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2010年2月16日 (火)

B/A 1-1

カチャリと音がしてドアが開いた。

 
「誰だ?!」
俺の発した問いは、来訪者の耳には届いていなかった。

俺は身体の自由を奪われていた。手足はおろか指一本…声も自由には出せなかった。
カツカツと足音が近付く。パサリと俺の身体に掛けられていたシーツが剥がされた。俺の皮膚感覚からすれば、俺は全裸の筈だった。空調が効いていて寒さは感じない。
ピッとリモコンの作動音がした。モーターが唸り、俺を寝かせていたベッドの上半身部分が持ち上がっていった。
上体が起き上がるとともに視界が移ってゆく。天井が流れ、壁が目に入った。
来訪者の頭が視界に入るとすぐに顔が見れた。
モーター音が止まり、俺は来訪者と正対した。

 
来訪者は女だった。
「気分はどう?」
「…」
「って聞いても答えられないわよね。アタシ達がそうしたからね♪」と悪戯な笑みを浮かべた。
「尤も、気分は最悪でしょうけどね。」と俺の方に近付いてきた。
ベッドの脇に回り込まれると、首を回せないので即に視界から消えてしまう。
「じゃあね、立ってみて♪」耳元で女の声がした。

自分では動かせない身体が、彼女の指示に従う。身体の向きを変え、床に足を下ろすと一気に立ち上がった。
しかし、それ以上の行動はできない。彫像のようにそこに佇んでいる。
「ベッドの方を向いて。」彼女の指示が続いた。
「脚を開いて、上半身をベッドにくっつけるのよ。」
尻の穴が丸見えになる屈辱的な姿勢であった。が、俺の身体は何の躊躇もなく、彼女の指示に従っていた。
「そのまま動かないでね♪」

カチャカチャと音を立て、彼女は俺の腰に何かを装着した。
皮製のふんどしのようにも思えた。ベルトに付属したモノが股間に回され、後ろで固定されるようだ。そこには何か付属物が付いていた。
棒状のものが尻の穴に挿入された。ベルトが締められると、棒状のものは、そこにしっかりと固定された。
「これからがお楽しみね。棒はもう一本あるの♪どうするか解る?」
彼女は別の器具を持ち出してきた。カチリと填め込まれる音がした。
「こっちに来て、この椅子に座りなさい。」
俺の身体は彼女の指示通りに動く。椅子の上にはペニス様な棒が起立していた。
座れっこない!!という俺の判断は、あっさりと無視される。俺の身体は棒の先端に尻を当てた。

ぐりぐりと股間にへこみが作られる。物理的な障害に抗おうとすれば、当然のように痛みがでる。が、俺の身体は彼女の指示に忠実たろうとする。
ピッと再びリモコンの音がした。今度は股間の棒が小刻みに振動する。マッサージの効果があるのか、痛みが幾分か和らいだ。が…

 
ブチッ!!

何かが破れる音。
同時に棒が俺の中に侵入する。
尻が椅子の座面にペタリとついた。
そして、俺の股間から液体のようなものが出てきて、太股と椅子を濡らした…
「おめでとう。これでアナタもオンナになれたわね♪」と俺の下腹部をさすり、その奥にある棒の存在を確かめて言った。
「破瓜の証にはチョット量が多いけど、即に治まるから心配しなくて良いわよ。」リモコンが操作されると棒の振動が止まった。カチリと音がして棒を固定していたものが外れた。
「そのままの姿勢で少し腰を浮かして…」
俺が言われた姿勢を取ると、背中側から折り返した皮が、挿入された棒を押さえ込むように股間を被った。

皮が固定されると、その場に立たされた。
蒸しタオルで太股の汚れが拭われた。紅く染まったタオルは椅子の上に投げ捨てられた。
「一日経てば、膣が安定するの。それまでは外せないからね♪」
女はそう言ったが、俺には自らの意思でそれを外すことは叶わないのだ。

