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2010年6月 4日 (金)

出会い(2/2)

窓の外は夕焼けのように紅かった。何時なのかと時計を探すが、見当たらない。
近くには潤もセンセイもいなかった。点滴の管が外されているので、薬はもう規定量が投入されてしまったに違いない。
これで3日後には「女」になっているのか…
誰も見ていないので、僕はそっと股間に手を伸ばしてみた。スカートの裾をたくし上げ、ショーツの上から自分のモノに触れてみた。
それはまだ、そこにあった。3日掛かると言っているのだ。そう即になくなる筈もない。
しかし、幾分か小さく感じるのは気の所為だろうか?
ショーツの中に手を入れて、直に触れてみた。ソレはピクリと反応する。薬の所為で敏感になっているのだろうか?
しばらく弄っていると、まだしっかりと勃起するようだ。しかし、硬さは増しても、大きさは変わらないみたいだ。これは、このまま小さくなってクリトリスとなるのだろう。

僕の手は更に股間の奥に進んでいった。タマタマはまだ存在したが、袋の合間に溝ができていた。
ここに肉襞が出来、その中心に「男」を受け入れる為の穴…「膣」が出来上がっていくのだろう。
指先で溝を撫でていると、汗のようなもので湿り気がでてきた。
これって、愛液で濡れてるって事?
何故か怖くなって、僕は慌てて手を引き抜いていた。

 
トントンとドアがノックされた。
「起きてるかね?」
センセイの声に
「ハイ。」と言って、両足が剥き出しになっているのに気付き、慌ててスカートを被せた。
ガチャリとドアが開く。
「気分は悪くないかな?」
「だ、大丈夫です。」と入ってきたセンセイの方を向いた…

(?)

「どうしたね?」
僕の表情が固まってしまったのを見て、センセイが言った。
「あ、あああー…」と喉を震わす。
「こ、声が変わってる?」
「うん。今の君に良く合う愛らしい声になったね。これから、3日掛けて君の肉体はどんどん女らしくなってゆくよ。」

と、ドアの外から
「センセ~イ、まだ入っちゃダメですかぁ~?」と潤の声がした。
センセイが確認するかのように僕を見たので、ウンと頷いた。
「待たせたね。入って良いよ。」の声と同時に潤が飛び込んできた。
「クスリの投与は終わったし、効果も出てきている。もう出ていっても良いよ。ナニをしても構わないからね。どこか体調に異変があったら訪ねてくれば良い。」
「ありがとナッ、センセイ♪」
潤は僕を抱き上げると一目散に出口に走っていった。

 

「あん、ああん♪」
乳首を舐められただけで喘ぎ声が出てしまう。
乳首は敏感になっただけではなく、女の子のようにぷっくりと膨らんでいた。
潤はホテルの部屋に入るなり、濃厚なキスをしてきた。頭がくらくらしているうちに、背中のファスナーが降ろされていた。
潤の唇が喉から胸に這い進んできた。プラのストラップが落ち、片側の胸がはだけられる。
平たい胸にポツリと乳首が飛び出ていた。潤の唇は迷う事なくソコに向かっていた。
そして、目的地に着いた唇がソレに触れた瞬間…

ビクリッ!!

今まで感じた事のない、強烈な快感が体を駆け巡った。
「あ、あぁ…」
言葉にはならなかった。膝がガクガクと折れ曲がる。倒れそうになった僕を潤が抱き止めてくれた。
「我慢しないで、声を出してごらん。言葉にしなくてイイ。アアでもイイでも声を出せば楽になるし、気持ちも良くなる。」
そう言われて出した声は、艶めかしいオンナの喘ぎ声にしか聞こえなかった。
しかし、一度「声」をあげてしまうと、もう止める事ができない。潤に責められるままに喘ぎ声をあげてしまう。

潤は片腕で僕を支えながら、もう一方の手をスカートの中に滑り込ませた。
僕にはそれを拒絶する余力が残っていなかった。潤の掌が太股を昇ってくる。ゆっくりとお尻を撫であげると、その手を内股に潜り込ませる。
「おや、濡れているんだね。女の子になりたてなのに、もうこんなにグショグショにしているんだ。」
その手がショーツに入る。
「あっ、ああー!!」
僕は新たな快感に嬌声をあげていた。
「大きなクリちゃんだね♪もっと良く見せてくれないか?」とベッドに押し倒される。
服が脱がされ、下着も外された。
「勃起しているんだ。けれど、小さいままなんだね。」と潤が僕のペニス=クリトリスを口に咥えた。
「あっ、ああああああああああ…」
あまりの快感に意識が爆発しそうになる。これは女の人が「イク」っていう感覚なのだろうか?
僕の中の「男」の感覚では、練り上げられた快感を精液と一緒に撃ち出したい所なのだが、今の僕は快感だけがどんどん高みに昇り続けてゆくのだ。
「あん、ああん、あ~ん♪」
快感の頂を越え、僕の頭の中は真っ白になっていた。

