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2010年8月 8日 (日)

ドール(1/2)

ドアの向こうにいたのは、まだあどけなさの残る女の子だった。
「ハンドル名:S☆S(シャイニング・スター)。本名:干先亘(ほしざき・わたる)さんですね?」と、女の子は機械的な冷たさで確認してきた。
「確かに、俺は干先亘だけど、何でハンドル名まで知っているんだ?」
「私の派遣元は、亘さんのブログに広告を掲載させていただいております。この度、被アクセス頻度の上位者の方の中から抽選で、アイテムのプレゼントが贈られる事になりました。亘さんには一体のセクサドールが当選されましたので、お届けにあがりました。」
「ち、ちょっと待て。ここでは何だから、部屋に入ってくれ。」と、俺は女の子を部屋に上げた。
公衆の面前でネットの話しが始まると、何時怪しい言葉が飛び出して、俺の近所付き合いを悪化させるかわかったものではない。今も「セクサ…」などと不穏な単語が飛び出していた。

彼女はサンダルを脱いで部屋に上がると、窓のカーテンを閉め、おもむろに服を脱ぎ始めた。
「お、お前!! 何、やってるんだ?!?!?!」
俺が叫ぶように声を上げると
「私がプレゼント・アイテムのセクサドールです。セクサドールの存在意義は亘さんもご存じでしょう?」
「そりゃー、使った事はないけど、話しには聞いた事はある。」
「それなら問題ないわね?早速始めちゃいましょう♪」
そう言って、着ていたものを全て脱ぎ去った女の子は、俺の前に跪くとスルスルとズボンのベルトを外してしまった。パンツの中から俺の息子が引きずり出されるのもあっと言う間だった。
俺は何もリアクションができないうちに、彼女の口の中に射してしまっていた。
「濃いいのね♪溜まってたんでしょ?」
そう言って僕を押し倒した。ズボンがパンツと一緒に脱がされていた。
「若いから…ほら♪もう勃った。気にしないでいっぱい射して頂戴♪いっぱい射すと良いコトあるわよ。」
彼女が俺の下半身の上に腰を降ろすと、俺の息子は暖かいモノに包まれていた。
「アフン♪」と彼女は艶めかしい喘ぎ声を上げた。

「何だよ、良いコトって?」
「物凄く気持ち良いコトよ♪私のナカに一定量の精液を注ぎ込めば発動するわ。」
そう言いながらも、彼女は俺の股間を絞めあげる。俺は、耐え切れずに放出していた。
「頑張って♪あと少しよ…」
と彼女が腰を振る。それだけでも、これまでに経験した事のない快感をもたらしてくる。

「あっあっあ…」
今日はこれが最期かというくらい搾り取られた気がする。
「スゴイ、凄い!!初日で発動させるなんて、相当溜めていたのね。それじゃあ、お楽しみタイムね♪」
と、再び彼女が上になった。
(?)
俺は今、天井を見ている。だから、彼女が上になったと思ったが、どこか違和感がある。
「イくね♪」
の声とともに、何かが股間を突き上げてきた。
「あん♪ああん!!」
快感に思わず俺があげた声は、オンナの喘ぎ声みたいだった。
俺の股間には何かが挿入されている。Mの字に脚を広げさせられ、少し腰が浮いている。
何かが違う?
あまりの快感に俺は何も考えられなくなっていた。
「ああん♪あ~~~ん!!」
俺はオンナのように嬌声をあげ、快感にイッてしまったようだ。
それは射精の快感とは別次元の快感であった。

 

「どうだった?オンナのコの快感は?」
俺を見下ろしていたのは彼女だった。
「な、何がどうなっているんだ?」
「それがこのセクサドールのウリなんだ。特定の男性から一定量の精液を採取できると、そのDNAを解析して提供者との精神的なリンクを構築するの♪つまり、私の感じた快感を提供者…亘さんにフィードバックさせたのです。」
「つまり、俺が君に与えた快感を、俺が追体験したと言う事なのか?」
「少々違いますが、そんな感じです。」
「それは、もう一度やれるのか?」
「今日は多分無理じゃないでしょうか?もう一度、同じだけの精液を私の中に溜めないといけませんから。」

 

 
結局、溜まったのは三日後だった。
今度はじっくりと確認する事ができた。俺は脚を開き、「俺」自身の息子を股間に咥え込んでいた。
俺を組敷く「俺」が腰を動かす度に、快感が俺の全身を貫いてゆく。俺は女のように…実際に、今の俺の肉体は「女」なのだ…喘ぎ、悶えていた。

そう…、喘ぎ、悶えているのは俺自身なのだ。彼女が経験した事を「追体験している」のとは勝手が違う?!
俺が手を伸ばせば、女の手が伸びてゆく。胸に充てると、豊かな胸の膨らみを感じる。それを揉めば、そこからも快感が伝わってくる…

その日は、それ以上確かめられなかった。
その直後に、快感が増してイッてしまったのだ。
イッてしまうと、リンクが切れてしまうようだ。逆に、イかなければリンクはそのままなのだろうか?

