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2010年9月18日 (土)

ザ・パワードスーツ(装甲強化服)-その2の裏-

それは、とても「装甲強化服」とは思えない形状をしていた。
ベースになっているのは全身タイツ状のモノであった。これに織り込まれたカーボンナノチューブに特殊な電磁溶液を注入し、システムにマックス・パワーを指示すると、立派な「装甲強化服」となるのである。
その効果は、何度もこの目で見てきたのだ。が、これを私が着て実戦に出てゆくなど、数日前までは思いもしなかった事だ。

 

何事にも、長所・短所がある。それは私も理解している。
システムを起動した装甲強化服の外観が、美しい女体である事も我慢しよう。外観に合わせ、男性である私が変声装置の助けを借りて、女性の振りをするのもある程度は納得している。
しかし…

装甲強化服はフェイスプレートを閉じれば、完全に肉体と外界とが遮断される。空気も自前で補給できるよう、超小型の酸素ボンベを内蔵している。
しかし、酸素は有限であり、肉体は水分や食糧を要求する。その為、装甲強化服を脱がないまでも、フェイスプレートは外さない訳にはいかない。が、安全性を考慮し、電磁溶液を100%注入した状態ではフェイスプレートは外せない仕様となっていた。
電磁溶液の排出には、特殊な装置が必要であった。装置から伸びるホースの先端を、装甲強化服の股間にあるアタッチメントに装着し、電磁溶液を吸引してゆく…
のだが、その際に装着者の肉体に強烈な刺激がフィードバックされるのだ。
それは、限りなく性的な快感…それも、女性が感じている快感そのものであった。電磁溶液を排出している様は、触手に責められ、快感に悶える淫女にしか見えないのである。

 
訓練の初日は、先輩である大神さん=コードネームはアリス=と一緒に処理を行った。私自身の痴態が見られてしまうと言う恥ずかしさはあったが、それよりも、快感に悶えまくるアリスを見ていると、もう何も言えなかった。
私も同じ態を晒しているのだろうと冷静に見ていたのは、ほんの一瞬だった。快感が押し寄せてくるなり、アリスの事を意識する余裕はなくなっていた。
初めて経験する強烈な快感で、意識を失うまでにそう時間はかからなかったと思う。
意識を取り戻すと、アリスが私の股間のアタッチメントからホースを抜き取っ手くれた。
一緒にシャワーを浴びる。アタッチメントまわりの洗浄をアリスが指導する。シャワーの下で、彼女の手が私の股間に伸びてくる。
「自分でもできます。」と言って拒絶するのだが、一向に受け合ってくれない。
「あ、ああん♪」
アリスの指がアタッチメント付近の突起に触れる。
「イブちゃんは感じ易いのね♪」
機械が与えてくれる快感とは、また違った刺激であった。私の肉体の特性を知っているかのように、あらゆる性感帯が刺激される。
膝から力が抜け崩れ落ちる私を、アリスが抱き止めてくれる…が、電磁溶液を抜かれている状態のアリスでは、支えきる事はできなかった。
そのまま、床の上にずり落ちる。私は彼女の膝の上に抱かれる形になっていた。
彼女の豊かな胸の膨らみが、私の背中に押しつけられている。
私の意識の中では、股間を勃てずにはいられないのだが、装甲強化服の内側では、何も反応している様子がない。
「ヒャン♪」
腰から回されたアリスの手が、再び私の股間を捕らえ、縦の筋に沿って指で撫でられた。
「コレって何か解る?」
と指先が私の目の前に差し出された。
「シャワーのお湯でも、ましてや電磁溶液の残りでもないわよ♪」
それは、性的な快感に私の「女」の肉体から染み出てきた…愛液であった。

 

バスタオルで体を拭きながら、部屋に戻った。
「イブちゃんは筋が良いわ。続けて次のレッスンに移りましょう♪」
「次ですか?」
「そう…」
カチャリとアリスはフェイスプレートを外した。
「ボンベの酸素量も有限だし、あたし達も生身の人間だから、飲み食いも必要になるでしょう?」
そう言って私のフェイスプレートを外した。
「鏡を見て」と促される。

