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2010年12月31日 (金)

ザ・パワードスーツ(装甲強化服)-その5の裏-

「キモヲタ」
彼を表現するのに、これ以上ふさわしい言葉はなかった。
ひきこもりで運動不足の体はぶくぶくに膨れている。家がそれなりの資産家であったため、身の周りの世話をしてくれる使用人がいたため、身なりだけは清潔に保たれていた。が、それでも見るからに異臭が漂ってきそうな雰囲気があった。

「何とかしなければ…」
一応は親もそう思った。が、そうそう妙案が思いつく訳もない。
「今の自分とは違う…別人になってみれば、意識改革も可能ではないでしょうか?」
と耳打ちする男がいた。
「ご子息は変身ヒーローに憧れておりませんか?」
男は更に続けた…
「アイデアはあるのですが、研究・開発費が不足しておりまして…」

こうして、男は装甲強化服の開発を現実のものとしていった。

 

 
「こんなモノが?」
真っ黒な全身タイツ状のモノを身ながらそう言った。
「これがご子息の意識改革の決定打となります。ご覧いただいたように、戦闘モードへの変身も可能となっております。」
男はアリスの戦闘シーンを見せた後、装甲強化服を手渡したのだった。
「ただ、馴れないうちにあのパワーを全開されると面倒ですので、リミッターを掛けています。」
「力を出せなくする?…それは、生身の力も抑止できるのかね?あいつは、ただでさえ暴れだすと手に負えないんだ。できれば小学生なみに落としてもらえないなね?」
「それはもう…」
「では、善は急げだ。今ならあいつも寝ている筈だ。早速装着してもらえないだろうか?」
「はい。」
男はニヤリと嗤い、部下に指示を出すと、屋敷の中に機材を運び込ませた。

 

 
それは、母の胎内で羊水に浸されているような感覚だった。
「キモヲタ」こと相川唯が目覚めようとしていた…
いや、既に彼の外見は「キモヲタ」ではなくなっていた。装甲強化服は待機モードで稼働を始めていた。その顔を除けばお嬢さん然とした女性にしか見えなかった。
「お目覚めですか?」
男が声を掛けた。
「だ、誰だお前は?何でここにいる??」
一気に意識を取り戻した唯は、そう言うと同時に自らの肉体に違和感を感じた。
「思うように力が入らない。貴様が何かしたのか?」
「それは正しい認識です。しかし、最終的に指示を出したのは、貴女のお父様です。」
「親父が?」
「変身すれば、貴女も考え方を変えると考えたのです。貴女も変身には魅力を感じているのでしょう?」
「俺の変身はあくまでもフィクションだ。荒唐無稽の変身にはカタルシスを覚える。が、現実にはそんな変身はありえない。きぐるみや特殊フォームは興醒めだし、服や化粧での変身などタカが知れている。」
「それでは、今のご自身をご覧になっては如何ですか?」
男はキャスター付きの姿見を引き寄せると、唯が自分自身を確認できるように調整した。

「…これが…オレ?…」

唯は鏡に映る自分の姿から目が離せなかった。
「やるのであれば、このくらい思い切った変身でないとね♪お父様には既に説明してありますが、戦闘モードへの変身め可能です。本気を出せば、あのモンスターも倒せます。」
「…って、これは彼女と同じ?」
「そう、同じものです。装甲強化服と我々は呼んでおります。」
「なぜ?」
「お父様から、少々ご支援を戴きたくてね。ですから、お父様のご意志に従い、貴女の服ではパワーを制限させていただいております。そう、小学生の女の子くらいでしょうか?」

「脱がせろ!!」
唯は即座に男に言った。が、
「判断されるのはお父様です。それに、もう少し装甲強化服の性能を経験してみては如何ですか?」
「変身できると言うのか?」
「興味はおありでしょう?」

