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2010年11月 2日 (火)

最高の快楽

「きゃーーーっ!!」
悪夢の中で、俺は女のような悲鳴をあげていた。

気が付くと俺はベッドの上で上半身を起こし、両手で顔を覆っていた。
「大丈夫?辛いようなら安定剤を出すわよ。」
女医の優しい声が届く。
「だ、大丈夫…」
俺はそう言って、大きく深呼吸した。
と、同時に俺が「俺」でない事に気付く。
視線を下ろすと、ピンク色のパジャマに包まれたバストが、俺の深呼吸に合わせてゆっくりと上下しているのだ。

車道に飛び出した俺は、走ってきたトラックに潰され即死した。
そして、俺の魂は近くでその光景を見ていた女の子に憑依した。
が、女の子の脳にはその光景が焼きついていた…
俺は、俺自身が潰される所をまざまと夢に見て、うなされていたのだ。

「なら、良いんだけど…」
と、声を掛けてくる女医…女医の姿をしたそいつが全ての元凶の「悪魔」であった。

 

 

そもそも、この悪魔との付き合いは一ヶ月ほど前の事だった。
ヒキコモリだった俺は、一日中PCでネットに繋がっていた。面白い(主に性的な意味で)動画や画像を集めてきては紹介するブログを立ち上げている。
アクセス数はそこそこあり、わずかなりとも広告収入を得る事ができた。

これを何に使うか…

勿論、その時点の俺は童貞であった。ヒキコモリであるから、当然「彼女」とかもいない。ソープとかも考えたが、自ら行動に出てはヒキコモリとは言えなくなる。
そこで俺はダッチワイフを購入する事にした。なかなか気に入ったものが見当たらずに、あちこちうろついていたが、突如として俺のストライクゾーンにバシッと填まったのが見つかった。
後になって思えば、どこをどう経由してきたかなどわからない場所であり、アドレスも控えてなかったので、もう一度そこに辿り着く事もできないのだ。
にも拘わらず、俺は購入手続きを済ませてしまっていた。価格がとてつもなく安かったから…と言うよりは、既にその時点で奴=悪魔に魅入られていたに違いない。

モノは翌日の午前中には配送されてきた。
包装を解き、説明書も読まずに彼女にむしゃぶり付いていた。
寸暇を惜しまずに裸になると、彼女の股間にイチモツを突っ込んでいた。
(気持ち良い…)
それしか言いようがなかった。必死で腰を突き入れる。ローションも何も塗り込んでいないのに、滑らかに挿抜が繰り返せた。更にはクチュクツュと卑猥な音もたて始めたのだった。
「あっ!!イクッ…」
一気に昇り詰めた俺は、溜まりきった精液を彼女の中に放出した。

それが契機だった。
ふと見ると、彼女の目が見開かれていた。
もともと目は開いていたのだが、今の彼女の目は生気に…というよりは妖しい悪意に輝いていたのだ。

彼女の腕が上がる。その腕は俺を抱き締めていた。
ぐいと引き寄せられる。
生暖かい吐息が顔にかかる。
そして、唇が重なった。
彼女の舌が俺の舌に絡み付く。唾液が混ざり合い、強く、強く吸い取られていった。
「契約は成された。」
美しい声が彼女の口に浮かぶ。
「復活の代償に、お主には最高の快楽を提供してやろう♪」
そう言って彼女は体を入れ替えると、俺の股間に顔を埋め、萎えかけた俺のペニスを口に咥えたのだった。

悪魔は確かに俺に快感を与えてくれた。俺はまさに寝食を忘れ、快感に浸っていた。
が、主導権は常に悪魔の方にあった。
「ココでヤるのも飽きてきたな。場所を変えよう。その為には何か着るものが必要だな♪」
悪魔はダッチワイフとしてココに来たのだ。常に全裸の状態で俺に快楽を与え続けている。
当然着るものなど持っていない。悪魔は俺に服を買わせたのだ。
服が届くまでに、また数回イかされる。
悪魔は届いた服を着、一緒に買った化粧品で化粧をする。
見た目は普通の「女」に見えた。
「お前も、とっとと服を着るんだ!!」
こうして二人連れだって近くの公園に向かった。
昼間の公園は小さな子供達とその母親であろう女達であふれていた。母親達はお喋りに夢中になっているが、一部の子供達は場違いなカップル=俺達が、これから何をするのかと見つめていた。
「こっちよ♪」
と奴は公衆トイレに向かった。
「ここで?」
連れ込まれたのは女性用の個室だった。
「禁断の場所での情事って萌えるでしょ?それに、声も出せない制限付き♪奥様方は気付かないでしょうけど、純真なお子様の中には不審に思い、親に報告する子もいる筈よ。警察に通報されたら一巻の終わりよね♪」
「そんなぁ…」
「だから、絶対に声を出さないでね♪」
そう言うなり、ズボンのチャックを降ろして俺の息子を引きずり出すと、甘美な刺激を与え始めた。