「「あ゙」」

そこには、まんま「男」の私の顔があった。
「一つはお化粧を覚えてもらう事。眉毛を整えてちゃんとすれば、男だとは解らなくなるわよ。」
「「は、はい…」」
「もう一つは、その声ね。発声装置はそのままだから、意識して喋らないと男声と女声が同時に出てしまうの。男の声はボンベに口を塞がれているつもりで出さない事。そして女の声に合わせて腹話術の人形のように口をパクパクさせるのよ。最初は口は閉じたままで良いわ。」
「は、はい…」
私は口を閉じ、女の声で返事をした。
「上出来じゃない。あとは、どういう状況でもそれができるかね♪」
そう言って、私をベッドに押し倒した。
「「な、何をするんですか??」」
「言ったでしょう?いつでも女の子の声を出せるようにする訓練よ♪」
「「そ、それは…」」
「ほら、声、声!!」
「それは解りますけど…」
「「キャッ、ハァン!!」」
「ほらほら、もう元に戻ってる。男の声で喘いでもキモイだけよ♪」
「い、言わないで下さい。解ってますから…ぁあ~ん♪」
「そうそう、そんな感じ♪貴女なら上手くやれそうじゃない?」
「あん♪ああ~ん。気持ち良いのは良いのですけど、いつまでヤってれば良いのですか?」
「あら、もう女の子の感覚に染まっちゃったの?そんなに早くイきたい?」
彼女の指は私に最大級の快感をもたらすが、最後の一線を絶妙に超えないでいる。イきたいのにイけない状態を延々と続ける事ができるみたいだ。
が、私は男として、女の快感に流される訳にはいかない。
「だ、大丈夫です。まだ頑張れます!!」

「あん、あん、ああ~~ん♪」
私は女の声で嬌声をあげ続けた。

「女」の快感は私を「女」に染めあげてゆく。
女の声に口を合わせ、女のように喘いでいる…
いや、私は既に「女」だった。

「ああん。もうダメ… お願い♪イかして頂戴!!」
私はとうとう、そう懇願していた。
「解ったわ。それじゃあ、イかしてあげるわね♪」

その直後。私の意識はプツリと途絶えていた。

 

「これが最後の訓練ね♪」
一通りのお化粧も覚えた私は、セクシーなワンピースを着て、アリスとともに街に出ていた。
「ここで待っていれば、向こうから声を掛けてきてくれるから♪」
と私一人をカウンターに座らせ、アリスは去っていった。
ここは、私がアリスにスカウトされた居酒屋だった。アリスが手配した男がやってきて、私に声を掛けてくれる事になっている。
私は男に従い、どんな状況でも「女らしく」行動できる事が求められているのだ。
その中には、もちろんSEXも含まれている。私は初めて「男」に抱かれるのだ。
その事を考えただけで、私の股間は熱を帯び、しっとりと潤み始めるのだった。

「お隣、よろしいですか?」と声が掛かった。
そこに居たのは、結構イケメン風の男だった。男は隣の席に腰を降ろすと、私に話掛けてきた。
「アリスさんから紹介されて来ました。今夜は最後までお付き合いお願いしますね♪」
キラリと輝く白い歯に、クラリと来るものを感じた。
「こ、こちらこそお願いしますね。」
多少ぎこちないように思えるが、なんとか及第点は貰えたと思う。
「そんなにカタくならないで良いですよ。」
とは言われたが、男に抱かれると思うと緊張してしまう。
「先ずは、二人の出会いに乾杯♪」
私はここが居酒屋である事も忘れ、彼の瞳に魅入っていた。
グラスがカツンとささやかな音をたてた。
たった一口で私は酔ってしまっていた。

彼にエスコートされ、夜の街を歩いていた。
ネオンが綺麗に輝いていた。
そこがラブ・ホテル街である事に気付くまで、時間が掛かった。
「さぁ♪」
と彼に促され、部屋のドアを開ける。
華やかな装飾が施された室内。中央にレースのカーテンの掛かった天蓋付きのベッドがあった。
彼の手が私が着ているワンピースを手際よく脱がしてゆく。
あっと言う間に、私は全裸でベッドの上に組み敷かれていた。
「ぁあん♪」
彼の舌が私の全身を舐めあげてゆく。私は快感に喘ぎ声をあげる。
「あ、ああ~ん♪」
胸が揉まれ、乳首が刺激され、喘ぎ声は艶声に変わった。
「ああん、ああん…」
M字に脚を開かされ、彼が内に入ってくる。
「あん、あん、あん…」
突かれる度に、私は媚声をあげる。
やがて、高まりを迎え、
「あ、あ、あ~~~~ん♪」
彼のペニスから迸る精液が、私の膣を満たす。
私は嬌声をあげ、快感の中に没していった。

 

「フレッシュ・ビューティー。モード=マックス♪セットア~ップ!!」
今日もまた、モンスターが現れた。
フェイスプレートを装着し、電磁溶液が満たされると、高らかに変身のキーワードを唱える。
私はキャノンを抱えてフェアリー1号の後に続いた…

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