の口から漏れていった。
「どうだった♪本格的にイけただろう?」
「お、俺…イったんだ…」
「良かったか?」
「ああ…凄かった♪ありがとう。」
「礼には及ばないさ。頼まれればいつでもイかせてやるよ♪」
勝也の股間が俺の太股に当たっていた。彼のペニスが十分な硬さを維持しているのが解った。

その時になって、ようやく俺は全裸にされているのに気付いた。
揉まれていた胸は、ブラジャーと一体となった偽乳ではなく、俺自身の肉が盛り上がっていた?!?!
「な、何なのよコレは?」揉んでいた勝也の手を払い退けるように、自らの手を胸にあてた。
快感に朦朧としていた俺の意識が一気に醒めていった。覆い被さる勝也を押しやり、上体を起こした。重力に引かれた肉塊が、俺の胸にその重さを伝える。
「お前がイった直後に、急激に変化していったんだ。胸だけじゃないぞ。股間を見てみろ。」
言われるがまま股間を覗き込むと、そこには「男」の痕跡すら残さずに完全な女の股間に変わっていた。
「あ、あたし…どうなっちゃったの?」
気が付くと俺は目からぼろぼろと涙を落としていた。
「大丈夫。俺が付いている。」
勝也はぎゅっと俺を抱き締めた。
彼の心臓の音がトクントクンと俺の耳に届き、俺は自分が次第に落ち着いてゆくのが解った。
俺は勝也の腕の中に安らぎを覚えていた…
(これって、俺のココロも「女」になってしまったという事なのかしら?)

 

 
ホテルを出ての帰り道。勝也と並んであるいている。
なんとなく、掌を合わせた。
「ん?」と勝也
「駄目?」と聞くと
「別に…」と前を向いた。

公園の前を通る。
砂場で幼い子供達が遊んでいた。いままで何とも思っていなかったのが、何故か優しい気持ちが湧き出てくる。
(母性本能かな?)

「眩しいな…」
勝也が呟いた。空を仰いだが、日差しはまだ強くはなかった。視線を下ろすと、勝也の視線とぶつかる…勝也は俺を見ていた。
「眩しいのはお前だよ。親友だったお前が女になって、更に輝きを増したようだ。」
「な、何よ!!親友だった。って過去形?」
「ああ、今は恋人INGだな♪」
俺はハタと足を止めてしまった。
「あ、あたしで良いの?」おずおずと問い返す。
「お前との相性は申し分ないだろ?」そう言って俺を抱き締める…
「他人が見てるよ。」と離れようとしたが、
「何か問題あるのか?」と言って、そのまま俺の口を勝也の口で塞いでしまった。
(ダ、ダメ…抵抗できない…)

アタシは人目も憚らず勝也に抱き付くと、差し込まれてきた彼の舌に自分の舌を絡みつかせていた…

 

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