それは、想像以上に興奮した。俺はドアに手を突いた彼女の背後から、スカートを捲り上げて尻から挿入した。
歯を食いしばり、声が漏れないようにする。そうする事で快感が内に篭もり、純度を高めるように練りあげてゆく。
極限にまで高められた快感が一気に放出される。
俺の意識は、その一瞬、ホワイトアウトしていた。

 

「今日はあの公園に一人で行ってて。大丈夫♪ちゃんとあとから行くから。」
ヒキコモリの筈の俺が、その日は一時的にではあるが、一人で外出する事になった。
行き先は最近良く行く公園なので、多少は気が楽だった。

「お兄さん♪」
と声を掛けてきた娘がいた。高校生くらいだろうか?
しかし、俺にはこんな娘は記憶になかった。
「わからんのも無理はないな。今回は趣向を変えて、この娘に憑依してみた。いつもと違う身体とスるのも一興だろう♪」
つまり、彼女は悪魔に操られていると言う事か。
何れにしろ、俺に選択権がある筈もない。彼女に導かれるまま、近くのホテルに入っていった。
「ぅ痛ッ!!」
彼女の顔が痛みに歪む。彼女の肉体はダッチワイフのように男を悦ばす名器を備えている訳ではない。そもそも、性的にも未熟なのであろう、彼女の膣は狭く、きつかった。
「どうやら、お主がハジメテであったようだ♪」
ひとしきり彼女の中に快感を吐き出した後、彼女が股間から指に絡めとった体液には、血のように赤いモノが混ざっていた。
「しょ、処女だった?」
「何も、お主が気に病む事はあるまい?」
そうは言われても、俺は罪悪感に圧し潰されていた。
結局、その後はどうやっても俺の息子は勃つことはなかった。とうとう悪魔もあきらめ、彼女の身体の汚れを隅々まで綺麗に落とし、情事の痕跡を完全に消し去ってから、元に戻してやったようだ。

 

 
精神的なダメージはかなり大きかったようだ。その夜の悪魔の責めにも、俺の息子は回復の兆しも現れなかった。
「彼女の処女を奪ってしまった事を罪と思うなら、お主の処女を差し出して償うしかあるまい?」
と悪魔が俺の前に仁王立ちになって、そう言った。
彼女の股間には、ペニス状のモノがそそり立っていた。
「処女…って、俺は男だよ?」
「男にも股間に穴があるだろう?使われた事のない穴は処女であろうが?」
彼女は俺に抗議する暇も与えず、組敷いていた。脚が立てられ、股間を広げられる。
「力を抜いているんだぞ。」
ぬ"ッと俺の内に入り込んできた。
嫌悪感しかあり得ない筈なのに…俺は快感を感じてしまっていた。その証拠に、あれだけビクともしなかった俺の息子が勢いを取り戻していた。
一旦最奥まで突き入れられたモノが、ゆっくりと引き抜かれる。粘膜が擦られ、快感が沸き起こる。が、全てが抜きとられると同時に、快感が止まる。
「あっ、ダメッ…」
と、俺は腰を突き上げていた。
「どうしたんだい?コレが欲しいのなら、そう言いな♪」
悪魔がニヤリと嗤っている。嫌な筈なのに、俺の肉体はソレを求めていた。否、俺は既にその快感の虜となっていた。

 

 
「良く似合っているぞ。」
鏡越しに悪魔はそう言った。
俺は今、奴に着せるために買った、女物の服を着せられていた。所謂もなく「女装」である。不精で伸びていた髪は女に見えるようにカットされ、元の顔が解らないくらいに化粧を施されていた。
「似合っていようが、いまいが関係ないだろう?」
「お主は快感を得たいと願った。だから与えてやっているのだ。お主は言われた通りにしていれば良いのだ。」
とスカートの中に手を入れ、俺の尻の穴を刺激した。
「アンッ!!」
思わず艶声をあげてしまう。
「忠告しておく。人前では声は出さない事だな♪声を聞けば、即にお主が変態女装者だと知れてしまうな。」
俺は何か言う暇も与えられずに、外に追い出されてしまった。

