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2010年1月27日 (水)

兄貴

「いらっしゃい。良く来たわね♪」
迎えてくれたのは美人のお姉さんだった。

ここで一人暮らしをしているのは僕の「兄貴」であった。だから、兄貴以外の…それも、こんな美人に迎え入れられるとは思ってもいなかったのだ。

「あのぉ…、兄さんの彼女さんなんですか?」当然な疑問を彼女にしてみた。その答えは…
「別に彼女なんかじゃないわよ。判らない?あんたの兄、本人なんだけどね♪」と笑って答えてくれた。
僕には彼女が何を言っているのかが判るまで、かなり長い時間がかかった。

「ねえ、女の裸なんて見た事ないでしょ?」
一つしかないベッドで一緒に寝ていると、彼女が僕の手を取って自らの胸に導いていった。
いつの間にか彼女はパジャマを脱いでおり、僕の手は柔らかで弾力のある彼女の胸に直接触れていた。
「揉んでみて♪」と彼女の細い指が僕の指に重ねられた。僕の指が彼女の柔肉に食い込んでゆく。
「ああん♪」と彼女が艶声を上げた。
「もっと乱暴にして良いのよ。乳首も責めてね♪」と片方の手の位置が修正される。指先に突起が触れた…

艶めかしい声で喘ぎながら、彼女の手が僕の股間に伸びてきた。僕のペニスは既にギンギンに硬くなっていた。
悟られまいとする努力はするだけ無駄であった。パンツの中に伸びた手は、ぐいと僕を握り絞めていた。
「挿れたくなってきたでしょう?」

掛け布団が剥がれ、僕の目の前に成人女性の裸体が晒された。
僕は仰向けに転がされた。パジャマのズボンとパンツが太股の辺りまで降ろされていた。
その上に彼女が跨った…

 
ペニスが温かな肉壁に圧し包まれていった。
「あんた、まだ童貞だったでしょう。これでようやく一人前になれたのよ。お姉様に感謝なさい♪」
彼女が腰を動かすと、強烈な快感がもたらされる。それは、手で擦って得られる快感とは桁が違っていた。
「だ、だめ…出ちゃう…」
言い終わらないうちに、熱い塊が尿道を昇っていった。

「あ!! 馬鹿!早い!!!!」と慌てたように叫ぶと彼女は僕から体を離した。
彼女の膣からザーメンに塗れた物体が、ポトリと僕の腹の上に落ちてきた。
「あ~あ、遅かったか…」
聞き馴れた兄貴の声がした。

そこには綺麗なお姉さんの姿はなく、いつもの兄貴の姿があった。
もちろん股間には膣はなく、そこには兄貴のペニスが再生を始めていた。それとは逆に僕の股間には僕のペニスはなかった。今、それは兄貴の手の中にある。
「取れたモノは直ぐには戻らない。まあ、今と逆の事をすれば生えてくるが、24時間は効果が出ないんだ。まる一日はこのままだからな♪ 明日の晩になったら元に戻してやるから、しばらくはその格好で我慢するんだぞ。」
何の事か判らなかったが、僕は「別に良いよ」と答えてしまっていた。
急に襲ってきた眠気に逆らえず、即に布団を被って寝てしまっていたのだ…

 

「あ、あうん。あん、ああああん♪」
艶めかしい女の子の声が聞こえた。
彼女が喘ぐと同時に、僕にも快感が伝わってきた。
いや、快感に喘いでいるのは僕自身だった。うなじを撫でられる、耳の周りを舌が這い廻る、胸が揉まれ、乳首が弄りまわされる…
僕の口から漏れ出ていたのは、可愛らしい女の子の淫声だった。

兄貴を「お姉さん」にした魔法は、中出しする事で別の人に転移するものらしい。だから、兄貴の膣に出してしまった僕の肉体は、女の子になってしまっていた。元に戻ってしまった鬱憤を晴らすかのように、朝起きると同時に女の子の僕を犯しまくった。
転移後のまる一日はいくら中出ししても転移は起きないからと言って、立て続けに出されてはこっちの身が保たない…

「兄さん…、そろそろ試験に行かないと…」
今回、兄貴の所に来たのは受験の為であった。僕は何としても全寮制の学校に入り、養ってくれている叔父さん達の負担を軽くしてあげたかったのだ。
起き上がり、服を着ようとしてハッとなった。
「どうしよう。着れる服がない…」女の子になって大きく体型が変わってしまった事で、詰め襟はおろか、持ってきた私服も着れなくなっていた。
「大丈夫だ。俺のを貸してやるから♪」と見せられたクローゼットには女性の服がぎっしりと詰まっていた。
「男の時の服はかなり前に処分してしまったからな。おかげで、今日一日は裸で過ごすしかないんだなァ。」ハハハと笑うバカ兄貴を他所に、僕は着れそうな服を物色した。

結局、無地のワンピースに落ち着いたが、試験の開始までに残された時間はあまりなかった。
試験場に駆け込むと、注意事項等を確認する間もなく案内のお姉さんに急かされるように教室に連れて来られた。空いていた席に座り、受験票と筆記用具を机の上に置いた。即にも問題用紙が配られた。
「始め!」
と試験官の先生の合図があった。試験の前に参考書に目を通しておきたかったと後悔しても始まらない。僕は問題用紙に目を落とした…

「?!」

拍子抜けする位、難易度が低い。受験する学校を間違えたかと思ったくらいだ。
不思議に思いつつも、スラスラと回答用紙に答えを書いてゆく…

かなり時間を余して、試験は終わった。
「ふう」と息を点いて隣の娘が鉛筆を置いた。
「あなたって凄いわね。難しい問題をスラスラ解いていくんだもの。合格したら勉強教えてね♪」と僕に声を掛けてきた。
まだ、受かるとは確定している訳ではないのだが、彼女はすっかりその気でいるようだ。彼女の気分に水を注すのも気が引けたので「良いよ。受かったらね。」と答えていた。

答えた後で、ふと気づいた。はたして彼女は僕の事を覚えているだろうか?男に戻った僕を試験の時に隣にいた娘と同一人物であったと信じてもらえるだろうか?

「答」は程なくして判明した。
合格通知とともに入寮の案内が付いてきた。が、そこには「女子寮」の文字…
学校に確認の電話を入れると、既に男子は定員となっていて空きはないとの事。空きがあったとしても、再度試験が必要であり、今回の僕の試験結果からすると合格ラインに掠りもしないらしい。
女子としてなら入学可能だと言われた…

 

春・桜の花びらが舞う路を抜け、僕…わたしは真新しい制服を着て「入学式」の看板が立て掛けられた校門の前に立っていた。
校舎の前にはわたしと同じ真新しい制服を着た女の子達が集まっていた。
「はーい♪」
わたしに向かって手を振っている娘がいた。試験場で隣にいた娘だった。

「じゃあ、行ってらっしゃい。」
お姉さんの姿に戻った兄貴が付き添いで来ていた。
「でも、中出しには気をつけるのよ。」と念を押す。

「はーい♪」とわたしも手を振り返した。
彼女達と一緒に、わたしの「女の子」生活が始まる…けど、その詳細はまたの機会にねッ♪

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