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2010年2月 6日 (土)

理想の女(2/2)

鏡に写っているのは、紛れもない「女の子」の裸体だった。それは顔の造作や胸に存在する乳房の実在感だけではなかった。
俺の股間にあった「男のシンボル」は失われ、割れ目の奥には膣も形成されていた。
あまつさえ、俺はそこに宏樹の精液を嬉々として受け入れていたのだ。

日付が変わり、罰ゲームは終了した。
俺は「宏樹の奴隷」となる呪縛から解放された。と同時に宏樹と行った行為の数々に赤面し、あわてて宏樹から体を離した。
「な、何をさせるんだよ!!」と俺が叫ぶと
「あ、ああ。12時を回ったんだな。」と何食わぬ顔で宏樹…
更に文句を言おうとした所で、俺は自分の肉体に気が付いた。
「な、何で俺の体が女になってるんだ?確か最初は単なる女装だけだったんじゃないか?」
「お前、変性チョーカーを着けているだろ?」
「あぁ、声を女の声に変えるやつな?」と、自分の発する女声に違和感を感じながら言った。
「それ、声だけじゃないんだ。着用した者の姿をその人の理想とする女性に近づけてゆく。…早まるなよ、チョーカーを外すと、その時の姿に固定されてしまうからな。もちろん、設定年齢もそのままだ。外して姿が固定されると肉体的には老いることはない。」
「不老不死ってやつか?」
「死ぬことはある。が、お前ロリ好きだろう?さっきに比べ大分幼くなってるぞ。そのまま外したら生活に困ると思うよ。繁華街を一人で歩いてたら即に補導されるね♪」
俺は自分の姿を見てみた。あんなに大きかった胸は跡形もなくなっていた。かと言って、それは「男」の胸ではなかった。育ち始めの少女の胸であった。
「じゃあ、さっきのは?」
「お前が俺の奴隷でいる間は、お前自身が俺の理想の女に近づこうとしていただろう?お前の理想が俺の理想にすり代わったから、どんどん巨乳になっていったんだ。」

「元には戻れないのか?」
「あくまでも女に変えるやつだから、男には戻れないな。せいぜいボーイッシュな女の子止まりだろうね。もっとも、お前がそれを理想の女の子としてイメージできればだけどね♪」
俺は立ち上がると風呂場の鏡の前に立ってみた。
今写っているのは俺が理想とする女の子。昼間の女の子は宏樹の理想…に近づこうとした、彼の奴隷であった俺の理想…
もう一度、あの時の気分を思い出す。俺は「男」ではない…彼に愛されている女だ。少しでも、彼の理想に近づきたい…彼の理想の女の子だったら、もっと優しくしてもらえる…もっといっぱい愛してもらえる…俺の理想はもっと乳の大きな女だ!!

 
見ると鏡の中の女の子の胸がFカップに戻っていた…
と同時に子宮が疼きだしていた。
「キャン!!」
大きなバストを抱えようとして、腕が乳首に振れた。何故か俺の体は敏感になっていて、ちょっとの刺激に反応してしまう…
体中から力が抜けてゆき、俺はペタリと床に座り込んでしまった。
「どうした?」と宏樹がやってきた。
俺の視線は彼の股間に釘付けになっていた。
「頂戴♪」突然、俺の口からそんな言葉がこぼれ出た。
指先がズボンのチャックを降ろしてゆく。中から太くて愛しいペニスがこぼれ出る。
俺は状態を近づけ、彼のモノを咥えていた。
「おい、芳和。妄想に呑まれるな。後で自己嫌悪に陥るのはお前なんだからな!!」宏樹の手が俺を引き剥がす。
「イヤッ!!」俺は宏樹を見上げた。ウルウルと目に涙が浮かんでくる。
パシッ!!
宏樹の掌が俺の頬を叩いた。
「正気を取り戻せ。俺が好きなのは、そんな淫乱な娘じゃないぞ。」

 
「でも、キライじゃないよな♪」宏樹のピンタが効いたか、何とか自分を取り戻せたようだ。
俺は立ち上がろうとしたが、依然と敏感な体が少し動いただけで快感の嵐を起こすのだ。
「だめだ。しばらく動けないかも。俺は大丈夫だから、先に寝ていてくれ。」
とにかく、別の「理想の女」をイメージして、この敏感な体を変えるしかない。
宏樹は出ていったが、俺はしばらくそのままじっとしていた。

(俺の理想の女…)
俺の好み…男として恋人にしたい女…ではないのだ。俺はもう「男」ではない。
女の自分の理想…俺はどのような「女」になりたいのだろうか?
女の幸せは、好きな男と結婚し、子供を生み・育て、笑いの絶えない・暖かな家庭を維持する事で良いのか?
俺は女になったばかりで実感はないが、女である限りは俺も妊娠する事になるのだろうか?
昨夕、俺は宏樹の精液を膣に受け止めている。もちろん避妊など考えていなかった。
もし、子供ができたら、俺は宏樹と結婚する事になるのだろうか?

それも悪くはない。
ウェディングドレスを着た俺がバージンロードを歩いてゆく…宣誓し、宏樹の誓いの
口づけを受ける。
二人だけのハネムーン。新婚家庭でのアツアツな生活。やがて生まれてくる子供のための準備をすすめる。
男の子かな?女の子かな?名前はどうしようか?…

幸せな家庭。その時の「俺」はどんな姿をしているのだろうか?
母さんの若い頃の写真を思い出す。母子だからやはり似ているのだろう…

肌の過敏反応はいつしか治まっていた。
俺はゆっくりと立ち上がり、鏡を見た…
(これから、ヨロシクね♪)
俺は…あたしは鏡の中の自分にそう言うと、首に巻き付けてあったチョーカーをゆっくりと外していった…

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