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2010年8月21日 (土)

勇者vs…(2/2)

何故か、ボクは現実世界でもハアハアと息を切らしていた。
ゲーム画面を閉じるといつもの初画面が現れた。
それさえも気になり、PCをシャットダウンしてしまった。

息が落ち着くのを待って、ボクは店を出た。
どこに行くともないので、近くの公園に向かう。
ベンチに腰を下ろし、空を見上げた。

確かに現実世界に戻っているのだが、どこかに未だネットゲームの世界にいるような感じが残っている。

ふと気づくと、いくつかの視線がボクに注がれていた。それはねっとりとした卑しいオトコ達の視線だ。
(スカートの時は膝を付けているべき)
と髪飾りが教えて来る。

???

何で現実世界にも髪飾りがあるんだ?
髪飾りが付く程、髪の毛が長くなっている?
ボクはスカートを穿いているのか?

視線を足元に向ける。
ベンチに座り、いつものように足を広げているが、そこにはスカートの裾が捲り上がり、艶やかなナマ足が剥き出しになっている…
コレはボクの足か?
すね毛のない、女のように綺麗な足が、ボクの命じた通りに閉じられてゆく。
立ち上がり、スカートの乱れを直す。
足元が不安定なのは、かかとの高いサンダルを履いているからだろう。胸にはブラジャーが巻かれ、ふたつの膨らみを支えていた。
(鏡なら公園の中の公衆トイレにあるでしょう。今の貴女は女性用に入るべきです。)
髪飾りはボクの足を動かし、女性用のトイレに向かわせた。

鏡に写っていたのは、ネットゲームの変身薬で変身した女の姿そのものだった。
衣装は露出度の高い踊り娘のものではなく、この現実世界で普通に着られているものになっていた。
髪の毛にはアノ髪飾りが付いている。
「どう言う事だ?」
ボクは髪飾りに意識を向けた。
(貴女の姿は魔王により固定されてしまったのです。元に戻るには魔王にお願いするか、魔王を倒すしかありませんが、どちらも無理でしょうね。)
「何故だ?」
(貴女は魔王の前では簡単に操られてしまいます。当然、何れの行為も実行には至らないでしょう。更に言えば、第三者に魔王の退治を依頼したとしても、貴女自身がその者を妨害する事になります。最悪の場合、魔王の盾となって殺されかねませんね。)
「どうする事も出来ないのか?」
(この状況を受け入れる事に、何か不満があるのですか?)
「ボクは男だ。女になんかなりたくない!!」
(そんな事を言って…女性でいるのも悪くはありませんよ♪)

 
気がつくと、ボクは公園に戻っていた。
そして、近くに居た男に声を掛けていた。
「暇ならヤらない?」

髪飾りが勝手にボクの体を動かしているのだ。
(任せておいてください。女性の素晴らしさを教えてあげますから♪)

ボクは男に連れられて、近くのラブホテルに入っていた。
シャワーも浴びずに男のズボンを降ろすと、引き出したペニスに咥え付いていた。魔王のよりは小振りだが、元のボクのモノよりは、大分魔王のモノに近かった。同じように刺激してやると、彼のペニスも脈動し、ボクの口の中に精液を放っていた。
(どう♪美味しいでしょう?)
否定したかったが…「魔王の方が美味しかった」と美味しさを比較している自分がいた。

(さあ、ベッドに上がって♪)
ボクは言われるがまま、服を脱ぎ、全裸になってベッドによこたわっていた。
男が伸し掛かってくる。脚を抱えられ、股間が広げられた。その中心部に彼のペニスが突き立てられていた。
魔王程の逞しさはなく、物足りなさを感じてはいたが、次第に肉体は昇り詰めてゆく。
「あん、あん、ああ~~~ん♪」
とボクは嬌声をあげ、イッてしまっていた。

 

もう一度、魔王とシてみたい…じ、じゃない!! 魔王とは決着を付けなければならないのだ。
現実世界にまで影響を及ぼすなど、本物の魔物の力を持っている魔王に、ボクがどう足掻いてま勝てるとは思えないが、もう一度会って決着を着けたかった。

ネットゲームにログインする。判ってはいたがゲストIDにもかかわらず、変身した姿のまま現れていた。
アイテムを集める暇も惜しい。ボクはまっすぐ魔王のダンジョンに向かった。

が…

何故、雑魚相手にやられてしまうのだ?
それも、ライフは十分に残っている。殺された訳ではない。
地面に組伏せられ、輪姦されているのだ!!
次から次へと、雑魚のペニスやら触手やらがボクの穴という穴に押し入って来るのだ。
それさえもボクは快感として感じてしまっていた。
何度もイかされ、気を失っていた。

 

