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2009年11月14日 (土)

戦い(1/5)

俺は拳銃のグリップを握り締めた。
こいつは俺の分身だ。俺の命が尽きるまで、弾丸を吐き続ける事ができる。もちろん弾倉に入る玉数など完全に無視できるのだ。
俺の命が尽きるまで、白銀色の弾丸が発射されるのだ。

ひと度銃を抜けば、俺は人が変わったように、冷酷なガンマンと化す。
いや、実際に「人」が変わってしまうのだ。
他人からは「豚」と卑される肥満した肉体は、そこに見る影もない。腹は引き締まり、腕や脚にだぶついていた贅肉も消え去っている。
今の俺の腕は、銃を打つには些か貧弱に見えるくらい細いが、その内に秘められた筋肉の力は、元の数倍にパワーアップしていた。
パワーアップしたのは筋力だけではない。視力も回復し眼鏡がいらなくなるばかりではなく、裸眼で2.5くらいは出ていると思われる。更に、耳も鼻も感度が増していた。

しかし、これだけ大きく体型が変化してしまうと、服が問題となる。ズボンは元より、シャツもブカブカになり、だぶつく袖や裾が銃撃戦に付いていけないのだ。
俺は変身に備えて、袖のないランニングシャツを着ることにしている。胴周りのだぶつきは腰のあたりをベルトで絞めることで解決した。邪魔になるズボンを脱いでしまうと、見た目はミニ丈のワンピースを着ているようである。

それはそれで、今の俺にふさわしいコスチュームでもあった。
ミニ丈の裾から覗くむっちりとした太股は官能的であり、ベルトで絞められたウエストは豊かな腰と胸の膨らみを程良く強調してくれる…

そう。変身した俺はセクシーな女の姿なのだ。

 

敵の銃弾が飛んでくる。
股間にあった拳銃が、俺の掌に移ると同時に、股間のモノを失った俺の体は急速に女性化してゆく。足に絡まるズボンを脱ぎ捨て遮体に身を隠した。
弾丸が俺の脇をすり抜けて行く。敵もまた、俺と同じように銃を抜いて女となった男に違いない。何発も連射してくるからには、相当精力に自信のある男だったのだろう。
ベルトを腰に締め、携帯パンプスを穿いた俺は、少しづつ位置を変え、敵の死角に回り込んだ。
敵は今まで俺がいた辺りばかりを狙って撃ち続けていた。俺はトリガを引く。
最後の瞬間に遮体から飛び出すと、捉えた敵に向かって弾丸を発射した。
反動は強烈なエクスタシーだ。
2発、3発と敵の体に弾丸を打ち込んでやった。
「ああん、あん、ああ~~~ん♪」艶めかしい嬌声をあげているのは俺自身だった。
下半身が暑くなり、股間が潤んできていた。

 
トリガから指を離した。
敵は力なく、俺の前によこたわっている。
敵の持つ拳銃の銃口から、液化した弾丸が滴り落ちていった。
俺は奴の拳銃に向けてトリガを引いた。拳銃は粉々に粉砕され、塵となって消え去っていった。
残ったのは、自らの男性を失った敵のなれの果てである。

無垢の女が目覚めた。
彼女は何も知らない。自分が拳銃を持ち、目の前の俺と戦った事も、自分の名前も過去も、そして「男」だった事も忘れてしまっている。
「あ、貴女はだれ?ここはどこ?あ、あたしは?な、何も思い出せない…」と、その姿と同じか弱い女のように泣き崩れてゆく。
いや、既に彼女は、ごく普通の「か弱い女」なのだ。
「大丈夫よ。専門のお医者さんが診てくれるからね♪」
俺は彼女を立たせると「施設」に連れていった。

 

彼女を職員に引き渡すと、俺は近くのホテルに向かった。
銃撃戦で火照った肉体が家に戻るまで保ちそうにないのだ。
既にショーツはぐっしょりと濡れ、太股にも雫が垂れ落ちてきていた。

