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2011年2月19日 (土)

ポッドの中で…

星空がクルクル回っていた。

緊急事態だというのに、意外と冷静でいる自分に驚いている。
ボクは脱出ポッドの中に詰め込まれ、宇宙空間に放り投げられたのだ。

訓練航行中の「ニューホープ号」が何物かと衝突したのだ。勿論、小さな岩塊で潰れるような宇宙船ではない。それに、近隣の小惑星などの軌道は常にトレースされているので、回避が間に合わなくなるまで気が付かない筈もない。
なにせ、乗務員はボク達の教官なのだ。昨日今日宇宙に乗り出した青二才ではない。では何故?何がぶつかったか?
…その場に居合わせた訳ではないので知る由もない。今はおとなしく、教えられた緊急時の待機手順に従い、助けが来るのを待つしかないのだ。

脱出ポッドには、ほぼ一週間分の食料と水が用意されている。ボクは手元の操作板から、備品の状態確認を指示した。
目の前のモニタに表示が現れる。
[NG:排泄装置未接続]
あ、あ~~…
ボクは大きくため息をついた。脱出ホッドへの搭乗は訓練で何度も繰り返していた。しかし、何度やっても受け入れられないのが、排泄装置の装着だった。

その必要性は否定しない。食料が一週間分あるという事は、この中に一週間篭もる事ができるという事だ。
生身の人間であれば、飲み食いが必要である。と同時に、飲み食いした結果として大小の排泄もついてまわる。当然、服の中に垂れ流しにする訳にもいかない。
そこで、排泄装置の装着が必要となるのだ…

 

手順に従い、チューブの先端に付いたアタッチメントをオチンチンに装着する。カチリと音がしてスイッチが入ると、僅かではあるが負圧が掛かる。
見た目は牛の搾乳器だ。白い牛乳の代わりに黄金水が流れてゆく事になる。

もう一つの装置も装着しなければならない。こちらは、いろいろ仕掛けが仕組まれたホースになっている。
そんなに太くはないので、苦もなく挿入できるが…入りきった所でホースの断面が拡張し、ちょっとやそっとでは抜けないようになっている。
更に、空気が送り込まれると、内蔵のシャワー装置であたりが洗浄される。汚れと廃液はホースから外に排出されてゆく。
更に排出の効率を上げるために、浣腸液が注入される。浣腸液はその後も定期的に注入され、排泄が終わると、再びシャワーで洗浄されるのだ。

考えただけで屈辱的な行為ではあるが、ボクは最後のシャワー洗浄の際に、性的な興奮を得ることがしばしばあるのだ。
搾乳器が稼働している中、お尻の穴を責められてエクスタシーに達する…
「んぁ、ああん♪」
ポッドの中に艶声が漏れ出る。搾乳器のチューブの中を白いモノが流れてゆく…

(誰も見ていないんだ。どうにでもなれ!!)

2日、3日と繰り返されてゆくと、諦めの境地に達する。
そしてボクは更なる快感を求め始めた…

 

 

ポッドには女性用の排泄装置も装備されていた。搾乳器は付かないので、一体型で股間を覆うようになっていた。
好奇心から、それを装着してみた。邪魔なオチンチンは萎えきったところでお腹の中に押し込み、その上から排泄装置を装着した。
お尻の穴にホースが侵入してきた。このシークエンスは男性用と同じだった。しかし、シャワーがボクの敏感な所を刺激した時、本来ならムクムクと大きくなるモノを受け止める搾乳器がないばかりか、それを押しとどめるように覆いが遮っていた。
痛みのあまり外そうとしたその時、

チクリ

ボクの股間に針が突き刺さったような痛みがあった。
その針は、あっという間に痛みを吸い取り、代わりにえもいえない快感をもたらしてくれた。
どうやら、針が吸い取っていったのは「痛み」だけではなかったようだ。何かが吸い取られた分、ボクの股間と覆いの間に隙間が出来ていた。
その隙間を押し開けるように、覆いから何かが出てきた。
お尻の穴と同じように、シャワーが汚れを洗い流す。硬い棒のようなものが突き出てきた。棒はオチンチンの付け根あたりに押し当てられた。そして…

棒はグイグイと押し入ってきた。痛みはなかった。あっという間に、棒はボクの股間に収まっていた。もちろん、そこはお尻の穴ではない。
まるで、女性が男性を受け入れるように、ボクの股間はその棒を受け入れていた。

しばらくすると、その棒が振動を始めた。
「あん、ああん♪」
思わずボクは艶めかしい媚声を上げていた。その棒からもたらされる快感には媚声を上げずにはいられなかったのだ。
ボクは女性のようにその棒を受け入れ、快感に浸っていた。
快感を追求する以外には何も考えられなくなっていた…

 

気が付くと一週間が過ぎ去っていた。
モニタが救命艇の接近を告げていた。
ポッドが艇内に収容され、ロックが外された。

「ああ、こいつもヤられている。」
救命員の人が呆れたように仲間に向かって言っていた。

 

