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2010年12月28日 (火)

ミドリちゃん

「オーム、オーム。ナムラ、カサラム!!」

結界の中心で、僕は教えられた呪文を唱えていた。
それなりの対価を支払って手に入れた呪文である。ちゃんと効いてもらわなければ話にならない。

(ドクリ!!)

心臓が大きく脈動した。
次の瞬間、僕は僕の肉体から離れていた。
幽体離脱というやつだ。僕の魂は宙空に浮かび、僕の肉体を頭上から見下ろしていた。

僕は本来の目的を果たすために、部屋の外に出ていった。
これが幽体の便利さというものか、するりと壁をすり抜けていた。手足を動かすことなく、行きたい方向を念ずるだけで良いのだ。

廊下を挟んで反対側に兄貴の部屋がある。今日はミドリちゃんが遊びに来ていた。
ミドリちゃんは幼なじみで、僕のクラスメイト…そして、兄貴の恋人だ。
今朝早くから両親が旅行で家を空けているのをヨイことに、兄貴はミドリちゃんを自分の部屋に招いたのだ。
勿論、ナニをする為だ。
今も薄い壁越しにミドリちゃんの艶めかしい媚声が聞こえてきている。

(僕だってミドリちゃんと付き合いたかったんだ!!)
しかし、兄貴に向かってソレを言う事ができないのが「僕」だった。そして、それを知ってか、僕に見せつけるようにミドリちゃんを家に呼びつけるのが「兄貴」なのだ。
(ぼ、僕だってミドリちゃんとヒトツになりたいんだ!!)

そんな僕に悪魔が囁いてきた。兄貴に憑依すればミドリちゃんとヤる事ができる…その為の幽体離脱なのだ。

ドアも開けずに兄貴の部屋に潜り込む。ベッドの上には兄貴と…ミドリちゃんがいた。
二人は全裸で前技に戯れていた。兄貴はミドリちゃんの股間に顔を埋めている。クンニしているのだろう。ミドリちゃんは普段は絶対に見せない恍惚の表情で淫らに喘いでいる。
僕は憑依すべく、兄貴の背後に回り込んでいった…

「充分に濡れたろう♪じゃあ本番いくか?」
ミドリちゃんが頷くのを僕は兄貴の肩越しに見ていた。
その直後、兄貴が急に態勢を変えた。
憑依を成功させる為に慌てて兄貴を追う。
僕の慌てぶりなど知る由もなく、「いくよ♪」と兄貴。
僕は必死に兄貴の動きに追いつき、背後を取ろうと動く。その途端、兄貴が急に止まった。
勢いのついた僕は、憑依すべき「兄貴」をすり抜け…

(ヌプッ!!)

何かが僕の股間に挟まってきた。
「んあんっ♪」
思わず艶めかしい声をあげてしまった。

瞼を開けると、目の前には兄貴の顔…

「動くぜ♪」
僕のお腹の中に蠢くモノがあった。
「ああん、あん♪」
僕の声は可愛らしい女の子の声だった。

 

僕はミドリちゃんに憑依してしまったのか?!

 

兄貴が動くと、これまで経験したことのない「快感」が湧き起こる。僕は快感に支配されてしまった。何もできないまま、ただ快感に翻弄されていた。
そして、快感はどんどん高まってゆく…

「ああん、イクゥ…イッちゃう~~♪」

僕は兄貴の精液をナカに出されると同時に、快感の絶頂を迎えていた。
ふっと意識が遠退いてゆく…

…気がつくと、兄貴は僕の隣で寝息をたてていた。
既に、僕の股間からは兄貴のペニスは抜かれているのに、まだ、何か挟まっている感じが続いていた。
それは、決して不快な感じではない。否、もう一度ココに挿れてもらいたい…そんな欲求が生まれていた…

 

兄貴はぐっすり眠っていた。
僕は兄貴を起こさないようにベッドから降りた。そして、自分の肉体を確認する。
それは、全裸の女性…ミドリちゃんの肉体だ♪手を胸に上げ、乳房に触れてみた。
(これがミドリちゃんのオッパイ…)
指が乳首に触れる。
「ぁん」
兄貴に高められた肉体はいまだ敏感なままだった。
乳首を弄っていると、再び快感が高まってゆくのを感じた。
ジュクッと股間に蜜が溢れてゆく。僕は男だけど、ココに挿れられて得られる快感を否定する事はできなかった。
(挿れてッ♪)
欲求が高まってくる。僕が「男」を欲しがっている。そして、ベッドの上には…

(!)