もう我慢ができなかった。
俺はベッドの上でショーツを引き千切った。開いた股間では肉襞がヒクヒクと雛鳥のように餌を待っている。
俺はソコに自らの拳銃の銃口を突っ込んだ。
「ああん♪あ~~ん!!」
俺は快感に支配される。
股間の発する、クチュクチュと卑猥な音が辺りを包み込む。
銃口は形を変え、俺の女陰に最大の快感を与えてくれる。
「イクゥ、イッちゃうのォ~♪」
俺は快感の頂に放り投げられていた…

戦い(2/5)

ホテルのベッドで俺は目覚めた。
俺の変身は解け、元の姿に戻っていた。

俺がなぜ変身してしまうのか?何も解っていない。
この街に越してきて、すぐに俺は銃撃を受けた。
寸での所で身を躱すと、次の瞬間、俺は手に拳銃を持っていた。攻撃してくる敵に、俺は思わず発砲していた。
俺の放った白銀の弾が敵に向かってゆく。
運良く、弾は敵の拳銃に命中した。
敵の拳銃が消し飛ぶ。
断末魔の悲鳴をあげ、敵が崩れ落ちた。

その時には、自分が何をしたのか解らなかった。
俺は自分の姿が女に変わっていたのに気付いた。訳が解らないまま、アパートに戻っていた。
体が熱かった。
手が自然に動いていた。
快感に支配された俺は、そのまま一気にエクスタシーに達していた。
初めて味わう強烈な快感に俺は意識を失い、再び目覚めた時、俺は元の姿に戻っていた。

 

それは、この街に住む男に現れる特殊能力らしい。
この街では、突然に拳銃の撃ち合いが始まるのが日常茶飯事となっていた。
誰かが発砲する。それに誘発されるように拳銃を抜く男がいる。
それが、常に俺という訳ではない。隣を歩いていた男が急に変身した事もあった。銃撃戦は変身した二人の間のものとなる。他の人はいつもの日常を続けているのだ。
もちろん、二人の戦いは物理的な障壁となるが、放たれた弾には影響される事はない。流れ弾が当たってもどうって言う事がない。当たった事に気付く事さえないのだ。

戦いは常に二人だった。
同時に複数の戦いが発生する事もない。
しかし、戦いは唐突に発生する。
「敵」を見つけた途端に拳銃が手に飛び込んでくるのだ。
その時は既に変身を完了している。俺は敵に向かって発砲し、敵から打ち込まれた弾丸を反射的に躱すのだ。

俺は幾度かの経験と、他の男達の戦いを観察しながら、唐突に訪れる戦いにもある程度慣れてきていた。
戦う事が嫌なら、早々に負けてしまえば良い。しかし、負け方を間違えると、俺は全てを失う事になる。
敵に撃たれたり、精力を使い果たして弾を撃つ事ができなくなれば戦いが終わる。勝者が銃を納めれば二人とも変身は解け、いつもの日常が戻ってくる。
しかし、己の拳銃が破壊された場合は事情が異なるのだ。
拳銃=すなわち自らの男性を失った敵は元に戻ることは不可能となる。記憶を失い、無垢な「女」として存在する事になる。
それは、自分自身が「死んだ」事と同義である。
だから、俺は死なない為に戦いを続けた。
強敵に対しては躊躇せずに銃を破壊する。
その所為か、俺の対戦する敵は、次第に強敵が増えてきている気がする。

 

今もまた、敵の気配を感じた。
俺は上着とズボンを脱ぎ、拳銃を手にした。

敵を確認する。

俺は奴の前に躍り出るとトリガーを引いた。
弾は相手が変身しない限りダメージを与える事はできないが、こうして身を晒す事で相手の変身を促すのだ。
既に敵はその場所にはいなかった。
俺も位置を変え、敵の初弾を余裕で躱す。更に敵の位置を確認する。
拳銃を手にした女がいた。服はまだ男の時のままだ。
動きが鈍い♪
俺はゆっくりと狙いを定めた…

トリガーを引く!!