 

 
ボク等は新しい制服を着て実習船に乗り込んでいった。実習船の名前は「ハニーホープ号」
ボク等はバイロットのコースからは外されてしまった。「適性はこちらだね♪」と振り分けられたのは慰安部隊だった。
これから毎日、教官や同期だったパイロット候補生達のチンポをボクのおマタに咥え込んで、慰めてあげるのだ。それをスることが出来るようになったことをボクは悦んでいる。
「ではイくぞ!!」
教官の声に
「「ハイ♪」」
と元気良く返事をし、ボク達はミニスカートからショーツをチラチラ見せながら実習船に乗り込んでいった。

 

実習船は港を離れると、ゆったりと宇宙に乗り出していった。

「虫」

「ほら、こいつが例のヤツだ。」
ビーカーの中で蠢いている「虫」を見た。
見た目はカナブンのようだ。ビーカーに挿入された金網に張り付いている。
俺は金を払い、ビーカーごと「虫」を手に入れた。

南米の奥地に生息する特殊な昆虫だった。原住民のとある部族で飼育されている貴重な種だ。勿論、公式に記録されているものではない。自然界にも存在せず、その部族だけがもつ特別な飼育方でのみ種が保たれているのだ。
しかし、今の俺にはこいつを飼育する気は一切存在しない。こいつの能力を「使う」ために高い金を払ったのだ。

…こいつの「能力」…
簡単に言えば、「男」を「女」にしてしまうのだ。勿論、手術などとは違う。何の痕跡も残さずに、野郎を生まれた時から女だったように造り変えてしまうのだ。
詳しい理屈は俺にはわからない。俺はただ、こいつを「使う」だけなのだ。

 

俺の目的は「復讐」だ。(逆恨みと言う奴もいるが…)
俺が先輩から受け継いだプロジェクトはそれなりの成果をあげていたのだ。そこに青二才の奴がしゃしゃり出てきてかき回しやがったのだ。
プロジェクト・メンバは対立し、険悪な雰囲気のままプロジェクトも動きが止まってしまったのだ。
結局はリーダーの俺が責任を取らされた。地方の分室に左遷させられた。いわゆる資料整理だけで毎日が終わる窓際の雑務だ。逆に奴は新しいリーダーとしてプロジェクトに君臨した。
失敗すれば「ザマーミロ」と遠くの地から吠えてやったのだが、何故か奴の打つ手打つ手がことごとく当たりを引いてしまったのだ。当然、プロジェクトの成果は俺の時よりも格段にアップしていた。
(俺の時にあの波が来ていれば…)
と言っても負け犬の遠吠えだと言われて終わりだ。
そんな事の一つ一つが蓄積されてゆき、俺は「復讐」を決意したのだ。

そんな時、俺はこの「虫」の話を聞いたのだ。顔もスタイルも良い奴は女の子達にも囲まれちやほやされ、いつも鼻の下を伸ばしていた。奴を「女」にしてしまえば、女の子達からは見向きもされなくなるだろう。
そして、女になった奴を俺の手で「女」としての辱めを受けさせてやるのだ!!

俺は金で集めたチンピラに奴を拉致させた。
山奥の貸しペンションに奴を連れ込む。
手足は縛ったまま。目隠しもそのままで、奴の衣服をハサミで裂きながら剥ぎ取ってゆく。醜い股間はうつ伏せにして見えないようにした上で最期の一枚に手を掛けた。
奴の尻が露になった。
俺はビーカーから「虫」を取り出すと、奴の尻の穴に押し込んでやった。
「明日の朝を楽しみに待つんだな♪」
俺はそう言うと、奴を床の上に転がしたまま、隣の部屋のベッドに潜り込んだ。
(女になった奴をどんな風に辱めてやろう?)
そんな妄想で下半身を硬くしたまま、俺は眠りに就いていた。

 

 

 

 
「お早う♪気分はどうだい?」
耳元に男の声がした。
それが「奴」の声であると理解するまで、しばらく時間が掛かった。
「こんな事をしてくれたのが、君だったとはね?それに、面白いモノを手に入れたようだね♪」
本来であれば、奴は既に女になっている筈だ…あたしは事態の変化を整理しようと必死になった。奴が女になっていれば、奴の声も今まで通りとはいかない筈だ。
…失敗した?…
奴は戒めからも放たれて自由を得てしまっている。そして今、奴はあたしの側にいる…耳元で喋れるくらいに接近しているのだ。
「先ずは最初の質問に答えてくれないか?気分はどうなんだい♪」
「良、良いワケないでしょ?!」
そう言ったところで、いつにない違和感を感じた…
「こ、声…あたしの?」
(な、なんだ?この声は??まるで女みたいに高い…)
そこまで来て、あたしは奴に返り打ちにあったと知った。
つまり、あの虫はあたしのお尻の穴に潜り込んで、そこからあたしの肉体を「女」に造り変えてしまった…