気がつくと、そのフロアは無人となっていた。
今なら労せずに次のフロアに向かう事ができる。が、今になって、ボクは回復薬はおろか、短剣の一本も持たずにココに来ていた事に気づいた。

 

装備を整えに秘密の隠し場所に向かった。がそこにある武器や防具は男の肉体を前提としたものばかりだった。
武器は短剣でなんとかなるとしても、防具は揃える必要がある。少なくとも露出度の高い踊り娘の衣装など論外である。
ありったけのクレジットと換金可能なアイテムを持って、町に向かった。
アイテムを全て換金した後、武器店に入った。
この店には何度か来た事があり、女物の防具も飾られていたと記憶していた。が、実際に見てみると、飾られているのは露出度が高く、余計な飾りも多分に付いた鑑賞用に近いものであった。
他に女物がないかと探してみたが、結局はそれ一着しかなかった。更に値段を見ると、男物とは桁が違った。
「露出度が高くても防御ができるよう魔法が使われているからね。飾りのいくつかにはルーンが刻み込まれていれんだ。飾りといっても伊達じゃないからね。」
店主に促され、試着してみると、確かに理想的な造りになっていた。男物より軽いし、動き易い。露出が多いが魔法の効果か、寒いと感じる事もない。デザインさえ目を瞑れば、申し分なかった。
「デザインのどこが不満なのでしょう?お嬢様の魅力を際立たせるにはコレしかない!!と言えますよ。」
確かに別の意味でコレしかないのだ。需要の少ないものである。他の町の店では目にしたこともないのだ。ココにコレしかなければ、他に選択肢はないのだ。

有り金を遣い果たして手に入れた防具を着て店を出た。
当然、食事をしようにも対価を払えないのだから、空腹は我慢するしかない。アイテムを集めて換金する事も考えたが、一刻も早く魔王にこの姿を見てもらおう…チガウ!!、新しい防具の効果を確かめるべく、アタシは魔王のダンジョンへと向かっていった。

雑魚は難なく片付ける事ができた。
最後の衛兵も何とか退けたが、かなり深手の傷を負ってしまった。空腹でさえなければ、もう少しマシな戦いができたろうと悔やまれる。
しかし、今度こそ魔王の間に辿り着いたのだ。扉を開ければ、そこにイトしい魔王が待っているのだ。

アタシは魔王の前に戻ってきた♪

「どうした?その傷は。防具を脱いで、看せてごらん♪」
アタシは魔王の言葉に従い、防具を脱ぎ、全裸となって魔王に近づいていた。
魔王の掌が傷口にかざされると、一瞬で傷口は塞がっていた。痛みも綺麗に取れている。

(ク~…)

痛みが取れると同時に空腹感が舞い戻ってきた。お腹も鳴っている。
「おやおや。」と魔王が呆れたような笑みを浮かべた。
「すぐに出せるのは、コレしかないなぁ♪」とアタシの前に股間を突き出した。
すぐに理解したアタシは魔王の前に跪くと、彼の与えてくれる「みるく」を片端から胃袋の中に納めていった。

胃の中が膨れると、アタシは魔王の膝の上に這い上がっていった。
「魔王サマ♪こちらもお願いしてよろしいですか?魔王サマのセーエキでアタシを満たしてくださいませ♪」
アタシは起立した魔王のペニスの上に腰を降ろしていった。

(コレよ♪コレ!!  この太さがアタシを満たしてくれるの♪)

膣口を圧し開く痛みが、アタシに満ち足りた幸福感を与えてくれる。アタシの膣を満たし、先端が子宮の中にまで入ろうとしていた。
「ああ…イイッ!!」
アタシは喘ぎながら腰を振り始めた。魔王のペニスがアタシの中を動きまわる。
そして、魔王の精がアタシの中に放たれた。
アタシは快感に嬌声を上げ、意識を失っていた。

 

 
ボクはもう、ログアウトする気もなくなっていた。
アタシにとっては、この世界こそが現実なのだ。そもそも「ログアウト」って何の事?
アタシは四六時中、魔王サマにつながれている。
ときどき魔王サマとの蜜月を邪魔しに「勇者」が現れる。アタシは魔王サマの代わりに相手をしてあげるが、これまで一人としてアタシの防具を傷つけた者はいなかった。

働いた後は魔王サマがご褒美をくださる。
ドレスや宝石などをいっぱいくれるけど、今度はアタシからお願いしてみようかしら♪
「アタシに魔王サマとの赤ちゃんを生ませてください♪」って…

 

 

 
今、現実世界のボクが餓死しようとしていた…

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コメント

アヴァロン(映画)の未帰還者みたいに世界に取り込まれているね。
すこし…いや、結構羨ましい

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