白銀の弾丸が敵の体に吸い込まれていった…


何も変化がない。弾は一般人に当たったと同じように、何事も無かったかのように敵の体の中に消えていった。

一瞬の後、銃声がした。
俺の想像もしなかった方角から…
左の太股に痛みが走る!!
前の敵はダミー?

続いて右腕に痛みが走る。
俺は銃を取り落としていた。

俺の弾を受けた女が近付いてくる。
「貴女、他所ものね?」女が問い掛けてきた。
俺が答えないでいると、落ちていた俺の銃を拾い上げた。彼女は自分の銃の先端を、俺の銃に向けた。
(「俺」が殺される!!)
冷や汗が背筋を滴り落ちていった。
「そ、そうだよ。それがどうした?」
「ちょっと殺り過ぎたようなのでね。」

別の方角から声がした。もう一人、銃を手にした女が現れた。こちらが本物の「敵」だと俺の本能が告げていた。こいつが、俺の手足を撃ち抜いた奴だった。
「君には少しペナルティを掛けさせてもらうよ。」と俺の銃を手に取るとお札のような封印を貼り付けた。
「これは暫く預からせてもらう。僕が元に戻っても君は女のままになる。まぁ、傷の方はいつも通り回復するけどね♪」と女の背負っていたケースの中に俺の拳銃を仕舞った。

俺は去ってゆく二人を見ているしかなかった。
どうやら俺が「死ぬ」ことだけは免れたようだ。
俺は初めての敗北と、肉体的なダメージに足を引きずりながら、アパートに戻っていった。
ベッドに倒れ込むと同時に、俺は意識を失っていた…

戦い(3/5)

朝になり、俺は目覚めた。
最初に股間に手を伸ばした。奴の台詞を思いだす。
俺の体は「女」のままだった。奴から銃を取り戻さない限り、俺は女として生活しなければならないのだろう。

俺は先ず女の服を揃えた。戦闘時のコスチュームはワンピース風であって、実体は男物のランニングシャツである。日常生活をそんな格好で過ごす訳にもいかない。
本来の俺の服もこれだけ体型が違えば着る事はできない。
俺は本格的に女装する必要に迫られていたのだ。

身支度が整えば、あとは俺の銃を取り戻すだけだ。
とは言っても、奴等が何者なのかを知る由もなかった。手掛かりは何も無い。とすれば、奴等と出会った場所に戻るしかない。

俺は再び昨日の場所に立っていた。
昨日の出来事をプレイバックする。
俺は敵を見つけ、発砲した。同時に敵の気配が移動した。その先に男物の服を着た女がいた。が彼女は「敵」ではなかった。
奴は女を身代わりに立てると、気配を消して俺の死角に回り込んでいたのだ。
奴は最初から変身していたに違いない。戦闘時のコスチュームも洗練されていた。俺は敵が「男」だという先入観から、奴の動きを見落としていたのだと思う…

 
不意に「敵」の気配があった。
奴ではない。
俺の足元で弾丸が跳ねた。

俺の目の前に新たな敵が現れた。
男物のシャツの裾を結び、ジーンズの裾を捲り上げている。
「お前!銃はどうした?」と敵は俺に銃を向ける。
「そうか、お前。穢れ女だな?」とニヤリと嗤う。
「知るかっ!!」と俺が反抗的な態度を取ると、奴は俺の腕に弾丸を打ち込んだ。
痛みに声が詰まる。
「来いよ♪」と俺を前に立たせ、銃口でせき立てる。

行き先はホテルだった。ホテルは変身を解く時に利用できるよう、変身した人間向けに配慮されている。
俺も何度か利用したが、常に独りであった。己の醜態を他人に晒したいとは思えない。奴が何のつもりで俺を連れてきたのか、想像が付かなかった。
「ベッドに上がれ。」と奴が言う。
俺は言われた通りにベッドに這い上がった。