 
打ち合わせ通りに公園に向かったが、慣れない靴…男がこんなにかかとの高い靴に経験がある方がおかしい…は歩き難い、風が吹けば即に下着が見られてしまうスカート…俺が彼女のセクシーさを際立たせようと選んだのだ…は風がなくともチョットした動きだけで中が見えてしまいそうだ。
いろいろと気を使いながらの移動は、いつもよりはるかに時間が掛かってしまった。

「ヨォ!!」
公園の入り口で若い男が俺に向かって手を挙げていた。

悪魔の憑依した男なのだろう。
「女の子は支度に時間が掛かるというからな♪待ちくたびれてはいるが、お主の可愛らしい姿を見られただけで報われるな♪」
奴は俺を抱き寄せると、即座にキスをしてきた。
「じゃあ、早速行くか♪」
俺が何の反応もできないうちに歩きだす。
「ほら♪」
追いついた俺に肘を突き出す。
「女の子は彼氏に腕を絡めて歩くものだろう?」
俺は言われるがまま、奴ね肘が作る三角形の隙間に腕を通した。
二人の体が密着すると、奴の腕が俺の偽乳を圧迫した。
(ドクリ!!)
心臓が大きく脈打った。何故か全身が暖かくなる。
「良い顔をするようになったな♪」
奴が道路脇の店のショーウィンドウに写った俺を見てそう言った。
そこには、文句の付けようのない男女のカップルが写っていた…

 

いつものホテルに入っていった。
奴は鼻歌を歌いながらシャワーを浴びている。俺はしばらく女の子のままでいるように言われていた。
部屋の中の壁が鏡になっていて、ベッドの上を写している。今、そのベッドには一人の女の子が座っていた。
その女の子は俺自身なのだ。…しかし、良く見るとその女の子は少々女の子らしくない。男のように脚を広げて座っていた。スカートの中が丸見えになっている。
俺は慌てて脚を閉じ、スカートの乱れを直した。
そうしていると、鏡の中の女の子は本物の女の子にしか見えない…
バスルームのドアが開き、奴が入ってきた。腰にバスタオルを巻くこともせず、全裸でやってくる。その股間には立派な逸物が屹立していた。
「さあ、可愛い仔猫ちゃん?いっぱい気持ち良くしてあげるね♪」
とキスされただけで、俺はボーッとなっていた。
「その前に、少しだけ準備が必要なんだ。仔猫ちゃんの可愛い舌で、こいつを濡らす必要があるんだ♪」
俺の前に奴が逸物を突き付けてきた。本来であれば、同性の、男のペニスなど舐められるものではない。が、俺の意識には霞が掛かっているかのように、それを正常に認識してはいなかった。
舌を伸ばし、肉棒の腹に触れた。スーッと唾液を塗り付ける。別の面を塗るために、手を添えた。指先にピクピクと血管が脈動しているのが感じられた。
「咥えてごらん♪」
俺が奴の先端を舐めていると、そう言ってきた。
「勿論、仔猫ちゃんのお口は処女なんだろう?」

「処女」というキーワードに俺の動きが停止する。
が、奴は俺の後頭部に掌を充てると、奴のペニスを強引に俺の口に押し込んできた。
「おお、良いぞ。お主は口でも快感を感じられるだろう?」
そう言われると、喉の奥から快感が全身に広がっていった。
「良い感じだ。ご褒美をあげよう。」
ドクリと奴のペニスが震える。喉の奥に何かが出され、それが口の中に広がっていった。
「それが男の精液だ。美味いだろう?」
そう言われた途端、俺の口の中のモノは甘い蜂蜜のように感じられた。

奴のペニスに残った残梓を舐め取ると、四つ這いにさせられた。
スカートが捲られる。奴がショーツのシミを見つけた。
「良い娘だ、もう濡らしているね♪でも、これからもっといっぱい濡らしてあげよう。」
俺のナカに奴が入った瞬間から、俺は強烈な快感に嬌声を上げ続けていた…

 

 

「あん、あふん♪」
俺は悪魔の腕の中で悶えていた。
俺は「女」のように犯られる事でしか快感を得られなくなってしまっていた。
奴に言われなくとも、自ら女装して抱かれる事が常になっていた。
膝の上に抱えられ、ブラジャーの中に手を入れられている。
「もう、胸は完全に融合しているようだね♪」
悪魔が俺の胸に付けた偽乳は、剥がれることなく俺の皮膚と一体化していた。当然、皮膚感覚はある…というより、その乳首は快感の供給元として、殊更に敏感だった。ブラジャーで乳首を覆っていないと、下着に擦れて激しい痛みを訴えてくるほどだ。それほどに敏感な乳首は、悪魔の手に掛かれば無限とも思える快感がもたらされるのだ…