「フレッシュ・ビューティー。モード=マックス♪セットア~ップ!!」
フェイスプレートを装着し、唯は教えられたキーワードを唱えた。
発声装置が凜とした少女の声を発する。
体が強制的に変身ポーズを描いてゆと、全身が光輝き、霧のようなものに包まれる。
魔法少女のようなヒラヒラの布状のものが全身にまとわり付いていった。
「こ、これは…」
唯は変身後の自分の姿に見とれていた。

「コードネームはオリンピア。実際、モンスターとも戦えるパワーを持っているが今は制限させてもらっています。」
唯は男の言葉など殆ど聞いていなかった。
「あたし…いえ、わたくしはオリンピア。無敵の美少女戦士なのですわ♪」
と鏡に向かい、ポーズを決めていた。
「パワーは抑えていますが、装甲強化服の要の電磁溶液の消耗は発生します。定期的に補給を行っていただく事になります。」
男は説明を続けるが、
「うるさいわね!!」とオリンピアに一喝される。が、
「な、何なの…それ?」
と振り向いた男の手に握られたモノの視線が釘付けとなっていた。
「電磁溶液補給用の装置です。これをアタッチメントに装着していただく事になります。」
男が手にしたホースの先端が男性のペニスの形状に酷似している事に驚いた。
「まさか…アタッチメントって…」
「貴女の股間にあるものです。このようにして装着します♪」
「あっ、何をするの?」
オリンピアは抵抗するが、今は小学生程の力しか出せない。何の抵抗も出来ないまま床に転がされてしまっていた。
男がオリンピアの胸にある制御装置を操作すると、強制的に戦闘モードが解除される。オリンピアは見た目、全裸の女性そのものになっていた。
「や、やめて…」
何故か本物の女に成りきったように、艶かしく抵抗している。
「即に済みますからね♪」
と男は彼女の股間を広げると、ホースの先端をアタッチメントに挿入した。

「ぁあっ!!」
彼女が喘ぐ。
「…な、何これ?な、何か変な気持ち… ♪気持ち良いの?」
電磁溶液が注入されると、オリンピアは快感に悶え始めていた。
「んあん♪ス、凄い!! 気持ち良すぎる。癖になっちゃいそう♪」

「宜しいんじゃないでしょうか?その姿が気に入ってもらえて何よりです。」
男は装置のモードを切り替えた。それは、オリンピアが気を失うまで、電磁溶液の充填・排出を繰り返すもので、装置は彼女に快感を与えるだけの存在になっていた。
男が去った後も、オリンピアは快感に揉まれ続け、何度も何度も絶頂を経験する事になった。

 

 

相川唯は外見とともに人が変わったように行動的になった。
今の自分に見合うファッションに気を注ぐようになり、暇さえあればショッピングに出かけるようになった。モデル並の姿を手に入れた事により、事件・事故の危険を感じた父親は、彼女にボディガードを付けた。
父親はいまだに彼女が小学生並の力しか出せないと思っているが、既にリミッターは解除されてしまっていた。彼女にとってボディガードなど必要はなかったが、何かと便利である事に気付いたため、側に置いたままにしている。

「フレッシュ・ビューティー。モード=マックス♪セットア~ップ!!」
借り切った体育館で、彼女は戦闘の訓練も行っていた。得物は極細のチェーンだった。電磁流体を使い、自在に扱う事もできるようになった。
いずれは、自らモンスターに立ち向かうが、最も効果的な登場のパターンを模索している所だった。

訓練が終わると、オリンピアはボディガードの男を呼びつける。
「いつものヤツをお願いね♪」
とマットに横たわる。
男はオリンピアをうつ伏せにして訓練後の筋肉を揉みほぐしてゆく。が、
「そっちは良いから…」
とオリンピアが仰向けになる。
装置の無機質なモノよりも、本物の方が気持ちが良い事に気付いてしまったのだ。
「はやくぅ♪」
M字に脚を広げ、細い指先で股間のアタッチメントを開放する。
「気持ち良いコト、早くシよ♪」
ボディガードの男は自らも服を脱ぐと、オリンピアの上に折り重なっていくのだった。

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