その途端、奴が発砲した。
俺の息のねを止めるかのように、集中的に心臓に弾を集める。
俺はショックで意識を失っていた…

 
気が付くと、俺は全裸で手足を縛られていた。シーツを裂いて作った紐でベッドの四隅に手足をつながれていた。
そして、余った布で猿轡をされていた。
俺の口からは唸り声しか出せない。
「気が付いたか?」
と男の声。
奴は変身を解いていた。
「これからタップリ可愛がってやるからな♪」
何を言いたいのか解らないことはなかった。男に戻った奴は服を脱ぎ、股間に彼の拳銃(であったモノ)をぶら下げている。
奴の目の前にあるのは(中身を問わなければ)瑞々しい裸体を晒した「女」である。「男」の本能が、彼の股間を固くしていた。
「嫌がっている癖に、お前のマンコは淫汁をたっぷり滴らせているじゃないか♪」と奴は俺の股間を撫で上げた。
「むむっ!!」俺は突然の快感に叫んだが、猿轡に声が出るのが阻止されていた。
「感度も良いようだね。こっちはどうだい?」と、今度は胸を攻められる。先端の蕾が奔られると、それだけで股間が更に濡れるようだ。
奴がやろうとしている事は、俺を「女」として嬲り倒すことであろう。俺の正体が男である事は奴も十分に知っている。
変身を解く際にも、女の快感に晒されるのだが、それはあくまでも自慰なのである。女の快感は知っても、女になり切っている訳ではない。
しかし「男」に犯されるという事は、自分が「女」となった事を思い知らされる事になるのだ。
「ほう♪お前の肉襞はヒクヒクとして、男を待ちわびているようではないか。そんなに欲しいのなら、一気にヤッてあげようじゃないか♪」
と奴が俺の上に伸し掛かってきた。俺の中に奴が押し入ってくる。
俺の中に、俺の意思の及ばないモノが存在している。ソレは俺の期待を裏切り、遥かに強烈な快感を与えてきた。
そして、奴の得物から白い弾丸が発射されると同時に、俺はイかされていた。

「お前、他所ものなんだろう?」
奴の問いかけに俺は何も答えるつもりはなかった。
「今のお前の状態=穢れ女の行き着く先など知らないだろう?」奴は俺の答えなど端から期待していなかったように喋りだした。
「無垢の女は知っているな。多分、お前も何人か作った筈だ。彼女達は男だった事も含め、全ての記憶を失う。全てを失ってしまう事で女として新しい人生を生きるのに、何の不自由もなくなる。」
奴は俺の顎に手を掛け、奴の方を向かせた。
「しかし、穢れ女は男だった記憶をもったまま、女として生きなければならない。男の意識のまま男に抱かれるんだ。さらに、そこから得られる女の快感を肉体が求めてしまう。いくら、意思の力で抱かれまいとしても駄目なんだ。」
奴の手が首筋を伝って胸に降りてくる。そこに触れられただけで乳首は固くなり、股間が潤み始める。
「し、しかし、銃を取り戻せば…」
「そう。男に戻れる。が、長い時間肉体から離れていると、銃も腐ってしまうのを知っているか?まあ、保って一週間かな?」
「それだけ時間があれば…」
「お前は忘れているな?今のお前は変身したままであるという事を。つまり、敵が現れたら戦わなくてはならない。しかし、お前は戦うべき銃を持っていない。お前は敵に嬲られるしかないんだ。」
奴の指が胸から下に降りてゆく。
「男に嬲られるのが好きなら止めはしないが、そうでなかったら家にこもっていた方が良い。銃が朽ち果てれば、お前は戦いから解放される。」
「しかし、男には…」
「戻れないな♪無垢の女と違い、男の記憶をもったまま女として生きることになる。もちろん、肉体は100%女になっている。男とヤれば、妊娠も出産も経験できるな♪」
奴は股間に手を伸ばすと、膣口に指を突っ込んだ。
引き抜いた奴の指先には白いモノがからまっていた。
「そう、妊娠は銃の消失とは関係なく可能だったっけな♪」と男が笑う。
再び男が体を重ねてきた。俺は何か間違った事をしていると感じながらも、脚を開き、男を受け入れ、快感に没していった。