「じゃあ、お洋服着ましょうか。」と部屋の中を移動させられた。
足を運ぶと腹の中の二本の棒の存在が強調される。そのうちの一本は男にはありえない場所に挿入されているのだ。
鏡の前に立たされた。股間を被う皮の装具がペニスの存在を隠しているが、俺の姿は何も変わっていないように見える。
「先ずはブラジャーね。これは女性の必需品ですものね♪」と肩紐が通され、背中のホックが留められた。
「あなたは胸がないから、パットを入れるわね。」とシリコン製の疑似バストが胸に貼り付けられた。
「次はこれね♪」と腹巻き状のものが着けられた。腹巻きと違うのは、それが女性用であると主張する色とレースの飾り。そして、スニーカの靴紐のように編み付けられた紐の存在だった。
その紐は当然のように俺の腹を絞めあげてゆく。そして、俺の腹部に女のような「くびれ」が出来上がった。
その「くびれ」は着せられたワンピースのラインを綺麗に見せる効果があったが、それ以前に、何で俺がワンピースを着せられなければならないのだろうか?

俺はハイヒールによろめく事もなく、彼女に連れられて次の部屋に向かった。
そこではカツラを被せられ、化粧が施された。
俺の顔はどこから見ても「女」だった。

 

「そろそろ時間ね。」一週間の「トレーニング」の後、俺はとある建物に連れてこられた。
ハリボテのような扉の前に立たされる。その向こうから人々のざわめきが聞こえていた。
「さあ、劇的変身ビフォー・アフター!本日三番目のターゲットはこの方です。」
との男の声に続けて女の声で俺のプロフィールが読み上げられていった。
「では登場してもらいましょう。どうぞ!!」
との声で扉が開かれ、俺はスポットライトに包まれた。

お~~っ と言うどよめきに支配される。
「さあ、こちらへ。」とステージの中央に導かれる。隅の方にはプラカードを手にした女の子が二人いた。
坊主頭の高校球児のブラカードを持つのは愛らしい女子高生。スレンダーなレースクイーンはブクブクに太ったオタッキーのブラカードを持っていた。

「そこで、ぐるりと回ってください。」と囁かれる。
場内に女のナレーションが流れる…
「まあ何と言う事でしょう。さえない中年男が華麗に変身を遂げました。お姫様のような上品な面立ち、優雅な物腰。彼は蛹から蘇った蝶のように、美しくなって舞い戻ってきました。」
俺は「俺」の写真の貼られたプラカードを持たせられた。

「今回はどのような所に苦心されましたでしょうか?」
袖に下がった司会者がマイクを向けたのは、あの女だった。
「そうですね。何の素養もない男に優雅な身のこなしを覚えさせるのに、ことの他時間が掛かりましたね。」
「それでは先生のトレーニングの成果を見せてもらいましょう。」

再びスポットライトがあたり、場内が暗くなった。
俺の前にゲストの男優が寝かされたソファが据えられると、アシスタントがブラカードを持っていった。
「トレーニング」の情景が頭の中に蘇った。
俺はソファの脇に優雅に跪くと、男のズボンから彼のペニスを引き出した。これもまた、優雅に口に含む。刺激を与えると、彼のペニスはどんどん大きく、硬くなっていった。
俺はステージの袖に立つ女を見た。彼女は満足げに首を縦に振ったので、俺はスカートの中に手を入れると優雅に下着を脱ぎ去った。
優雅に男の上に跨る。スカートがふわりと広がる。その内で、俺は彼のペニスを俺の股間に産まれた膣に咥え込んだ。
優雅に腰を振っていると、下になった男優も次第にデキあがってくる。
「あぅ」とうめくと、彼の精液が俺の膣に放たれた。

ビクン!!

衝撃が俺を貫く…
「あ、あ、あ、あ~~~っ!!」
俺は嬌声をあげ、そのまま気を失っていた。

 

「いや~、優美なモノを見せていただきました。」そう言って司会の男が締めくくりに入る。
「今夜の劇的変身ビフォー・アフターはこの辺で♪次回をお楽しみに…」
と、司会者の指先が画面に迫る…
「次のターゲットは貴男かもしれませんよ!!」

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コメント

1-1が最初だからかな?どうも優雅に御奉仕がイメージできないのです。
和服ならギリギリいけるのですけど、スカートってあるからどんな服装なのか想像できないのです。

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