あたしは掛けていた毛布を剥ぎ取り、起き上がった。
プルリ♪
あたしの胸で形の良いバストが振るえた。
腕は細く、白く…それはお腹も同じで、その下の股間は…
あたしは全裸だった。
淡い茂みの奥には男のシンボルを伺わせるものは何もなかった。
「こっちに鏡があるよ♪」
奴がキャスター付きの姿見を引き寄せた。
「良く見てご覧♪これが新しい君だよ。」

「…これが…あたし?」

「これだけ可愛くなるんだったら、僕が女になっても良かったかもね?」
奴はそう言ってあたしの背後から肩に手を掛けた…
「あはん♪」
あたしはそれだけで感じてしまった。
あの「虫」の効果…女になった後、最初に見た男に欲情する。そして、生涯その男には逆らえなくなるのだ!!
「どうした?何赤くなってるんだ?」
多分、あたしの眼はウルウルと彼を見つめているのだろう。子宮が疼いているのが判る。あたしの肉体が彼を欲しているのだ。
「ああん♪もう、我慢できなくなるゥ!!駄目なの…貴方に、貴方に抱いてもらえないと、あたし…どうにかなっちゃう…だから、抱いてください。」
あたしは蜜の滴る股間を彼の下半身に擦り付けるようにして懇願した。あたしの全ては彼のもの…あたしは彼の為なら、厭わずに何でもする気になっていた。
「判った。抱いてやっても良い。だが、その前に僕にしようとした事を洗いざらい吐き出してもらえないか?」
あたしは「はい」という返事しか持っていなかった。

「そうか♪」
あたしが全てを話し終えると、彼がそう言った。
「では、君が僕にしようとした事を君にしてあげよう♪」
それは、あんなコトやこんなコトをしてもらえるという事?
「あ、ありがとうございます♪」
あたしは期待に胸を膨らませて、彼の前に股を開いた…

無題

「虫」が俺の中に潜り込んでいった。
尻の穴に突っ込まれた虫は本能に従って腸の中を這い上ってくる。「虫」の出す分泌物には麻酔効果と代謝を促進する効果がある。
腸壁を喰い破られても痛みが届く事はない。そして腸壁の穴は即に修復されてしまうのだ。
「虫」は俺の腹の中を動き、臍の裏少し下あたりに落ち着いた。その場所で「虫」は本格的な活動を開始した。
代謝を促進する分泌物に特殊な酵素が追加される。それは、俺の細胞が再生される際に遺伝子情報を書き換えてしまう。
「虫」の周りに肉壁が生まれた。それは、小さいながらも人体に存在する器官そのものだった。そして、その器官が活動を開始する。書き換えられた遺伝子の情報を元に俺を造り変えてゆくのだ。

俺の内に新たに生まれた器官は「子宮」だった。「男」には存在しない「子宮」は女性ホルモンを大量に分泌した。
俺の肉体が変えられてゆく。ペニスが委縮するとともに睾丸が体内に引き込まれていった。子宮の両脇に落ち着くと、その姿を卵巣に変えていた。
ペニスからは尿道口が移動し、更に委縮を続け陰核となった。いずれ、その下には裂け目が生まれ「虫」のいる子宮に繋がるのだろう。

胸がムズムズとしていた。睾丸が卵巣に変わった事で、分泌される女性ホルモンの量が一気に増えたのだろうか、変化が俺の外見にまで及んだのだろう。
内側からシャツを押し上げるように乳首が膨らんでいた。バストに肉が集まり、盛り上がってゆく。その分、筋肉が落ちてゆき、俺の手足が細くなっていった。同時に日焼けした肌からボロボロと皮が剥け落ち、卵のようにツルリとした白い肌に変わっていった。
喉仏が消えていた。もう低い声は出せない。聞こえてきたのはもう「俺」の声ではなかった。
視力が回復したのだろうか?目の前が明るく感じる。瞼がパッチリと開いているのだろう。視界も広く感じる。
既にバストはブラジャーの支えが必要な程に大きくなっていた。立ち上がるとバランスを取るのに苦労する。それは何もバストの所為ばかりではないようだ。
俺の骨格が変わってしまっていた。骨盤が大きく左右に張り出している。それは引き締まったウエストにつながり、女性そのもののシルエットを描きだしていた。

自然と膝が内側を向く。自分が「男」であると意識しないとガニ股で歩く事など不可能であった。
いや、それ以前に「俺」は「男」なのだろうか?
変化は肉体だけに止まるとは思えない…

 

 

鏡の中には見たことのない女性が写っていた。どことなくに似ているが、誰もこの娘が同一人物であるとは信じてくれないだろう。
指紋や虹彩には変わりはない筈だ。しかし、あたしが同一人物である事を示すものはそれしかない。
だから、あたしが「別人だ」と言ってしまえば不審に思う人はいない筈…

あたしは膣から転げ落ちてきた「虫」の死骸をティッシュにくるむと、トイレに流してしまった。
もう、証拠は何もない。

真新しい下着を身に着け、化粧をし、ワンピースを着ると、あたしは夜の街の闇に紛れていった。

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