 

目覚めると、俺はベッドの上に独り残されていた。
サイドテーブルに幾枚かの紙幣が残されていた。「俺は娼婦ではない」と反発しても、手持ちの金がまったくない状況では、これを拒絶することもできなかった。

戦い(4/5)

一週間という期限が存在する事は解った。
俺は男に戻りたい一心で街をさまよっていた。当然のように、毎日敵が現れる。俺は為す術もなく彼等に倒されてはホテルに連れ込まれ、辱めを受けるのだった。

 
「やぁ、また会ったね♪」と二人連れの女に声を掛けられた。
声を掛けてきた方は解らなかったが、もう一人は囮に使われた女だった。
「お、お前!俺の銃を返せ!!  いや、返してくれ。頼む。」俺は女に向かって頭を下げた。
「まだ、男に戻りたいと足掻いているんだ♪じゃあ、少しボク達に付き合ってもらえないかな?」ともう一人の女…いや、彼女は女装した男だった。
「今は敵ではないから、手荒な事はするつもりはない。君とはこの戦いについて、もう少し話をしたいだけなんだ。」
話はともかく、俺は彼等から銃を取り戻さなければならない。そのためには、彼等に従うしか選択肢がないように思えた。

 

 
な、何でホテルなんだ?!

俺が連れて来られたのはいつものホテルだった。三人で部屋に入った。
「まずはシャワーを浴びてきなさい。」と男が女に指示する。
「彼女が何者か解るかな?」女が浴室に消えたのを見て、男が聞いてきた。
「もしかして、元男だった無垢の女か?」
「元男というのは合っている。多分、彼女は最初の穢れ女だと思う。」
「穢れ…?」
「そう、今の君と同じ状態だ。しかし、彼女は男に戻れないと知った時に自分を失ってしまったんだ。更に、男性恐怖症というのか、男と接する事ができなくなってしまったんだ。」
「だから女装?」
「そう、彼女をこうしてしまったのは僕にも責任があった。だから、僕は生涯彼女を支援しようと思った。どうやら、女装すれば彼女は僕を側に置いてくれるようなのでね♪」

そんな話をしているうちに彼女が浴室から戻ってきた。
見た目は女しかいない室内である。彼女はその裸体を隠すことなくやってきた。
ヨシヨシと彼が頭を撫でていた。
「では、このひとに思う存分可愛がってもらいなさい♪」と彼女を俺の方に押しやった。
「この状態の僕は裸になる訳にはいかないのです。彼女の方も溜まっているようなので、協力してくださいな。」
「他人の女を、そいつの目の前で抱くなんてできないぞ。」
「僕が許している…お願いしていてもですか?それに、今のあなたは女性です。抱かれたうちにも入りませんよ♪」
俺が抗議している間にも、俺は服を脱がされてしまっていた。

ベッドの上に倒された。俺の脚からショーツが脱ぎ取られる。敏感な肉体は既に熱気を帯びていた。
「あ、ああん♪」
俺の方が先に艶声をあげていた。女を抱く筈が女に抱かれている?
上になった女は69の形で俺の股間に頭を突っ込んでいた。俺の目の前には、俺の頭を跨いだ彼女の股間が晒されていた。
彼女も興奮しているようで、テラテラと輝く雫が浮かんでいた。
首を起こし、舌を伸ばす。
舌先で舐めあげると、彼女もまた「ああん♪」と艶声をあげる。合わせめが緩み、肉芽が頭を出してきた。
舌先でつつくと彼女は「ヒャン!!」と声をあげた。と思う間もなく「ヒャン!!」と俺も叫んでいた。
同じ所を、同じように責められたに違いない。しかし、俺にとってそれは経験した事のない快感であった。彼女のように即に反撃には移れなかった。

