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2010年2月26日 (金)

親友

「コレが何か解るかな?」
それはニワトリの卵を模した白い球体だった。二つに別れられるような真っ直ぐの筋と、シッポのように伸びているコードの先にリモコン・スイッチが付いているので、本物の卵ではない事は即に解っていた。
ヨシカズはソレを俺の股間に挿れようとしていた。
「力を抜けよ。緊張してると余計痛くなるぞ。ソコはもともと、コレよりでかいモノが通るためのものだ。こんな小さなモノにビクビクしても始まらないぞ。」
そう言って、俺の股間の穴に指を入れ、クチュクチュと揉みほぐした。

 

ヨシカズの指が挿れられているのは、直腸につながる肛門てはない。今、俺の股間にはヨシカズのもってきたアイテムにより、女の子と同じ「膣」が出来上がっていた。
ヨシカズは俺の膣に「大人のオモチャ」を挿れようと、俺の膣口を揉みほぐしているのだ。ソコからは本物の女の子が感じるようなコソバユイ快感が伝わってくる。女の子と同じように、刺激を受けて愛液をにじませている。
「これくらいかな?」そう言ってヨシカズは指を引き抜くと、卵をゆっくりと膣の中に押し込んでいった。
「下半身に力を入れて抜け落ちないように気を付けるんだぞ。」と俺を立ち上がらせた。
丸裸の下半身。見た目は男のまま。ちゃんとペニスも付いている。
しかし、その裏側の穴からはケーブルが垂れ下がっていた。ヨシカズは器用にケーブルを束ねるとマジックテープで俺の太股に固定した。
「トランクスの下にコレを穿いておくんだ。」
渡されたのはデザインよりも機能が重視されたような女性用の下着だった。股間の所には生理用のナプキンが貼り付けられていた。

「これで良いか?」
と下着を着けた姿をヨシカズに見せる。
「OK。じゃあズボンも穿いて良いぞ。その後でリモコンの具合を確認してやるからな♪」

俺はショーツの上からトランクスを穿き、ズボンを引き上げた。
太股に固定されたケーブルには違和感を覚えたが、股間に挿入された卵は既にその環境に馴染んでしまったみたいに、意識しないとその存在を忘れてしまいそうだった。
「それじゃあリモコンのテストをするぞ。」とヨシカズが電波を送ってきた。

ブーン

「ぁあん♪」と声がでてしまった。
俺の膣の中で振動を始めた卵が、思いもよらない快感をもたらしたのだ。膝がガクガクと崩れ、立っている事ができなかった。ジクリと溢れ出る愛液がナプキンに吸い取られる。
「強すぎたか?」とヨシカズがリモコンを操作した。
振動は微かになり、何とか立ち上がる事ができるようになった。
「これ位なら大丈夫みたいだ。」とは言ったものの、僅かではあっても振動があれば、そこには快感が生まれている。
俺はその快感が残っていた事に悦んでいた。

「電池も節約しないとな。」しばらくしてヨシカズがスイッチを切った。
と同時に快感も失われる。俺は快感を求め、無意識のうちに腰をくねらせていた。
「お、おい。女の子なら色っぽい仕草だが、男がやるとキモイだけだぞ。」とヨシカズに指摘される。
「だ、大丈夫だ。今のはちょっと気を緩めてたからだ。」
「本当か?」とヨシカズが懐疑の目で覗き込む。
「大丈夫。で?俺は何をすれば良いんだ。」
「そうそう。そいつのスイッチはボクの手にある。いつ、どの位の強さで入るかはボクの気分次第だ。キミはボクの機嫌を損なわないようにしなくちゃいけない♪」とリモコンの操作機をプラプラさせた。
「で、これからのスケジュールだ。ボクの支度が済んだら、外に出る。電車に乗って遊園地に行く。そこでしばらく遊んだら食事、そのあとカラオケに行って解散。」
「なんかデートコースそのものだな。」
「そう。君はボクとデートするんだ。男の格好をした女の子の君と、男のボクが女装して逆転カップルでデートするんだ。」

兎に角、俺は何も口を挟まない事にした。
いくら快感であっても、マックスパワーで卵を振動させられたら、どんな事になるか想像もつかない…

 

何とか無事にカラオケボックスにまで辿り着いた。
卵に怯える俺と違って、ヨシカズはデートを満喫しているようだ。女装しているからか、いつもより余計に可愛く見えた。

TS病で女になってしまった事を受け入れられず、頑なに「男」を貫いているヨシカズは、こんな理屈でもつけないと「女」になれないのだろう。
ヨシカズは今、「女」になりきって熱唱している。しかし、これが本来の彼女の姿には違いない…

「おい!!ボーッとしてるなよな。次を入れておけよ。お前も中身は女の子なんだから…そうだ、アレにしよう♪」とヨシカズが選んだのは女の子二人組の歌う有名な歌だった。
これなら俺も知ってるとフリを付けて歌った。
歌い終わると…
「やっぱり、お前は男なんだな…」と呟いてソファに座った…

 
ビクンッ!!!!

強烈な刺激が俺を襲った。
胎の中で「卵」が激しく振動している。
「ヨシカズ、スイッチ!!」
座った拍子にマックスバワーに入ってしまったようだ。卵の唸る音も聞こえる。
動こうとしないヨシカズの隣になんとか這い寄った。するとヨシカズからも同じ音がする。
俺はスイッチを探した。操作機はヨシカズの尻の下にあった。強引にヨシカズを転がす。
「アファ~ン♪」と艶めかしい声を上げるが構ってやる暇はない。
スイッチを切った。

唸り音は消えた。

ヨシカズはまだ動けそうにない。
彼女のスカートを捲ると、束ねられたコードがマジックテープで太股に固定されていた。
俺と同じだった。
コードの端はショーツの中につながっていた。
ナプキンを貼り付けたショーツの中に手を入れ、ソレを抜き出した。俺の膣に入れているのと同じ「卵」だった。
何で?と聞く以前に呆れる。
と、同時にヨシカズの気持ちも解るような気がした。
「…エッチ…。女の子のパンツの中に手を入れちゃいけないんだヨ♪」
横になったまま、ヨシカズが弱々しくそう言った。

「じゃあ、もっとエッチな事をしてあげようか?」
俺が言うと、ヨシカズは何も言わず、ゆっくりと首を縦に動かした。

その後俺達は家に帰らず、ホテルで一夜を過ごした。

その夜、ヨシカズは初めて「女」になった…

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