« バレンタイン・プレゼント | トップページ | B/A 1-3 »

2010年2月12日 (金)

バレンタイン・プレゼント

「バレンタインにアタシをあげるの♪」

女の子の無邪気な言葉に反応した悪魔がいた。
「よかろう。あんたの作ったチョコレートをもらった男があんたを自由にできるようにしてやるからな。」
悪魔は女の子の耳元でそう囁いていた。

 

 
ショットバーに二人はいた。
女の子はカバンからチョコレートを取り出すと彼氏に渡した。
「これ、食べて良いかな?」
「なんか恥ずかしい♪」
そんな会話の後、男は包みを解いた。
<レイコの全てをアゲル♪>
手作りのチョコレートにはそう書かれていた。当然の事ながら、そのチョコレートは悪魔が細工したものだった。

構わずに、男はチョコレートを食べてしまった。
「な、何か変だ…頭がふらつく…」とチョコレートを食べた男が、彼女にもたれ掛かった。
その途端、男の頭が爆発した…ように見えた。髪の毛が一気に伸びていったのだ。髪は男の腰にまで届く位のストレートのロングヘアとなっていた。
「ね、ねえ、大丈夫?」と女の子が彼氏の肩を抱く。その肩はとてつもなく華奢になっていた。
「ぁ、ああ。何とか…」と顔を上げた。

「あ、あたし?!」

その顔は鏡に写したように、女の子自身と瓜二つであった。
「あれ?声が…」彼氏だった方が喉に手を充てた。細くしなやかになった指が、喉仏の出っ張りがなくなっている事を確認した。
「何が起きたんだ?!」彼女の手が喉から胸に降り、胸の膨らみを掴んでいた。
「何で俺の胸に…」彼女はその変化が肉体だけではない事に気付いた。
胸はブラジャーに包まれており、脚にはストッキングが貼り付いている。服もまた、くたびれた背広からフリルの付いたワンピースに変わっていた。指にはマニキュアが塗られ、顔には化粧が施されていると判った。

「あたし…なの?」と女に問い掛ける。
その声は、いつの間にか「男」の声に変わっていた。
「入れ替わっちゃったのかしら?」
女のバックから着信音がした。女は取り出した。
「それ、あたしの携帯よ。何で貴女が持ってるの?」
男の指摘にも関わらず、キーを押した。
「…もしもし…」
女が言う。
「如何かな?その女の体はあんたのモノだ。あんたはその女の体を自由にできるんだ。彼女からのプレゼントだそうだ。ありがたく貰っておくんだな。」
それは悪魔の声だった。
 

 
二人は店をでていた。
「とにかく、落ち着ける所で話そう。」
男はボーッとしている女を連れて、ホテルに入っていった。
「俺…どうなってしまったんだ?」と繰り返す女。男は女の手からカバンを取り、手際よく服を脱がせた。
「お前はレイコ以外の何者でもないよ。」男は女をベッドに押し倒した。
「な、何すんだよ。俺は男に抱かれる趣味はないぞ!!」と女は拒絶する。が…
「本当に嫌なのか?その身体は何と言っている?淫乱なレイコなら、即に発情するんだろう?」男はフウと女の耳に息を掛けた。
「あんっ♪」
女が艶声を上げた。
「ほら、ココも準備OKだね?」と股間に手を入れ濡れ具合を確かめた。
「ヤメロッ!!」女の叫びは、次の瞬間…
「ああん、あ~~~ん♪」と嬌声に変わっていた。

 

 

(何の捻りもないパターンでした)

« バレンタイン・プレゼント | トップページ | B/A 1-3 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バレンタイン・プレゼント:

« バレンタイン・プレゼント | トップページ | B/A 1-3 »

無料ブログはココログ