 

 
僕は部屋のドアを開けていた。
廊下を挟んで反対側にもう一つのドアがある。「僕」の部屋のドアだ。兄貴の部屋をそっと抜け出して、僕の部屋に入った。
そこには「僕」がいた。
幽体離脱した時の格好のまま、部屋の真ん中で結界の魔法陣が描かれたシートの上に座っている。
僕は「僕」に近づくと、服を脱がせた。ズボンとパンツは「僕」を床に転がして剥ぎ取った。
全裸で仰向けに転がった「僕」の股間では、ペニスが乏しく萎えきっていた。僕は「僕」の上に跨ると「ミドリちゃん」の口に咥えさせてあげた。
意識はおろか、魂のない「僕」の肉体ではあったが、刺激を続けていると、次第に硬くなっていった。
(もう少しかな?)
と口から離して具合を見ていると、ピクリと「僕」の肉体が痙攣した。
(何?)と思った瞬間、ドピュ!!と乳白色の塊が僕の顔をめがけて飛び出してきた。

「僕」のザーメンが左目の上に命中した。
(…)

「貯まってたのよね♪」
僕はミドリちゃんの声で「僕」に言ってやった。
「気にすることないわよ♪もう一度フェラしてあげるね。」
僕は顔にこびり付いたザーメンを指で掬った。
いつもとは臭いが違う。頭の奥がジーンとする。
僕はその指を、僕の口に運んでいった。
チュパッと音をたてて舐めあげる…
「甘くて美味しいの♪」
決してそのような事はなかったが、今はそう言いたい気分だった。
「ネェ、もっと頂戴♪」
そう言って、僕は再び「僕」のペニスに咥え付いていた。

 

「今度は大丈夫よね?」
硬くなった「僕」のペニスを支えて、僕は体の向きを入れ替えた。
今度は「僕」の顔が見える。
「じゃあ、いくねっ♪」
そのまま腰を降ろして僕のナカに「僕」のペニスを導いていった。
兄貴の時と違い「僕」には意識がない。その分、僕が主体的に動かなければならない。自分が感じる所に手が届くとも言えるが、それ以上のものではない。
が、それでも快感を感じることはできた。
「あん、ああ~~ん♪」と艶声をあげれば、更に快感は増してゆく…

その時、僕は気づいていなかった。
快感に悶えていると、下に敷かれたシートが乱れてゆく。シートに描かれた結界の魔法陣も乱れしまう。折角の結界もいつの間にか崩れていた。

何のための結界か?
幽体離脱で魂の抜けた肉体を守るためである。世の中には、ヤドカリのように肉体を求めてまわる浮遊霊も沢山いるのだ。生悪な奴に奪われると、戻るべき肉体を失うことにもなりかねないのだ。

 
「ぁあん♪イイ~!!」
僕がそう喘いだとき、
カッ!!と「僕」の目が見開かれた。
「そんなに良いのか?ならば、モッとヤッてあげようじゃないか♪」
と「僕」が不敵な笑みを浮かべていた。
……………
………

 

 

僕はミドリちゃんと「ヒトツ」になる事ができた。
いや、それ以上の成果だ。なんと、ミドリちゃんが「僕」の性奴隷に堕ちてしまったのだ。

「ご主人さま~♪モットもっと愛してくださいまセ♪」
淫らに振られるミドリちゃんのお尻に「僕」の立派なイチモツが突き立てられる。
「あん、ああん♪」
甘い淫声をあげる僕に、ご主人様が最高の悦楽を送り込んでくれる…

そう、僕はミドリちゃんに憑依したまま戻れなくなってしまっていた。
「僕」の肉体を乗っ取った浮遊霊は狂暴なヤツで、僕も兄貴も逆らう事ができず、ミドリちゃんは僕の魂と共にヤツの性奴隷にされてしまったのだ。

でも、僕は後悔していない。
だって、ご主人様は僕のコトをいっぱい愛してくれるのだかラッ♪

 

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