 
確認できたのは、それからまた数日後だった。
発動し、自分が彼女の肉体を動かしている事を確認すると、俺は「俺」との結合を解いた。「俺」の腕をかい潜るようにしてベッドを降りた。「俺」はヤる事しか考えられないようで、即に俺を組み敷き直そうと腕を掴んできた。
その手を強引に振り払い、俺はユニットバスに逃げ込んだ。内側が鍵を掛ける。「俺」は意味を成さない唸り声をあげながら、ドアを叩き続けていた。

俺は自らの肉体を鏡に写してみた。まだあどけなさの残る顔をしているが、その肉体はしっかりと「オンナ」だった。
股間に手を伸ばす。肉のあわせ目は、この肉体がにじませた愛液と、「俺」の精液に濡れていた。
その中へと指を挿入してゆく。ペニスに比べれば細いが、快感は感じられる。
指の腹がクリトリスに触れたのだろう。強烈な快感が体の中を走っていった。
愛液はどんどん溢れてくる。指を動かすとクチュクチュと淫らな音がする。
快感を求め、指の動きが激しさを増す。空いた手は乳首を刺激する。
「あっ、ああ~ん♪」
俺は次第に昇っていった…

気が付くと、俺はユニットバスの扉の前に倒れていた。

 

 

俺は手錠を用意した。
「俺」を拘束しておく為だ。俺はアノ状態がいつまで続くのか、確認してみたかったのだ。

発動する直前、俺は自らを拘束した。
俺が最期の精液を放出すると「発動」する。俺は「俺」から離れると、身動きできない「俺」を見下ろしていた。
「しばらく我慢しててくれな。」
と声を掛け、ユニットバスでシャワーを浴びる。火照った肉体が鎮まってゆく。と、同時に明瞭な思考が戻ってきた。
俺はもう一度、自分のやろうとしている事を確認してみた。
(俺のやろうとしているのは「実験」なのだ。この状態が俺が「イク」以外に発生するものかを確認するのだ。)
俺はバスタオルで体を拭くと、彼女の服を身に着けていった。
勿論、女装など初めての経験である。しかし、この肉体にふさわしい服装には違いないし、この服以外にサイズの合う服など俺は持っていないのだ。
勿論、下着も彼女の物を着けた。初めて経験するブラジャーに胸を締め付けられる感覚に戸惑いながらも、バストがカップに収まっている心地よさも感じていた。
彼女の履いてきたサンダルを履き、外に出た。鍵は万一を考え、ドアの近くに隠しておいた。
そのまま駅に向かう。
電車に乗り都心へ…

最初は百メートルも離れればお終いかと思っていたが、駅まで辿りついてしまったのだ。好奇心は更に募り、電車に乗ってしまったが、一向に変化は現れなかった。
夜も遅くなってきたので、漫画喫茶で一夜を明かすことにした。

 

朝が来た。
ここまできたら、とことんやってやろうと、お金を引き出して新幹線の切符を買った。
なるべく時間が掛かるように乗り継いでゆく…が、博多駅まで来てしまった。

ここまで来てしまったと言う事は、距離はあまり関係がないようだ。
時間も、まる一日以上経過している。
これ以上やっても意味がないように思えた。

 

しかし、このまま帰るのもつまらなので、少し観光する事にした。女の子の格好で、普通の女性達に混じって天神のモールを歩いてみた。
この、あどけない女の子の中身が「男」であるとは、誰にも想像できないだろう。
キャナルシティを巡り、博多の駅に戻ってきた。帰りの新幹線の切符を買おうとして、一つ思いついた事があった。
俺は、その日の宿を漫画喫茶ではなくビジネスホテルにした。これも試してみたい事に関係する。まだ早い時間だったが、ホテルに向かった。
部屋に入ると、服を脱ぎ、シャワーを浴びた。汗をかいていた訳ではないが、どこか埃っぽかったのだ。それに、この肉体でシャワーを浴びるのは、とても気持ち良かった。

さっぱりした所でベッドに横になる。
裸のまま、仰向けになっていた。窓のカーテンは開いていたが、高層階のため、覗かれる心配はない。

俺は、大きく息をすると、両手を胸に当てた。
ゆっくりと揉みあげてみる。
即にスイッチが入った。快感が沸いてくる。膣が疼き始め、愛液が染みだしてきた。
「ああ~ん♪」
艶声をあげ、ベッドの上でオンナの肉体が悶えている。
このままイけば、俺は元の肉体に戻る筈だった。
俺は片手を胸から外し、股間に持っていった。指先を割れ目に送り込む。
「あ!!あ~んっ♪」
嬌声を上げたのは、指の腹が敏感な所に触れたからだ。
指先には愛液が絡まる。指を二本にして膣を刺激しまくった。
もう一方の手は、更に乳房を揉み続け、指先は乳首を摘んで、快感を増幅させる。
「あん、あん、あん…」俺は快感に翻弄される。
その先に頂が見え隠れした。更に指を動かす。腰を振り、肉体を捩じらせて快感を呼び込む。
「あ、あ、あ…」
頭の中が真っ白になる…
「あ、あ~~~ん!!」
俺は激しく悶えて、意識を失った…

 

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