 

お腹の中には潤の放った精液が詰まっていた。僕の下半身は潤の精液と僕の愛液、そして二人の汗にまみれていた。
シャワーを浴びにベッドを抜け出した。
風呂場の鏡に裸体を写す。潤にさんざん責められた所為か、胸に肉が集まり心なしか膨らんでいるように見えた。
シャワーのお湯を出し、汚れを落としてゆく。気が進まなかったが、お尻の穴に指を入れて潤の精液を掻き出していった。
お尻にシャワーを当てていると、膀胱が張ってきた。シャワーで流してしまえばトイレに駆け込むまでもないと、はしたないとは思いつつも膀胱の緊張を解いた。
いつもなら、シャーッとオチンチンの中を通り抜けていくのだが、今日は何故か股間を濡らしていた。オシッコは肉棒の付け根あたりから出ていた。
よく見ると、肉棒の先端は完全に塞がっていて、いよいよ「大きなクリトリス」としか言えなくなっていた。
早くも、僕はおしっこをするにも便器に座らなければならなくなっていた。

 
濡れた体を拭き終わると、僕は床に散らばった服を集めた。潤の服は綺麗に畳んで机の上に置いておいた。
僕の…元々の僕の服はもう処分されてしまっただろう…ゴスロリの服の一式を集め終えると、着るものはコレしかないと諦めつつ、ブラジャー、ショーツと身に着けていった。
ポシェットに化粧道具が入っていたので、鏡の前に座るとシャワーを浴びて落ちてしまった化粧を、なるべく元の状態に近づくように直していった。

「う~ん。起きてたのか?」とベッドで潤の声がした。
「今、何時だ?」と聞かれ、慌てて時計を見た。
「午前五時?」
「そうか、もうひと眠りする。」と毛布を頭から被ってしまった。
すぐにクークーと寝息が聞こえてきた。

 

僕はここで何をしているのだろう?
女の格好をして、女になる薬を入れられ、男に抱かれて尻の穴に精液を注がれて悦んでいる?
最初は自分の意思ではなかったとしても、何故受け入れてしまう?何故逃げない?

潤が僕に「惚れた」ように、僕も潤を愛してしまったのだろうか?
いや、それは単なる思い込みだ。今までは逃げ出すチャンスがなかっただけだ。そう、今はそのチャンスの時なんじゃないのか?何故逃げ出さない?
僕はベッドの上を見た。
潤は完全に寝入っている。

僕は広げた化粧品をポシェットに仕舞うと、厚底のブーツを履いて音をたてないようにドアの外に出た。
下に降りると手下の少年が乗ったクルマが待機していた。見つからないように、別の出口から出る。

慣れない靴なので、休憩をとりながら僕は自分のアパートに戻ってきた。ホテルを出たのが早朝にもかかわらず、着いたのは昼を回っていた。
隠していた合鍵でドアを開ける。
服を脱ぐのも面倒なので、そのままベッドに倒れ込んでいた。

 

 
「すみません。公会堂って、この先で良いのかなァ?」
その男はやたら軽い口調で道を尋ねてきた。手にしたチラシは現在公会堂で上演している劇のものだった。
「すみません。急いでますので♪すぐそこに交番がありますから、そちらで尋ねられたら如何でしょう?」僕はそう言って男の前を通り過ぎていった。
潤の行動は相変わらずだ。チラシはちゃんと最新のものになっているが…
変わったのは「僕」の方。潤がひと目見ただけでは気付かない筈だ。
お化粧で顔の雰囲気はいくらでも変わる。もちろん、あの時のようなゴスロリなんか着ていない。Eカップに膨れた胸を強調していれば、男の視線はそこから離れなくなる。
エクササイズでキュッと引き締まったウエストが胸と腰の豊かさを強調してくれる。もちろん、胸も腰も造りモノではない。
僕の肉体は最初の3日で完全に女性化したが、女性化した事で供給され始めたホルモンが、その後も僕の肉体を変化させていったのだ。

豊かな腰を振りながら遠ざかってゆく僕の後ろ姿を、潤はずっと眺めていた。

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コメント

二等目あった時どんな服を着ていたから気がつかれなかったのかな?

毎度、コメントをありがとうございます。

>どんな服…

書いている時はボディコン系をイメージしていました。
ギャル系だと、対応した時の科白も違ってたかな?と言うより、再度連れ込まれてしまうかも…

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