主導権は彼女に握られてしまったようだ。
俺には女同士のSEXの経験はないが、彼女は変身した彼と経験を積んできていた。
俺は彼女の手技に翻弄され、何度もイかされてしまった。
更には、女装したままで彼が参戦してきた。俺を間に挟み二人が睦合う。男の象徴さえ隠してしまえば、彼女は大丈夫なようだ。
もちろん隠し先は俺の股間だ。
二人で盛り上がった末に、彼の憤りを受け止めていたのは俺だった。彼からもたらされる熱い奔流を俺の股間が受け止める。俺の膣が彼のモノで満たされていた。
だが、それら全てを俺は「快感」として受け取っていた。もっともっとと哀願している俺がいた。
俺は彼等の下で、愛液と精液にまみれて、快感の中に溶け込んでいた。

戦い(5/5)

俺の銃は赤黒く変色していた。それでも、俺を男に戻す事はできてくれた。
しかし…
男に戻れたにもかかわらず、俺の中にもやもやした不満が残っていた。それは日を追う毎に大きくなっていった。

目の前で戦いが始まっていた。二人の女が拳銃を撃ち合っている。
この街では当たり前の風景である。
勝負が付いたようだ。勝者は快感に顔を赤らめ凱旋していった。後に残ったのは精が尽き果て地面によこたわっている敗者の姿だった。
彼女の周りに何人かの女が集まってきた。彼女の受けたダメージを確認するとともに、手に握られた銃の状態も見ていた。
「ホテルに行って休みましょうか?」と女が声を掛けた。彼女は支えられながらも、自分の足でその場を立ち去っていった。
「もし、事故が起こり彼女が無垢の女になっていたら、彼女等の手で施設に連れて行かれる。」
その声に振り向くと奴が立っていた。
「どうしてここに?」
「君の事が心配でね♪」と奴はにやつくように笑った。
「こいつが君の事をえらく気に入ってしまってね。」と奴に寄り添って立っていた彼女がほんのりと顔を赤くした。
「君の戦いが終わったら、少しの時間で良いから彼女の相手をしてもらいたくてね。」
「残念だったね。今日の戦いは俺ではなかったみたいだ。」
「それはどうかな?さっきの彼は既に変身を解いているよ。だから、もう戦う事は可能なんだ。」
と俺の目の前に銃口を晒した。と、同時に俺は「敵」の存在を感じた。
俺の手に銃が飛んできた。股間から銃が失われ、俺は女になった。俺は闇雲にトリガーを引いていた。
「無理しない方が良いですよ。穢れている間に大分脆くなってますからね♪」
俺の白銀の弾は奴の遥か手前で地面に落ちていた。俺の精力をありったけ注ぎ込もうとしたが、奴の言うとおり銃は耐えきれそうになかった。
「ど、どうすれば良いんだ?」
「君は何もできずに、僕に負けるだけだよ。」彼の打ち出した弾が再び俺を貫いた。
「これで勝負は着いたね♪じゃあ場所を変えよう。」

 

俺は再び彼女に組敷かれていた。
めくるめく快感が再び俺を飲み込んでいった。
「良かったら、このまま僕達と暮らさないか?」と奴が提案してきた。「君さえ良ければ僕が養ってあげるよ♪」
「このまま女でいろと?」
「君もそれを望んでいるんじゃないかな?」
彼はケースに仕舞っていた、赤黒く変色した俺の銃を取り出した。
「既に、こいつを撃つ事もできなくなっているのだろう?」
「か、返せよ。」
「男に戻りたいと言うのかい?今度戻ったら、次はいつ女になれるか解らないよ。もしかしたら、一生訪れないかも知れない。」
彼の言葉に俺は一瞬で固まった。
「その快感を手放してしまって後悔しないかい?」
俺の決心が揺らぐ。
その心の動きに合わせるかのように、銃の形が崩れてゆく。
「ほら、自分の心に正直になりなさい♪」

俺は…

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
「アンシーズ」に触発された感じです。

剣を使った話しは以前「;最強の剣」で書いていますので、獲物は拳銃にしました。
イメージ的には「けんぷファー」の茜ですかね?

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