「あん、ああん♪あ~~~ん!!」
俺は奴の腕の中で、女のように喘ぎ、悶えてしまう。俺は「男」なのに…
しかし、股間には悪魔の逸物を咥えている。ペニスは勃起するものの、その先端からはダラダラと愛液にも似た透明な液体を溢れさせるだけで、精液の放出される気配はまったくなかった。
「凄いでしょう?オンナノコの快感は♪」
今の俺に、それを否定する事はできなかった。
「お胸でこれだけの快感が得られるのよ♪オマンコに挿れられたら、本当に昇天してしまうかもね?」
俺はゴクリと唾を飲み込んでいた。
オンナノコはこれよりもっと凄い快感を感じているというのか??
「ねぇ、本物のオンナノコになってみない?」
悪魔が囁いた…

 
悪魔の指示に従い、俺が車道に飛び出した所までは覚えていた。
気が付くと俺は病院のベッドの上にいた。
鏡を見た。
そこに写っていたのは「俺」ではない。「俺」の肉体は既に失われているのだ。
俺はオンナノコになっていた。鏡に写っているのは高校生くらいの女の子の顔だった…

この顔には見覚えがあった。そんな昔ではない。
俺が悪魔と出会い、初めて悪魔が他人に憑依して現れたときの女子高生だ。
俺は悪魔に導かれるまま、彼女の処女を奪ってしまったのだ。

その時の俺=あたしの「記憶」が甦る…

悪魔に憑依されたあたしは何もできなかった。
ホテルに入り、男の人の服を脱がせてゆく。初めてまじまじとペニスを見た気がする。
あたしも服を脱いでベッドに仰向けになった。その時はまだ前技などという言葉も知らなかったのだろう。ただ、ベッドの上で膝を立て、股間を開いているだけだった。
男の人は、いきなり伸し掛かってきた。屹立したペニスを一気に挿入してきた。
「ぅ痛ッ!!」
痛み…肉体的な破瓜の痛みと、処女でなくなってしまったという精神的な痛みとに翻弄される。
その間も、男の人は気持ち良いのだろう。陶酔した表情であたしを見ていた。

それは「俺」の顔だった。俺は俺自身に貫かれていた。
痛みしかない。快感とは程遠く、俺の精液が俺の膣に放たれた時には嫌悪感しか存在しなかった…

 

 
「落ち着いたようね?じゃあ、お楽しみを始めようかしら♪」
悪夢から目覚めた俺に女医が近づいて来る。彼女の白衣の前が異様に膨らんでいた。
前がはだけられ禍々しい男根が晒け出された時、俺の肉体が思いも寄らない反応を示した。
(ジュンッ!!)
股間に溢れるものがある。「愛液」だ。この肉体が本物の「女」である証…
股間に手を伸ばすと「男」のシンボルは跡形もなく、濡れそぼったクレバスが存在した。
「あ、あん♪」
俺の媚声は、愛らしいオンナの声になっていた。
「そうだ。それがお主の肉体だ。本物のオンナの肉体だ。思う存分、快感を享受するがよい。」
股間に伸びた俺の手を外し、悪魔のペニスが俺の「膣」に押し入って来た。
「ああ…イイ…」
「痛くはないだろう?お主の処女は、既にお主自身で破ってしまったのだからな♪」
奴の言う通り痛みはなかった。俺は快感にだけ支配されていた。
ほとんど時間を掛けずに俺は初めての絶頂を迎えるた。
その時、俺はどんな淫声をあげたのかは記憶にない。
俺は絶頂を迎えると同時に、意識を手放していたのだった。

 

 

 
 

「どうだ?最高の快楽を得られただろう?」
俺が目覚めたのを知って、奴が現れた。
「お主との契約もこれで終わりだ。その肉体で思い通りの快感を存分に味わうが良い。」
女医の顔から、徐々に悪魔の表情が消えてゆく。
「最後に面白いコトを教えてやろう。その娘は妊娠している。勿論、その父親はお主自身だ。精々、大切に育ててやるんだな♪」

 
誰もいない「俺」の部屋でゴトリと音がした。
奴の成れの果て…ダッチワイフ…が床に転がっていた。

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