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2011年3月19日 (土)

聖職者への道(3/3)

三十五日目

残り一人。
未だ生理が訪れない。

結局、今回も聖職者を送り出す事ができないのだろうか?
一人目は処分は免れたが、聖職者にはなれなかった。特殊な性向の幹部に引き取られたと聞くが、あまり知る事が多くなると、私も処分の対象になりかねない。
今は最後の一人の扱いである。必要な器官は全て出来上がっているのだ。ホルモンのレベルも規定値を満たしている。
何が足りないのだろう?

私はその夜、彼女を部屋に呼んだ。
彼女はネグリジェにカーデガンを羽織っただけの官能的な姿で現れた。この仕事に慣れた私でさえ、無意識に股間を硬くさせる程「女」として完成されている。
「ベッドに上がりなさい。」彼女に場所を明け渡し、私は観察する側にまわった。
「先ずは、オナニーを始めるんだ。」私の指示に、彼女は素直に従った。
着ていたものを全て脱いで全裸になると、ベッドの上に横たわり、膝を立て、右手を股間に伸ばした。
左手は胸に当て、豊かに実った乳房を揉みあげる。「んあん、あああん♪」と喘ぎ声をあげる。
指を挿入した股間からは愛液が染み出し、クチュクチュと音を発て始めていた。

(…)

しかし、そこには違和感があった。
何か?…考えた私が導き出したのは「乱れ」がないと言う事だった。
確かに彼女は悶えている。が、どこかしら優等生的な…模範回答そのものの反応でしかないのだ。
聖職者は、妊娠し子供を産むことだ。模範回答などとは次元の違う話しなのだ。もっと直感的、動物的な生々しいものの筈なのだ。
本能的な行動であるのであれば、もっと荒々しく、乱れたものになってしかるべきなのだ。

「私が乱れさせてやる!!」

私はそんな思いに駆られていた。
「お前は未だオンナに成りきれていないようだ。私に抱かれ、快感に乱れるのだ。」
私は有無を言わさず、彼女の股間に私の逸物を突っ込んだ。既に十分に濡れていたソコは、難なく私を受け止めていた。
彼女は快感に甘い吐息を漏らす…
「まだまだ、これからだ!!」
私は彼女を乱れさせるため、持てるテクニックを余さず投入した。
「アグッ!!」
やがて、彼女から教科書的でない反応が現れてきた。彼女自身がコントロールしている反応とは違う。その奥には彼女の本質=「オンナ」=が眠っているのだ。
私は彼女の内の「オンナ」を叩き起こすべく、執拗に責めたてていった。

彼女の股間では、肉芽が活動を再開していた。
私の刺激により、ホルモンバランスが乱れた事を検知したようだ。しかし、その時の私に肉芽の変化を捕らえる余裕はなかった。たとえあったとしても、私に何ができたであろうか…
本来であれば、成熟があと一歩の子宮に働きかけ、生理を促すだけで良かったのであるが、肉芽の活動を再開させてしまったようだ。それは代謝過剰を誘発していた…

彼女の背中でモゾモゾと蠢くモノがあった。そるが触手化した肉芽であると解ったと同時に、触手が私の体に絡みつき、動きを封じられてしまった。
「今度はあたしの番かしら?」
彼女の笑みが歪む。
触手の一本が私の股間に伸びてくると、そこに一片の肉片を埋め込んでいた。代謝過剰の状態で埋め込まれた肉片は、数日かけて行う変化を凝縮して発現させる。
彼女とつながれたままの私のペニスは、彼女の膣ね中に取り残されていた。代わりにペニス状に成長した彼女の股間の肉芽が私をつなぎ止めていた。
彼女の肉芽は、新たに造られた私の膣に深々と突き立てられていた。その肉芽は内側から私を刺激し始めた。
「あん、ああん♪」
私の口から「オンナ」の喘ぎが漏れ出ていた。
快感が私を支配していた。悶え乱れ、嬌声をあげつづける。そして快感の中に意識を没してしまっていた…

 

三十六日目

触手に縛られ、身動きのできない状態の私が発見されたのは、昼も遅くなってからだった。
彼女の処分が決定し、それを伝えようとして連絡が取れない事から異変が発覚したのだ。
代謝過剰の触手から解放されるまで、私は彼女とつながったままであった。彼女の硬い肉芽は私の膣を熱く満たし、少しの刺激だけでも軽く私をイかしてしまう。
しかし、彼女自身は既に冷たく、動きを止めていた。爆発的な代謝過剰に耐えられる人間はそう多くはない。彼女は処分が下されるのを待つ必要はなくなっていた。

 

改めて、今度は私の処分が検討された。イレギラーではあったが、私の肉体は聖職者としてのものを全て満たしていた。発見されたその日のうちにも生理が確認されていた。
私はどのような裁定が下されても良しと考えていた…

 

三百三十日目…

私は分娩台の上にいた。
自分がこの上に寝る事になるとは思ってもいなかった。
が、今は集中が必要である。

陣痛の波が私を浮き上がらす…

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コメント

いつも楽しく拝見させていただいています。
よろしければぜひ私のHPをご覧ください。

佳織さま
コメントありがとうございます。

HPですが、重たくてなかなか先に進めません。
読んでみたいのですが…

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